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【近況】デビュー戦の鞍上が川田Jに決定。順調に追い切りを消化中も、併せ馬で見劣ることが多いのがどうか。

f:id:yakifish:20200513045835g:plain アリスヴィクトリア

・在厩場所:栗東トレセン

中内田師「帰厩後も順調に進めることが出来ていましたので、先週末に坂路コースで強め1本目となる追い切りを消化しています。その際は自ら跨って状態を確かめましたが、前捌きに硬さはあったものの、馬なりのまま54秒台をマークしてくれました。今週は14日に坂路コースで追い切りを行い、全体が53.9秒で、ラスト1ハロン12.3秒のタイムをマークしています。最後は半馬身程度遅れたものの、時計的には十分動けていますし、終い重点としては良かったですよ。来週はレース1週前でもあるので、CWコースで長めからしっかり時計を出してどれだけ動けるのか確かめてみようと思います。鞍上は川田騎手に依頼しましたので、それまでに一度騎乗してもらって感触を掴んでもらうつもりです」(9/14近況)

調教師 10栗坂良 54.1 - 39.2 - 25.7 - 12.8 馬ナリ エルサビオ馬ナリに0.2秒先行同入
調教師 14栗坂良 53.9 - 38.7 - 24.9 - 12.3 末強め エルサビオ(新馬)馬ナリに0.1秒先行0.2秒遅れ

・在厩場所:栗東トレセン

中内田師「21日にCWコースで併せて追い切りを行いました。道中はアリスヴィクトリアが3頭併せの2番手を追走して、直線では2頭の間から脚を伸ばしてくると、先行した2歳1勝クラスのマテンロウゴールドにはやや遅れる形も、最後方を追走していた古馬1勝クラスのアメジストブラックには先着して終えています。私が騎乗したのですが、やや時計が速くなりながらも最後まで既走馬たちに食らい付くことが出来ていましたし、馬自身もこれだけびっしりと調教をやったことでひと段階上向いてきそうですね。まずまずの体力があることが分かったので、来週のデビュー戦でもこの馬の力を発揮させられそうですよ」(9/21近況)

助 手 17栗坂良 62.6 - 45.2 - 28.7 - 14.0 馬ナリ
調教師 18栗坂稍 54.0 - 38.9 - 24.8 - 12.5 馬ナリ マテンロウディアナ(新馬)馬ナリを0.1秒追走アタマ遅れ
調教師 21栗CW良 81.7 - 66.8 - 52.2 - 37.4 - 11.9 直強め マテンロウゴールド(二歳1勝)一杯の外0.4秒先行0.2秒遅れ

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6日に帰厩し、デビューへ向けての追い切りを本格化させているアリスヴィクトリア。中内田師が積極的に跨ってくれているのは好印象ですが、僚馬との併せ馬で見劣ることが多いのはちょっと心配。時計は水準のモノは出ているのですが。

また、発表されていなかったデビュー戦の鞍上ですが川田Jに決定。陣営の期待はヒシヒシと伝わってくるので、芝の実戦へ行って良さが出る馬であって欲しいです。

東サラなお馬さん(2歳牡馬)

f:id:yakifish:20200825181938g:plain レッドレナート

2023.09.21
美浦手塚貴久厩舎
角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。
ウッド
レッドレナート   68.3-53.2-38.6-24.9-12.5 一杯
レッドバレンティア 69.1-53.7-38.9-25.1-12.5 馬なり

手塚調教師「今日はウッドでレナートが追走する形で追い切りました。下ろしがけから乗り手とのコンタクトは取れていて、抱えるところを作って脚を溜めることができていたと思います。ただ、もともと稽古で動く方ではなくて、促して行き脚を付けていくタイプということもあり、手応えもラストは一杯になってしまいました。それでも息の入りは早かったですし、気も入っていたと思います。予定のレースまで2週間ありますから、この後もしっかり乗り込んで態勢を整えていくつもりです」

2023.09.20
美浦手塚貴久厩舎
角馬場運動後、Bコース1周。

手塚調教師「今日は角馬場とBコースで軽めに乗って調整しました。全休日明けでもうるさい面は見せていなかったですし、素軽いフットワークで動けていたと思います。この中間も飼い葉は安定して食べており、コンディションも良好です。追い切りは明日(木)おこなう予定です」

※10月9日(月)東京1R・2歳未勝利(ダ1600m)をC.ルメール騎手で予定。

f:id:yakifish:20200825181938g:plain レッドレフィナード

2023.09.22
山元トレーニングセンター
馬体重:480キロ

先週末まではウォーキングマシン運動で楽をさせていましたが、トモの入りも良化してきて気もしっかりしてきたことから、今週から騎乗運動を開始しています。現在は周回コースでダク1000m、キャンター2000m(22-20のペース)、最後に坂路に入り15-15で1本登坂のメニューをおこなっています。力みなどもなくスムーズに動けており、乗ってみてもトモの感じは悪くありません。息の入りも問題なく、調子も上がってきている様子。このまま乗り込んでいきたいと思います。

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レナートは2戦目へ向け、淡々と追い切りを消化中。動きに関しては渋い感じですが、デビュー戦時の追い切りもそこまで目立たなかったですし、しっかり負荷が掛かっているのは好感。欲を言えば、走ることへの前向きさが増してくれれば。

レフィナードはトモの回復に努めてきましたが、この中間から乗り運動を開始。力む面も薄れてきましたし、トモの具合も悪くなさそう。ただ、一気に進めていくと疲れ・反動が出る恐れがあるので、段階を踏みながら状態と動きを高めていって欲しいです。

日曜日(9/17)の出資馬・出走結果

f:id:yakifish:20200513045835g:plain オリーボーレン

日曜阪神2R 2歳未勝利(ダ1200m)5着(5番人気) 藤岡康J

藤岡康太騎手「調教では素直で従順な馬でしたし、一度競馬を使った割には気持ちに昂りは見られず、返し馬の雰囲気もとても良かったです。ゲートの出は良かったものの、二の脚が付くまで時間が掛かってしまったことに加えて、砂を被って怯むところがありました。それでも、終始押っ付け通しながら最後までジリジリ伸びてくれましたし、ダートの走りは良かったですよ。もう少し距離を延ばしてみるのも手かもしれません」(レース結果)

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・在厩場所:栗東トレセン

藤岡師「初戦は手応えほど良い脚を使うことが出来なかったので、今回は目先を変えてダート戦を試させていただきましたが、スッと二の脚が付かないことに加えて、砂を被って流れに乗り切れなかったですね。ジョッキーは『ダートの走りは良かったですが、1200mだと流れに乗り切れなかったので、距離はもう少しある方が良いように思います』とのことでした。経験を積んでいけばこの距離でも対応できるようになると思いますが、それまではジョッキーの言うようにもう少しゆったりとした距離の方が良いのかもしれません。レース後は心身の状態を確かめさせてもらいましたが、大きな問題は無さそうですね。これから乗り運動を再開しても疲れが出てこないようなら、来週の阪神・ダ1400m(牝)へ向かいたいと思います」(9/20近況)

