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【近況】併せ馬で見劣るケースは多いも、しっかり負荷が掛かっているのは良し。次走の鞍上は石川J。

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ドゥラモンド

・在厩場所:美浦トレセン

手塚師「21日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はドゥラモンドが先行して、直線では外に進路を取って脚を伸ばすと、最後は少し遅れてゴールしています。時計的には70-40を切る程度とそこまで目立ちませんが、ドゥラモンドが追い切った時間帯はクッションが利いて走り辛い馬場傾向でもありましたし、ラスト1ハロンは11.7秒をマーク出来ていますから、全体的な動きは悪くなかったです。併せた相手が重賞馬のアサマノイタズラだったことに加えて、向こうには体重の軽い乗り役が騎乗していましたから、手応えで見劣ってしまったのは致し方ないと思います。馬体の方は段々と出来てきていますし、来週の追い切りで中身の方も整ってくると思いますよ。なお、秋風Sの鞍上は裕紀人(石川裕紀人騎手)に依頼しています」 (9/21近況)

助 手 18美W良 54.6 - 39.3 - 13.0 馬ナリ
助 手 21美W稍 69.5 - 54.7 - 39.6 - 11.7 一杯 アサマノイタズラ(古オープン)馬ナリの外0.3秒先行0.2秒遅れ

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来週の出走を予定しているドゥラモンド。引き続き追い切りでの併せ馬では僚馬に見劣ることが多いですが、先週はG1馬のソールオリエンスで、21日は攻め駆けもするアサマノイタズラ。仕方ない面もあると思いますし、しっかり負荷が掛かっているのは○。

また、未定だった次走の鞍上は石川Jに決定。意外にも初めてのコンビ結成ですが、臆することなく1発を狙う競馬で前走からの巻き返しを狙って欲しいです。

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トレッドミルでの負荷をじわじわ高めていたも、この中間に咳の症状が見られたことから再度ペースダウン。今は良化傾向も、目に見えない疲れが想像以上に溜まっていたので、焦ることなくじっくり進めて欲しい。★トラペジスト

f:id:yakifish:20200513045835g:plain トラペジスト(牡・音無)父ニューイヤーズデイ 母ルシルク

・在厩場所:ノーザンファームしがらき

調教主任「トレッドミルでの運動を開始後は疲れがぶり返すこともなく、飼い葉食い含めて良いコンディションを保っていましたので、現在は軽めキャンターに移行しています。コースでの乗り運動にはまだ至らないものの、順調に立ち上げることが出来ているので、この波を崩さないように良化を促していきたいですね。馬体重は546キロです」(9/1近況)

・在厩場所:ノーザンファームしがらき

調教主任「トレッドミルで運動を開始後は、順調に立ち上げることが出来ていましたが、この中間に咳の症状が見られたことから、この中間はキャンターを控えてダクでの調整を行っています。目に見えない疲れが残っているのか、まだ本調子ではなさそうですから、もう少し時間を掛けて立ち上げていこうと思います。馬体重は547キロです」(9/8近況)

・在厩場所:ノーザンファームしがらき

調教主任「喉の状態を定期的に獣医師に診てもらっていますが、咳をする回数は減ってきましたし、徐々に良化が窺えます。現在はトレッドミルで軽めのキャンターを始めていますが、良い意味で体調は変わりありませんので、引き続き馬の状態に合わせながら良化を促していきたいと思います。馬体重は552キロです」(9/15近況)

・在厩場所:ノーザンファームしがらき

調教主任「その後も体調は落ち着いており、咳も徐々に治まってきましたが、引き続きトレッドミルで様子を見ています。今のところ動かしながら歩様も安定していますから、このまま問題ないようなら、徐々に負荷を高めていきたいと思います。馬体重は562キロです」(9/22近況)

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熱中症のような症状に見舞われ、グタッとした感じが窺えたトラペジスト。軽めの運動に終始し、回復を促してきましたが、疲れがぶり返してくるような感じはなし。ようやく疲れの底を抜け切ったかと見ていましたが、今度は咳の症状が見られたことで、再度ペースダウン。目に見えない疲れが想像以上に溜まっているのでしょうねえ。

その後のトラペジストですが、獣医師に定期的に診てもらいながら、咳をする回数は減り、徐々に治まってきた様子。トレッドミルで軽く動かすことで気分転換にもなっているのでしょう。そして暑さがもう1段和らげば、周回コースでの乗り運動を始めてもらえればと思います。今度こそ後戻りしないようにお願いします。

シルクなお馬さん(牝馬・北海道組)

f:id:yakifish:20200513045835g:plain アストロフィライト

・在厩場所:ノーザンファーム早来

担当者「この中間はトレッドミルでダク、そしてウォーキングマシンでの運動で様子を見ています。良い意味で脚元の状態は変わっていませんが、まだ腫れが完全に引いてはいない状況ですので、今後も焦らずに良化を促していくことになっています。馬体重は487キロです」(9/8近況)

・在厩場所:ノーザンファーム早来

担当者「この中間はウォーキングマシンでの運動を行っています。ある程度長い時間動かすことが出来ていますし、良くも悪くも先週から変わった様子はありません。ただ、左前膝だけでなく球節のこともありますから、慎重に進めていかないといけませんね」(9/15近況)

・在厩場所:ノーザンファーム早来

担当者「その後も脚元の状態に変わりはなかったので、この中間から周回コースで軽い乗り運動を開始しました。まだゆっくりのペースで距離も1800mほどですが、乗り運動開始後も脚元の状態に変化はありません。このまま少しずつ運動量を増やし、ペースアップも図る予定ですが、今後も慎重に立ち上げていく方針に変わりはありません。馬体重は497キロです」(9/22近況)

f:id:yakifish:20200513045835g:plain プリュノワール

・在厩場所:ノーザンファーム空港

担当者「先週と同様のメニューで進めています。坂路ではハロン17秒くらいまでペースを上げているのですが、余裕をもって登坂することが出来ていますね。半年前と比較すると体重は30キロほど増えているように、線の細さを感じさせなくなりましたし、ひと夏を越して馬体面に関しては良い方へ変貌を遂げていますよ。今後も焦らずに調教を進めていきます。馬体重は488キロです」(9/8近況)

・在厩場所:ノーザンファーム空港

担当者「この中間はリフレッシュのため乗り運動を控えています。そうは言っても週2回トレッドミルでキャンターを行っており、心肺機能が落ちないように気を付けています。定期的に休みを与えていることで常にフレッシュさを保っていますし、引き続きこの気配を維持しながら進めていきたいところです。馬体重は490キロです」(9/15近況)

