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【シルク】週末(6/11・12)の出資馬・出走結果

f:id:yakifish:20200513045835g:plain スノーグレース

土曜東京7R 3歳上1勝クラス・牝馬(ダ1600m)14着(11番人気) 杉原J

まずまずのスタートを切ると、道中は中団から追走して行きます。直線では馬群の間から脚を伸ばそうとしますが、ジリジリとした脚色で伸び切れず、後方で流れ込んでいます。

中舘調教師「鞍上が跨るとガラッと雰囲気が変わってきてしまうので、馬場入りは一番後ろに回してもらい、可能な限り地下馬道でもジョッキーを乗せないことでテンションを上げないよう気を付けたことから、返し馬でも我慢が利いていたと思います。ゲート裏でもパニックになることは無かったですし、トレセンでの練習の成果もあり、スタートは五分に切ることが出来ました。ただ、馬群の中での競馬になったことで、道中は周りに意識が向いてフワフワしていましたし、自らブレーキを掛けつつ走っているような感じでしたね。それに多少であれば我慢できるものの、基本的に砂を被るのも良くないタイプですし、枠順的に仕方なかったですが、もっと大味の競馬の方が自分のリズムで走れて良いのでしょう。とは言え、馬群の中でも走れるようにならないと通用しませんし、今後も経験しながら慣らしていくしかないのかなと思います。杉原誠人騎手は、『フワフワしながら走っていて馬が本気で走っていないような感じでした。それでも、背中の感触は良いですし、芝でも良いのかなという印象を持ちました』と話していました。跨ったジョッキーは皆、背中の良さを褒めてくれますし、その乗り味の良さから芝でもとイメージするのだと思いますが、勝ち星を挙げているように基本的にはダートで良いのかなと考えています。着順こそ振るわなかったものの、返し馬やゲートでの振る舞い等を見ても、この馬なりに進歩を感じますから、再び良い走りをお見せ出来るように少しずつステップアップさせたいと思います。上がってきた時の様子はケロッとした表情をしていて、ジョッキーの言う通り頑張って走った感じはしませんでしたが、優先出走権も獲れなかったので、一旦牧場にお戻しする方向になるのかなと考えています」(レース結果)

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・在厩場所:14日に福島県ノーザンファーム天栄へ放牧

中舘師「レース直後はあまり走り切っていない様な表情をしていたように、トレセンに戻って来てからも脚元を含めて大きな問題はありませんでした。結果こそ伴っていませんが、レースに対するアプローチという点ではこの馬なりに良くなっていますし、今後も競馬に対して嫌気が差さないように気を付けつつ進めていきたいと思います。また、優先出走権を獲れなかったことや、精神面を考えても一旦リフレッシュを図った方が良いと考え、昨日ノーザンファーム天栄へ放牧に出しています」(6/15近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain モルレー

日曜函館5R 3歳未勝利(芝1800m)8着(4番人気) 鮫島駿J

パドックではパシュファイヤーを着用。五分のスタートから無理せず中団の一角で流れに乗ります。向正面でやや行きたがるのを宥めつつ勝負どころへ差し掛かると、最後の直線コースでは外へ出して追われますが、上位馬を捉え切るほどの伸び脚は見られず、8着入線しています。

長谷川調教師「レース当日は少しでも落ち着かせるために、パシュファイヤーを着用しましたが、この中間の雰囲気と比較すると、決して大人しいとは言えないものの、この馬なりに辛抱していたと思います。また、返し馬でもコントロールが利いていましたから、レースでも落ち着いて走れば、力を発揮してくれると思っていたのですが、いざ走り出すと終始力んでしまって、向正面では行きたがって上擦った走りになっていましたね。レース後、鮫島克駿騎手は『返し馬ではそこまでムキになって進んで行くことはなかったですが、レースでは走りに前向き過ぎて、終始力みが感じられました。もう少し脚を溜めるところがあれば、終いの伸びも違っていたかもしれません』とのことでした。2コーナー手前で前に壁がなくなった途端に折り合いを欠く形になってしまいましたが、窮屈なところで走らせるより、馬のリズムを大事にした結果でしたから致し方ないと思います。この馬なりに力を付けた反面、気持ちの方も強くなってきましたが、気持ちと走りが噛み合いさえすればもっと良い競馬をしてくれるはずです。精神面を考慮するとこのまま続戦させるより、一旦牧場へ戻して心身ともにリフレッシュさせる方が良いと思いますので、状態を確認した後は放牧へ出す方向で考えています」(レース結果)