・在厩場所:栗東トレセン

藤岡師「今朝から乗り運動を開始したのですが、どうも疲れが有るようですね。それに体も萎んできてしまっていますし、この状態では来週のレースで良いパフォーマンスをお見せ出来ないでしょうから、一度ノーザンファームしがらきへ戻してリフレッシュを図ることにしました。また牧場での状態をよく見てから、次走について検討させてください」(9/22近況)

・在厩場所:栗東トレセン
23日(土)に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。

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f:id:yakifish:20200825181938g:plain レッドデクスター

2023.09.17
レース後コメント(13着)

橋口慎介調教師「すみませんでした。これまで好走した時はうまく立ち回ってのものでしたが、今日は大外枠で外を追走することになりましたからね。それに体重も減っていたことや最後の止まり方を見ても、北海道からの中2週が堪えたのかもしれません。鮫島克駿騎手は『展開的にもっと来てもおかしくなかったが、勝負どころで2着馬が持ったままだったのに対しこちらは反応がなかった。結果からも現状どの距離でもワンパンチ足りないが、今回においては遠征帰りでコンディション面がベストではなかったようだ』とのことでした。この後は一旦放牧に出して立て直し、京都か福島での出走に備えたいと考えています」

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2023.09.20
栗東橋口慎介厩舎
調整メニュー:引き運動

橋口調教師「先週末はあのような結果になってしまい、大変申し訳ありませんでした。あれから自分なりに敗因を分析した結果、気性的に1400mは忙しいのではないかという結論に。1400mだと、どうしてもテンから出して行ってある程度の位置を取りに行く必要があります。スタートから気合を付けていくと機嫌を損ねて途中でやめてしまうようなところが元々ありましたし、かといって出たなりの位置でジックリ運ぶと置かれてしまうだけに、1400mという距離はメンタル的に忙しいのではないでしょうか。レース後も特に変わりはありませんが、既にお伝えしたようにこの後はグリーンウッドへ放牧に出してひと息入れます。土曜日に移動する予定。次走については京都のダ1800mか福島のダ1700mで考えているところですが、相手関係を考えると福島がベターかもしれません」

2023.09.21
栗東橋口慎介厩舎
調整メニュー:引き運動

橋口調教師「今朝(木)も引き運動のみの調整です。特に変わった様子はなく、脚元や馬体にも異常はありません。土曜日に退厩するまではこのまま引き運動にとどめ、馬体や脚元をしっかりケアしていきたいと思います」

2023.09.23
橋口慎介厩舎→グリーンウッドトレーニン
本日(土)グリーンウッドトレーニングへ移動しました。

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain サンデュエル

日曜中山7R 3歳上1勝クラス(ダ1200m)15着(3番人気) 横山琉J

横山琉人騎手「返し馬の時からトモが弱かったので、この距離は忙しい印象を受けました。その通り、スタートしてから付いて行くので一杯でしたし、コーナーではフラフラとしていましたね。ブリンカーの効果は何とも言えないものの、距離はもう少し有った方が良さそうです。また、息遣いに関してはそれほど気にならなかったです」(レース結果)

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・在厩場所:美浦トレセン

栗田師「ジョッキーも話していましたが、前半から付いていくことに必死でしたし、抱えるところが無かったですね。最後もバテず伸びずという感じで、良いところを見せることが出来ませんでした。今回はブリンカーを着用させていただきましたが、返し馬ではハミを取れていたものの、レースでは劇的に何か変わった様子はありませんでしたね。もう少しメリハリの付くような競馬をして欲しいですが、この急かした競馬は必ず次に活きてくるでしょうから、内容は悲観していませんよ。レース後は脚元を含めてこれと言った異常は見られませんでした。ただ、ジョッキーは息遣いに関して気にならないと言っていたものの、上がってくる時はやや荒かったですので、この後はもう少しこちらに置かせていただき、喉の状態を調べてみたいと考えています」(9/20近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain ペースセッティング

日曜阪神10R 仲秋S(芝1600m)9着(3番人気) 団野J

団野騎手「今回はマイル戦と言うことで、少しでも落ち着いてレースに臨めるように、返し馬ではじっくり時間を掛けてキャンターに入っていきましたが、必要以上にムキになることはありませんでした。ゲートを上手く出てくれましたし、スッと主張することが出来たように、考えていた通りのレースが出来ました。ただ、最後はバテたわけではなく、切れ味勝負で見劣ってしまった感じでした。上がり時計が掛かればしぶとさを発揮してくれますが、今回のように時計が速くなるとどうしても分が悪くなってしまいますね。掻き込むようなフットワークですし、状態の良い時に一度ダートを試してみるのも手かもしれません」(レース結果)

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・在厩場所:栗東トレセン

安田隆師「前走後は短期放牧を挟みましたが、心身ともにフレッシュさが窺えましたし、良い状態でレースに向かうことができました。団野騎手に騎乗してもらってからは、この馬らしい走りを見せてくれていますし、今回も自分の競馬に徹してもらいました。先頭に立ってからは、上手く息を入れるところを作ることが出来ましたので、そのまま押し切ってくれないかと期待したものの、あれだけ上がりの時計が速くなってしまうとこの馬には辛かったですね。瞬発力勝負になると分が悪くなってしまうので、直線の短いコースを狙って使っていく方が良いかもしれません。また、レース後に改めて団野大成騎手と話をしたところ、『掻き込むようなフットワークですし、追い出してもフォームが沈むような感じではないので、どこかのタイミングでダートを試してみるのも手かもしれません』とのことでしたから、一度適性を確かめてみたい気持ちがあります。レース後も馬の雰囲気は変わりませんので続戦も視野に入れているものの、これから疲れが表に出てくる可能性があるので、その場合は一度ノーザンファームしがらきへ放牧に出すつもりです」(9/20近況)

・在厩場所:ノーザンファームしがらき
22日(金)に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain ノワールドゥジェ

日曜中山10R レインボーS(芝1800m)4着(14番人気) 北村宏J

北村宏司騎手「これまでのレースや跨ってからの感触から、返し馬では積極的に動かしました。理想を言えば、道中は前にもう1頭置いて運びたかったものの、あの並びとペースでしたし、ハミ受けに注意しながら番手を取りました。最後までよく粘っていますが、自分でバランスを上手く取れない影響もあって、もうひと踏ん張り出来ませんでした。この馬の持ち味を出せたとは思うものの、もう少し変わってきそうな部分はありますよ」(レース結果)

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・在厩場所:美浦トレセン

宮田師「馬体重は10キロ減っていましたが、これまでよりも意識的に負荷を掛けた調教を行ったものですし、むしろこれくらいの方が良さそうですね。私は阪神競馬場から映像を見ていたのですが、汗こそ掻いていたものの、落ち着いていましたし、右回りのコーナー4つと条件をガラッと変えたことで、良い結果が出てくれないかと期待していました。未勝利時に中山を使っていた時よりも体幹がしっかりとしてきましたし、何より北村宏司騎手がこの馬の持ち味を存分に活かしてくれて、あわや勝ち切るところまでいきました。久々にノワールドゥジェらしい競馬を見せられて良かったですし、それと同時にまだまだこのクラスでやれることを証明できました。レース後は、左前脚に張りが見られたので、念の為にレントゲン検査を行ったものの、特に異常は見られませんでした。ただ、頑張って走った分の疲れはありますから、この後は一旦ノーザンファーム天栄へ放牧に出す予定です」(9/20近況)

