エディストーン（牡・田中博）父ハーツクライ 母エディスワートン
土曜中山５Ｒ ３歳未勝利（芝２０００ｍ）６着（３番人気） Ｃ.ルメールＪ
田中博康調教師「ゲートはあまり速くなかったものの、その後は上手くリカバリー出来ましたし、向正面に入るまでの形は悪くなかったと思います。ただ、向正面では他馬を気にして外に逃げるような仕草を見せていましたし、直線でも同じ様に外から来られると内に寄って行こうとして、脚を伸ばすことが出来ませんでした。既走馬相手で難しい部分がある中でも、何とか能力でカバーしてくれればと期待していたものの、装鞍所では馬っ気を出したりしていましたし、もっと競馬に対して集中できるようにならないといけませんね」（レース結果）
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・在厩場所：美浦トレセン
田中博師「先週は良い結果を残すことが出来ず、申し訳ありませんでした。Ｃ．ルメール騎手は、『もう少し距離は詰めた方が良さそう』と話していたものの、それよりも他馬を気にして走りに対して全然集中できていなかった影響の方が大きかったと思います。幼さを出してしっかりとパフォーマンスを発揮できませんでしたし、何かしら道具を着けてみることも検討した方が良いのかもしれません。レース後は左前の歩様がいつもより悪かったので、腕節から球節にかけてレントゲンを撮ったものの、特に異常はありませんでした。また、腱の部分が傷んでいる可能性がありましたし、こちらは本日エコー検査を行い、問題ありませんでした。ただ、右前にも硬さがある現状ですから、しっかりとこちらで治療を行い、週末にノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただく予定です」（4/13近況）
⇒⇒15日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧に出ています。
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ようやくデビュー戦に辿り着くことが出来たエディストーン。追い切りではまずまず動くことが出来ていたので、『デビュー戦からいきなりやれないかな？』と密かに期待していましたが、パドックに登場してきたエディストーンは丸みを帯びた好馬体でしたが、お腹回りは余裕のある造り。２人引きで暴れたりするような面はなかったも、気配は目立たず。鞍上の手腕に期待するも、まずは経験を積む場になるのかなと思い、レースを見守っていました。
レースぶりに関してですが、スタートでやや立ち遅れ、ヨレてもしまいましたが、行き脚はマズマズあって、中団からの追走。頭の高さは少し目立ちましたが、折り合い等は問題なかったと思います。ただ、他馬の動きに対して敏感に反応している感じが窺え、勝負どころから動いていきたかったと思うのですが、モタモタ。直線では内へ封じ込めていたオクタヴィアヌスに進路をこじ開けられると、その後にゴチャ付く場面も。若さが目立つエディストーンにはタフな競馬になり、最後はやや流し気味にゴールへ。悪くても掲示板は確保して欲しかったですが、１歩及ばずの６着でのフィニッシュとなりました。
レース後のエディストーンですが、直線でブレーキを掛けるところもあったので、左前脚の歩様は一息。詳しく検査を行ったところ、大きな問題は見つかっていないも、注意深く観察していく必要はありそう。１５日にＮＦ天栄へ移動済ですが、まずは馬体のメンテナンスを入念に行い、慎重を期しながら立ち上げていってもらえればと思います。
デビュー戦を見て、率直な感想とすれば、もう少し脆さを出すのかなと見ていましたが、幼さを覗かせながらの競馬でも案外まとめることは出来たのかなと思います。また、前脚を叩きつける感じで走るので、砂を被った際の不安はあるも、適性はそれなりにありそう。相手関係を考慮すると、早めにダートへ矛先を向け、１つ勝っておきたいです。
