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【シルク】日曜日(5/1)の出資馬・出走結果

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ポレンティア

日曜東京9R 陣馬特別(芝2400m)9着(7番人気) 津村J

プラス14キロ。好スタートを決めて、前走と同様に単独2番手からレースを組み立てます。直線へ入ってからは脚色が鈍ってしまい、昇級初戦は9着で終えています。

田中博康調教師「体が二桁増えていたものの、決して太くは映りませんでしたし、しっかりとしてきた証拠だと思います。馬体だけでなく精神面も成長してきたことで落ち着きがありましたから、気配だけ見れば悪くなかったですが、その状態の良さが結果へ結びつきませんでした。今日はスタートが決まって先手を奪えるような格好だったものの、1角のところでシュブリームが外から内に切り込んで絞ってきたので、その影響で若干バランスを崩されてしまいましたね。その後は折り合いが付いて良い形で運べましたし、直線でもあとは抜け出すだけだと思っていましたが、追い出してから伸びませんでした。津村騎手によると『トモが弱いので馬場に脚を取られてしまい、それで最後は弾けませんでした。今日の敗因は馬場に尽きます』と話していましたし、更に直線では左から右への手前変換が行われていなかったので、余計に伸びを欠いてしまったのでしょう。前走も手前を替えられなかったですし、ここは調教で修正しておく必要がありそうです。この1戦で2勝クラスで通用するのか判断するのは早いと思いますので、次は何とか綺麗な馬場で走らせたいですね。まずはトレセンへ戻ってよく心身の状態を見させていただき、それからどうするか検討いたします」(レース結果)

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・在厩場所:美浦トレセン/6日に福島県ノーザンファーム天栄へ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

田中博師「レース後はトレセンへ戻ってきてよく心身の状態を確かめましたが、多少なりとも疲れはあるのかなと思いますね。2勝クラスの長丁場は比較的入りやすいでしょうし、この先も馬の状態に合わせて使っていきたいですから、ここは一度牧場へお戻しいたします」(5/4近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain ロコポルティ(牡・西園正)父ヘニーヒューズ 母サダムグランジュテ

日曜東京12R 4歳上2勝クラス(ダ1300m)優勝(1番人気) 戸崎J

好スタートからそのまま好位の一角を追走します。残り600m付近から押し上げていくと、メンバー中、上がり3ハロン最速35秒1の脚を使いゴール手前できっちり差し切り、通算3勝目を飾っています。

西園正都調教師「おめでとうございました。東京競馬場までの輸送がありながらも、プラス体重で出走できたように、これまでになく良い状態で競馬に向かえました。脚抜きの良い馬場でしたし、速い時計に対応してくれるか気掛かりでしたが、こちらの不安をよそに完勝の内容でしたね。レース後、戸崎騎手は、『スタートが決まりましたし、ある程度の位置で競馬をしないと前を捕まえ切れないと思ったので、前目で流れに乗りました。時計の速い馬場でも力を出してくれましたし、3勝クラスでも十分通用してくれそうですね』と勝利を称えていました。調教では以前にも増して力を付けているなと手応えを感じていましたが、条件問わず力を発揮してくれますし、これからが楽しみですね。とは言え、まだ幼いところを見せているように、本格化するのはもう少し先だと思うので、これまで通り放牧に出して次走に備えるつもりです」(レース結果)

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・在厩場所:栗東トレセン/6日に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

西園正師「先週は改めておめでとうございました。調教では格上馬相手に引けを取らない動きを見せていましたので、脚抜きの良い馬場に対応出来れば好勝負になると思っていましたが、こちらが思っていた以上に良い走りを見せてくれました。東京競馬場からトレセンに戻って状態を確認したところ、脚元含めて気になるところはありませんでしたが、これまで通り放牧に出そうと思います。すぐ立ち上げられるようなら、短期で戻すことも考えていますが、具体的な予定につきましては、牧場で状態を確認しつつ検討していく方針です」(5/4近況)

