火曜阪神１Ｒ ２歳未勝利（ダ１８００ｍ）１１着（４番人気） 鮫島駿Ｊ
まずまずのスタートを決めると促しながら中団の一角で流れに乗ります。最後の直線では目立つほどの伸び脚は見られず、初ダート戦は後方で流れ込んでいます。
松下武士調教師「デビューから今回で3戦目となりましたが、前走から6kg体重が減っていたものの、中間はこの馬なりに飼い葉をよく食べていましたし、良い意味で変わりない状態でレースに向かうことが出来ました。ジョッキーの進言からダート戦を試させていただきましたが、返し馬の感じは良かったですし、レースでも道中は砂を被って怯むようなこともなかったので、これなら好勝負が期待できると思いました。ただ、手応えの割には仕掛けてからギアが上がってこなかったですね。レース後、鮫島克駿騎手に確認したところ、『2戦続けて乗せていただいた中で、手応えほど伸び切れなかったことから、ダートの方が良いと話していましたが、返し馬では“これなら好勝負になるな”と手応えを感じていました。実際、レースに行っても砂を被って怯むことはなかったですし、勝負どころの手応えも良かったですが、押し上げて行こうとしてもスッと反応できずに進みがもう一つでした。ダートの走り自体は悪くなかったですが、スピードが乗ってからの走りがもう一つだったことを考えると、現状は芝のゆったりとした距離の方が良いのかもしれません。ダート戦を進言したにも関わらず、良い結果に結び付けることが出来ず、申し訳ございませんでした』と話していました。ここで良い走りが出来れば選択肢が広がってくると思っていただけに残念な結果になってしまいましたが、これでダートが合わないことが分かりましたし、今後は芝主体で番組を検討していきたいと思います。続けて使ってきたこともありますし、トレセンで状態を確認した後は放牧に出す予定ですが、年末年始を挟むことから、移動の段取りが付くまでこちらでコンディションを整えておきます」（レース結果）
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【次走へのメモ】
押しても行けずに後方から。無理せず追走して勝負どころから追い上げを図ったが、直線で外に出しても伸びなかった。（Ｂ誌）
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・在厩場所：栗東トレセン／4日に滋賀県・ＮＦしがらきへ放牧予定
・調教内容：軽めの調整
松下武師「年末年始を挟んだことから、レース後はこちらでレースの疲労回復に専念していますが、脚元含めて気になるところはありません。ダート戦で良い走りが出来れば選択肢が広がっていただけに結果が振るわず残念でしたが、今後は芝にこだわって使っていきたいと思います。デビュー戦から続けて使ってきたこともありますので、この後は放牧に出してリフレッシュさせようと思います」（1/4近況）
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３戦目にしてダートへ矛先を向け、新味を求めてきたカルトゥーシュ。攻めはマズマズ動く方なので時計の掛かる馬場で豊富なスタミナが生きればと思ったのですが、うーん思い通りにはいきませんでした。
今回、馬体重が幾らか絞れて来てほしいなあと見ていましたが、希望通りのマイナス６キロ。まだ絞れる余地はありそうでしたが、３戦目でもクタッとした感じはなく、良い仕上がりでレースへ臨めたと思います。
レースはマズマズのスタートから少し気合を付けて前へ。逃げ・先行馬の後ろにつけましたが、砂を被って嫌がる感じはなかったと思います。そして道中は折り合いをつけ、３角過ぎからジワッと進出を開始。その時、鮫島駿Ｊの手応えは良さそうでしたが、ペースアップと共に更にグッと来てほしかったのに、力が上へ逃げるような走りでモタモタ。最後の直線でも鮫島駿Ｊは懸命に促してくれましたが、進みが悪く、最後はタフな馬場に脚を捕られてしまい、ジリジリ後退するしかありませんでした。トビは綺麗な方なので、スパッと切れなくても、芝の方が良いのでしょうねえ。
レース後のカルトゥーシュですが、大きな疲れはなさそう。ただ、デビューから３戦使ってきたので、一息入れることになりました。予定では昨日ＮＦしがらきへ移動済です。
まあ、今回の敗戦はダート適性がなかっただけとスパッと割り切りたいです。ただ、後方に沈んでしまったのは確かなので、気持ちの面で後向きにならないようにケアはしっかり行って欲しいです。そして立て直した後は芝でも２２００ｍ～２４００ｍと長目の距離を選んでいって欲しいです。
