焼魚定食の表示価格には消費税が含まれています。

出資しているシルクとロードと東サラのお馬さん情報が中心。(有)シルクホースクラブ&(株)ロードサラブレッドオーナーズ&(株)東京サラブレッドクラブのHP掲載の情報の転載・画像使用の許可を得ています。

【シルク】週末(8/20・21)の出資馬・出走結果

f:id:yakifish:20200513045835g:plain アンブロジオ

土曜新潟1R 障害3歳上未勝利(障2850m)3着(3馬人気) 石神J

まずまずのスタートを切ると、道中は中団に付け、やや飛越が大きくなりながらも、各障害を無難にクリアして行きます。4コーナーから徐々に押し上げて行き、最終障害を無事に飛越すると、ジワジワと脚を使って3着を確保しています。

菊沢調教師「心配だったテンション面はパドックでも大きく上がることは無かったですし、ジョッキーが跨ってからも程良く気持ちが乗って、良い雰囲気で競馬に入っていくことが出来たと思います。ただ、調教ではハミ掛かり良く走ってしまう感じなのですが、レースだと周りを窺いつつの追走となってしまい、障害も一つひとつの飛越が高くなってしまったことで、スムーズにスピードに乗って行くことが出来ませんでしたね。石神深一騎手も、『こちらも促してはいたのですが、馬が躊躇するところがあり、障害では飛びが大きくなってしまい、飛越が安定しませんでした。調教ではどんどん進んで行くのですが、レースとなるとまるで雰囲気が違ってあまり進んで行かなかったですし、勝ち切るにはもっとスムーズな飛越が求められますね』と話していました。ただ、平地の脚はあるので最後は脚を伸ばしてくれてしっかり3着を確保できましたし、安定して成績を出せているのは良い点だと思います。上がって来た時の状態に問題は無かったものの、背腰を中心に疲れが出やすいところがありますし、レース後は直接ノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただきました。今後については、牧場での状態を見ながら検討させていただきます」(レース結果)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

・在厩場所:福島県ノーザンファーム天栄
・調教内容:角馬場でフラットワーク、トレッドミルで軽めのキャンター

天栄担当者「こちらに戻って来て状態を確認しましたが、送り出す前に比べるとトップラインが寂しく映りますね。それに背腰にも結構疲れが溜まっている様子だったので、獣医師に治療を行ってもらっています。現在は角馬場で軽めに動かしつつ状態把握に努めており、まずは疲労回復を優先に進めていきたいと思います。馬体重は454キロです」(8/26近況)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

f:id:yakifish:20200513045835g:plain スノーグレース

土曜新潟12R 3歳上1勝クラス・牝馬(芝1800m)10着(14番人気) 杉原J

まずまずのスタートを切ると、道中は中団後ろ寄りからレースを進めます。直線では馬場の真ん中辺りに進路を取って追い出されますが、ジリジリとした脚色で伸び切れず、10着に敗れています。

中舘調教師「かなり隊列が縦長となり、前もそれなりに流れていたと思いますが、その中でペースに惑わされることなく自分のリズムで走ることは出来ていたかなと思います。何より今日はこの馬の課題である気難しさを見せませんでしたし、自分の脚を使えましたから、その点は褒めてあげてください。騎乗した杉原騎手は、『ワンペースな走りでしたので、決め手を求められると厳しいですね。最後まで止まらずに脚を使ってはいるのですが・・。現状は芝・ダートというよりは、もっと成長して力を付けることが大事だと思います。ただ、どちらかと言われると速い脚を求められないダートの方が上位に来ることができるかもしれません』と話していました。また、ジョッキーからは、『4コーナー辺りでの息遣いが少し気になった』と報告を受けましたが、今回の調整過程ではその点は気にならなかったですし、牧場さんでも一度確かめてもらった方が良いかもしれませんね。タフな競馬で疲れはあるでしょうから、レース後は直接ノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただいています」(レース結果)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