在厩場所:ノーザンファーム天栄
21日(木)に福島県ノーザンファーム天栄へ放牧に出ています。

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日曜日(9/17)に出走した出資馬の出走結果・レース回顧をまとめて。

芝のデビュー戦では渋く4着に食い込んだオリーボーレンでしたが、決め手に欠けるところがあったこと+母系を考慮して2戦目で早速ダートへ。色々試すことは大歓迎ですが、周囲を気にする素振りが見られたデビュー戦の様子、意外と軽い走りをする馬なので、ダート替わりには少々不安を感じていました。

レースでは互角のスタートを切るも、ダートに脚を捕られる形で二の脚は付かず。その為、レースの流れに乗っていくのにかなり促すこととなり、行きっぷりに余裕はなかったです。そして勝負どころからも肩ムチが入ったりして前との差を詰めに行こうとするのですが…。正直なところ、最後の直線では脚が上がり、失速することを覚悟しましたが、いざ追われてからは結構な頑張り。スッと手前は替えませんでしたが、何とか左手前に戻してからはグッとひと頑張り。ゴール寸前では2着馬が大外から目立つ脚を繰り出していましたが、オリーボーレンも地味に差を詰めていました。断言はできませんが、芝よりもダートの方が堅実かな? 砂を被ることには慣れないとダメでしょうが。

レース後のオリーボーレンですが、早速中1週のローテで牝馬限定のダ1400mへ狙いを定めるも、乗り出したところで疲れを確認。このままレースへ向かうのはマイナスしかないので、方向転換してNFしがらきで立て直すことに。気持ちの強い馬ではないので、無理して使った後の精神状態が心配なので、賢明な判断をしてくれたと思います。

レッドデクスターは前走で手綱を取ったU.リスボリJの進言を受け、ダ1400mに再挑戦。個人的も決め手不足を補うには良い試みだと見ていましたし、最後のひと伸び・ひと頑張りに繋がってくれることを願っていました。そして1勝クラスなら大崩れはしないものと見ていたのですが…。終わってみれば、北海道帰りの中2週のローテは辛く、良いところなく大敗を喫してしまうことに。

個人的なレースプランとして、出たなりの位置で脚を溜め、末脚に賭ける競馬を想像していましたが、五分のスタートを切ったデクスターと鮫島駿Jは少し促して前目のポジションを取りに行くことを選択。前々から運んで渋太さを生かそうと考えたのですが、大外枠の今回は余計に脚を使わされることになった感じ。勝負どころからのペースアップには余裕のない走りになっていましたし、外からプレッシャーを受けることになったのも精神的に嫌気を差したのかも。直線では早々にパタッと止まらず、少し辛抱してくれたのですが、残り200mを切ってからは脚が上がる感じに。さすがにここまで大きく敗れたことはショックでした。

レース後のデクスターですが、力を出し切っていない分、疲れはそこまでない様子。ただ、精神的にはクタクタになっていると思うので、ここで悪い流れを切っておく必要があります。23日に滋賀・グリーンウッドへ放牧済。

今後は平坦の京都・ダ1800mor福島・ダ1700mを視野に入れていくとのことですが、距離を戻しても序盤は急かさずにじっくり構える戦法を個人的には取って欲しいです。また、走ることへの集中力を増すためにチークピーシズブリンカーの着用も検討してもらえればと思います。

サンデュエルは一気の距離短縮とブリンカー装着で良い方へガラッと変わってきてくれることを期待。パドックでの雰囲気も悪くなかったと思います。ただ、3番人気は少し人気先行し過ぎだなとも。まあ、それだけこの条件変更はいち競馬ファンにも魅力的だったんでしょう。

レースぶりに関しては、スタートは互角以上に出るも、坂を下ることにちょっと驚いたのか急にフワッとして横山琉Jは手綱を引く形に。そこからスピード感を失うと、ズルズル後退して、ダートへ入った時点では後方から4~5番手。さすがにこの位置では勝負にならないと3角手前から早めにポジションを押し上げていきましたが、ゴチャゴチャしたことに嫌気も差した感じで勝負どころでは早くも圏外。うーん、良いところなく、ここまで大敗を喫するとは想像外でした。段階を踏みながら、距離を詰めるべきだったかな?

レース後のサンデュエルですが、脚元等は大丈夫も、レース直後の息遣いがこれまでよりも荒かった様子。やはり1度詳しく調べる必要がありますし、結果次第では手術をすべきでしょう。サンデュエルの気持ちが萎える前に判断してもらいたいです。

ペースセッティングは3勝クラスで2着→3着と好走。ワンパンチ足りないのは確かですが、自分の形に持ち込むと存分に渋太さを発揮してくれます。ただ、今回は1ハロン延長のマイル戦+決め手の生きる舞台で、どういう姿を見せてくれるのか。期待と不安が入り混じっていました。一息入った後ですが、きちっと出来た状態でレースへ臨んでいたと思います。

レースは五分のスタートから少し促すところはあったも、思惑通りにハナへ。特に力むような感じはなく、気分良さそうに走れていたと思いますが、人気を集める1頭なので目標にされる立場。4角を先頭で回り、直線の入り口で後続を少し突き放したかったのですが、ライバルは早めにエンジンを吹かして襲い掛かってきたので、ここ2走の粘り腰は発揮できず。交わされてからもこの馬なりに頑張っているのですが、団野Jのコメント通りに切れ負けしてしまいました。うーん、この馬の弱みが出てしまいましたね。

レース後のペースセッティングですが、脚元等は大丈夫。ただ、気持ちの緩みと共に疲れが出ることもあるので、一旦NFしがらきへ戻して立て直すことに。また、次走に関しては、団野Jの進言を受け、ダートを試す方向へ。確かに掻き込む走法ですし、攻めは動く馬。高い適性を秘めていることを期待したいです。まずは東京のダ1600mに狙いを定めてもらいたいです。

この日の我が出資馬のトリを飾ったのがノワールドゥジェ。よもやの大敗が多く、意気消沈していましたが、1年近くの不調が続く同馬。条件をガラッと替えたことに淡い期待を持っていましたが、苦戦は免れないなあと見ていました。

パドックに登場してきたノワールドゥジェは前走からマイナス10キロでの出走。数字上は心配しましたが、見た目にはそこまで細くなった感じはなかったですし、逆に良い刺激とならないかな?と見ていました。

レースは五分のスタートと好枠を生かしてスッと前へ。行きっぷりが良く、逃げても良いのかなと見ていましたが、主張してきた2頭を前へ行かして内目の2、3番手を確保。そして勝負どころからは早めに逃げ馬の外目へ持ち出し、先頭を窺うも、手応えはやや劣勢。見せ場を作ってくれたことだけでも良しとしようかなと見ていたら、直線で追われると手前をしっかり替えて、もうひと頑張り。坂下では一瞬振り切れるかなと思ったのですが、そこから決め手を秘める3頭に強襲され4着止まり。ただ、最後まで止まってはいないですし、北村宏Jが燻ぶっていたノワールドゥジェの闘争心を引き起こしてくれました。このあたりはさすがベテランの手綱捌きです。

