焼魚定食の表示価格には消費税が含まれています。

出資しているシルクとロードと東サラのお馬さん情報が中心。(有)シルクホースクラブ&(株)ロードサラブレッドオーナーズ&(株)東京サラブレッドクラブのHP掲載の情報の転載・画像使用の許可を得ています。

11日の調教後に左前脚の膝裏がモヤッと。エコー検査を受けたところ、重度の屈腱炎という診断。残念ながら引退することになってしまいました。★ロードダヴィンチ

f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードダヴィンチ(牡・新開)父ロードカナロア 母レディアーティスト

2021.02.11
ここに来て左前脚に熱感が認められます。エコー検査を受けたところ屈腱炎で全治9ヶ月以上の診断が下されました。今後について調教師と意見を交えた結果、中央競馬の登録を抹消する方針が決まりました。長い間ご支援を下さいまして誠に有り難うございました。

○新開調教師 「2月11日(木)も普通に乗っていたものの、調教後に左前脚の膝裏が若干モヤ付いて気持ちの悪い状態。タイムを出す前に大事を取って診てもらったところ、重度の屈腱炎が判明して抹消が決まっています。長い休養を挟んで流れを掴み掛けた矢先のアクシデントで申し訳ないばかり。ここまでよく頑張ってくれました」

2021.02.10
美浦トレセンで1ハロン18秒前後のキャンターを消化。心身共にコンディションは良い意味で安定しており、この調子を維持しながら更に調整を進めます。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、2月27日(土)中山・4歳上1勝クラス・混合・ダ1800mに予定しています。

○新開調教師 「2月10日(水)も緩やかなペースで勾配を駆け登る内容。良い意味で具合は安定しており、ウィークポイントの脚元が落ち着いているのも何よりでしょう。レースで上位争いを演じられるようにじっくりと取り組むのみ。ジョッキーについては調整段階です」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

来週の出走へ向け、ようやく時計を出し始めようとしていたロードダヴィンチ。10日の調教・運動では問題なかったようですが、11日の調教後に左前脚の膝裏がモヤッと。その為、エコー検査を受けたところ、重度の屈腱炎が判明。残念ながら引退することになりました。

約1年近い休養から復帰し、2戦を消化してくれましたが、共に勝ち馬から約2秒半差の敗戦。次走の結果次第では進退問題に繋がるかなと心の準備は出来ていたので、そこまでのショックは正直ありませんが、うーん、喉にも問題がありましたし、故障など悩まされることが多かったです。血統的には期待が大きかったですし、東京・芝1800mのデビュー戦ではブラストワンピースと対戦。負けはしましたが、素質の一端は示し、楽しみは広がったのですが…。良血の坊ちゃんらしく、気性面の脆さにも泣かされました。今は第2の馬生が少しでも良いモノになってくれることを願うばかりです。お疲れ様でした。

シルクなお馬さん(トレセン調整組)

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ヴィッセン

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:10日にCWコースで時計
・次走予定:2月27日の阪神・松籟S

斉藤崇師「10日にCWコースで追い切りました。先行し、最後の直線で古馬オープンのヒンドゥタイムズの外に併せましたが、最後は0.6秒遅れてしまったものの、ラスト1ハロン12.6秒と最後まで長く脚を使って伸びてくれました。強めに負荷を掛けたのは帰厩後初めてですが、仕掛けてからの反応や動きは良かったですし、息づかいの感じも良かったですよ。運動後は飼い葉をよく食べていますが、体に太目感はありませんし、張りがあってコンディションはとても良いので、この調子で再来週の競馬に備えておきます」(2/10近況)

助 手 7CW良 89.3- 72.2- 57.2- 40.6- 12.8 馬なり余力 ヒンドゥタイムズ(古オープン)馬なりの外1.1秒先行同入
助 手 10CW良 82.7- 67.0- 52.6- 39.1- 12.6 強めに追う ヒンドゥタイムズ(古オープン)一杯の外0.8秒先行0.6秒遅れ
助 手 14CW良 88.6- 72.1- 57.3- 42.8- 13.5 馬なり余力 アランチャアミーゴ(障未勝)馬なりの外0.8秒先行同入

f:id:yakifish:20200513045835g:plain アンダープロット

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:10日に南Wコースで時計
・次走予定:2月20日の東京・フリージア賞(C.ルメールJ)

加藤征師「疲れが段々と抜けてきて、予定通り先週末から徐々に負荷を掛けています。7日に南Wコースで速めのところを行っており、半マイルから55-40くらいの時計を出しています。苦しい時期を乗り越えて一段階逞しくなりましたし、その後も順調に進められたことから、10日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はアンダープロットが2馬身ほど追走して、直線に入ってから相手よりも手応え良く伸びてきて、同入で終えています。かなり外目を回ってきたので時計的には70-40くらいだったと思いますが、深いチップでも脚を取られることなく、しっかり動けていましたね。来週の調教で理想的な仕上がりに持っていけそうですし、今後も運動後のケアを入念に行って更なる状態アップを図れればと思います」(2/10近況)