・在厩場所:福島県ノーザンファーム天栄
・調教内容:ウォーキングマシン

天栄担当者「レース後に直接こちらへ戻って来ていますが、脚元にはこれと言った異常は見られませんでした。ただ、馬体は寂しく映りますから、まずはウォーキングマシンに止めて良化を図るようにしています。馬体の状況を見ながら、次のステップへ移るタイミングを計っていきたいと思います。馬体重は463キロです」(8/26近況)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

f:id:yakifish:20200513045835g:plain イルデレーヴ

日曜小倉9R 耶馬渓特別(芝1200m)7着(10番人気) C.ホーJ

五分にゲートを出ますが、流れに乗り切れず後方でレースを進めていきます。最後の直線ではしぶとく伸びて、2着馬からコンマ6秒差の7着入線しています。

池添学調教師「小倉競馬場までの輸送は問題なく、レース当日は暑さの影響もなく馬の雰囲気はとても良かったです。前日は全体的に時計が速くなっていましたから、雨で少しでも時計が掛かればと期待しましたが、前半からペースが速くなって追走で一杯でしたね。レース後、C.ホー騎手からは『ゲート内では後ろ扉を蹴っていましたが、そこまで影響はなかったですよ。ゲートは五分に出たものの、流れに乗り切れず追走に余裕がなかったですね。ただ、脚を溜める余裕がなかった割に最後はしぶとく伸びていましたから、マイルぐらいの距離で上手く脚を溜める競馬をすれば、もっと良い走りを見せてくれそうです』と前向きなコメントが返ってきました。ジョッキーの進言にもあったように、マイルぐらいの距離で上手く脚を溜めていけば、長く脚を使ってくれそうですから、次走はそのような条件を探して使っていきたいと思います。トレセンに戻って状態を確認した後は、無理せず放牧に出す方向で考えています」(レース結果)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

・在厩場所:栗東トレセン/25日に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

池添学師「先週は追走で一杯だった割には、最後はしぶとく伸びてくれたように、もう少し脚を溜めるところがあれば違った結果になっていたかもしれません。また、ジョッキーの進言にもありましたように、次走は距離を延ばしてみることを考えています。小倉競馬場からトレセンに戻って状態を確認したところ、目立ったダメージはなく、体調も問題ありませんが、この後は無理せず牧場へ戻して心身ともにリフレッシュさせる予定です」(8/24近況)

⇒⇒25日に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。(25日・最新情報より)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ポレンティア

日曜新潟10R 阿賀野川特別(芝2200m)7着(6番人気) 三浦J

まずまずのスタートから行き脚を付けて、道中は自らレースを先導します。直線に入ってすぐに勝ち馬に交わされると、その後はジリジリと後退してしまい、7着でゴールしています。

田中博康調教師「道中はスローにペースを落として、4コーナーから徐々に後続を突き放していく形が理想的ですし、それに比べると少しペースは流れたかなと思いますが、道中の感じは悪くなかったと思います。ただ、走りのバランスとしては右に流れるところがあったようですし、勝ち馬に直線に入ってすぐに交わされてからは、馬が走る気を無くしてしまったような感じで、抵抗できずに段々と着順を落としてしまう格好となりました。上がって来た時の様子にはこれと言った異常は見られなかったものの、馬房に戻ってしばらくすると鼻出血が確認されました。この中間には鼻水に交じる程度の出血が見られ、同じ様な症状を見せてもレースでは鼻出血を発症せずパフォーマンスに影響がない馬もいることから、今回は出走させていただきましたが、あの直線での走りを見るとレース中に苦しいところがあったのかもしれません。そういった状況なので、まずは馬に異常が出て来ることはないかよく状態を確認させていただきたいと思います」(レース結果)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

・在厩場所:美浦トレセン/26日に福島県ノーザンファーム天栄へ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

田中博師「道中は良いリズムで走ることが出来ましたから、何とか粘ってくれるかなと思っていましたが、レース後には鼻出血が確認された通り、内面はキツかったのかもしれませんね。トレセンへ戻ってからも馬は元気ではあるものの、両前脚に少しダメージはありそうですので、念のためレントゲンを撮ってからノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただきたいと思います」(8/24近況)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

f:id:yakifish:20200513045835g:plain アンダープロット

日曜札幌10R 大通公園特別(ダ1700m)3着(3番人気) C.ルメール

メンコを装着して出走。スタートの反応はやや鈍かったもののすぐに勢いがついて、中団から競馬を進めます。勝ち馬の後ろを追走し直線では外から懸命に脚を伸ばしましたが、前との差を詰め切れず3着入線となりました。