・在厩場所:ノーザンファーム空港

担当者「リフレッシュを終えると、坂路調教と周回コースでの乗り運動を再開しました。坂路調教のペースはリフレッシュ前のハロン17秒まで戻しており、変わらず良い雰囲気で登坂していますよ。馬には活気がありますし、体調面も安定しています。今の良い状態を維持しながら進めていきたいですね。馬体重は484キロです」(9/22近況)

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左前膝が腫れた要因が分かったアストロフィライトですが、球節のモヤモヤも抱えるので、軽めの調教で慎重を期す形。そして膝の腫れが落ち着いてきたことを受け、周回コースで軽く乗り出しています。何とか後戻りすることなく、上昇気流に乗っていって欲しいものです。

脚元の不安が和らぎ、坂路で普通キャンターを乗り込んでいるプリュノワール。馬体重は大きく増えてきましたが、シルエットには太目感はなし。全体的にボリュームを増したことは素直に嬉しいです。また、リフレッシュを挟みましたが、状態面での落ち込みはなかったようですし、もう少し土台を固めれば、ハロン15秒の調教へと踏み出し、動きの質を徐々に高めてもらえればと思います。

大井での5戦目。前走後NF天栄へ移動して立て直しを敢行。スタートが甘く、ちょっとヒヤッとするも、スピードに乗ってからの走りは上々。あとは直線で捌くのみでしたが、自然と前に進路が出来ると、あとはそこをグイグイ伸びるだけ。地方での2勝目を挙げる。☆ボンディマンシュ

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ボンディマンシュ(セ・藤田輝【大井】)父ロードカナロアビアンカシェボン

<出走情報>

9月18日(月) 大井11R 摺鉢山賞(ダ1400m) 1枠1番 笹川J 発走20:10

・在厩場所:ミッドウェイファーム

天栄担当者「9日に坂路コースでライトウォーリアと併せて追い切りを行い、37.8-24.3-11.9というタイムを出しており、馬なりだった相手に対して、こちらは一杯に追って同入しています。13日にはブライトフラッグと併せて、37.7-24.2-12.1という時計をマークし、一杯に追った相手に対して、こちらは強めに追って同入しています。先週末の追い切りではまだ息遣いに重さを感じましたが、しっかりと負荷を掛けることが出来たので、今週の追い切りでは反応・中身共に良化し、良い状態でレースに向かうことが出来そうです。メンバー的にも抜けた相手は見当たらず、ボンディマンシュが自分の力を発揮すれば良い結果を残せるはずなので、頑張ってもらいたいですね。馬体重は504キロです」(9/15近況)

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<レース回顧>

9月18日(月) 大井11R 摺鉢山賞(ダ1400m) 優勝(1番人気) 笹川J 発走20:10

藤田輝師「おめでとうございます。今日は競馬場内の雰囲気がいつもよりも静かだったのですが、それも良い方に影響したのか、馬は落ち着いていました。ゲートでは尾っぽを持っていたので、五分にスタートを切ることが出来ましたし、道中もリズム良く運べました。終始手応えも良く進められ、直線でも笹川騎手が上手く進路を確保してくれたので、スムーズに脚を伸ばすことが出来ましたね。ボンディマンシュ自身はもっと上のクラスで戦っていた経験がありましたし、ここでは実力が上だと思っていましたから、安心して最後まで見ることが出来ました。この後はミッドウェイファームに戻ってからの状態を見て、どうするか検討させていただきます」(レース結果)

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・在厩場所:ミッドウェイファーム

ミッドウェイファーム担当者「前走は良い勝ち方が出来て良かったですね。メンバー的にも力は上だと思っていましたし、こちらとしてもだいぶこの馬の型を理解して調整することが出来ているのかなと感じていたのですが、それを結果で示せてホッとしています。レース後も脚元を含めて大きな問題は無く、現在は周回ダートコース2000mでハッキングを行っており、状態を見つつ徐々に負荷を強めていければと思います。馬体重は504キロです」(9/22近況)

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6月のジューン賞3着後、NF天栄へ戻り、じっくり立て直しを図ったボンディマンシュ。その為、今回は約3ヶ月ぶりの実戦となるも、放牧効果で良い変化が見られるかどうかに注目。また、頭数&相手関係も手頃な印象だったので、ここは決めたいというのが率直な気持ちでした。

追い切り内容を見ると、若干急仕上げかなと見ていましたが、前走からマイナス1キロでの出走と馬体はきっちり出来ていた印象。イライラした感じが薄れ、雰囲気は良かったと思います。あとは最内枠が仇にならなければ良いなあと見ていました。

そのレース内容ですが、ゲート出は一息で、ダッシュもそれほど。ただ、少頭数が幸いし、少し気合を付けて促していくと内ラチ沿いの4番手をキープ。スピードに乗ってからは手綱を抱えて走れていましたし、勝負どころでの手応えは1頭ちょっと違った感じ。あとは直線でしっかり捌き切れればOKという感じでしたが、直線を向くと、自然とVロードが前に。残り250mから仕掛けていくと、ひと追い毎にグイグイ。終わってみれば、ちょっとビックリの強さでした。脚抜きの良い馬場もプラスだったかな?

レース後のボンディマンシュですが、外厩のミッドウェイファームへ戻った後も良い意味で変わらず。早速軽く動かし出しています。

今後、どういうプランを練っているかは分かりませんが、今回の強さは現在の充実ぶりの賜物。コツコツ稼ぎつつ、息の長い競走生活をまだまだ送っていって欲しいです。

短期放牧から20日に栗東・音無厩舎へ帰厩しています。☆ピクシーナイト

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ピクシーナイト(牡・音無)父モーリス 母ピクシーホロウ

・在厩場所:栗東トレセン

音無師「予定通り、短期放牧を挟みまして20日の検疫で帰厩させていただきました。馬体をチェックいたしまして、問題無ければ10月1日の中山・スプリンターズSへ向けて仕上げていきたいと思います。前走は躓いてしまったことで良いパフォーマンスを見せられませんでしたから、今回は何としても結果を出したいですね。また、今回は福永技術調教師が調教に乗ってくれるので心強いですし、加えて調教時にブリンカーを試してみたいと考えています。なお、鞍上は引き続き戸崎騎手で臨む予定です」(9/20近況)

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前走のセントウルS8着後、NFしがらきへ短期放牧に出ていたピクシーナイト。その効果の程は分かりませんが、ひとまずトラブルなく戻ってこれたのは何よりでしょう。

あとはレースまで時間が短いので、1本1本の追い切りを有効なモノにして欲しいところ。それ故、今回は福永調教師が調教・追い切りに跨ってくれるので、良かった頃の活気・闘争心を呼び戻して欲しいです。

内へモタれる右回り+2ハロンの距離延長は大きな課題として立ちふさがりそうも、前走を叩いて確実に状態はアップ。ポテンシャルの高さはヒケを取らないも、現時点での経験値・底力が問われるとちょっと分が悪そう。★ロードデルレイ

f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードデルレイ(牡・中内田)父ロードカナロア 母デルフィーノ