助 手 10南W良 70.2- 54.8- 40.8- 13.1 馬なり余力 ミライオー(古馬1勝)一杯の内0.4秒追走同入

f:id:yakifish:20200513045835g:plain セラフィナイト

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:11日に南Wコースで時計
・次走予定:2月21日の東京・芝1600m

宮田師「帰厩後も馬体に問題無かったことから、5日から坂路コースに入れて軽めのキャンターを行っています。脚捌きは軽快で疲れも無さそうでしたので、11日には南Wコースで併せて追い切りを行いました。3頭併せで行いましたが、セラフィナイトが先頭を走り、直線に入って外から脚を伸ばすと、最後は併入で終えています。前走時に装鞍からかなりテンションの高いところを見せていて、レースでも少し折り合い面に苦労するところがありましたから、今週はメンコを着けて追い切りました。大人しくなった感じはするものの、いつもより反応が鈍くてこの馬の良い時の走りとは言えなかったですね。初めて着けたので慣れてくれば違うのかもしれませんが、レースではゲート裏まで着けておいて、枠入りの際に取る流れがベターなのかなと考えています。脚元を含めて馬体面は特に問題ありませんし、来週のレースへ向けて更に状態を上げていければと思います」(2/11近況)

助 手 11南W良 71.3- 56.3- 41.4- 13.4 直強め追う アドマイヤハレー(三歳1勝)馬なりの外0.6秒先行同入
助 手 13美坂良 65.6- 46.4- 29.8- 14.5 馬なり余力
助 手 14美坂良 56.7- 40.6- 26.3- 13.2 馬なり余力

f:id:yakifish:20200513045835g:plain アリーヴォ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:10日に坂路コースで時計
・次走予定:2月20日の小倉・芝1800m(吉田隼J)

杉山師「10日に坂路で追い切りました。道中は追走し、途中から3歳新馬と併せて行きましたが、仕掛けに入ると反応良く伸びて、最後は0.6秒先着しています。レースを使う毎にどんどんと良くなっているなと感じていましたが、今週の追い切りの動きを見る限り、更に逞しく成長しているなと実感します。前走は少しテンションが高かったですが、普段の調教ではとても落ち着いてリラックスしていますし、馬の雰囲気はとても良いですよ。レース1週前としてはすこぶる順調に進められているので、この調子で態勢を整えておきたいと思います」(2/11近況)

吉田隼 10栗坂良 52.4- 38.2- 24.8- 12.4 強めに追う シゲルアスリート(新馬)一杯を1.0秒追走0.6秒先着
助   手 14栗坂良 58.2- 42.8- 27.5- 13.6 馬なり余力

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ベルエポック

・在厩場所:美浦トレセン
・次走予定:第2回中山開催
・調教内容:11日に坂路コースで時計

黒岩師「その後も引き続き脚元を考慮して坂路コース中心に進めており、11日にも坂路コースで併せて追い切りを行いました。先週と同様に2本登坂させた内の2本目で時計を出しており、ベルエポックが2馬身弱追走して、最後は半馬身ほど先着して終えています。元々の硬さはあるものの、この馬にしてはスムーズな脚捌きでタイムも悪くないですね。ただ、中身が思ったよりも先週から良化してくれません。特に息遣いの部分ですが、この点はもう少し上向かせないとレースでは直線でバテてしまう可能性が高いです。ですから、動きに関しては申し分ないものの、乗り込み量はもっと増やした方が良いでしょうし、第2回中山開催での出走を本線にしたいと思います。最終的には来週の追い切りで判断しますが、恐らく1週目には仕上がりそうで、脚元の事を考慮してダ1800m戦へ向かう方向で考えています」(2/11近況)

助 手 7美坂良 57.1- 41.7- 27.6- 13.6 馬なり余力
助 手 11美坂良 53.2- 38.8- 25.1- 12.2 馬なり余力 ナヴィリオ(三未勝)一杯を0.3秒追走0.1秒先着
助 手 14南W良 57.4- 42.3- 13.6 馬なり余力 

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

帰厩後、CWコースで順調に時計を出すことが出来ているヴィッセン。それ自体は良いことですが、時計や内容に関しては正直なところ『う~ん』と言ったところ。まあ、元々攻め駆けしないですし、今年で10歳。それを踏まれば頑張っているのでしょうが…。