レース後のノワールドゥジェですが、左前脚に張りを確認。少しドキッとさせられましたが、慣れない右回りで頑張った分、疲れが出たんでしょう。そこまで心配することはないのかなと思いますが、21日にNF天栄へ移動済。まずは心身のメンテナンスを入念に行い、今回の走りを再浮上のキッカケにしてもらいたいです。53キロの軽量が生きただけでは寂しいですから。

【近況】併せ馬で見劣るケースは多いも、しっかり負荷が掛かっているのは良し。次走の鞍上は石川J。

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ドゥラモンド

・在厩場所:美浦トレセン

手塚師「21日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はドゥラモンドが先行して、直線では外に進路を取って脚を伸ばすと、最後は少し遅れてゴールしています。時計的には70-40を切る程度とそこまで目立ちませんが、ドゥラモンドが追い切った時間帯はクッションが利いて走り辛い馬場傾向でもありましたし、ラスト1ハロンは11.7秒をマーク出来ていますから、全体的な動きは悪くなかったです。併せた相手が重賞馬のアサマノイタズラだったことに加えて、向こうには体重の軽い乗り役が騎乗していましたから、手応えで見劣ってしまったのは致し方ないと思います。馬体の方は段々と出来てきていますし、来週の追い切りで中身の方も整ってくると思いますよ。なお、秋風Sの鞍上は裕紀人(石川裕紀人騎手)に依頼しています」 (9/21近況)

助 手 18美W良 54.6 - 39.3 - 13.0 馬ナリ
助 手 21美W稍 69.5 - 54.7 - 39.6 - 11.7 一杯 アサマノイタズラ(古オープン)馬ナリの外0.3秒先行0.2秒遅れ

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来週の出走を予定しているドゥラモンド。引き続き追い切りでの併せ馬では僚馬に見劣ることが多いですが、先週はG1馬のソールオリエンスで、21日は攻め駆けもするアサマノイタズラ。仕方ない面もあると思いますし、しっかり負荷が掛かっているのは○。

また、未定だった次走の鞍上は石川Jに決定。意外にも初めてのコンビ結成ですが、臆することなく1発を狙う競馬で前走からの巻き返しを狙って欲しいです。

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トレッドミルでの負荷をじわじわ高めていたも、この中間に咳の症状が見られたことから再度ペースダウン。今は良化傾向も、目に見えない疲れが想像以上に溜まっていたので、焦ることなくじっくり進めて欲しい。★トラペジスト

f:id:yakifish:20200513045835g:plain トラペジスト(牡・音無)父ニューイヤーズデイ 母ルシルク

・在厩場所:ノーザンファームしがらき

調教主任「トレッドミルでの運動を開始後は疲れがぶり返すこともなく、飼い葉食い含めて良いコンディションを保っていましたので、現在は軽めキャンターに移行しています。コースでの乗り運動にはまだ至らないものの、順調に立ち上げることが出来ているので、この波を崩さないように良化を促していきたいですね。馬体重は546キロです」(9/1近況)

・在厩場所:ノーザンファームしがらき

調教主任「トレッドミルで運動を開始後は、順調に立ち上げることが出来ていましたが、この中間に咳の症状が見られたことから、この中間はキャンターを控えてダクでの調整を行っています。目に見えない疲れが残っているのか、まだ本調子ではなさそうですから、もう少し時間を掛けて立ち上げていこうと思います。馬体重は547キロです」(9/8近況)

・在厩場所:ノーザンファームしがらき

調教主任「喉の状態を定期的に獣医師に診てもらっていますが、咳をする回数は減ってきましたし、徐々に良化が窺えます。現在はトレッドミルで軽めのキャンターを始めていますが、良い意味で体調は変わりありませんので、引き続き馬の状態に合わせながら良化を促していきたいと思います。馬体重は552キロです」(9/15近況)

・在厩場所:ノーザンファームしがらき

調教主任「その後も体調は落ち着いており、咳も徐々に治まってきましたが、引き続きトレッドミルで様子を見ています。今のところ動かしながら歩様も安定していますから、このまま問題ないようなら、徐々に負荷を高めていきたいと思います。馬体重は562キロです」(9/22近況)

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熱中症のような症状に見舞われ、グタッとした感じが窺えたトラペジスト。軽めの運動に終始し、回復を促してきましたが、疲れがぶり返してくるような感じはなし。ようやく疲れの底を抜け切ったかと見ていましたが、今度は咳の症状が見られたことで、再度ペースダウン。目に見えない疲れが想像以上に溜まっているのでしょうねえ。

その後のトラペジストですが、獣医師に定期的に診てもらいながら、咳をする回数は減り、徐々に治まってきた様子。トレッドミルで軽く動かすことで気分転換にもなっているのでしょう。そして暑さがもう1段和らげば、周回コースでの乗り運動を始めてもらえればと思います。今度こそ後戻りしないようにお願いします。

シルクなお馬さん(牝馬・北海道組)

f:id:yakifish:20200513045835g:plain アストロフィライト

・在厩場所:ノーザンファーム早来

担当者「この中間はトレッドミルでダク、そしてウォーキングマシンでの運動で様子を見ています。良い意味で脚元の状態は変わっていませんが、まだ腫れが完全に引いてはいない状況ですので、今後も焦らずに良化を促していくことになっています。馬体重は487キロです」(9/8近況)

・在厩場所:ノーザンファーム早来

担当者「この中間はウォーキングマシンでの運動を行っています。ある程度長い時間動かすことが出来ていますし、良くも悪くも先週から変わった様子はありません。ただ、左前膝だけでなく球節のこともありますから、慎重に進めていかないといけませんね」(9/15近況)

・在厩場所:ノーザンファーム早来

担当者「その後も脚元の状態に変わりはなかったので、この中間から周回コースで軽い乗り運動を開始しました。まだゆっくりのペースで距離も1800mほどですが、乗り運動開始後も脚元の状態に変化はありません。このまま少しずつ運動量を増やし、ペースアップも図る予定ですが、今後も慎重に立ち上げていく方針に変わりはありません。馬体重は497キロです」(9/22近況)

f:id:yakifish:20200513045835g:plain プリュノワール

・在厩場所:ノーザンファーム空港

担当者「先週と同様のメニューで進めています。坂路ではハロン17秒くらいまでペースを上げているのですが、余裕をもって登坂することが出来ていますね。半年前と比較すると体重は30キロほど増えているように、線の細さを感じさせなくなりましたし、ひと夏を越して馬体面に関しては良い方へ変貌を遂げていますよ。今後も焦らずに調教を進めていきます。馬体重は488キロです」(9/8近況)

・在厩場所:ノーザンファーム空港

担当者「この中間はリフレッシュのため乗り運動を控えています。そうは言っても週2回トレッドミルでキャンターを行っており、心肺機能が落ちないように気を付けています。定期的に休みを与えていることで常にフレッシュさを保っていますし、引き続きこの気配を維持しながら進めていきたいところです。馬体重は490キロです」(9/15近況)

・在厩場所:ノーザンファーム空港

担当者「リフレッシュを終えると、坂路調教と周回コースでの乗り運動を再開しました。坂路調教のペースはリフレッシュ前のハロン17秒まで戻しており、変わらず良い雰囲気で登坂していますよ。馬には活気がありますし、体調面も安定しています。今の良い状態を維持しながら進めていきたいですね。馬体重は484キロです」(9/22近況)