⇒⇒6日に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。(6日・最新情報より)

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日曜日(5/1)に出走したシルクの出資馬の出走結果・レース回顧をまとめて。

芝の長丁場(芝2400m)へ果敢に挑戦し、新味をもたらす勝利となった前走のポレンティア。今回は放牧を挟み、昇級戦となりましたが、前走と同舞台での出走。53キロの斤量は魅力も、相手強化は明らかでしたし、まずは経験を積む場になることを覚悟していました。

今回は前走からプラス14キロでの出走。手足の長い馬なので太目感はなかったですが、長距離仕様ということを踏まえると増加分の半分くらいは重かったのかなと思います。

レースはポンとスタートを切り、津村Jは手綱を抱えたまま前へ。このままレースを引っ張ることになるのかなと見ていましたが、隣りのシュプリームがハナを主張。1角過ぎに内へ切り込んできた際に若干バランスを崩すところはありましたが、大きな不利・ロスには至らなかったと思います。その後は離れた2番手を追走。シュプリームがやや暴走していたので、実際はポレンティアがマイペースの逃げを打っている感じで悪くない走りに見えましたが、直線を向いて早めに後続に交わされてしまうと、内から抵抗することは出来ず。ただ、交わされてパタッと止まる感じではなく、残り200mぐらいまではジリジリと脚を伸ばしていましたが、それ以降はガス欠になり、力尽きてしまいました。昇級戦の今回は9着に終わりました。ドイツ血統ながら、繊細なところがある牝馬のポレンティアにはタフな馬場は合わなさそう。良馬場で前進を期待。

レース後のポレンティアですが、使ったなりの相応の疲れがある程度で脚元はスッキリ。ただ、使い込んで良くなる馬ではないですし、気持ちが悪い方へ向かないように6日にNF天栄へ移動済です。

今回の走りを見ると、2勝クラスで分の悪いレースが続くかもしれませんが、距離は2000mぐらいに縮めても面白そうに思うので、東京の芝2400mに拘り過ぎるのは控えて欲しいなあというのが率直な意見です。

2勝クラスで連続2着のロコポルティ。今回は3度目の正直でこのクラスを卒業して欲しいと思いつつも、脚抜きの良い馬場になり、速い時計への対応力がどこまであるのか未知数だったので、崩れてしまうこともある程度想像していました。

パドックに登場したロコポルティは前走からプラス8キロでの出走。長目から負荷を掛けることが出来ていましたし、充実一途の証かなと。馬の雰囲気も良かったと思います。

レースぶりに関してですが、戸崎Jとの相性が良く、スタートで好発。良馬場ならこの位置で脚を溜めにいくのでしょうが、前が止まらない馬場を考慮して前目のポジションを確保へ。この判断は素晴らしかったと思いますが、3角過ぎからの勝負どころでの反応はやや怪しく、戸崎Jがやや促しながらの追走。少し急かす感じになったのが良くなかったのかなと不安に思いましたが、直線に向いてから仕掛け直すと、じわじわ加速。ひと追い毎に前との差を詰めていくと、残り200mからはもうひと頑張り。直線の半ばでは捉え切れるか不安もありましたが、勢いは薄れずに残り80mぐらいで先頭へ。見た目よりも戸崎Jとロコポルティには余力があった勝利に感じました。

レース後のロコポルティですが、脚元等に疲れ・反動はなし。ただ、出走→放牧を繰り返すことで気難しさを軽減出来ていると思うので、欲張ることなく6日にNFしがらきへ移動しています。

本質的にはパサパサの良馬場向きでしょうが、スタートを決めて良い位置で流れに乗れれば十分対応できることは示せたかと思います。ただ、2勝クラスと3勝クラスとでは意外に大きな壁が存在しているので、昇級して即通用するかとなると何とも。まだまだ力を付けていって欲しいです。