アンダープロットは疲れが出たため、先週末の共同通信杯にチャレンジできませんでしたが、頓挫なく絶好調を維持して参戦していればどういう結果になったのかなと思ってしまいます。その後の調整・追い切りは可もなく不可もなくという感じですが、10日の追い切りは時計以上に負荷は掛かっているようなので、このひと追いで再浮上してきて欲しいです。そして今週末の自己条件戦は好内容で突破して欲しいです。

セラフィナイトは前走時に煩いところが気になったので、日々の調教・追い切りからテンションの高さを陣営は懸念している様子。ただ、メンコ等の馬具を工夫すると、走ることへの意欲が削がれそうなのが悩ましいところ。今週末の出走を予定していますが、今の感じだと絶好調での出走は難しそう。あとは未定になっている鞍上がどうなるか。デビュー以来3戦手綱を取ってくれている丸山Jはレース当日東京で乗るようですが、G1当日なので関西の上位騎手へ頼むのかな?

アリーヴォは今週末の小倉戦を予定していますが、1週前追い切りには次走で手綱を取る吉田隼Jが騎乗。乗り手の体重差はあったでしょうが、この馬とすれば上々の時計で追走先着。出走と放牧を繰り返しながら、上手に心身の成長を促すことが出来ているように思います。前走の走りから直線平坦の芝1800mは絶対合っていると思うので、ここで一区切りとなる1勝を掴んでもらいたいです。

ベルエポックは今週末の出走を一時期視野に入れていましたが、追い切りの動きを見ると、まだまだ中身が伴っていないということで良化を待つことに。歩様に関してはこの馬とすれば良い方なので、状態さえ整えば結果を出してくれそう。ダートに関しては、血統背景からはそこまで適性はなさそうですが、攻めはやれば幾らでも動くタイプでやや1本調子。馬格もあるのでダメということはないと思います。また、使い込むと良くないタイプだと思うので、出来れば次走で未勝利を勝っておきたいです。

輸送はひとまずクリアできたも、外目の偶数枠を味方に五分のスタートを切ったことが裏目に。他馬がヨレた煽りを食らって挟まれる。前に壁を作って落ち着かそうとするも、接触でエキサイトしてしまって折り合いを欠き、早めにスタミナ・体力を消費。直線ではさすがに苦しくなって伸びあぐねる。これだけロスが多いと致し方ないも、10着はちょっと負けすぎ。★ドゥラモンド

f:id:yakifish:20210214061046j:plain
f:id:yakifish:20200513045835g:plain ドゥラモンド(牡・手塚)父ドゥラメンテ 母シーズインクルーデッド

日曜中京11R きさらぎ賞(G3・芝2000m)10着(5番人気) 岩田望J

まずまずのスタートを切ると、前半はやや行きたがる素振りを見せながら、中団から追走して行きます。勝負どころで外目に持ち出して追い出されますが、残り200m付近で脚が上がってしまい、後方で流れ込んでいます。

手塚調教師「中間にもゲート練習を行ってきて問題は見せていなかったですし、レースでも同様の雰囲気でしたから、駐立についてはもう心配する必要はなさそうですね。ただ、内枠であればソロッとゲートを出してゆったりと運ぶことも出来たのですが、外枠の偶数枠ということもあってポンとゲートを出たことで、控えるのが難しい形になってしまいました。なかなか前に馬を置くことが出来ず、前半はエキサイトしながら走っているような感じで、向正面まで結構力んでしまっていました。さすがにあれだけ道中で折り合いを欠いて体力をロスしてしまっては、最後で苦しくなってしまいますね。これから成長していけば克服できるかもしれないですが、現状だとマイルくらいの方がこの馬には走りやすいのかもしれません。まずはトレセンに戻ってよく心身の状態を確認させていただきたいと思います」(レース結果)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

【次走へのメモ】

微妙に寄られて出負け。後方で力んでいた。直線は内にモタれてまったく伸びず。この距離は長いのかも。(B誌)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

・在厩場所:10日に福島県・NF天栄へ放牧

手塚師「トレセンに戻って状態を確認しましたが、脚元を含めて特に問題はありません。この後は気持ちの方をリフレッシュさせた方が良いでしょうし、一旦NF天栄へ放牧に出させていただきます。牧場での動きを見ながら、次走をどうするか検討していければと思います」(2/10近況)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

中京への長距離輸送でイレ込まないか心配したドゥラモンドでしたが、そこは無事クリア。馬体重は少し減っても良かったかなと思いますが、見た目に太め感はなし。気性の勝ったタイプなので一息入った後でも仕上がりはホント良かったと思います。