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左前膝が腫れた要因が分かったアストロフィライトですが、球節のモヤモヤも抱えるので、軽めの調教で慎重を期す形。そして膝の腫れが落ち着いてきたことを受け、周回コースで軽く乗り出しています。何とか後戻りすることなく、上昇気流に乗っていって欲しいものです。

脚元の不安が和らぎ、坂路で普通キャンターを乗り込んでいるプリュノワール。馬体重は大きく増えてきましたが、シルエットには太目感はなし。全体的にボリュームを増したことは素直に嬉しいです。また、リフレッシュを挟みましたが、状態面での落ち込みはなかったようですし、もう少し土台を固めれば、ハロン15秒の調教へと踏み出し、動きの質を徐々に高めてもらえればと思います。

大井での5戦目。前走後NF天栄へ移動して立て直しを敢行。スタートが甘く、ちょっとヒヤッとするも、スピードに乗ってからの走りは上々。あとは直線で捌くのみでしたが、自然と前に進路が出来ると、あとはそこをグイグイ伸びるだけ。地方での2勝目を挙げる。☆ボンディマンシュ

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ボンディマンシュ(セ・藤田輝【大井】)父ロードカナロアビアンカシェボン

<出走情報>

9月18日(月) 大井11R 摺鉢山賞(ダ1400m) 1枠1番 笹川J 発走20:10

・在厩場所:ミッドウェイファーム

天栄担当者「9日に坂路コースでライトウォーリアと併せて追い切りを行い、37.8-24.3-11.9というタイムを出しており、馬なりだった相手に対して、こちらは一杯に追って同入しています。13日にはブライトフラッグと併せて、37.7-24.2-12.1という時計をマークし、一杯に追った相手に対して、こちらは強めに追って同入しています。先週末の追い切りではまだ息遣いに重さを感じましたが、しっかりと負荷を掛けることが出来たので、今週の追い切りでは反応・中身共に良化し、良い状態でレースに向かうことが出来そうです。メンバー的にも抜けた相手は見当たらず、ボンディマンシュが自分の力を発揮すれば良い結果を残せるはずなので、頑張ってもらいたいですね。馬体重は504キロです」(9/15近況)

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<レース回顧>

9月18日(月) 大井11R 摺鉢山賞(ダ1400m) 優勝(1番人気) 笹川J 発走20:10

藤田輝師「おめでとうございます。今日は競馬場内の雰囲気がいつもよりも静かだったのですが、それも良い方に影響したのか、馬は落ち着いていました。ゲートでは尾っぽを持っていたので、五分にスタートを切ることが出来ましたし、道中もリズム良く運べました。終始手応えも良く進められ、直線でも笹川騎手が上手く進路を確保してくれたので、スムーズに脚を伸ばすことが出来ましたね。ボンディマンシュ自身はもっと上のクラスで戦っていた経験がありましたし、ここでは実力が上だと思っていましたから、安心して最後まで見ることが出来ました。この後はミッドウェイファームに戻ってからの状態を見て、どうするか検討させていただきます」(レース結果)

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・在厩場所:ミッドウェイファーム

ミッドウェイファーム担当者「前走は良い勝ち方が出来て良かったですね。メンバー的にも力は上だと思っていましたし、こちらとしてもだいぶこの馬の型を理解して調整することが出来ているのかなと感じていたのですが、それを結果で示せてホッとしています。レース後も脚元を含めて大きな問題は無く、現在は周回ダートコース2000mでハッキングを行っており、状態を見つつ徐々に負荷を強めていければと思います。馬体重は504キロです」(9/22近況)

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6月のジューン賞3着後、NF天栄へ戻り、じっくり立て直しを図ったボンディマンシュ。その為、今回は約3ヶ月ぶりの実戦となるも、放牧効果で良い変化が見られるかどうかに注目。また、頭数&相手関係も手頃な印象だったので、ここは決めたいというのが率直な気持ちでした。

追い切り内容を見ると、若干急仕上げかなと見ていましたが、前走からマイナス1キロでの出走と馬体はきっちり出来ていた印象。イライラした感じが薄れ、雰囲気は良かったと思います。あとは最内枠が仇にならなければ良いなあと見ていました。

そのレース内容ですが、ゲート出は一息で、ダッシュもそれほど。ただ、少頭数が幸いし、少し気合を付けて促していくと内ラチ沿いの4番手をキープ。スピードに乗ってからは手綱を抱えて走れていましたし、勝負どころでの手応えは1頭ちょっと違った感じ。あとは直線でしっかり捌き切れればOKという感じでしたが、直線を向くと、自然とVロードが前に。残り250mから仕掛けていくと、ひと追い毎にグイグイ。終わってみれば、ちょっとビックリの強さでした。脚抜きの良い馬場もプラスだったかな?

レース後のボンディマンシュですが、外厩のミッドウェイファームへ戻った後も良い意味で変わらず。早速軽く動かし出しています。

今後、どういうプランを練っているかは分かりませんが、今回の強さは現在の充実ぶりの賜物。コツコツ稼ぎつつ、息の長い競走生活をまだまだ送っていって欲しいです。

短期放牧から20日に栗東・音無厩舎へ帰厩しています。☆ピクシーナイト

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ピクシーナイト(牡・音無)父モーリス 母ピクシーホロウ

・在厩場所:栗東トレセン

音無師「予定通り、短期放牧を挟みまして20日の検疫で帰厩させていただきました。馬体をチェックいたしまして、問題無ければ10月1日の中山・スプリンターズSへ向けて仕上げていきたいと思います。前走は躓いてしまったことで良いパフォーマンスを見せられませんでしたから、今回は何としても結果を出したいですね。また、今回は福永技術調教師が調教に乗ってくれるので心強いですし、加えて調教時にブリンカーを試してみたいと考えています。なお、鞍上は引き続き戸崎騎手で臨む予定です」(9/20近況)

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前走のセントウルS8着後、NFしがらきへ短期放牧に出ていたピクシーナイト。その効果の程は分かりませんが、ひとまずトラブルなく戻ってこれたのは何よりでしょう。

あとはレースまで時間が短いので、1本1本の追い切りを有効なモノにして欲しいところ。それ故、今回は福永調教師が調教・追い切りに跨ってくれるので、良かった頃の活気・闘争心を呼び戻して欲しいです。

内へモタれる右回り+2ハロンの距離延長は大きな課題として立ちふさがりそうも、前走を叩いて確実に状態はアップ。ポテンシャルの高さはヒケを取らないも、現時点での経験値・底力が問われるとちょっと分が悪そう。★ロードデルレイ

f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードデルレイ(牡・中内田)父ロードカナロア 母デルフィーノ

2023.09.21
9月24日(日)阪神11R・神戸新聞杯(G2)・国際・芝2400mに坂井瑠Jで出走します。9月21日(木)栗東・Cウッドチップコースで調教時計を記録しています。発走は15時35分です。

○中内田調教師 「9月21日(木)は折り合いとリズムを重視。こちらの指示をキチンと待ち、モタれる面も見せませんでした。久々を叩いてガス抜きができており、2400mの舞台にも適応できるイメージ。重賞でも決して能力は引けを取らず、ここでも十分に通用するはずです」