加藤征弘調教師「帰厩してから挫跖があって全てが順調ではなかったですが、まずまずの仕上がりでレースに臨めたと思います。初のダート戦ということで、向正面では砂を被って少し躊躇する面はあったものの、直線で外に出してからは最後までジリジリ伸びてくれましたね。ルメール騎手は、『良い感じで上がって行きましたが、直線に向いたところで内にモタれてしまって立て直すロスが痛かったです。その分だけ、負けてしまいました』と話していました。芝のレースと同じようにもうワンパンチ足りないように映りますが、ダートの方が相手関係も楽になりやすいですし、何度か使っていけば慣れも見込めると思うので、次もダートを使ってみたいと思います。蹄を中心にレース後の状態を見てからになりますが、久々を使った上積みもあるでしょうし、優先出走権も獲れましたから、こちらでもう一戦することも考えています」(レース結果)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

・在厩場所:札幌競馬場
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:9月4日の札幌・ダ1700m(C.ルメールJ)

加藤征師「初めてのダート戦でしたが、ジョッキーの感触からもダートは問題無さそうでしたね。レース後の状態に関しては、中間に痛みの出た蹄は今のところ問題無さそうですし、その他の部分も大丈夫そうです。ですから、このまま滞在させて来週のD1,700m戦へ臨みたいと考えています。なお、鞍上は引き続きC.ルメール騎手に依頼しています」(8/24近況)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

週末(8/20・21)に出走したシルクの出資馬の出走記事をまとめて。※土曜新潟・芝1200mでデビュー勝ちしたヴィアルーチェは別記事にて。

約3ヶ月ぶりの実戦となったアンブロジオ。パドックでは適度な気合乗りできっちり仕上がっていたと思います。ただ、ライバルたちの仕上がりの良さも目立ち、置き障害の新潟で飛越の巧拙とスピードが勝負を分けるんだろうなあと見ていました。

ゲートをポンと出たアンブロジオはこれまでと違い第1障害をスムーズにクリアしてくれたのですが、隣りの馬が前へ切れ込んできて小ブレーキ。その間に外枠の馬がポジションを上げていくと、アンブロジオは中団やや後方の位置取り。タラレバを言うと、『ここでしっかりポジションを主張していれば・・・。』と。窮屈な競馬を強いられました。そして道中は馬群での追走だったこともあり、雑な飛越も。スムーズに押し上げていくことが出来ませんでした。それに対し、このレースを圧勝することになるマサハヤニースは向正面に戻ってくると早めのスパート。ビュンビュン飛ばしていっても、勢いは最後まで衰えず。今回に関しては相手が悪すぎました。まあ、それでも3角過ぎから外目を一気に押し上げて行き、直線でも渋太く脚を繰り出し、3着まで押し上げてきた頑張りは評価できます。平地力が最後に生きました。

今回のレースを見ると、飛越の不安定さは残るも、置き障害の新潟よりも、小倉や福島の障害コースのある舞台があっていそう。ただ、中山や東京に関しては、出走経験がないので、合っているかどうかは何とも。障害が高くなるのはやや危ういかな?

レース後のアンブロジオはそのままNF天栄へ直行。その後、脚元等に異常は見られないも、しっかり走ってきたことで背腰を中心に疲れが蓄積。馬体の戻りも悪いようなので、まずは回復に努めてもらえればと思います。

障害での初勝利となると飛越の上達が望まれるも、堅実に稼いでくれているのは助かるので、まずは怪我なく、コンスタントに使っていって欲しいです。

スノーグレースは砂を被るのを嫌がるので、再度芝への挑戦へ。母系は芝の方が良さそうなのですが、スノーグレース自身はやや柔らかみに欠ける点がどうかなと。時計の掛かる馬場は良いのでしょうが。

パドックに登場してきたスノーグレースは数字以上にスッキリしていたかなと思いますが、この馬なりに落ち着きはあり、リラックスは出来ていたように思います。

レースは五分のスタートから出たなりの位置で折り合いに専念。案外スムーズにレースの流れに乗ることが出来ていたと思いますし、脚を溜めながら追走できていたかなと思います。ただ、直線を向き、鞍上のGOサインが出てから、ギアが1段上がることはなくて…。ジリジリと脚は使っているのですが、前との差は詰まらずじまい。走りをよくよく見ると左手前のまま走っていたので、手前を替えることが出来ていれば、もう少し前進出来ていたかもしれません。

レース後のスノーグレースはアンブロジオ同様に美浦へは戻らず、NF天栄へ直行。脚元等に異常は見られないも、馬体は細くなっている様子。まずはしっかり回復を促し、次走へ向け、節(出走間隔)を稼いでもらえればと思います。