ただ、レース内容に関しては、危惧していた面が見事に当たってしまい、距離も長かったでしょうが、直線は内へモタれて失速。左回りがダメというのではなく、頭を上げて折り合いを欠くなどロスが多すぎた為、苦しくなってしまったというサインだったと思います。ゲートはソロっと出しても良かったのですが、外目の偶数枠ということでデビュー以来初めての好発。ただ、8番のアクセルが外へヨレたこと+同門のアランデルが内へ寄せてきたことで左右から挟まれる形に。岩田望Jは前に壁を作るため、すぐ内目に入れようとしてくれたのですが、ドゥラモンド自体がエキサイト。自分を少し見失う形で追走してしまったので、早い段階で体力を消費。10着まで沈んでしまったのはショックでした。

まあ、これが実力とは思いませんが、距離に関しては現状マイルまでだと思いますし、スパッと切れなくても、後方で折り合いに専念して末脚に賭ける競馬がベスト。放牧を挟むごとにパワーアップしているのは嬉しいのですが、パワーアップした分、乗り難しさもアップしています。今回の岩田望Jみたいに追い切りや調教に跨らず、レースで初コンタクトというのはハードルが高いです。ですので、次走からは関東の騎手とのコンビでレースへ臨んでもらいたいです。

レース後のドゥラモンドですが、脚元等は大丈夫そうも、他馬と接触したり、折り合いを欠いたりしたのでテンションがかなり高くなっていることでしょう。ひとまずは回復を促しながら、落ち着きを取り戻して欲しいです。そしてそれが叶ってから、次走へ向けての乗り込みを開始・進めていってもらたいです。次走はおそらくマイルの番組を使うと思うので、この距離では言い訳できません。ここ2戦、苦渋をなめさせられることになったので、その分を取り返すことが出来るような快走を期待したいです。

ダートの走り自体は悪くなかったも、終始、馬群で揉まれる形になって手応えが怪しくなっていき、直線を向く頃にはレースへの集中力が萎えてしまう。今回も大した見せ場は作れず。芝のデビュー戦同様、13着に敗れてしまう。★ルージュセリーズ

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ルージュセリーズ(牝・手塚)父ロードカナロアフィロンルージュ

日曜東京3R 3歳未勝利・牝馬(ダ1600m)13着(7番人気) 内田博J

まずまずのスタートから促して行き、道中は好位の一角でレースを進めます。3~4コーナー中間辺りから鞍上の手が激しく動き始め、直線ではズルズルと後退して、後方で流れ込んでいます。

手塚調教師「前走は追走で苦労してしまっていましたが、今回はスタート後に促して行く部分はあったものの、良いポジションに付けることが出来ましたね。前半は良いリズムで流れに乗って行けているように見えましたが、勝負どころから段々と手応えが怪しくなってきてしまいました。馬添えがあまり良くなく、他馬を気にするような部分があるタイプなので、ずっと内で揉まれる形になったのが良くなくて、途中で気持ちが切れてしまったような印象です。ダートで変わり身が見られればと思っていましたが、それよりも調教中にも気持ちの面で幼いところを見せることがありますし、そういった部分での成長がより必要になってきそうですね。脚元のことがありますし、まずはレース後の状態をよく確認させていただきたいと思います」(レース結果)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

【次走へのメモ】

軽い走りだが、初ダートは問題なく、先団の内々に取りついたが、勝負どころでズルッと後退してしまった。それでも、レース内容は良くなったと見たい。(B誌)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整

手塚師「内田博騎手によると、ダートの感触自体は悪くなかったようですが、最後まで集中力が続かなかったようですね。好位に付けて粘り込むような競馬よりは、後ろから進めて終いの脚にかけたり、あとはもう少し距離を短くしてみる等、何か工夫していく必要がありそうです。この後についてはもう少し状態を見ながら検討していきますが、優先出走権を獲れませんでしたし、無理する必要はないと思っています」(2/10近況)

⇒⇒12日に福島県・NF天栄へ放牧に出ています。(12日・最新情報より)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

デビュー前からやや1本調子の走りで速い脚に欠けるところを指摘されていたルージュセリーズ。また、母系はヴァーミリアンサカラートが出ているスカーレットインクの流れを汲むので、見せ場なく終わった芝のデビュー戦から、ダート替わりで変わり身を見せてくれることを期待していました。ただ、個人的な見解として、マイルは微妙に長いように感じていましたし、東京・ダ1600mは芝スタート。内枠を引き当てたので今回も出脚が付かないといきなり苦しい戦いになることは覚悟していました。

プラス4キロでの出走と仕上がりに関しては問題なし。パドックで気難しい面を見せるようなこともなかったと思います。

結果を大きく左右すると見ていたスタートは注目して見ていましたが、ゲート出がちょっと甘く、芝部分で促すシーンはありましたが、中団よりやや前目での追走に。3角までは砂を被るのを嫌がる感じはありましたが、マズマズ付いていくことは出来たと思います。ただ、3角過ぎからペースアップした際、隊列が離れていくことで胸で受けていた砂が顔に被るように。そこから行きっぷりが悪くなり、追走に余裕がなくなってしまいました。そして最後の直線を向く頃には集中力が切れてしまった様子で2戦連続で13着に沈んでしまいました。