2023.09.21
9月24日(日)阪神11R・神戸新聞杯(G2)・国際・芝2400mに坂井瑠Jで出走します。9月21日(木)栗東・Cウッドチップコースで調教時計を記録しています。発走は15時35分です。

○中内田調教師 「9月21日(木)は折り合いとリズムを重視。こちらの指示をキチンと待ち、モタれる面も見せませんでした。久々を叩いてガス抜きができており、2400mの舞台にも適応できるイメージ。重賞でも決して能力は引けを取らず、ここでも十分に通用するはずです」

≪調教時計≫
2023 9 15 助 手 栗坂良1回 55.1 40.2 25.4 12.3 馬ナリ余力
2023 9 21 助 手 栗CW良 82.4 67.6 52.5 37.7 11.6 末強め追う

2023.09.20
9月24日(日)阪神神戸新聞杯(G2)・国際・芝2400mに坂井瑠Jで予定しています。同レースはフルゲート18頭。現段階では優先順位6番目、同順位5頭で出走可能です。現在は栗東トレセンで1ハロン18秒前後のキャンターを消化。9月21日(木)に追い切りを行う予定です。

※厩舎関係者の談話は9月21日(木)にお伝えします。

2023.09.19
9月24日(日)阪神神戸新聞杯(G2)・国際・芝2400mに特別登録を行っています。

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第4回阪神7日目(09月24日)
11R 神戸新聞杯(G2)
芝2400メートル 3歳OP 指定 国際 牡・牝 馬齢 発走15:35
枠    馬    馬名    性齢    重量    騎手
1    1    サスツルギ    牡3    56.0    北村宏司
2    2    ショウナンバシット    牡3    56.0    M.デムーロ
3    3    サトノグランツ    牡3    56.0    川田将雅
4    4    ロードデルレイ    牡3    56.0    坂井瑠星
4    5    バールデュヴァン    牡3    56.0    古川吉洋
5    6    サヴォーナ    牡3    56.0    池添謙一
5    7    ファントムシーフ    牡3    56.0    武豊
6    8    マイネルラウレア    牡3    56.0    横山武史
6    9    ビキニボーイ    牡3    56.0    松若風馬
7    10    ナイトインロンドン    牡3    56.0    和田竜二
7    11    シーズンリッチ    牡3    56.0    角田大河
8    12    スマートファントム    牡3    56.0    岩田望来
8    13    ハーツコンチェルト    牡3    56.0    松山弘平

○福永助手 「前走は休養明けを考えれば十分な内容だったと思います。勝てたことが大きいですね。右回りで走りが難しくなるかもしれませんが、調教の段階では問題ありません。あとは初距離ですね。折り合いを含め、未知な面は残っています」(競馬ブックより)

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負けなしロードデルレイ集中、福永助手「上積み持ってレースへ」(日刊スポーツより)

3戦3勝、負けなしのロードデルレイ(牡、中内田)はCウッドで最終調整を行った。コースの大外を余裕たっぷりに回り、ラストまで集中した走りで6ハロン82秒4-11秒6をマーク。

福永助手は「間隔(中2週)は空いていないので、この中間は状態を維持するような調整に努め、休み明けだった前走より上積みを持ってレースへと臨めそうです」と順調な調整をアピールした。勢い十分に重賞初制覇となるか。

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約半年ぶりの実戦となった前走のロードデルレイ。理想は10キロほど増えて登場してきて欲しかったですが、実際はプラス2キロ。見た目にはきっちり仕上がっていたと思います。ただ、パドックではやる気スイッチが全く入っておらず、心配になるほどの落ち着きぶり。実戦から遠のいたことでデビュー2戦のような姿は取り戻せないのかも!?と心配する程でした。

しかし、実戦へ行くと、ガラッと変わり、好発から2番手をキープ。一瞬、行きたがる素振りを見せましたが、そこは坂井瑠Jがサラッと宥めて問題なし。最後はシーウィザードとのマッチレースとなり、ヒヤッとするところはありましたが、勝負根性を発揮して抜かせず仕舞い。走破時計は翌日の新潟記念とコンマ1秒差ですし、見た目よりも強い内容だったと思います。また、1度使ったことで、内面は強化され、次走への上積みは確実に見込めるでしょう。

そして、前走後は在厩調整を続け、中2週のローテで菊花賞TRのココへ。相手強化だけでなく距離延長が課題になってきますが、2連勝後は青葉賞を目指していた馬。両親の競走生活を考慮するとマイナスな気持ちになりますが、馬の造りは脚長で伸びのある胴。馬のシルエットは長距離向きなので、母父ハーツクライの血・底力に期待。

前走後の調教・追い切りに関しては、間隔が詰まる分+変則日程でさじ加減は難しかったと思いますが、15日に坂路でサラッと上がり重点でまとめ、21日は前に目標を置きつつ、単走でノビノビ走らせる形。直線で仕掛けられた際、内へモタれ加減だったのはちょっと心配ですが、スピード感は十分。良い仕上がりで臨めるのは嬉しいです。

あとは春に大舞台を経験してきた馬達との力量差がどこまであるか。ポテンシャルの高さはヒケを取らないと見ていますが、現時点での底力・経験値の差はあるので、期待と不安ならやはり後者の方が強いです。

まあ、まだまだ伸びていく馬だと思いますし、ここで強い相手に揉まれた経験は後々まで生きてくる筈。3連勝中とはいえチャレンジャーの立場なので、失敗を恐れずに立ち向かっていって欲しいです。そして菊花賞への優先権を掴み取ってくれれば。

土曜日(9/16)の出資馬・出走記事&出走結果

<土曜日>

f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードマンハイム

<出走情報>

2023.09.14
9月16日(土)阪神4R・3歳上1勝クラス・芝1600mに鮫島駿Jで出走します。9月13日(水)栗東・ニューポリトラックコースで調教時計を記録しています。発走は11時20分です。

2023.09.13
9月16日(土)阪神・3歳上1勝クラス・芝1600mに鮫島駿Jで予定しています。同レースはフルゲート18頭。現段階では優先順位4番目、同順位2頭で出走可能です。9月13日(水)栗東・ニューポリトラックコースで調教時計を記録しています。

○友道調教師 「先週までに身体もデキていた点も踏まえ、9月13日(水)は無理せずに終いの反応だけ確かめる程度。5ハロン72秒8、終い11秒4の記録を残しました。臨戦過程の様子からは1勝クラスでも最初から通用するはず。楽しみを持ってレース本番を迎えられそうです」

≪調教時計≫
2023 9 13 助 手 栗東P良 72.8 55.8 40.5 11.4 末強め余力

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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<レース回顧>