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・在厩場所:15日に北海道・ノーザンファーム空港へ放牧

長谷川師「パシュファイヤーを着けたことによって、競馬に行っても気持ちが昂ることもなく、良い雰囲気のままレースに向かうことが出来たのは収穫でした。ただ、いざ走り出すと、力んでムキになって走ってしまいましたから、いかに平常心でレースに向かうことが出来るかがカギになりますね。レース後も脚元含めて気になるところはありませんでしたが、一旦放牧に出させていただきました。次走の予定につきましては、牧場で馬の様子を確かめつつ検討していきたいと思います」(6/15近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain リヴィア

日曜中京5R 3歳未勝利(芝2200m)2着(3番人気) 北村友J

シャドーロール着用。互角のスタートから無理せず好位の内目で流れに乗ります。前を射程圏内に入れつつ勝負どころへ差し掛かると、最後の直線コースでは馬群を割って一旦は先頭に立つも、ゴール直前で交わされ前走に続いて惜しくも2着でゴールしています。

安田翔伍調教師「前走から中1週での競馬となりましたが、体重は4キロ減ってしまったものの、気持ちが入り過ぎることもなく、良い雰囲気でレースに向かうことが出来ました。ジョッキーには、急がせずに良いところで抱えながら流れに乗って欲しいと伝えていましたが、スッと流れに乗ることが出来ましたし、考えていた以上に良いポジションでレースを運ぶことが出来ましたね。結果的に後ろに控えていた馬に交わされてしまいましたが、自分から勝ちに行ってのものですし、レース内容は着実に良くなっていると思います。レース後、北村友一騎手は『一度競馬を使っていることもあって、適度に前向きさが感じられましたし、無理に促していかなくても良いポジションで流れに乗っていくことが出来ましたね。走りに対して前向きさが感じられましたし、右にモタれることもなかったですから、今回のような競馬が出来ればどのようなコースでも力を発揮してくれそうです。最後は展開のアヤで2着に敗れてしまいましたが、すぐチャンスがありそうです』とのことでした。ここで勝ち上がることが出来なかったのは残念ではありますが、レースを経験していくにつれて堅実に走ってくれるようになってきましたから、次走こそはしっかり勝ち上がれるように努めていきたいと思います。レース後は脚元含めて特に気になるところはありませんでしたが、そのままノーザンファームしがらきへ放牧に出させていただきました。時間の猶予はあまりありませんが、この後はいかにフレッシュな状態でレースに向かうことが出来るかがカギになってきますから、次走の予定につきましては、牧場で状態をしっかり確かめながら検討していきたいと思います」(レース結果)

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・在厩場所:滋賀県ノーザンファームしがらき
・調教内容:周回コースでキャンター、トレッドミル

調教主任「こちらに移動後も特に気になるところは見られなかったので、週半ばから周回コースで乗り出しています。まだレースを終えて日が浅い割には、ピリッとしたところもなく、馬の雰囲気は良いですよ。飼い葉も食べていますし、体調は良好ですから、馬の状態に合わせて負荷を強めていければと思っています。馬体重は428キロです」(6/17近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain ドゥラモンド