敗因とすれば終始馬群で揉まれる形になったことで嫌気を差した様子。育成時はどちらかというと勝負根性のある馬だと見ていましたが、実際はその真逆で揉まれ弱かったりと難しい面を抱えています。ダートの走り自体は悪くありません。

デビュー2戦の走り・結果を見ると、気性面の改善は容易ではないでしょうが、今一度、丁寧に接してもらい、馬添えが良くない点を幾らかでも緩和・解消していって欲しいです。レースぶりに関しては距離や脚質(戦法)を見直してもらい、チークピーシズブリンカー着用など馬具の工夫も一緒に検討してもらえたらと思います。

現状では掲示板にのることすら難しいですが、遅生まれの分、成長の余地はあると思うので、試行錯誤しながら厳しい現状から何とか抜け出してきて欲しいです。

【近況】【競走馬名決定】メッセージソング

f:id:yakifish:20200513045835g:plain メッセージソング(牡・藤岡)父ロードカナロアチアズメッセージ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン20秒のキャンター1本、残りの日は周回コースでハッキング2700m

担当者「ここまで段階を踏んで慎重に立ち上げてきた甲斐があり、手術を行った左前膝は良好な状態を保っていることから、1月上旬からいよいよ周回コースに出て軽めの乗り運動を開始していました。そして1月中旬からは、まだ軽めの調整程度ですが、坂路コースにも入れ始めています。まだ乗り出したばかりですから、さすがに体も緩いですが、背中の感触は柔らかく、安定した走りをしていますよ。そういうところからは、センスの良さを感じますね。やや非力なところがあり、そのせいかキャンター中に尻っぱねをすることがあるのですが、その辺りは乗り込むにつれて解消されてくるでしょう。他の馬たちに比べれば遅れを取っていることは確かですが、まだ慌てる時期ではありませんし、じっくりと乗り込みながら力を付けていってくれればと思っています。馬体重は508キロです」(2/1近況) 

※競走馬名が決定しました。(5日・最新情報より)

競走馬名:メッセージソング
欧字表記:Message Song
意味由来:聞き手に訴えたい内容を盛り込んだ歌。母名より連想

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

左前膝副手根骨の骨片除去手術を行った為、育成が遅れてしまっていたチアズメッセージの19。その後は慎重を期して進めてきて、先月から騎乗運動開始に向け、角馬場での脚慣らし、馴致を行って備えてきましたが、1月上旬から周回コースでの乗り込みを開始。そして中旬からは坂路にも連れ出すように。まだまだハロン20秒とごくごく軽めの内容ですが、背中の感触とかは良さそう。ただ、父ロードカナロア産駒は牡馬でも牝馬でも、繊細な面を持ち合わせている馬が多いので、チアズメッセージの19にもそういう課題が出てこなければ良いのですが。

また、チアズメッセージの19は競走馬名・メッセージソングに決定。シンプルですが、覚えやすくて良かったかなと。現状は僚馬に遅れを取っていますが、まだまだ焦る必要はないので、マイペースを貫き、心身の成長を促しながら鍛え上げていって欲しいです。

【近況】【競走馬名決定】アストロフィライト

f:id:yakifish:20200513045835g:plain アストロフィライト(牝・中内田)父ディープインパクト 母ウェイヴェルアベニュー 

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター1本、週3回周回コースで軽めのキャンター2400m、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間も先月と同様の調教メニューを継続し、坂路コース・周回コースを併用してしっかり乗り込まれています。坂路コースではハロン16秒を中心に乗り込んでいますが、このペースでは余裕をもってこなせていますね。まだ非力なところはありますが、ディープインパクト産駒らしい柔らか味のある、スピード感あふれる動きを見せています。この持ち味を伸ばしていけるよう、じっくり成長を促しながら進めていきたいですね。継続して乗り込んでいても馬体重は安定していますし、飼い葉食いも良好で脚元にも不安はありません。まずは今後のペースアップに備えて、しっかり基礎を固めていく方針です。馬体重は446キロです」(2/1近況)

※競走馬名が決定しました。(5日・最新情報より)

競走馬名:アストロフィライト
欧字表記:Astrophyllite
意味由来:「創造の爆発」を象徴する星葉石。夢や目標を超越した活躍を願って 

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

アストロフィライトに競走馬名が決まったウェイヴェルアベニューの19。まもなくハロン15秒の調教へ踏み出していくと思いますが、坂路と周回コースを併用しながら鍛えられています。動きに関しては現状非力なところが目につくようですが、動画を見ると、走り自体は軽やか。体力が備わって来れば、馬体の使い方から変わってきてくれるでしょう。