2023.09.16
9月16日(土)阪神4R・3歳上1勝クラス・芝1600mに鮫島駿Jで出走。18頭立て4番人気で3枠5番から平均ペースの道中を11、11、9番手と進み、4コーナーでは内を通って0秒3差の4着でした。馬場は良。タイム1分32秒5、上がり34秒4。馬体重は4キロ増加の512キロでした。

○友道調教師 「『デキはかなり良かった』との鞍上の話。レースについては『1勝クラスにしてはペースが速く、思うように抱えられずにラストの伸びを欠いた』と振り返りました。胴の長い馬でもあり、十分に溜めてのヨーイドンが理想の形。今回の経験が先々に繋がるはずです」

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2023.09.20
レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行い、10月1日(日)阪神・3歳上1勝クラス・混合・芝1600mにM.デムーロ騎手で予定しています。

○友道調教師 「トレセンへ帰ってからも大きく変わった様子が無し。見た目には続戦の方向で問題が無さそうです。優先的にレースを選べる範囲で組まれる芝1600m戦は中1週の1鞍のみ。次は鮫島克駿騎手の都合が付かない為、M.デムーロ騎手へスイッチしようと思います」

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f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードリライアブル

<出走情報>

2023.09.14
9月16日(土)阪神4R・3歳上1勝クラス・芝1600mに菱田Jで出走します。9月13日(水)栗東・坂路コースで調教時計を記録しています。発走は11時20分です。

2023.09.13
9月16日(土)阪神・3歳上1勝クラス・芝1600mに菱田Jで予定しています。同レースはフルゲート18頭。現段階では優先順位6番目、同順位1頭で出走可能です。9月13日(水)栗東・坂路コースで調教時計を記録しています。

○清水調教師 「9月13日(水)は坂路コースで単走のパターン。終いに重点を置き、トータル55秒0、1ハロン12秒2のタイムを楽に記録しました。状態面については非常に良い感じ。前走時に1600mでもキチンと折り合えただけに、展開次第では一発を期待できるはずです」

≪調教時計≫
2023 9 10 助 手 栗坂良1回 52.4 38.0 24.6 12.1 一杯に追う
2023 9 13 助 手 栗坂良1回 55.0 37.9 24.2 12.2 末強め追う

☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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<レース回顧>

2023.09.19
9月16日(土)阪神4R・3歳上1勝クラス・芝1600mに菱田Jで出走。18頭立て7番人気で5枠9番から平均ペースの道中を17、17、16番手と進み、4コーナーでは大外を通って0秒4差の6着でした。馬場は良。タイム1分32秒6、上がり33秒8。馬体重は10キロ増加の502キロでした。

○清水調教師「速い時計の決着でも、終いはしっかり来ていました。10キロのプラス体重については戻った分。ジョッキーも『ここ3走の中では一番具合が良い印象を受けた』と話していました。続けて使いたいものの、権利を外して見通しの立て辛い状況。基本的には短期放牧を挟むつもりです」

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2023.09.19
レース後も特に異常は認められません。ある程度の間隔を空けないと出走が難しい状況を踏まえた上で、9月17日(日)に滋賀・グリーンウッドトレーニングへ移動。秋以降の戦列復帰へ向けて心身のリフレッシュを図ります。

○清水調教師 「栗東へ帰ってからも脚元等に関する異常が見付からないままで、馬自身は相応の元気を有しています。ただ、レース時にも触れた通り、5着以内の権利を得られずに間隔を稼ぐ必要がある状況。9月17日(日)にグリーンウッドトレーニングへ移動させました」

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain シークレットキー

<出走情報>

土曜阪神9R ききょうS(OP・芝1400m)6枠6番 C.ルメール

・在厩場所:栗東トレセン

杉山晴師「13日に坂路コースで追い切りを行いました。レースに騎乗予定のC.ルメール騎手を背に、全体が53.4秒で、ラスト1ハロン12.4秒のタイムをマークしています。ジョッキーは『スピードが乗るまでは緩さを感じましたが、走り出せばしっかり動くことが出来ていました。1200mで良く勝ち上がったなと思うぐらいで、距離はもっとあっても対応してくれそうです。レースでも楽しみにしています』とのことでした。追い切り前に敢えて緩さのことは伝えていませんでしたが、ネガティブなコメントはなく、良いイメージを持ってレースに臨んでくれそうです。普段の常歩や普通キャンターでは緩さが目立っていましたので、初戦は半信半疑なところがありましたが、良い意味で裏切ってくれましたね。担当者も同じことを話しており、『担当馬であるアリーヴォも、最初は緩くてあれだけ走ると思っていなかったですが、いざ走り出すと良いフットワークで走ってくれました。タイプは違えども、シークレットキーも緩さが目立つ中でも、スピードに乗ればあれだけの走りを見せてくれるのですから、ここでも楽しみですね』と期待しているようですから、C.ルメール騎手に“次も乗りたい”と言ってもらえるような走りを見せて欲しいところです」(9/13近況)

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<レース回顧>

土曜阪神9R ききょうS(OP・芝1400m)3着(4番人気) C.ルメール

C.ルメール騎手「一度競馬を経験したことによって、気持ちに昂りがあり、ゲート裏では少しファイトしていましたね。ただ、ゲートの出は良かったですし、流れが緩みそうでしたので早めに押し上げていくと、スッと反応して好位に取り付けることが出来ました。ただ、道中は折り合いが付いて脚は溜まっていたものの、いざ追い出しに掛かるとジリジリとしか伸びてくれませんでした。ワンペースなことに加えて、走法も掻き込むような走りなので、次は1400mのダート戦を試してみても良いかもしれません」(レース結果)

助 手 10栗坂良 55.4 - 39.5 - 25.5 - 12.6 馬ナリ
ルメー 13栗坂良 53.4 - 38.4 - 24.7 - 12.4 馬ナリ ミルトプライム(古馬2勝)末強めと同入

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・在厩場所:栗東トレセン

杉山晴師「阪神競馬場に到着後は、前走以上に気持ちに昂りが見られたことから、パドックでは前回と同様に二人曳きで引っ張りましたが、落ち着くまで時間が掛かってしまいましたね。ただ、必要以上にテンションが高くなることはなかったですし、ジョッキーも『精神面に幼い部分は見せていましたが、ゲート裏で少しファイトしていた以外は大丈夫でしたよ』とのことでしたから、経験を積んでいけば落ち着いてくれるようになるでしょう。レースに関して言えば、ルメール騎手はペースが遅いと見ると、思い切って好位まで押し上げてくれましたし、競馬の内容としては良かったと思います。ただ、最後の直線でジリジリとしか伸びてくれなかったところを見ると、次走はダートを試してみるのも手だと思います。レース後は脚元を含めて特に目立ったダメージはありませんが、精神面のこともありますし、明日NFしがらきへ放牧に出させていただきます」(9/20近況)

