エディストーン（牡・田中博）父ハーツクライ 母エディスワートン
土曜中山５Ｒ ３歳未勝利（芝２０００ｍ）６枠１１番 Ｃ.ルメールＪ
・在厩場所：美浦トレセン
田中博師「脚元の状態はここまで良い意味で変わらず進められていますから、先週末も南Ｗコースで時計を出しました。5日も同様に南Ｗコースで追い切りを行い、道中はエディストーンが2馬身追走して、直線では実戦を意識して外目から脚を伸ばす形を採ると、最後は同入で終えています。週末は天気が崩れそうですし、芝でもキックバックを受ける可能性がありますから、馬の後ろに付けたのですが、チップが当たっても前進気勢を削がれるようなことはありませんでしたね。また、折り合いに関しては、元気が良すぎるが故にコントロールの難しさがあり、加えて頭の高いフォームで走ってしまいますね。先週もお伝えしましたが、他馬を気にして走っているのかなと思いますし、先週末に単走で走らせている時は非常に良いフットワークをしていましたから、実戦でもいかにスムーズに運べるかがポイントになるのかなと思います。デビュー戦ですから馬具の工夫は行わないものの、今回で極端に気性面の課題が出るようであれば、次は何かしら着けることを検討しないといけないでしょう。既走馬相手になるのでそう簡単な競馬はさせてもらえないと思いますが、調教での動きや持っているポテンシャルは高いですし、初戦からどれくらいやれるのか楽しみにしています」（4/5近況）
助 手 ２美Ｗ良 72.5 -56.0 -40.8 -11.7 馬なり余力
助 手 ５美Ｗ良 69.6 -54.3 -38.9 -11.7 馬なり余力 レッドルキフェル(三未勝)馬ナリの外0.3秒追走同入
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第3回中山5日目（04月08日）
5Ｒ ３歳未勝利
芝2000メートル 指定 混合 馬齢 発走12:30
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 スペロ 牝3 54.0 菅原明良
1 2 オクタヴィアヌス 牡3 56.0 北村宏司
2 3 ジョイパピエーダ 牡3 56.0 柴田大知
2 4 スピーディブレイク 牡3 56.0 横山武史
3 5 マイネルボンバー 牡3 56.0 野中悠太郎
3 6 カガカーニバル せ3 56.0 丸田恭介
4 7 セントアイヴス 牡3 56.0 吉田豊
4 8 ナイトブレーカー 牡3 56.0 三浦皇成
5 9 キャナルロックス 牡3 56.0 坂井瑠星
5 10 ベルウッドミカサ 牡3 56.0 石橋脩
6 11 エディストーン 牡3 56.0 Ｃ．ルメール
6 12 ジャガンナート 牡3 56.0 武藤雅
7 13 モーニングビーチ 牡3 56.0 江田照男
7 14 ハガネ 牡3 56.0 津村明秀
7 15 プラニスフェリオ 牡3 56.0 戸崎圭太
8 16 レインボーウォリア せ3 55.0 永野猛蔵
8 17 オウケンライト 牡3 56.0 木幡育也
8 18 ボンフェット 牡3 53.0 小林勝太
○穂刈助手 「追い切りの動きはいいです。経験馬相手の初戦になるので、その点は割引になりますが、能力を感じる馬です」（競馬ブックより）
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募集期間前に父ハーツクライの種牡馬引退が発表され、最終世代の１つ前とはいえ、出資機会がグンと減ることから積極的に出資することを決め、同世代ではアッシュフォード共に出資を決めたエディストーン。
まずは無事縁があって良かったのですが、育成に移動した矢先、９月下旬に右トモ飛節に腫脹を確認。その後、患部の治療・良化に時間が掛かり、２歳になってから騎乗馴致を経て乗り込みを開始。飛節の状態に常を目を配り、心身の幼さ（特にトモの緩さ）に苦労しつつ、何とか進めて行くことに。そして良い流れに乗っていけるかなというところで３月末に今度は左トモの飛節に腫れを確認。幸い、骨等には異常は見受けられなかったも、調教中に捻った様子。ウォーキングマシンでの軽めの運動へ切り替え、立て直しを図ることになってしまいました。
その後の育成では大きなトラブルこそなかったも、心身の幼さに気を配りながらのマイペース調整。１１月には初入厩を果たし、ゲート試験は２度目で合格することができました。ただ、デビューへ向かうには体力不足ということでＮＦ天栄で鍛え直すことに。緩さが目立ち、踏ん張りが利かないトモの強化に努めてきましたが、そう簡単には成果は感じられず。その結果、翌週に牡馬クラシック第１弾・皐月賞という時期でのデビューとなりました。
動きに関しては、父ハーツクライらしい身のこなしの軽さ・しなやかさは装備。まだまだ緩さが目立ちますが、良いバネは感じられます。追い切りも週２回時計を出し、ひと追い毎に動けるように。ただ、他馬を気にしたり、首を上手に使い切れないなど幼さも多く感じられる現状です。鞍上にＣ.ルメールＪを配してくれましたが、デビュー戦から期待というよりは今回は競馬を覚えてもらうことが１番。パワータイプで走法から道悪は悪くかなと思いますが、色んなことに触れてもらうことで学んでもらい、次走以降に役立ってもらえればと思います。Ｃ.ルメールＪには出来るだけストレスの掛からない位置で流れに乗ってもらい、距離ロスには目を瞑り、直線でも渋太く脚を伸ばしてもらえればと思います。まずは５着以内を確保できれば、個人的には合格点を上げたいです。