芝orダートについては、ダートの方が無難かなと思いますが、芝でもう少し距離を延ばしてみるのもありかもしれません。

イルデレーヴは2戦連続で芝1200mへの挑戦。ただ、2歳未勝利で1分8秒1の時計が出ていたので、レース前から諦めモードがあったのは確かです。また、パドックでその姿を見ると幾分お腹回りに余裕があるのかなと見えました。

レースでは五分のスタートを切るも、二の脚の差で後方からの競馬。結構速いペースで流れたこともあり、追走にやや手一杯で余裕はなかったかと思います。そして道中は内を回ることで前との差を詰めようと苦心するも、脚が溜まり切っていなかったので、直線でいざ追われてからがジリジリ。伸びずバテずという感じで7着に流れ込んだだけでした。レースは最後方にいたスノーテーラーが豪快に突き抜けたので、適性があれば、イルデレーヴも突っ込んでこれる展開ではあったのですが…。

レース後のイルデレーヴは相応の疲れは感じさせるも、脚元等に異常はなし。ただ、優先権を逃しているので一旦NFしがらきへ移動(25日に移動済)し、節を稼がねばなりません。また、次走ではC.ホーJの進言を受け、距離を延ばすことに。芝のマイルを狙ってくるのかな? 個人的には東京のダ1600mや阪神・中京のダ1800mで後方追走からの末脚勝負に徹してみるのも検討して欲しいです。

ポレンティアは距離を延ばすことで活路を見い出した形も、勝った時の相手が正直平凡。ですので、昇級してもこの路線を貫くことが正解かどうかは正直何とも。また、今回は調整過程に少し?が付くので、マイペースの競馬に持ち込んでどこまで粘れるのなあと見ていました。

レースでは五分のスタートを切り、他馬の出方を少し窺っていましたが、外のブレーヴユニコーンがハナへ行く構えを見せましたが、内枠ということで三浦Jは主張。結果的に2番手以降を少し離しての逃げとなりました。そして他馬に絡まれずに直線を迎えることは出来ましたが、早めに押し上げてきたセレシオンが間髪入れずに前へ。その迫力に押されてしまったポレンティアはギブアップ。繊細な牝馬の難しいところを出してしまいました。

レース後のポレンティアですが、馬房に戻ってから鼻出血を確認。見た目以上にタフな競馬だったんでしょうし、失速の要因でもあるのでしょう。まずはしっかり休ませることで体力を回復し、馬体をフックラ見せるようになってから、騎乗運動を開始する感じで良いでしょう。気持ちを追い込むようなことになると厄介ですし。あと、少し脚元にも疲れ・ダメージがあるようなので、今は大きな故障へと繋がらないことを願うばかりです。

アンダープロットはOPまで出世していい素材だと思っているも、ここ数走は気持ちの弱いところも出て、物足りないJ内容に。そこで今回は目先を替える意味でダートへチャレンジしてきましたが、芝よりもダートが合っているというイメージは持っていませんでした。ただ、攻めは動く馬ではあります。また、今回は挫跖で順調さを欠いたので、それがレースでどう影響してくるのかなと見ていました。

スタートで若干後手を踏んだアンダープロットでしたが、外枠を利して中団からのレースへ。個人的には強気に外々を回して欲しかったですが、C.ルメールJは馬群の中で追走させること選択。砂を被って少し気にする素振りはありましたが、3角過ぎからじわじわ外へ持ち出して反撃開始。4角を回って直線へ向く際、上手に進路を見い出すことが出来ましたが、いざ追ってから内へモタれる素振り。右鞭を入れて修正し、C.ルメールJは懸命に前を追ってくれましたが、上位2頭の争いには食い込めず。最後の最後は目立つ脚だったので少し脚を余してしまった?のは勿体なかったかも。

まあ、今回が初ダートだったので、探り探りのレースだったんでしょうねえ。ダートでも通用するところはひとまず見せてくれたと思います。

レース後のアンダープロットですが、目立った疲れもなく蹄は安定。そこで中1週のローテで再度札幌・ダ1700mへ向かうこととなりました。連続でC.ルメールJが乗ってくれるのは有難いので、次走では今回よりも少し強気に動いてもらい、勝ち切ることを目指してもらいたいです。