・在厩場所:ノーザンファームしがらき
21日(木)に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain メッセージソング

<出走情報>

土曜阪神12R 3歳1勝クラス(ダ1400m)2枠4番 河原田J

・在厩場所:栗東トレセン

渡辺師「番組を検討した結果、16日の阪神・ダ1400m戦を自厩舎所属の菜々(河原田菜々騎手)で出馬投票させていただきました。13日の追い切りはジョッキーを背に、CWコースで併せて行いました。6ハロン85.4秒と目立つほど速くありませんが、ラスト1ハロンは12.1秒と、この馬にしてはよく動くことが出来ていました。体重の軽い騎手が騎乗していたとはいえ、先週よりも動きが軽快になってきたように思います。動き・息づかいはまだ物足りないですが、大型馬でもありますし、使いつつ良くしていく方が良いかもしれません。去勢手術を行ってからは、以前より大人しくなって所作は良くなっています。ただ、逆に素直になり過ぎて、自ら進んで行くほどの前向きさに欠けるので、その辺りがレースに行ってどうなるか気掛かりなところはありますね。ジョッキーも普段から騎乗していて、この馬の特徴は掴んでくれているはずですから、良い走りを期待しています」(9/14近況)

助 手 9栗坂良 56.8 - 41.8 - 27.6 - 14.0 馬ナリ バスタードサフラン(新馬)馬ナリに0.1秒先行0.4秒遅れ
河原田 13栗CW良 85.4 - 69.6 - 53.7 - 38.4 - 12.1 一杯 シルヴァリームーン(新馬)直強めの外0.1秒遅れ

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<レース回顧>

土曜阪神12R 3歳1勝クラス(ダ1400m)13着(13番人気) 河原田J

河原田騎手「最終追い切りに乗せて頂いた時は息づかい・動き共にやや物足りなさは残っていましたが、その時よりも馬の雰囲気は良くなっていました。スタートが決まれば前目でレースを進めていきたいと考えていましたが、芝スタートのせいと言うよりも、二の脚があまり速くなくて、流れに乗るまで時間が掛かってしまいました。最後までバテずに走っていたことを考えると、もう少し距離を延ばしてみる方が良いかもしれません」(レース結果)

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・在厩場所:栗東トレセン

渡辺師「追い切りを消化していく毎に息づかい・動き共に良くなっていましたが、まだ若干重苦しさを感じていました。ただ、思いのほか馬体は絞れていましたし、まずまずの状態でレースに向かうことができました。菜々(河原田菜々騎手)には、スタートが決まれば前でレースを進めて欲しいと指示を出していましたが、出は悪くなかったものの、二の脚がもう一つで流れに乗るまでに時間が掛かってしまいました。さすがにあれだけ追走で一杯になってしまうと、最後はジリジリとしか伸びてくれなかったですね。使って良くなってくると思いますが、距離は少し忙しい感じでしたから、次走はもう少し距離を延ばしてみようと思います。レース後は、フィジカル・メンタル共に問題は無かったですが、近日中にノーザンファームしがらきへ放牧に出させていただきます」(9/20近況)

在厩場所:ノーザンファームしがらき
22日(金)に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。

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土曜日(9/16)に出走した出資馬の出走情報&レース回顧をまとめて。

ロードマンハイムとロードリライアブルは同レースに出走。共に追い切りの動きは良く、状態の良さはヒシヒシと伝わってきていましたが、期待はやはり未勝利を勝ち上がったばかりのマンハイム。ひと夏越しての成長を見込み、未勝利からの連勝を期待。リライアブルに関しては、差し・追い込みの形が定着。ただ、レースを作れない弱みがありますし、時計が速くなった際への不安も。こちらは少しでも上位を目指してくれればという思いでした。

また、パドックに登場してきた2頭ですが、一息入った後でしたが、仕上がりは上々。リライアブルのプラス10キロは前走で減った分が戻った分。毛ヅヤの良さも光りました。

レースぶりに関してですが、リライアブルはまずまずのスタートからスッと下げる形。マンハイムは若干出が甘くなり、ポジションを取りに行こうとした時に前をカットされる形。少しリズムを乱し、レースの流れにスッと乗れなかった印象。まあ、それでも道中は馬群の中へ入れて脚を温存。悪くない走りだったと思います。そして最後の直線ではマンハイムは徐々にポジションを外へと持ち出し、馬場の真ん中からじわじわ加速。坂下では一瞬まとめて面倒を見る勢いでしたが、坂を駆け上がるところでジリッぽくなって…。ギアが1段上げることが出来ませんでした。まあ、それでも昇級戦で1分32秒5で踏ん張ったのは褒めて上げたいです。

一方のリライアブルは終始マイペースの競馬。勝負どころでは外々を回ることになりましたが、外へ振られるのを注意しつつ脚は溜まっていたと思います。そして大外からGOサインが出ると、エンジンが掛かるまで少し時間を要しながら、ひと追い毎に確かな伸びを披露。上位を賑わすところまでは行かないも、上がり最速をマークし、1分32秒6で駆け抜けての6着も立派です。

レース後の両馬ですが、脚元等は大丈夫。ただ、あと1歩で優先権を逃したリライアブルは相応の節を稼ぐ必要があるのでレース翌日には早々に滋賀・グリーンウッドへ。3場開催が再開されてからの出走になってくるのでしょう。マンハイムは優先権を確保できたので、間隔は詰まるも中1週のローテで再度阪神・芝1600mへ。ひと叩きして順当に前進を決めて欲しいです。

シークレットキーは短期放牧を挟み、2戦目の舞台に選んできたのは阪神・芝1400m。デビュー戦の走りを見ると、芝の走りは悪くなかったので、あとは1ハロン延長をどう対処するのかに注目。鞍上にC.ルメールJを迎え、期待値は高まるも、冷静に考えると、デビュー戦の内容・時計が地味だったのは心の中で引っ掛かっていました。

パドックに登場してきたシークレットキーですが、1度実戦を経験し、馬体は少し引き締まり、良い意味でピリッとやる気が窺えたのは○。ただ、空回りして行きたがって自滅という形は1番避けたかったです。

レースでは五分のスタートを切り、少しジワッと行かせようとするも、少頭数で前に壁を作れない分+前向きさが裏目に出て、行きたがる素振り。ここで手綱を緩めてハナへ行っていれば、今後折り合いに更に苦労するんだろうなあと見ていたら、何とか宥めての2番手追走。上手な位置で収めたのはさすがの手腕でしょう。そして2番手をキープし、4角を回り、最後の直線へ。