優馬として申し込んだように期待は世代で随一の存在。走ることには非凡なモノを持っているので、走りを邪魔することになる気性面の課題(気難しさ・神経質等)が出てこないことを願っています。また、気になる点があるようなら、早めに課題をクリアしておいて欲しいです。

【近況】【競走馬名決定】アプリシティー


f:id:yakifish:20200513045835g:plain アプリシティー(牡・尾関)父ディープインパクト 母イルーシヴウェーヴ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター1本と周回コースで軽めのキャンター1800m、週1回周回コースで軽めのキャンター2700m、残りの日は軽めの調整

担当者「引き続き坂路ではハロン15秒ペースまで脚を伸ばしており、スピード感溢れる走りで登坂することが出来ています。周回コースでは長めの距離を乗り込んでいることでスタミナも強化され、内臓面の向上も窺えますし、乗り進めて行っても気性面が穏やかなのは良いですね。しかし、トモの緩さは解消されてきているものの、どうも前だけで走ろうとしているので、体を使えずフォームが安定してきません。動きだけ見ればペースアップも可能と見ていますが、正しいフォームが固まっていない段階で負荷を掛けると脚元に疲れが出てくることになりかねませんので、しっかり修正して次のステップへ行きたいですね。馬体重は460キロです」(2/1近況)

※競走馬名が決定しました。(5日・最新情報より)

競走馬名:アプリシティー
欧字表記:Apricity
意味由来:太陽の温もり

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

アプリシティーに競走馬名が決まったイルーシヴウェーヴの19。調教内容は先月と大きく変わってはいませんが、継続して乗り込むことが出来ているのは○。血統馬ながら、意外と体力を備えているかもしれません。ただ、調教動画を見ると、首に力が入っていてハミ受けが不安定。ガツンと行きたがってしまうところが見受けられます。

脚捌きは悪くないと思うので、緩やかなペースでの調教で首をリズミカルに使って走れるように取り組んで欲しいです。ネックストレッチなど矯正する馬具を付けるのも一案でしょう。

ロードなお馬さん(牝馬・牧場組)

f:id:yakifish:20200513050027g:plain シベール

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダート坂路コース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン20~22秒ペース)もしくはダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。2月4日(木)測定の馬体重は462キロ。

○当地スタッフ 「右前脚に張りが認められるとは言え、毎日接していないと分からない微妙なレベル。必要に応じてケアを施しながら取り組んでいます。ペースアップを図ってからも無難。攻めれば幾らでも動くだけに、今は心身のバランスを優先しましょう」

f:id:yakifish:20200513050027g:plain ヴィースバーデン

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、トレッドミル・ダク2000~3000m→ハッキング600~1000m。2月4日(木)測定の馬体重は451キロ。

○当地スタッフ 「獣医師のアドバイスを踏まえ、2月5日(金)よりハッキングを取り入れる形。慎重に様子を確かめながら運動量を調整しており、8日(月)には1000mまで延ばしました。尻の肉付きが良くなるなど、微妙なレベルで上向いている印象です」

f:id:yakifish:20200513050027g:plain ヴェルトハイム

滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン60分。

○当地スタッフ 「到着後はウォーキングマシン。回復を最優先に・・・と厩舎側より指示が出ており、余裕を持たせている状況です。飼い葉は食べるものの、まだ数字は変わらぬ感じ。もう少しの間は騎乗調教を見合わせて、同様の内容を繰り返そうと思います」

f:id:yakifish:20200513050027g:plain ソレンニータ

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダート坂路コース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン20~22秒ペース)もしくはダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン15~20秒ペース)。2月4日(木)測定の馬体重は440キロ。

○当地スタッフ 「幾らか非力な部分が窺えるとは言え、走りっぷりは以前から上々。2月5日(金)にハロン15秒ペースを交えた際もスムーズなフットワークで駆けました。直近の計測で440キロの数値。可能な限りはボリュームアップを図って送りましょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレットオーナーズのHPより☆★

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

シベールは状態を見極めながら調教を進めているも、概ね順調。小さな不安は日々の入念なケアで解消・改善していって欲しいです。また、速いところは不要なので、丹念に乗り込みことで心身のバランスを整えることを優先して欲しいです。

ヴィースバーデンは獣医師の許可が下り、人を乗せての調教を開始。ひとまず感触を確かめる程度の内容ですが、ゆっくりゆっくりながら良い方へ進んでいます。

3日に滋賀・グリーンウッドへ移動してきたヴェルトハイムは馬体の回復に専念中。カイバ自体は食べてるようですが、食欲旺盛な馬ではないので、ちょっと時間は掛かりそう。まあ、焦っても仕方ないので、日々のメニューを淡々とこなしていってもらいたいです。

