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G1の独特の雰囲気にも何とか我慢が出来、道中は淡々と進めることができていたように思うも、一気の相手強化で気を遣う面があった様子。また、馬場も真ん中から外が伸びるようになり、1番枠が少し仇となってしまう。現状をしっかり受け止め、今後の成長の糧にして欲しい。★ミアネーロ

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ミアネーロ(牝・林)父ドゥラメンテ 母ミスエーニョ

日曜東京11R 優駿牝馬オークス)(G1・芝2400m)14着(9番人気) 津村J

津村騎手「厩舎サイドも色々と工夫してくれたことから、返し馬ではエキサイトせず落ち着いて走ることが出来ていました。さすがにG1の大歓声を聞いた時にはグッと力が入ってしまい、その影響でゲート内では前走より煩かったので、少しタイミングが合わなかったものの、大きく出遅れることは無かったですし、許容範囲だったと思います。スタート後も折り合いは問題なかったものの、馬群の中での競馬でプレッシャーを感じる部分もあったのか、コーナーの途中で手前を替えたりと走りに安定しない部分がありました。追い切りでも同様に手前がスムーズでないところがあり、そこはまだ体幹がしっかりしていない影響なのだと思いますが、逆に捉えるとそれだけ成長の余地があるということですし、今日は今後に向けて良い経験になったと思います」(レース結果)

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・在厩場所:美浦トレセン

林徹調教師「15日の当該週追い切り後は、16日に東京競馬場へ移動しました。馬房に関しては、以前東京競馬場に行ったスタッフが静かな馬房を調べてくれていたので、そちらを選ばせてもらったことで、変わりなく落ち着いて過ごすことが出来ました。その後は17日と18日にスクーリングを行いました。18日のスクーリングはダートコースを2周したのですが、津村明秀騎手も駆けつけてくれましたので、装鞍所から乗ってみて地下馬道でのテンションの上がり方なども確認しました。やはり、地下馬道に行くとテンションが上がってしまいましたから、レース当日はギリギリまで乗らないようにして、乗った後はサッと馬場入りすることにしました。この確認の効果もあって、本番ではスムーズに馬場入りすることが出来ましたね。スタンド前発走は前走で経験していましたが、G1の大歓声で力が入ってしまったようで、ゲート内で煩くなってしまいましたね。スタートのタイミングは少し遅れてしまいましたが、そこまで影響する遅れではなかったと思います。道中は初めての東京競馬場ということも影響したのか、コーナーを走り切る前に手前を替えたりと走りが安定しない部分が見受けられました。ジョッキーは、『体幹がしっかりしていない影響なのだと思います』と言っていましたので、そこはこれから厩舎として取り組んで行かなければいけない課題ですね。ただ、まだまだ伸びしろがあるということですし、持っているポテンシャルも大きいですから、今後に向けてしっかり調教していきたいと思います。レース後は歩様に問題はありませんが、右前膝には熱感が見られます。左トモにも疲労があるかなと言った印象ですし、もう少しこちらでケアさせていただいた後は、一旦ノーザンファーム天栄さんへお戻しさせていただく予定です」(5/22近況)

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【次走へのメモ】

ホライゾンネットはレース直前の輪乗りまで。若干の出負けから中団の内を追走。道中はじっくり脚を溜めていたが、直線で追い出した時の反応が一息。残り1ハロンでは左手前に戻してしまい、失速。(B誌より)

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調教&追い切りでのハードワーク、万全を期して木曜日に競馬場入りと色々手を尽くして大一番・優駿牝馬オークス)へ臨んできたミアネーロ。道中は内々で脚を溜め、直線でスパッと抜け出してくるレースを思い描いていましたが、結果は桜花賞組に見事に跳ね返されることに。そして改めて、3歳牝馬勢のレベルの高さは認識させられました。

ただ、G1特有の雰囲気には何とか我慢できていましたし、馬体はここを目標にキッチリ。馬場入りは先入れでしたが、辛抱できていましたし、スタンド前の輪乗りでは逆に悠然と構えているようにも見えました。

レースに関しては、最内枠だったので出遅れを覚悟していましたが、大きなロスまでには至らず。折り合いに関しては若干頭を上げたり振ったりするシーンはありましたが、向正面ではこれまでと変わらなかったと思います。

その一方で同期のライバルたちのオーラにプレッシャーを感じるところがあった様子で、馬群の中でジリジリとスタミナをロスしていた様子。また、馬場傾向が変わってきていて、内ラチ沿いをピッタリ回ってくるよりも、馬場の真ん中から外目が伸びるように。直線では内を突くしかなかったミアネーロには厳しかったです。まあ、それでも一瞬は内から伸びようとする姿勢は窺えたので、今後の成長に期待することにします。

レース後のミアネーロですが、右前膝に熱感がある様子。今のところ骨折等の診断は下っていないので、レースを激走した疲れが出た程度で治まってもらいたいです。

正直なところ、もっとやれると思っていたので、14着という結果はちょっとショックですが、現状をしっかり受け止め、秋は秋華賞を目指すよりも、まずは丹念に乗り込み、鍛え上げることで体力アップ+体質強化を図っていってもらいたいです。このまま尻すぼみの成績では終われませんから。