ちょっと手応え&反応が怪しくなっていたので、どこまで辛抱できるのかなと見ていたら、早めにクイックバイオが先頭を窺う形へ。逃げ馬とクイックバイオの間に挟まったシークレット―キーはそこを割ってくるような勢い・根性はなくて…。まあ、それでも逃げ馬の足が上がってからは内から渋太く抵抗し、1頭外から更に強襲されるも3着には踏み止まる形。ワンパンチ欲しかったですが、崩れることなくまとまった走りが出来たのは良かったです。

レース後のシークレットキーですが、良い意味で変わりなし。ただ、追ってからジリジリという伸びだったので、鞍上の進言を受け、次走ではダートを試すことに。伸び切れなかったのは緩さを残す分が大きいと思いますが、色々試すことは大歓迎。引き続き、大崩れのない走りを見せてもらえればと思います。

メッセージソングは前走後に去勢手術を実施。そこから立て直しを図るために約4ヶ月ぶりの出走となりましたが、煩い面は確かに軽減。ただ、渡辺師が『逆に素直になり過ぎて、自ら進んで行くほどの前向きさに欠ける』と素直に告白していたので、劇的な変わり身は難しいんだろうなあと。実際、追い切りでも遅れることが大半で、迫力に欠ける動きばかりでしたから。

また、去勢明けでマイナス8キロでの出走となりましたが、特に細くなった感じはなかったも、気配は平凡。この距離で流れに付いていけるのかなと心配になりました。

実際の走りですが、ゲート出自体は悪くなかったですが、行き脚が付かずに後方から。ただ、ダートへ入ったからは追走にやや余裕が出て、中団より少し後ろ目の位置をキープ。馬群の中でもこの馬なりに頑張ってくれていましたが、追走に手一杯なところがあり、勝負どころからじわじわ後退。そして直線を向いた時には巻き返す力は残っておらず、何とか流れ込む形で13着。時計も1分27秒台ではどうしようもありませんね。

レース後のメッセージソングですが、脚元等に異常はなく、変わりなく元気でしたが、節を稼ぐ必要があるので、22日にNFしがらきへ放牧済。次走では距離を延ばす予定ですが、キレる脚がないので、芝の長丁場を試してみるのも一案かなと。スタミナは案外ありそうに思うので。活路を見い出すにはガラッと変えていくしかないでしょう。

抜群の手応えで4角先頭で回ってくるも、早めに先頭へ立つとフワッとする面を覗かせ、そこを上位人気2頭に強襲。インを突いてきた3着馬に過敏に反応し、抜け出そうとしていた2着馬に接触。降着になっても不思議ではなかったも、そこからひと伸びしてデビュー勝ちを決める。☆ミアネーロ

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ミアネーロ(牝・林)父ドゥラメンテ 母ミスエーニョ

<出走情報>

土曜中山5R メイクデビュー中山 2歳新馬(芝1800m)6枠6番 津村J

・在厩場所:美浦トレセン

林徹師「13日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はミアネーロが追走して、直線では内に進路を取って脚を伸ばすと、最後はほぼ同入する形で終えています。先週の追い切り後に飼い葉食いが落ちてしまい、獣医師に投薬治療を行ってもらったお陰で今では普通に食べられるようになったものの、その影響で先週末は軽めの運動に止めて時計を出さなかったため、今日はしっかりと負荷を掛けていきました。やはり鞍上の合図にスッと反応できないところがあり、直線でも結構促される格好となったものの、ラスト1ハロンは11.2秒をマーク出来ているように、終いの伸び脚は力強かったですね。上がって来た時の息の感じも悪くないですし、これなら今週の競馬に向かっても大丈夫でしょう。ただ、追い切りでの反応の鈍さを考えると、マイルだと少し忙しい感じがしますし、16日の中山・芝1800m戦に津村明秀騎手で向かうことにしました。毎週確認を行っていることもあり、ゲートでの仕草はだいぶ良くなってきていますが、精神的に繊細な部分がありますから、いかに競馬場の環境に戸惑わずに平常心でレースに挑めるかが大事になってくると思います」(9/13近況)

津 村 13美W良 68.4 - 52.8 - 38.0 - 11.2 一杯 アスコルティアーモ(古馬1勝)馬ナリの内0.5秒追走0.1秒遅れ

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<レース回顧>

土曜中山5R メイクデビュー中山 2歳新馬(芝1800m)優勝(3番人気)

津村騎手「おめでとうございます。厩舎サイドから繊細な面があるので気を付けて欲しいと言われていましたが、パドックで跨った時から落ち着いていましたし、ゲートでの仕草も特に問題は無かったですね。調教で乗せてもらって、スパッと切れる脚を使うというよりはジリジリと脚を伸ばしてくるタイプだと感じていたので、向正面で少しポジションを押し上げて、勝負どころでも早めにエンジンを吹かして行きました。直線では物見をして他馬に迷惑を掛けてしまいましたが、この時期の新馬ですし仕方ない部分もあるでしょう。まだ心身共にしっかりしていない部分がある中で、良い走りをしてくれましたし、今後が楽しみですね」(レース結果)

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・在厩場所:美浦トレセン

林徹師「先週はおめでとうございました。精神的に繊細な面があるタイプですから、競馬場の環境がどう影響するか心配な部分があったものの、装鞍やパドックでの様子に問題は無かったですね。ジョッキーが跨ってからも平常心を保つことが出来ていましたし、ゲート内では待たされる格好となったものの、変にイライラすることなく落ち着いていました。津村明秀騎手には追い切りに跨ってもらい、少し反応に鈍さがあるということを感じ取ってもらっていましたから、向正面でポジションを押し上げる格好となりました。その際もジョッキーの指示に素直に従い、折り合いを欠くことも無かったですし、直線に向くまではとても優等生な走りだったと思います。ただ、直線で何に反応したのか分かりませんが、物見をして外に逃避してしまい、他馬にご迷惑を掛けてしまいました。これはしっかりと教育できていなかった厩舎の責任ですし、ジョッキーを始め関係者の皆様には申し訳なく思っています。それでも、何とか初戦を勝利できてホッとしていますし、今後も良い走りをお見せ出来るように努めてまいります。レース後は右トモの管の辺りに外傷を負ってしまったので、獣医師に治療してもらいましたが、今のところ大きな問題は無さそうです。もう少しこちらで状態を確認させていただいた後、一旦ノーザンファーム天栄さんへお戻しさせていただく予定です」(9/20近況)

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募集時、線の細さは気になりましたが、脚長の体型から父の硬さは軽減され、膝の使い方に柔らかみを感じたのがミスエーニョの21ことミアネーロ。また、美浦・林厩舎にも興味があったので、出資への後押しとなりました。