ソレンニータは定期的に速いところを織り交ぜることが出来るまでペースアップしていますが、馬体の印象は非力。カイバをしっかり食べてもらう工夫をしつつ、心身の成長を促すことを第一に乗り進めていって欲しいです。

今回こそ在厩調整で結果を残してくれるものと期待するも、レース前から気分が乗っていなかった様子。中団よりやや後方で脚を溜めるも、直線でピリッとした脚は使えず。出走すれば有無を言わさずに放牧へ。また、今回は時計が速過ぎた。★ポレンティア

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ポレンティア(牝・田中博)父ハーツクライ 母ポーレン

土曜東京7R 4歳上1勝クラス(芝1600m)13着(4番人気) 柴田善J

内枠から五分のスタートは切るも、中団からやや後方で脚を溜めます。しかし、直線に入ってからも目立った脚は使えず、着順を上げられないままゴールしています。

田中博康調教師「前走よりも気持ちに余裕があって、調教でも良い動きをしていたと思うのですが、競馬に参加することが出来ずに終わってしまいました。特に今回は1度もファイトするところがありませんでしたし、案の定レース後は息の乱れがなくて、走りきっていないような感じですね。騎乗した善臣さん(柴田善臣騎手)は『前走の映像を見ると引っ掛かっていたので、もっと進んでいくのかと思ったのですが、変に落ち着きがありましたね。グンとギアの上がる感じがなかったので、外を回って追い込むよりは一か八か内で馬群を捌く形をとったものの、どちらを通ってもあまり大差は無かったでしょう。今日に限っては気持ちの問題なのかなと思います』とコメントしていました。正直、ここまで負けるとは思っていなかったのでビックリしていますし、期待していただいた皆様に申し訳ない気持ちで一杯です。この後は、優先出走権を獲ることが出来ませんでしたから、気持ちをリフレッシュさせるべく牧場へ放牧に出すことになると思います」(レース結果)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

【次走へのメモ】

出たなりで後方。控えて脚をためたが、追ってピリッとせず。馬群に食らい付いて入線するのが精一杯。この馬には時計が速い。(B誌)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

・在厩場所:9日に福島県ノーザンファーム天栄へ放牧

田中博師「攻め馬の感じからは大敗を喫する馬ではありませんから、やはり気持ちの問題なのかもしれませんね。2戦続いてレースの終わり方としては満足のいくものでは無かったものの、優先出走権を手に出来ませんでしたので、予定通り一旦牧場へお戻ししました。調整方法を工夫して、次走はこのような結果にならないよう取り組んでいきたいと思います」(2/10近況)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

放牧明けは5着以内に好走することが多いポレンティア。ただ、その後、在厩調整でレースへ臨むと必ず着順を落とすパターン。今回も中2週のローテでそうなることを危惧していましたが、中間の調整はこれまでとは違って入念。今回は違った面を見せてくれるものと期待したのですが…。

パドックに登場したポレンティアは前走からマイナス6キロ。500キロを超える馬体ですが、枝葉の長い造りなのでお腹回りは幾分巻き上がり気味。イレ込み等はなかったですが、耳はちょこちょこ動かしていたので、周囲を気にしていたのかなあ。

レースは2枠4番と絶好のところを引き当てたので、互角のスタートから前々でレースの流れに乗っていって欲しかったですが、柴田善Jは行きたがることを想定してじっくり構える競馬を選択。ただ、フレッシュさに欠くポレンティアの行きっぷりは一息。ペースアップした際、何とか対応して前との差を引き離されないように努めていましたが、4角を回って直線を向いた時のポレンティアを見ると、耳を絞っていたので、レースへの前向きさを欠いていました。そして実際、直線で追われたポレンティアですが、大した伸びを見せることなく、流れ込むようにゴールイン。やはりいつものパターンに嵌ってしまい、13着に沈んでしまいました。

ただ、勝ったシンハリングの走破時計は1分33秒0。速い時計への対応に課題のあるポレンティアにはデキが良かったとしても、出番はなかったかもしれません。

レース後のポレンティアですが、ケロッとしているようなので、全力を出し切っていない様子。陣営は同じ失敗を繰り返しているので、出走すれば必ず放牧とパターンを崩すことがないようにお願いしたいです。放牧明けの1戦に関しては真面目に走ってくれるわけですから。また、ダートを試した時も新潟で好走し、中2週ぐらいでのダート参戦。思っていたよりも適性が無かったのは事実だっても、放牧明けならもう少し違った結果に終わったかも。個人的には改めてダート適性を測って欲しいと思っています。攻めの時計や動きからもっともっとやれていい馬ですから。

