焼魚定食の表示価格には消費税が含まれています。

出資しているシルクとロードと東サラのお馬さん情報が中心。(有)シルクホースクラブ&(株)ロードサラブレッドオーナーズ&(株)東京サラブレッドクラブのHP掲載の情報の転載・画像使用の許可を得ています。

早期デビューを目指し、そろそろ声が掛かっても不思議ではなかった時に左前球節の内側種子骨基底部を骨折。スクリューを挿入して内側から固定する手術を行う。そこからデビューへ向け、態勢が整うのに約1年3ヶ月。ひと追い毎に動きは良くなっているが、初めての実戦で走ることに集中できるかどうか。まずは無事に走り終えて欲しい。★アルプスソング

f:id:yakifish:20200513045835g:plain アルプスソング(牝・宮田)父ロードカナロア 母アーデルハイト

日曜東京1R 3歳未勝利・牝馬(ダ1600m)3枠6番 丸山J

・在厩場所:美浦トレセン

宮田師「7日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中は3頭縦列の2番手から進め、直線では真ん中に進路を取って脚を伸ばすと、最後は馬体を並べてゴールしています。今週は元気(丸山元気騎手)に手伝ってもらいましたが、『先々週に乗せてもらった時と比べて、全体的な動きの質は良くなっています』と話していました。特に先週までは手前を替えた際に突っ張るような仕草を見せていたのが、今回は最後までスムーズに走ることが出来ていましたし、ここまでしっかりと負荷を掛けてきたことが良い方に向いている印象です。既走馬相手のデビュー戦となり、簡単な競馬にはならないですが、先週行ったゲート練習では良い発馬を見せていましたし、ポンとゲートを出て好位から気分良く運べれば、楽しみがあっても不思議ではないと思っています。なお、鞍上は調教で好感触を掴んでもらった元気に依頼しています」(6/7近況)

助  手 4美W重 71.1 - 55.9 - 40.3 - 12.3 馬ナリ
丸  山 7美W稍 84.5 - 68.0 - 52.7 - 38.1 - 11.8 馬ナリ ラジエル(古馬1勝)馬ナリの外1.0秒先行同入

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

第3回東京4日目(06月11日)
1R 3歳未勝利
ダ1600メートル 指定 牝馬 馬齢 発走10:10
枠    馬    馬名    性齢    重量    騎手
1    1    ジュンシリアス    牝3    54.0    木幡巧也
1    2    プチボヌール    牝3    54.0    北村宏司
2    3    オニユリ    牝3    54.0    野中悠太郎
2    4    フロル    牝3    51.0    佐藤翔馬
3    5    スピリチュアル    牝3    54.0    武藤雅
3    6    アルプスソング    牝3    54.0    丸山元気
4    7    イサチルキュート    牝3    54.0    木幡初也
4    8    チュウワスプリング    牝3    54.0    伊藤工真
5    9    アモフリューゲル    牝3    53.0    永野猛蔵
5    10    ロゴナンバーワン    牝3    54.0    柴田善臣
6    11    ヒマワリノコ    牝3    54.0    内田博幸
6    12    ワラッテユルシテ    牝3    54.0    杉原誠人
7    13    キラメクミナミ    牝3    54.0    大野拓弥
7    14    ニシノサザナミ    牝3    54.0    江田照男
8    15    コースタルタウン    牝3    54.0    石橋脩
8    16    キョウエイエピカ    牝3    54.0    松岡正海

○宮田師 「早い時期にデビュー予定も、骨折があって遅れました。今週は余裕を持って時計が出ましたが、経験馬相手がどうかです」(競馬ブックより)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

昨年の3月、早期デビューを目指し、そろそろ移動の声が掛かっても不思議ではなかった中、調教中に左前を跛行。すぐにレントゲン検査を行い患部の状態を確かめると、左前球節の内側種子骨基底部を骨折していることが判明したアルプスソング。気性面で少し課題を残すも、動きの質は着実に高まり、馬体はパワーアップと確実に走ってくる1頭だと見ていたので、ショックの大きい頓挫に。骨折箇所をスクリューを挿入して内側を固定する手術を行っています。

その後は慎重を期しながら育成・調教を進めてきましたが、再度トラブルに見舞われるようなことはなし。ただ、骨折の程度が大きかったので、骨折が判明してから約1年3ヶ月後のデビューとなりました。

デビュー前の調教・追い切りに関してですが、最初は動き切れない感じで地味な時計・内容。北海道時には触れられていませんでしたが、骨折箇所(スクリューで固定)を気にし、体の使い方が小さくなってしまった様子。怖々走っていたんだと思います。ただ、追い切りの本数を重ねるごとに突っ張って走るような面は薄れ、素軽さを感じる走りへ。やはり非凡な才能の持ち主でしょう。そして熱心に乗り込んできたことで内面はしっかり整ったと思います。あとは精神面がどうか。

元々気の小さいところがあった馬ですし、ロードカナロア産駒にチラホラ見受けられるレースへ対しての集中力・前向きの欠如。ゲートは上手みたいですが、レースの流れにスッと乗っていけるかどうか。よーく、見ておきたいと思います。

この時期の未勝利なので心身の噛み合った走りができれば、いきなり好勝負に持ち込んでも不思議ではありませんが、大きな骨折でデビューが遅れてしまった馬。まずは無事に走ってきて欲しいのが1番。その中で血統馬らしいセンス・脚力を感じさせ、2戦目以降に希望の持てる内容を見せて欲しいです。また、具体的な合格例とすれば、5着以内に入り、次走の優先権を確保となれば、デビュー戦とすれば上々でしょう。