ルージュシュエット
2023.10.05
栗東:矢作芳人厩舎
本日は坂路で追い切りました。
坂路 54.0-39.8-26.2-13.4 馬なり
助手「坂路で前に2頭を置く形での追い切りでした。キックバック対策として2頭が蹴り上げるチップを浴びせてみましたが、以前ほど気にする様子はなかったですし、チップを浴びながらでも肩ムチを入れると前に進んでくれました。中1週で合間にゲート練習も取り入れたので調整程度といった負荷にとどめましたが、現状からデビュー戦よりも自信を持って出走させられます」
矢作調教師「結果的に追い不足だったデビュー戦を終えた後の調整は順調で、コンディションは良好。今朝(木)の追い切りの動きを見ても、叩いての上積みを感じ取れる状態であることが確認できたので、予定通り京都のダ1400mに投票することにしました。今回も阪神と同じく芝スタートにはなるものの、経験を積み、状態が上向いた今、もう一度最も適性があると思っているダ1400mでどんな走りができるのか見てみることにしました。素質は十分通用するので変わり身に期待しています」
※10月7日(土)京都1R・2歳未勝利(ダ1400m)に坂井瑠星騎手で出走します。
2023.10.04
栗東:矢作芳人厩舎
本日は坂路で調整しました。
坂路 65.5-47.8-31.5-15.8 馬なり
助手「調整は順調です。今朝(水)はダートコースに入れようと考えていたのですが、昨夜の雨で馬場状態が悪かったため、ポリトラックコースに入れてから坂路へ向かいました。前走後もガタッとはきていませんし、食欲も旺盛で雰囲気は良くなっていますよ。今のところ今週土曜日の競馬を検討しているところですが、明日(木)坂路で追い切ってみて最終的に判断します」
※10月7日(土)京都1R・2歳未勝利(ダ1400m)を坂井瑠星騎手で予定。想定から除外はありません。
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レッドレナート
2023.10.05
美浦:手塚貴久厩舎
角馬場運動後、坂路にて併せ馬で追い切り。
坂路
レッドレナート 54.3-39.1-25.6-12.8 仕掛け
ビターゼノビア 54.4-39.3-25.8-13.0 馬なり
ローブエリタージュ 54.5-39.4-25.9-12.9 馬なり
手塚調教師「今日は坂路で追い切りました。3頭併せでテンから併せていくような形だったのですが、集中して走っていて道中もコントロールは利いていましたね。終いは促す感じにはなったものの、そこからスムーズに加速してくれたと思います。息の入りも良化しており、コンディションは整ったと思います。お兄さんのレッドゲイルに似て稽古での動きが目立つタイプではないものの、レースに行けばしっかり力を出してくれる馬ですから心配はしていません。予定通り、今週の月曜・東京1R(ダ1600m)にルメール騎手で向かいます」
※10月9日(月)東京1R・2歳未勝利(ダ1600m)にC.ルメール騎手で出走します。
2023.10.04
美浦:手塚貴久厩舎
角馬場運動後、坂路1本。
坂路 67.7-49.8-32.4-16.2 馬なり
手塚調教師「追い切りは明日おこなう予定で、今日は角馬場と坂路で軽めに乗りました。しっかり乗り込んでいてもテンションは高くなっていませんし、脚運びもスムーズ。飼い葉の食いは悪くありませんが、馬体重は前走時よりも10キロほど減っています。今回のレースはマイナス体重での出走にはなると思いますが、調子そのものは良さそうなので、明日(木)速いところを消化して、いい状態で送り出したいですね」
※10月9日(月)東京1R・2歳未勝利(ダ1600m)をC.ルメール騎手で予定。
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週末(10/7・9)に出走する【東サラ】の出資馬の出走記事をまとめて。
苦労してゲート試験に合格後、一旦立て直すことなく、そのままデビューを目指したルージュシュエット。そのデビュー戦では他馬に進路をカットされた際、まともにキックバックを浴び、肝心なところでズルッと下がるロス。行きっぷりも良くなかった為、惨敗まで一瞬頭を過ぎるも、直線では大外へ持ち出し、坂井瑠Jの叱咤激励に応える形でじわじわ脚を伸ばすと4着まで。精神的にタフなレースになったことが2戦目以降に繋がってくれればと思います。
そのデビュー戦から中1週で臨む今回。やや急仕上げで前走は臨んでいたので、叩いた上積みはありそう。追い切りの動きはマズマズ。あとは1度実戦を経験してシュエットの本質(ピリピリした性格)が出過ぎてこなければ良いのですが。パドックに出てきた際、落ち着いていることを願います。
また、前走では4着とはいえ、走破時計の1分28秒4は低調。勝ち馬以外のレベルに疑問がありますし、今回は牡馬との1戦。追い切りではキックバック対策を講じ、そこまで嫌がる素振りは見せなかったとのことですが、内目の枠に入ったのが悩ましいです。早めに枠入され、駐立の時間が長くなるのも心配。
シュエットは一癖ある馬なので、走ることへの意欲がそこまで高くない馬だと思います。ですので、訳が分からないまま終わったデビュー戦よりも、実戦を経験後に臨む2戦目の走りがより大事になってくると見ています。ガラリ一変の走りを望むのは酷でしょうが、まずは自滅することなく、最後まで渋太く脚を伸ばす姿を見せてもらいたいです。
新潟の芝1600mでデビューしたレッドレナート。調教動画を見ると、意外と軽さのある走りをしているなあと思いましたが、追ってからグッと来る感じはなく、いわゆるワンペースの走り。血統からもダートの方が合っているとは思いつつ、芝の可能性をひとまず探る意味合いが強かったと思います。そして実際の走りは最後にキレ負けしましたが、スッと好位を確保し、直線でも渋太さを発揮。レースセンスの良さはちょっと目に付きました。
レース後は美浦近郊のセイクリットファームでリフレッシュ。暑さに負けることなく、コツコツ乗り込むことは出来ました。そして2戦目の舞台として選んできたのが東京のダ1600m。帰厩後の調教&追い切りを振り返ると、時計や動きは地味ですが、丹念に時計をマーク。デビュー戦は幾らか余裕のある造りだったので、今回はマイナス体重で仕上がりは前走以上に進んでいると思います。最後の粘りも強化されてくれば。
相手関係に目を遣ると、1番の強敵はダ1800mで堅実な走りを見せているフィリップ。1ハロン短縮が最後のひと押しに繋がりそう。あとはレナートと同厩舎のキャラメルショコラも血統的にダート替わりは大歓迎。上位人気馬とそれ以外の馬とは結構力量差がありそう。
レナートに関しては、距離がやや微妙な気がしていますが、2戦目の鞍上はC.ルメールJ。外目の枠を引けましたし、自分のリズムで追走できる筈。あとは鞍上の手腕で勝ち負けの勝負に持ち込んで欲しいです。また、適性が高いと思うダートが本当に合っていることを願っています。