初めての連戦でマイナス8キロ。見た目以上にイラついていた様子。五分のスタートから好位を確保して流れに乗れたまでは良かったも、直線でGOサインが出た時には体力面で余力なし。追われてフットワークはバラ付くも、気持ちは切らさずに7着に踏み止まったことは一定の評価はしたい。★ノワールドゥジェ

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ノワールドゥジェ(牝・宮田)父ハーツクライ 母プチノワール

土曜東京5R 3歳未勝利(芝2400m)7着(3番人気) 横山武J

メンコ外す。スタートをしっかりと決めると、促して好位を追走します。勝負所でも良い手応えでしたが、直線へ向いてからはジリジリとしか脚を伸ばせずに、7着で終えています。

宮田調教師「レースへ向かうまでの一連の流れで気性面は問題ありませんでしたから、予定通り今日はゲート裏でメンコを外しました。すると、適度に気合が乗って良い雰囲気だったことで、スタートはとても良くなりましたね。理想的なポジションに収まって、直線では前が開いたところから伸びるだけだったのですが、追ってから思ったほど伸びが見られませんでした。今日の感じからすると、この距離で正攻法の競馬だとまだ体力的にも厳しいのかもしれませんね。騎乗した武史(横山武史騎手)は『メンコを外して反応が良くなっているのは確かですし、立ち回りのセンスが良くなってきているのも収穫です。ただ、2走前のように追ってから長く良い脚を使えませんでしたから、現状は後ろから行って末脚を活かす方が合うのかもしれません』と悔しそうな表情でコメントしていました。続けて使ってきましたから、この後は一息入れる方向で考えていますが、まずはトレセンで馬体をよく確認しておきます」(レース結果)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

【次走へのメモ】

出脚良く好位のイン。勝負どころもついて回れたが、直線を向いたところでもう余力がなかった。馬体はいいが、まだ力がつき切っていない感じ。(B誌)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

・在厩場所:9日に福島県ノーザンファーム天栄へ放牧

宮田師「東京開催を狙って続戦させましたが、結果を残せずに申し訳ございません。ただ、収穫のあるレースだったと思いますし、この馬にとっては良い経験になったでしょう。トレセンに戻ってきて馬体を確認すると、それなりにダメージがあるようで、特に左前の繋から球節にかけて腫れが出ました。それでもレントゲン検査では骨には異常はありませんし、一過性の疲れだと思います。また、腹回りなど馬体も寂しく映りますので、当初の予定通り一度牧場へお戻しさせていただきました」(2/10近況)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

結果を残している東京戦へ向け、初めて在厩調整で臨んだノワールドゥジェ。馬体重は増えることはないと思っていて、どれくらい維持できているかと注目していましたが、マイナス8キロでの出走。やはりお腹回りは寂しくなっていましたし、パドックでは落ち着いていたというよりは少し元気がないようにも見えました。

返し馬の映像は見ていませんが、レース直前のノワードゥジェの姿を見ると、首の周りを発汗しており、タオルで拭うところが映っていました。イレ込むところまではいっていないも、見た目以上にテンションが高まり、イラついていたんでしょう。

レースでは馬群で揉まれ込むと嫌だなと考えていたので、1角までにスッと前目の位置をキープ。ラチ沿いを走らすことになりましたが、外からのプレッシャーはさほどなかったと思います。ただ、思っていたよりもレースは流れていたかも…。

勝負どころでもインでじっとしていたノワールドゥジェは直線を向いてから進出を開始。鞍上のGOサインが出て、少し外目に持ち出すも、いざ追われてからが案外。何とか直線を向くまで耐えてくれましたが、そこからもうひと踏んばりするような余力はなし。疲れ・体力の限界からフットワークがバラバラになっていました。そんな状態でも7着に止まったのは、気持ちは切れていなかったんでしょう。距離に関しては2000mまででしょう。

レース後のノワールドゥジェですが、疲れ・ダメージは連戦したので出ていて、左前の繋から球節にかけて腫れを確認。レントゲン検査では骨折等の診断は下らず、レース中に捻挫したということもなく、疲れからくる一過性のものみたいです。今のところ大事に至らず、ホッとしています。そして早速9日にNF天栄へ放牧。引き続きは入念な脚元のケアに努めてもらい、細くなった馬体をしっかり時間を設けて回復させて欲しいです。そして次走へ向けてゆっくり始動していって欲しいです。おそらく中山開催はパスすることになるでしょうから、4月下旬から始まる東京開催へ向け、心身の成長を促しながら態勢を整えていってもらえればと思います。コツコツ乗り込みながら、馬体にボリューム・幅が出てきて欲しいものです。