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抜群の手応えで4角先頭で回ってくるも、早めに先頭へ立つとフワッとする面を覗かせ、そこを上位人気2頭に強襲。インを突いてきた3着馬に過敏に反応し、抜け出そうとしていた2着馬に接触。降着になっても不思議ではなかったも、そこからひと伸びしてデビュー勝ちを決める。☆ミアネーロ

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ミアネーロ(牝・林)父ドゥラメンテ 母ミスエーニョ

<出走情報>

土曜中山5R メイクデビュー中山 2歳新馬(芝1800m)6枠6番 津村J

・在厩場所:美浦トレセン

林徹師「13日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はミアネーロが追走して、直線では内に進路を取って脚を伸ばすと、最後はほぼ同入する形で終えています。先週の追い切り後に飼い葉食いが落ちてしまい、獣医師に投薬治療を行ってもらったお陰で今では普通に食べられるようになったものの、その影響で先週末は軽めの運動に止めて時計を出さなかったため、今日はしっかりと負荷を掛けていきました。やはり鞍上の合図にスッと反応できないところがあり、直線でも結構促される格好となったものの、ラスト1ハロンは11.2秒をマーク出来ているように、終いの伸び脚は力強かったですね。上がって来た時の息の感じも悪くないですし、これなら今週の競馬に向かっても大丈夫でしょう。ただ、追い切りでの反応の鈍さを考えると、マイルだと少し忙しい感じがしますし、16日の中山・芝1800m戦に津村明秀騎手で向かうことにしました。毎週確認を行っていることもあり、ゲートでの仕草はだいぶ良くなってきていますが、精神的に繊細な部分がありますから、いかに競馬場の環境に戸惑わずに平常心でレースに挑めるかが大事になってくると思います」(9/13近況)

津 村 13美W良 68.4 - 52.8 - 38.0 - 11.2 一杯 アスコルティアーモ(古馬1勝)馬ナリの内0.5秒追走0.1秒遅れ

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<レース回顧>

土曜中山5R メイクデビュー中山 2歳新馬(芝1800m)優勝(3番人気)

津村騎手「おめでとうございます。厩舎サイドから繊細な面があるので気を付けて欲しいと言われていましたが、パドックで跨った時から落ち着いていましたし、ゲートでの仕草も特に問題は無かったですね。調教で乗せてもらって、スパッと切れる脚を使うというよりはジリジリと脚を伸ばしてくるタイプだと感じていたので、向正面で少しポジションを押し上げて、勝負どころでも早めにエンジンを吹かして行きました。直線では物見をして他馬に迷惑を掛けてしまいましたが、この時期の新馬ですし仕方ない部分もあるでしょう。まだ心身共にしっかりしていない部分がある中で、良い走りをしてくれましたし、今後が楽しみですね」(レース結果)

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・在厩場所:美浦トレセン

林徹師「先週はおめでとうございました。精神的に繊細な面があるタイプですから、競馬場の環境がどう影響するか心配な部分があったものの、装鞍やパドックでの様子に問題は無かったですね。ジョッキーが跨ってからも平常心を保つことが出来ていましたし、ゲート内では待たされる格好となったものの、変にイライラすることなく落ち着いていました。津村明秀騎手には追い切りに跨ってもらい、少し反応に鈍さがあるということを感じ取ってもらっていましたから、向正面でポジションを押し上げる格好となりました。その際もジョッキーの指示に素直に従い、折り合いを欠くことも無かったですし、直線に向くまではとても優等生な走りだったと思います。ただ、直線で何に反応したのか分かりませんが、物見をして外に逃避してしまい、他馬にご迷惑を掛けてしまいました。これはしっかりと教育できていなかった厩舎の責任ですし、ジョッキーを始め関係者の皆様には申し訳なく思っています。それでも、何とか初戦を勝利できてホッとしていますし、今後も良い走りをお見せ出来るように努めてまいります。レース後は右トモの管の辺りに外傷を負ってしまったので、獣医師に治療してもらいましたが、今のところ大きな問題は無さそうです。もう少しこちらで状態を確認させていただいた後、一旦ノーザンファーム天栄さんへお戻しさせていただく予定です」(9/20近況)

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募集時、線の細さは気になりましたが、脚長の体型から父の硬さは軽減され、膝の使い方に柔らかみを感じたのがミスエーニョの21ことミアネーロ。また、美浦・林厩舎にも興味があったので、出資への後押しとなりました。

育成当初のミアネーロは馬体の成長が不規則というか、更に体高が延び、それに伴う感じで馬体重増。なかなか成長が落ち着いてくれず、育成を進めていくのを躊躇する時もありましたが、落ち着いてからは馬体のバランス&歩様は良化。血統馬らしい雰囲気を醸し出すようになるも、敏感な面は早くからの課題で、この課題はまだまだ根深いモノがあります。今にして思えば、ホント運よく、ゲート試験を1発合格できたと思います。

8月末に帰厩したミアネーロはここからデビューへ向けての追い切りを本格化。追い切りの動きに関しては意外とモタモタするところはなく、早くから推進力のある動きを披露。スピードに乗ってからは良いモノを見せてくれます。それ故、稽古通りの動きを実戦でも披露してくれれば、デビュー戦から恥ずかしい競馬はしないかなと見ていましたが、繊細な面がどう出るか。

パドックに登場してきたミアネーロは478キロの馬体重。見た目からすると、正直もっと増えてても良いぐらいに見え、牝馬らしい性格の持ち主なんだなと再確認。カイ食い自体、良い馬とは言えないですし。

レースではまずスタートに注目していましたが、少し立ち遅れるも、二の脚でリカバー。1角を回る時には5番手を確保し、折り合いは付いていたと思いますが、向正面へ出るところで津村Jとミアネーロはポジションをアップ。少し反応の鈍い面を考慮し、押し上げたようですが、勝負どころからのペースアップには戸惑うところなく、抜群の手応えで外目を進出。一瞬、楽勝まであるのかもと変な力が入るほど。

そして4角先頭で直線を向いたミアネーロ。後続を引き離していってくれることを期待したのですが、早めに先頭へ立つと、手前をコロコロ替えて、フワッとする素振り。そこを人気上位の2頭に強襲されたのですが、内へ突っ込んできたツルマウカタチに過敏に反応して外へヨレると、力強く抜け出そうとしていたマーシャルポイントに接触。大きな不利を与えてしまいましたし、自身も落鉄するアクシデント。そのままズルッと下がっても不思議ではなかったですが、そこからひと伸びして1馬身ほど抜ける形で1着フィニッシュ。正直、降着と言われても仕方なかったですが、勝ち切ったことは評価したいです。あとは精神面での成長が伴ってきて欲しいものです。

また、レース後のミアネーロですが、接触した際に右トモの管の辺りに外傷。幸い、大事に至らずに良かったです。今後は外傷の治療を終えてから、NF天栄へ放牧予定です。今後は実戦を経験したことでどういう変化が見られるか、注目していきたいです。