育成当初のミアネーロは馬体の成長が不規則というか、更に体高が延び、それに伴う感じで馬体重増。なかなか成長が落ち着いてくれず、育成を進めていくのを躊躇する時もありましたが、落ち着いてからは馬体のバランス&歩様は良化。血統馬らしい雰囲気を醸し出すようになるも、敏感な面は早くからの課題で、この課題はまだまだ根深いモノがあります。今にして思えば、ホント運よく、ゲート試験を1発合格できたと思います。

8月末に帰厩したミアネーロはここからデビューへ向けての追い切りを本格化。追い切りの動きに関しては意外とモタモタするところはなく、早くから推進力のある動きを披露。スピードに乗ってからは良いモノを見せてくれます。それ故、稽古通りの動きを実戦でも披露してくれれば、デビュー戦から恥ずかしい競馬はしないかなと見ていましたが、繊細な面がどう出るか。

パドックに登場してきたミアネーロは478キロの馬体重。見た目からすると、正直もっと増えてても良いぐらいに見え、牝馬らしい性格の持ち主なんだなと再確認。カイ食い自体、良い馬とは言えないですし。

レースではまずスタートに注目していましたが、少し立ち遅れるも、二の脚でリカバー。1角を回る時には5番手を確保し、折り合いは付いていたと思いますが、向正面へ出るところで津村Jとミアネーロはポジションをアップ。少し反応の鈍い面を考慮し、押し上げたようですが、勝負どころからのペースアップには戸惑うところなく、抜群の手応えで外目を進出。一瞬、楽勝まであるのかもと変な力が入るほど。

そして4角先頭で直線を向いたミアネーロ。後続を引き離していってくれることを期待したのですが、早めに先頭へ立つと、手前をコロコロ替えて、フワッとする素振り。そこを人気上位の2頭に強襲されたのですが、内へ突っ込んできたツルマウカタチに過敏に反応して外へヨレると、力強く抜け出そうとしていたマーシャルポイントに接触。大きな不利を与えてしまいましたし、自身も落鉄するアクシデント。そのままズルッと下がっても不思議ではなかったですが、そこからひと伸びして1馬身ほど抜ける形で1着フィニッシュ。正直、降着と言われても仕方なかったですが、勝ち切ったことは評価したいです。あとは精神面での成長が伴ってきて欲しいものです。

また、レース後のミアネーロですが、接触した際に右トモの管の辺りに外傷。幸い、大事に至らずに良かったです。今後は外傷の治療を終えてから、NF天栄へ放牧予定です。今後は実戦を経験したことでどういう変化が見られるか、注目していきたいです。

1週前追い切りで川田Jに気合を付けてもらってから更に動きは良化。Sペースからの瞬発力勝負になった際に一抹の不安はあるも、追えば追うほどに伸びてくれそうな馬。スムーズなレースに徹し、デビュー戦から結果を出して欲しい。☆ロードフォアエース

f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードフォアエース(牡・友道)父ロードカナロア 母イトワズマジック

2023.09.21
9月23日(土)阪神5R・2歳新馬・混合・芝1600mに川田Jで出走します。9月20日(水)栗東・芝コースで調教時計を記録しています。発走は12時10分です。

≪調教時計≫
2023 9 16 プール 2周
2023 9 17 助 手 栗P良 51.7 36.5 11.0 馬ナリ余力
2023 9 20 助 手 栗芝稍 83.0 65.3 50.3 36.2 11.5 馬ナリ余力 サトノシュトラーセ(新馬)一杯の外0.8秒先行0.1秒先着

2023.09.20
9月23日(土)阪神・2歳新馬・混合・芝1600mに川田Jで予定しています。同レースはフルゲート18頭。現段階では優先順位1番目、同順位14頭で出走可能です。9月20日(水)栗東・芝コースで調教時計を記録しています。

○友道調教師 「9月20日(水)は併せてサッと走らせた程度。全体82秒7、終い11秒4をマークしました。510キロ台まで絞れ、戻って来た当初との比較では随分と引き締まった印象。ウチの厩舎の新馬としては十分に態勢が整い、デビュー戦から楽しみを持てると思います」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第4回阪神6日目(09月23日)
5R メイクデビュー阪神 2歳新馬
芝1600メートル 指定 混合 馬齢 発走12:10
枠    馬    馬名    性齢    重量    騎手
1    1    クレスコサンダー    牡2    55.0    菱田裕二
2    2    ストラクチャー    牡2    55.0    古川吉洋
3    3    キモンキャリントン    牡2    52.0    永島まなみ
4    4    グロリアスグレイス    牡2    55.0    松若風馬
4    5    ヴェッターホルン    牡2    52.0    田口貫太
5    6    マッチョマン    牡2    55.0    岩田康誠
5    7    ケイプグッドホープ    牡2    55.0    松山弘平
6    8    アルバニー    牝2    55.0    団野大成
6    9    イリスアスール    牝2    54.0    角田大河
7    10    メイショウブルー    牡2    55.0    岩田望来
7    11    カールスタード    牡2    55.0    和田竜二
8    12    アメリカンチーフ    牡2    55.0    武豊
8    13    ロードフォアエース    牡2    55.0    川田将雅

○友道師 「乗り込みは十分で、動きも水準以上でしょう。体も大分絞れてきました。大型で、追ってからすぐには反応しませんが、ジワジワと伸びてくれます」(競馬ブックより)

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長年、募集されてきた安定の母の仔よりも、ケイアイファームが導入した牝馬の仔に未知の魅力を感じ、積極的に出資するようにしていますが、イトワズマジックの21ことロードフォアエースもその1頭。

そして同馬は父ロードカナロア産駒にすればスラッとした印象があり、馬体のバランスが優秀。キビキビとした歩き・適度に闘志を内に秘める姿にも好感を持ちました。最終的には会員受付内で抽選となりましたが、無事にそれを突破し、出資することが出来ました。

育成時のフォアエースについて、誤算があったとすれば予想していたよりも巨大化し、球節をモヤッとさせましたが、ひとまず大事には至らず。また、調教動画では早くから目立つ動きを見せ、トビが大きく、ストライドの利いた走りと馬格に似合ったものを披露。無事に育成が進んでくれれば確実に走ってくれるだろうなあという手応えはありました。友道師も早くから期待してくれているようでしたから。

そんなフォアエースが初めて栗東へやってきたのが5月19日のこと。千葉へ到着した際、体温の上昇が認められた為、少し移動まで時間を要しましたが、元気を取り戻して初めての環境へ。ただ、滞在して4日目にゲート試験を合格、そして1週間後には栗東近郊のグリーンウッドへ放牧とサラサラッと進んでいったのはビックリ。このあたりは血統馬らしいセンスなんでしょう。