≪調教時計≫
2023 9 15 助 手 栗坂良1回 55.1 40.2 25.4 12.3 馬ナリ余力
2023 9 21 助 手 栗CW良 82.4 67.6 52.5 37.7 11.6 末強め追う

2023.09.20
9月24日(日)阪神神戸新聞杯(G2)・国際・芝2400mに坂井瑠Jで予定しています。同レースはフルゲート18頭。現段階では優先順位6番目、同順位5頭で出走可能です。現在は栗東トレセンで1ハロン18秒前後のキャンターを消化。9月21日(木)に追い切りを行う予定です。

※厩舎関係者の談話は9月21日(木)にお伝えします。

2023.09.19
9月24日(日)阪神神戸新聞杯(G2)・国際・芝2400mに特別登録を行っています。

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第4回阪神7日目(09月24日)
11R 神戸新聞杯(G2)
芝2400メートル 3歳OP 指定 国際 牡・牝 馬齢 発走15:35
枠    馬    馬名    性齢    重量    騎手
1    1    サスツルギ    牡3    56.0    北村宏司
2    2    ショウナンバシット    牡3    56.0    M.デムーロ
3    3    サトノグランツ    牡3    56.0    川田将雅
4    4    ロードデルレイ    牡3    56.0    坂井瑠星
4    5    バールデュヴァン    牡3    56.0    古川吉洋
5    6    サヴォーナ    牡3    56.0    池添謙一
5    7    ファントムシーフ    牡3    56.0    武豊
6    8    マイネルラウレア    牡3    56.0    横山武史
6    9    ビキニボーイ    牡3    56.0    松若風馬
7    10    ナイトインロンドン    牡3    56.0    和田竜二
7    11    シーズンリッチ    牡3    56.0    角田大河
8    12    スマートファントム    牡3    56.0    岩田望来
8    13    ハーツコンチェルト    牡3    56.0    松山弘平

○福永助手 「前走は休養明けを考えれば十分な内容だったと思います。勝てたことが大きいですね。右回りで走りが難しくなるかもしれませんが、調教の段階では問題ありません。あとは初距離ですね。折り合いを含め、未知な面は残っています」(競馬ブックより)

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負けなしロードデルレイ集中、福永助手「上積み持ってレースへ」(日刊スポーツより)

3戦3勝、負けなしのロードデルレイ(牡、中内田)はCウッドで最終調整を行った。コースの大外を余裕たっぷりに回り、ラストまで集中した走りで6ハロン82秒4-11秒6をマーク。

福永助手は「間隔(中2週)は空いていないので、この中間は状態を維持するような調整に努め、休み明けだった前走より上積みを持ってレースへと臨めそうです」と順調な調整をアピールした。勢い十分に重賞初制覇となるか。

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約半年ぶりの実戦となった前走のロードデルレイ。理想は10キロほど増えて登場してきて欲しかったですが、実際はプラス2キロ。見た目にはきっちり仕上がっていたと思います。ただ、パドックではやる気スイッチが全く入っておらず、心配になるほどの落ち着きぶり。実戦から遠のいたことでデビュー2戦のような姿は取り戻せないのかも!?と心配する程でした。

しかし、実戦へ行くと、ガラッと変わり、好発から2番手をキープ。一瞬、行きたがる素振りを見せましたが、そこは坂井瑠Jがサラッと宥めて問題なし。最後はシーウィザードとのマッチレースとなり、ヒヤッとするところはありましたが、勝負根性を発揮して抜かせず仕舞い。走破時計は翌日の新潟記念とコンマ1秒差ですし、見た目よりも強い内容だったと思います。また、1度使ったことで、内面は強化され、次走への上積みは確実に見込めるでしょう。

そして、前走後は在厩調整を続け、中2週のローテで菊花賞TRのココへ。相手強化だけでなく距離延長が課題になってきますが、2連勝後は青葉賞を目指していた馬。両親の競走生活を考慮するとマイナスな気持ちになりますが、馬の造りは脚長で伸びのある胴。馬のシルエットは長距離向きなので、母父ハーツクライの血・底力に期待。

前走後の調教・追い切りに関しては、間隔が詰まる分+変則日程でさじ加減は難しかったと思いますが、15日に坂路でサラッと上がり重点でまとめ、21日は前に目標を置きつつ、単走でノビノビ走らせる形。直線で仕掛けられた際、内へモタれ加減だったのはちょっと心配ですが、スピード感は十分。良い仕上がりで臨めるのは嬉しいです。

あとは春に大舞台を経験してきた馬達との力量差がどこまであるか。ポテンシャルの高さはヒケを取らないと見ていますが、現時点での底力・経験値の差はあるので、期待と不安ならやはり後者の方が強いです。

まあ、まだまだ伸びていく馬だと思いますし、ここで強い相手に揉まれた経験は後々まで生きてくる筈。3連勝中とはいえチャレンジャーの立場なので、失敗を恐れずに立ち向かっていって欲しいです。そして菊花賞への優先権を掴み取ってくれれば。

土曜日(9/16)の出資馬・出走記事&出走結果

<土曜日>

f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードマンハイム

<出走情報>

2023.09.14
9月16日(土)阪神4R・3歳上1勝クラス・芝1600mに鮫島駿Jで出走します。9月13日(水)栗東・ニューポリトラックコースで調教時計を記録しています。発走は11時20分です。

2023.09.13
9月16日(土)阪神・3歳上1勝クラス・芝1600mに鮫島駿Jで予定しています。同レースはフルゲート18頭。現段階では優先順位4番目、同順位2頭で出走可能です。9月13日(水)栗東・ニューポリトラックコースで調教時計を記録しています。

○友道調教師 「先週までに身体もデキていた点も踏まえ、9月13日(水)は無理せずに終いの反応だけ確かめる程度。5ハロン72秒8、終い11秒4の記録を残しました。臨戦過程の様子からは1勝クラスでも最初から通用するはず。楽しみを持ってレース本番を迎えられそうです」

≪調教時計≫
2023 9 13 助 手 栗東P良 72.8 55.8 40.5 11.4 末強め余力

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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<レース回顧>

2023.09.16
9月16日(土)阪神4R・3歳上1勝クラス・芝1600mに鮫島駿Jで出走。18頭立て4番人気で3枠5番から平均ペースの道中を11、11、9番手と進み、4コーナーでは内を通って0秒3差の4着でした。馬場は良。タイム1分32秒5、上がり34秒4。馬体重は4キロ増加の512キロでした。

○友道調教師 「『デキはかなり良かった』との鞍上の話。レースについては『1勝クラスにしてはペースが速く、思うように抱えられずにラストの伸びを欠いた』と振り返りました。胴の長い馬でもあり、十分に溜めてのヨーイドンが理想の形。今回の経験が先々に繋がるはずです」

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2023.09.20
レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行い、10月1日(日)阪神・3歳上1勝クラス・混合・芝1600mにM.デムーロ騎手で予定しています。

○友道調教師 「トレセンへ帰ってからも大きく変わった様子が無し。見た目には続戦の方向で問題が無さそうです。優先的にレースを選べる範囲で組まれる芝1600m戦は中1週の1鞍のみ。次は鮫島克駿騎手の都合が付かない為、M.デムーロ騎手へスイッチしようと思います」

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f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードリライアブル

<出走情報>

2023.09.14
9月16日(土)阪神4R・3歳上1勝クラス・芝1600mに菱田Jで出走します。9月13日(水)栗東・坂路コースで調教時計を記録しています。発走は11時20分です。

2023.09.13
9月16日(土)阪神・3歳上1勝クラス・芝1600mに菱田Jで予定しています。同レースはフルゲート18頭。現段階では優先順位6番目、同順位1頭で出走可能です。9月13日(水)栗東・坂路コースで調教時計を記録しています。

○清水調教師 「9月13日(水)は坂路コースで単走のパターン。終いに重点を置き、トータル55秒0、1ハロン12秒2のタイムを楽に記録しました。状態面については非常に良い感じ。前走時に1600mでもキチンと折り合えただけに、展開次第では一発を期待できるはずです」

≪調教時計≫
2023 9 10 助 手 栗坂良1回 52.4 38.0 24.6 12.1 一杯に追う
2023 9 13 助 手 栗坂良1回 55.0 37.9 24.2 12.2 末強め追う

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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<レース回顧>

2023.09.19
9月16日(土)阪神4R・3歳上1勝クラス・芝1600mに菱田Jで出走。18頭立て7番人気で5枠9番から平均ペースの道中を17、17、16番手と進み、4コーナーでは大外を通って0秒4差の6着でした。馬場は良。タイム1分32秒6、上がり33秒8。馬体重は10キロ増加の502キロでした。

○清水調教師「速い時計の決着でも、終いはしっかり来ていました。10キロのプラス体重については戻った分。ジョッキーも『ここ3走の中では一番具合が良い印象を受けた』と話していました。続けて使いたいものの、権利を外して見通しの立て辛い状況。基本的には短期放牧を挟むつもりです」

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2023.09.19
レース後も特に異常は認められません。ある程度の間隔を空けないと出走が難しい状況を踏まえた上で、9月17日(日)に滋賀・グリーンウッドトレーニングへ移動。秋以降の戦列復帰へ向けて心身のリフレッシュを図ります。

○清水調教師 「栗東へ帰ってからも脚元等に関する異常が見付からないままで、馬自身は相応の元気を有しています。ただ、レース時にも触れた通り、5着以内の権利を得られずに間隔を稼ぐ必要がある状況。9月17日(日)にグリーンウッドトレーニングへ移動させました」

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain シークレットキー

<出走情報>

土曜阪神9R ききょうS(OP・芝1400m)6枠6番 C.ルメール

・在厩場所:栗東トレセン

杉山晴師「13日に坂路コースで追い切りを行いました。レースに騎乗予定のC.ルメール騎手を背に、全体が53.4秒で、ラスト1ハロン12.4秒のタイムをマークしています。ジョッキーは『スピードが乗るまでは緩さを感じましたが、走り出せばしっかり動くことが出来ていました。1200mで良く勝ち上がったなと思うぐらいで、距離はもっとあっても対応してくれそうです。レースでも楽しみにしています』とのことでした。追い切り前に敢えて緩さのことは伝えていませんでしたが、ネガティブなコメントはなく、良いイメージを持ってレースに臨んでくれそうです。普段の常歩や普通キャンターでは緩さが目立っていましたので、初戦は半信半疑なところがありましたが、良い意味で裏切ってくれましたね。担当者も同じことを話しており、『担当馬であるアリーヴォも、最初は緩くてあれだけ走ると思っていなかったですが、いざ走り出すと良いフットワークで走ってくれました。タイプは違えども、シークレットキーも緩さが目立つ中でも、スピードに乗ればあれだけの走りを見せてくれるのですから、ここでも楽しみですね』と期待しているようですから、C.ルメール騎手に“次も乗りたい”と言ってもらえるような走りを見せて欲しいところです」(9/13近況)

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<レース回顧>

土曜阪神9R ききょうS(OP・芝1400m)3着(4番人気) C.ルメール

C.ルメール騎手「一度競馬を経験したことによって、気持ちに昂りがあり、ゲート裏では少しファイトしていましたね。ただ、ゲートの出は良かったですし、流れが緩みそうでしたので早めに押し上げていくと、スッと反応して好位に取り付けることが出来ました。ただ、道中は折り合いが付いて脚は溜まっていたものの、いざ追い出しに掛かるとジリジリとしか伸びてくれませんでした。ワンペースなことに加えて、走法も掻き込むような走りなので、次は1400mのダート戦を試してみても良いかもしれません」(レース結果)

助 手 10栗坂良 55.4 - 39.5 - 25.5 - 12.6 馬ナリ
ルメー 13栗坂良 53.4 - 38.4 - 24.7 - 12.4 馬ナリ ミルトプライム(古馬2勝)末強めと同入

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・在厩場所:栗東トレセン

杉山晴師「阪神競馬場に到着後は、前走以上に気持ちに昂りが見られたことから、パドックでは前回と同様に二人曳きで引っ張りましたが、落ち着くまで時間が掛かってしまいましたね。ただ、必要以上にテンションが高くなることはなかったですし、ジョッキーも『精神面に幼い部分は見せていましたが、ゲート裏で少しファイトしていた以外は大丈夫でしたよ』とのことでしたから、経験を積んでいけば落ち着いてくれるようになるでしょう。レースに関して言えば、ルメール騎手はペースが遅いと見ると、思い切って好位まで押し上げてくれましたし、競馬の内容としては良かったと思います。ただ、最後の直線でジリジリとしか伸びてくれなかったところを見ると、次走はダートを試してみるのも手だと思います。レース後は脚元を含めて特に目立ったダメージはありませんが、精神面のこともありますし、明日NFしがらきへ放牧に出させていただきます」(9/20近況)

・在厩場所:ノーザンファームしがらき
21日(木)に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain メッセージソング

<出走情報>

土曜阪神12R 3歳1勝クラス(ダ1400m)2枠4番 河原田J

・在厩場所:栗東トレセン

渡辺師「番組を検討した結果、16日の阪神・ダ1400m戦を自厩舎所属の菜々(河原田菜々騎手)で出馬投票させていただきました。13日の追い切りはジョッキーを背に、CWコースで併せて行いました。6ハロン85.4秒と目立つほど速くありませんが、ラスト1ハロンは12.1秒と、この馬にしてはよく動くことが出来ていました。体重の軽い騎手が騎乗していたとはいえ、先週よりも動きが軽快になってきたように思います。動き・息づかいはまだ物足りないですが、大型馬でもありますし、使いつつ良くしていく方が良いかもしれません。去勢手術を行ってからは、以前より大人しくなって所作は良くなっています。ただ、逆に素直になり過ぎて、自ら進んで行くほどの前向きさに欠けるので、その辺りがレースに行ってどうなるか気掛かりなところはありますね。ジョッキーも普段から騎乗していて、この馬の特徴は掴んでくれているはずですから、良い走りを期待しています」(9/14近況)

助 手 9栗坂良 56.8 - 41.8 - 27.6 - 14.0 馬ナリ バスタードサフラン(新馬)馬ナリに0.1秒先行0.4秒遅れ
河原田 13栗CW良 85.4 - 69.6 - 53.7 - 38.4 - 12.1 一杯 シルヴァリームーン(新馬)直強めの外0.1秒遅れ

