土曜福島５Ｒ メイクデビュー福島 ２歳新馬（芝２０００ｍ）４着（４番人気） 鮫島駿Ｊ
まずまずのスタートから、無理せず先団やや後方で流れに乗ります。３コーナーを過ぎたあたりからジワジワ押し上げていき、最後の直線コースでは外に進路を取って追われると、ゴール手前でグッとひと伸びしますが、まとめて捉え切るところまでいかず、デビュー戦は勝ち馬からコンマ２秒差の４着と掲示板を確保しています。
松下調教師「普段から素直で扱い易い馬なので心配していませんでしたが、考えていた通り、福島競馬場までの輸送は概ね問題なくこなしてくれました。そして、パドックから返し馬を終えるところまではスムーズに行えましたし、ゲートもしっかり出てくれましたね。道中の感じや勝負どころの反応はまずまず良かったですし、最後の直線も上位馬を交わすところまで行かなかったものの、次に繋がるレースをしてくれたと思います。レース後、鮫島克駿騎手に確認したところ、『追い切りの時よりは良くなっていましたが、動き・反応ともにまだ重い感じがありました。でも、センスの良い馬で、距離が延びる分には問題なさそうですし、使いつつ良くなっていきそうですね』と話していました。最後の直線ではまだスッと反応し切れないところがあったものの、競馬を経験していけばもっと上手に立ち回ってくれるようになるでしょう。この後はトレセンに戻って状態をよく確かめてから、このまま続戦させるかどうか検討させていただきます」（レース結果）
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【次走へのメモ】
脚の長い体型。気合上々。中団で少しフワフワした追走。３～４角でジワッと差を詰めていき、直線は外へ。エンジンがかかったゴール前の脚は良かった。（Ｂ誌）
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・在厩場所：栗東トレセン
・調教内容：軽めの調整
・次走予定：12月12日の中京・芝2000ｍ
松下師「福島競馬場からトレセンに戻って状態を確認したところ、脚元含めて気になるところはなく、体調も変わりありませんでした。もう少しこちらで様子を見させていただいて、疲れが少しでもあるようなら無理をさせるつもりはありませんが、状態が変わりなければ続戦させたい気持ちがあります。前走は仕上げの段階から動き・反応ともにまだ重い感じがありましたし、レースでもその辺りが最後に出ていたように思います。レース後、ジョッキーは『次はもっと動けそう』と話していたことから、上積みはあると思いますし、このまま進めていけそうなら、12月12日の中京・芝2000ｍ戦に向かう方向で考えています」（11/17近況）
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ローカル場所（福島）の新馬戦ということでレースレベルは低かったのかもしれませんが、それをひとまず横に置いといて、ゴール前でしっかり脚を使って４着に食い込んできたカルトゥーシュ。正直、良いところなく敗れてしまうことも頭にあったので、ホッとしたというのが率直なところ。
パドックでは特に目立つ気配ではなかったですが、人間に従順なカルトゥーシュらしくのんびりとした周回。丹念に乗り込んできたので馬体に太め感はなく、仕上がりは進んでいたと思います。
レースぶりですが、スタートで若干安目を打ちましたが、二の脚は付いて先行態勢。そのまま内ラチ沿いへ寄せての追走となりましたが、道中でフワフワするところがあって何度か促す形。それでも勝負どころからのペースアップに対しては鞍上の指示に応えてジワッとポジションアップ。４角を回ってくる時は前に４頭を見る形のところまで押し上げていました。
そして最後は直線での攻防となりましたが、少し内へモタれて立て直しを余儀なくされたのは終わってみれば誤算。残り２００ｍを切ってからエンジンが点火し、外のロジハービンに抵抗する形でカルトゥーシュも頑張ってくれましたが、小差のところまでが精一杯でした。
レース後のカルトゥーシュですが、脚元等は異常なし。今後についてはもう少し様子を窺うようですが、状態面での不安が見当たらなければ続戦の方向へ。早速、次走の予定が出ているので、今回手綱を取ってくれた鮫島駿Ｊの都合にもあわせてのかな？
現状、１勝するにはもう少しレベルアップが必要に思いますが、デビュー戦でも見せてくれた操縦性の高さは大きな武器。勝ち切れないレースが続くかもしれませんが、コツコツ稼いではくれそう。また、今回実戦を経験したことで、カルトゥーシュがどう変わってくるのかも興味深いです。