また、デビューへ向けて鍛え上げられることになったグリーンウッドでは、環境にもすぐに慣れ、心身の成長を促すことを主目的にコツコツと乗り込みを消化。厳しい暑さにもしっかり耐え、上昇カーブを描いてきました。そして厩舎からお呼びが掛かり、8月12日に再度栗東トレセンへ。大型馬故にデビューまで少し時間を設け、丹念に調教・追い切りを重ねてきましたが、馬体が引き締まってくると共に動きに素軽さがアップ。1週前追い切りでは川田Jに感触を掴んでもらいましたが、少し気合を注入してもらってからはキレも出てきた感じ。20日の追い切りは映像で確認しましたが、芝での行きっぷりは上々。追えば追うほど伸びそうな感じはあるので、川田Jとは手が合うかと。ただ、内へモタれ気味で手前をスムーズに替えることが出来なかったのは気になりました。

相手関係に目を遣ると、同じ父×母父の組み合わせとアルバニー、シルクで実績が足りずに出資出来なかったカールスタードが気になるところですが、少し重目が残ったとしても豊富な乗り込みを生かし、"好発進"と言えるレースぶりを見せて欲しい。やはりデビュー勝ちを決めてもらいたいです。

週末(9/23・24)の出資馬・出走記事

f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードフロンティア(牡・松下)父ロードカナロア 母フラ―ティングアウェイ

2023.09.21
9月23日(土)阪神2R・2歳未勝利・混合・芝1200mに川須Jで出走します。9月20日(水)栗東・坂路コースで調教時計を記録しています。発走は10時20分です。

≪調教時計≫
2023 9 20 川 須 栗坂良1回 53.0 38.5 25.3 12.4 馬ナリ余力

2023.09.20
9月23日(土)阪神・2歳未勝利・混合・芝1200mに川須Jで予定しています。同レースはフルゲート16頭。現段階では優先順位10番目、同順位1頭で出走可能です。9月20日(水)栗東・坂路コースで調教時計を記録しています。

○松下調教師 「9月20日(水)は53秒0、12秒4のタイムを馬なりで記録。余力たっぷりの走りで、とても良い雰囲気に映りました。今朝はメンコとシャドーロールの馬装に変更し、『チークピーシズは要らない感じ』とのジョッキーの意見。同じスタイルで実戦へ臨みます」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

f:id:yakifish:20200513045835g:plain トラマンダーレ(牡・鹿戸)父ドゥラメンテ 母テルアケリー

土曜中山7R 3歳上1勝クラス(芝1600m)5枠9番 C.ルメール

・在厩場所:美浦トレセン

鹿戸師「21日に南Pコースで追い切りを行いました。間隔が詰まっていてそこまで強い負荷を掛ける必要は無いですし、単走でサッと脚を伸ばす形を採っています。草野太郎騎手に跨ってもらい、馬の気分を損なわずに進めて欲しいと指示を出していましたが、道中はしっかりと折り合って走ることが出来ていましたね。直線での伸び脚も良く、ゴールを過ぎてからもしばらくスピードを持続して走れていましたから、動きに注文を付けるところはありませんでしたよ。これなら良い状態で今週の競馬に向かうことが出来そうですが、一つ気掛かりなのは週末にかけて天候が崩れそうなことですね。馬場が渋っても走れないことは無いですが、出来るだけ良いコンディションでレースがしたいところです」(9/21近況)

草 野 21美P良 53.4 - 38.7 - 11.8 馬ナリ

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週末(9/23・24)に出走する出資馬の出走記事をまとめて。※週末にデビュー戦を迎える3頭と重賞・神戸新聞杯に出走するロードデルレイは別記事にて。

血統的に『芝はどうかな?』という思いはありつつも、1週前追い切りで坂路で4F52秒2ーラスト1F11秒8を叩き出し、スピード豊かな姿を見せてくれていたロードフロンティア。稽古通りならデビュー戦から楽しみと見ていましたが、レース当日はロードのロードカナロア産駒によく見られる幼さが全開。周囲を気にするあまり、レースへの集中力・前向きさは皆無。揉まれる形になったのも悪かったでしょうが、3角あたりからズルズル後退。一瞬、故障が頭を過ぎるような下がり方なので心配しました。そして終わってみれば、勝ち馬から7秒8差を付けられる最下位負け。さすがにここまで負けるとは思ってもいなかったので、ショックはありました。

前走後はタイムオーバーの制裁を食らったこともあり、宇治田原優駿STでリフレッシュ。牧場では良い意味で変わりない姿を見せ、与えられたメニューを消化。制裁が明けてすぐ使えるように8月末に帰厩し、2戦目へ備えてきました。

血統面を考慮し、2戦目では早速ダートへと矛先を向ける予定でしたが、今回手綱を取る川須Jの『現状は芝の方が良さそう。馬っ気が強いと言うよりは、幼い影響で他馬を気に掛けている』という進言を受け、再度芝1200mへ。また、集中力を高めるためにチークピーシズブリンカーの着用を視野に入れているのかなと見ていたら、今回はメンコとシャドーロールのみの着用へ。また、帰厩後の動き・追い切りは引き続き軽快。まだまだ余裕を感じられる程です。

あとは1度実戦を経験したことによる慣れと陣営の工夫によって、どこまで真面目に走ってくれるかどうか。デビュー戦は早々に脱落したので、少しハードルを低くし、結果はひとまず二の次。最後までスムーズな競馬に徹することが出来ることを願っています。

トラマンダーレはデビュー戦を快勝した後、2着続きでもどかしさを感じていましたが、ひと夏を越してのパワーアップ(成長)に期待した前走。条件戦ながら3歳馬だけのレアな1戦でもあったので、秋への飛躍を期すためにスカッと勝ち切って欲しかったですが、出遅れ+外々を回るロス+前有利の開幕週が足を引っ張って、まさかの4着。最後はじわじわ詰め寄りましたが、微妙に距離が長いんでしょう。前走の負けはちょっとショックでした。

前走後は初めて厩舎に滞在させ、中1週のローテでココへ。間隔が詰まる分+変則日程から4ハロンからサラッと追われましたが、動きは良い意味で変わらず。マイルへの距離短縮は悪くないですし、今回こそきちっと決めて欲しいという思いです。

ただ、今回は16頭立てですし、多士済々のメンバー構成。特にコントラポストやアサクサヴィーナスはトラマンダーレ同様に伸びていく好素材。スタートや道中の捌き次第で結果はコロッと変わってきそう。あとは今回の臨戦過程でトラマンダーレがどこまで冷静でいられるのかも、勝負の分かれ目かも。イレ込みがキツくなっていたら、取りこぼす可能性は高めるでしょうねえ。まあ、レースへ行くと、鞍上の力に頼るしかないですし、マイルへの進言を続けた鞍上なので、ここ数走の鬱憤を晴らすような快走を見せてもらいたいです。