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<レース回顧>

土曜阪神12R 3歳1勝クラス(ダ1400m)13着(13番人気) 河原田J

河原田騎手「最終追い切りに乗せて頂いた時は息づかい・動き共にやや物足りなさは残っていましたが、その時よりも馬の雰囲気は良くなっていました。スタートが決まれば前目でレースを進めていきたいと考えていましたが、芝スタートのせいと言うよりも、二の脚があまり速くなくて、流れに乗るまで時間が掛かってしまいました。最後までバテずに走っていたことを考えると、もう少し距離を延ばしてみる方が良いかもしれません」(レース結果)

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・在厩場所:栗東トレセン

渡辺師「追い切りを消化していく毎に息づかい・動き共に良くなっていましたが、まだ若干重苦しさを感じていました。ただ、思いのほか馬体は絞れていましたし、まずまずの状態でレースに向かうことができました。菜々(河原田菜々騎手)には、スタートが決まれば前でレースを進めて欲しいと指示を出していましたが、出は悪くなかったものの、二の脚がもう一つで流れに乗るまでに時間が掛かってしまいました。さすがにあれだけ追走で一杯になってしまうと、最後はジリジリとしか伸びてくれなかったですね。使って良くなってくると思いますが、距離は少し忙しい感じでしたから、次走はもう少し距離を延ばしてみようと思います。レース後は、フィジカル・メンタル共に問題は無かったですが、近日中にノーザンファームしがらきへ放牧に出させていただきます」(9/20近況)

在厩場所:ノーザンファームしがらき
22日(金)に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。

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土曜日(9/16)に出走した出資馬の出走情報&レース回顧をまとめて。

ロードマンハイムとロードリライアブルは同レースに出走。共に追い切りの動きは良く、状態の良さはヒシヒシと伝わってきていましたが、期待はやはり未勝利を勝ち上がったばかりのマンハイム。ひと夏越しての成長を見込み、未勝利からの連勝を期待。リライアブルに関しては、差し・追い込みの形が定着。ただ、レースを作れない弱みがありますし、時計が速くなった際への不安も。こちらは少しでも上位を目指してくれればという思いでした。

また、パドックに登場してきた2頭ですが、一息入った後でしたが、仕上がりは上々。リライアブルのプラス10キロは前走で減った分が戻った分。毛ヅヤの良さも光りました。

レースぶりに関してですが、リライアブルはまずまずのスタートからスッと下げる形。マンハイムは若干出が甘くなり、ポジションを取りに行こうとした時に前をカットされる形。少しリズムを乱し、レースの流れにスッと乗れなかった印象。まあ、それでも道中は馬群の中へ入れて脚を温存。悪くない走りだったと思います。そして最後の直線ではマンハイムは徐々にポジションを外へと持ち出し、馬場の真ん中からじわじわ加速。坂下では一瞬まとめて面倒を見る勢いでしたが、坂を駆け上がるところでジリッぽくなって…。ギアが1段上げることが出来ませんでした。まあ、それでも昇級戦で1分32秒5で踏ん張ったのは褒めて上げたいです。

一方のリライアブルは終始マイペースの競馬。勝負どころでは外々を回ることになりましたが、外へ振られるのを注意しつつ脚は溜まっていたと思います。そして大外からGOサインが出ると、エンジンが掛かるまで少し時間を要しながら、ひと追い毎に確かな伸びを披露。上位を賑わすところまでは行かないも、上がり最速をマークし、1分32秒6で駆け抜けての6着も立派です。

レース後の両馬ですが、脚元等は大丈夫。ただ、あと1歩で優先権を逃したリライアブルは相応の節を稼ぐ必要があるのでレース翌日には早々に滋賀・グリーンウッドへ。3場開催が再開されてからの出走になってくるのでしょう。マンハイムは優先権を確保できたので、間隔は詰まるも中1週のローテで再度阪神・芝1600mへ。ひと叩きして順当に前進を決めて欲しいです。

シークレットキーは短期放牧を挟み、2戦目の舞台に選んできたのは阪神・芝1400m。デビュー戦の走りを見ると、芝の走りは悪くなかったので、あとは1ハロン延長をどう対処するのかに注目。鞍上にC.ルメールJを迎え、期待値は高まるも、冷静に考えると、デビュー戦の内容・時計が地味だったのは心の中で引っ掛かっていました。

パドックに登場してきたシークレットキーですが、1度実戦を経験し、馬体は少し引き締まり、良い意味でピリッとやる気が窺えたのは○。ただ、空回りして行きたがって自滅という形は1番避けたかったです。

レースでは五分のスタートを切り、少しジワッと行かせようとするも、少頭数で前に壁を作れない分+前向きさが裏目に出て、行きたがる素振り。ここで手綱を緩めてハナへ行っていれば、今後折り合いに更に苦労するんだろうなあと見ていたら、何とか宥めての2番手追走。上手な位置で収めたのはさすがの手腕でしょう。そして2番手をキープし、4角を回り、最後の直線へ。

ちょっと手応え&反応が怪しくなっていたので、どこまで辛抱できるのかなと見ていたら、早めにクイックバイオが先頭を窺う形へ。逃げ馬とクイックバイオの間に挟まったシークレット―キーはそこを割ってくるような勢い・根性はなくて…。まあ、それでも逃げ馬の足が上がってからは内から渋太く抵抗し、1頭外から更に強襲されるも3着には踏み止まる形。ワンパンチ欲しかったですが、崩れることなくまとまった走りが出来たのは良かったです。

レース後のシークレットキーですが、良い意味で変わりなし。ただ、追ってからジリジリという伸びだったので、鞍上の進言を受け、次走ではダートを試すことに。伸び切れなかったのは緩さを残す分が大きいと思いますが、色々試すことは大歓迎。引き続き、大崩れのない走りを見せてもらえればと思います。

メッセージソングは前走後に去勢手術を実施。そこから立て直しを図るために約4ヶ月ぶりの出走となりましたが、煩い面は確かに軽減。ただ、渡辺師が『逆に素直になり過ぎて、自ら進んで行くほどの前向きさに欠ける』と素直に告白していたので、劇的な変わり身は難しいんだろうなあと。実際、追い切りでも遅れることが大半で、迫力に欠ける動きばかりでしたから。

また、去勢明けでマイナス8キロでの出走となりましたが、特に細くなった感じはなかったも、気配は平凡。この距離で流れに付いていけるのかなと心配になりました。

実際の走りですが、ゲート出自体は悪くなかったですが、行き脚が付かずに後方から。ただ、ダートへ入ったからは追走にやや余裕が出て、中団より少し後ろ目の位置をキープ。馬群の中でもこの馬なりに頑張ってくれていましたが、追走に手一杯なところがあり、勝負どころからじわじわ後退。そして直線を向いた時には巻き返す力は残っておらず、何とか流れ込む形で13着。時計も1分27秒台ではどうしようもありませんね。

レース後のメッセージソングですが、脚元等に異常はなく、変わりなく元気でしたが、節を稼ぐ必要があるので、22日にNFしがらきへ放牧済。次走では距離を延ばす予定ですが、キレる脚がないので、芝の長丁場を試してみるのも一案かなと。スタミナは案外ありそうに思うので。活路を見い出すにはガラッと変えていくしかないでしょう。