日曜東京10R 夏至S(ダ1600m)2着(3番人気) C.ルメール

互角のスタートから中団よりやや前目のインコースで脚を溜めます。直線に入ってからも内目を選択してグングン加速していくと、初めてのダート戦で2着と好走しています。

手塚調教師「2走前こそ馬場が渋って勝ちきってくれたものの、どちらかと言うと詰めの甘い馬なので、それを補う為にダート戦を使ってみました。道中は砂を被っても問題ありませんでしたし、上手く流れに乗ることは出来たのですが、芝の時と同じでワンパンチ足りなかったですね。それでも初めてのダートでこれだけの競馬が出来たのは収穫で、今日に関して言えば勝ち馬を褒めてあげるしかないと思います。ルメール騎手の話では『これまでと同様にエンジンの掛かりが遅くて、詰めてはいるものの、勝ちきるところまではいけませんでした。ダートの適性はありそうですが、距離はこれくらいまでですね』との事でした。夏のローカル開催となると、ダートはこの馬のベストである1400~1600m戦は無いですから、距離を優先して使うのであれば再度芝の方が良いのかもしれないですね。今後については、蒸し暑い中で頑張って走ってきてくれましたし、今のところはひと息入れる方向で検討しています」(レース結果)

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・在厩場所:14日に福島県ノーザンファーム天栄へ放牧

手塚師「トレセンに戻って状態を確認しましたが、脚元を含めてこれと言った問題はありませんでした。ただ、頑張って走った分の疲れは感じますし、14日に無理せずノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただきました。ダートでも走れることが分かりましたし、今後の選択肢が広がる競馬は出来ましたから、次走については牧場での状態に合わせて検討させていただきたいと思います」(6/15近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain カラパタール

日曜東京12R 3歳上1勝クラス(芝1400m)10着(12番人気) 武藤J

スタートで大きく遅れてしまい、道中は最後方からの競馬になります。直線では馬群の中から懸命に脚を伸ばすと、8ヶ月ぶりの実戦は2着馬からコンマ秒3差の10着で終えています。

池上調教師「左前橈骨遠位部分の骨折のため、ここまで少しお時間をいただく形となりましたが、トレセンへ戻ってからの雰囲気は良かったですね。ただ、徐々に体重が減っていましたし、もう少し増やして出走させたかったという思いはあります。それでも見た目は決して細くは映らなかったですから、今後もこれくらいふっくらとさせて出走させたいですね。一番の敗因は見ての通り、ゲートでの駐立が悪くて大きく出遅れてしまったことなのですが、直線で詰まったところは非常に勿体無かったですね。道中はあれだけ外を回していたので、直線でも腹を括って外から伸びてきて欲しかったものの、ジョッキーの話では『あれ以上外を回るロスは避けたかったので、馬群を割ることを選択しました』との事でした。あの伸び脚で上位とはそれほど差が無かったところを見ると、スムーズに伸びていれば掲示板はあったのかなと思ってしまいますね。ただ、先程も言ったようにゲートの悪さが原因となっており、道中も少し行きたがるような面を見せていたのは事実なので、その辺りは次走までに修正していきたいと考えています。骨折明けになりますから、まずはトレセンへ戻って脚元を中心に馬体をよく確認して、それからどうするか検討していきます」(レース結果)

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・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整

池上師「トレセンに戻ってよく状態を確認しましたが、背腰に疲れが出やすいタイプなので、そこには多少の疲労があるものの、骨折経験のある左前脚には特に問題はありませんし、スクミを見せたりすることもありません。レースでの走りから全体的に力を付けているのは確認できたものの、ゲートの不安を解消しておかないと今後も同じことの繰り返しになってしまうでしょうし、このタイミングで縛って矯正を図ることにしました。牝馬ですしあまり縛りはやりたくなかったのですが、そうは言ってもゲートを改善しないことには良い結果は望めないでしょうから、しばらくこちらに置いて練習を行いたいと考えています」(6/15近況)

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週末(6/11・12)に出走したシルク・出資馬の出走結果・レース回顧をまとめて。

スノーグレースは初勝利を挙げた舞台に戻り、少しでも良い結果が得られればと見ていましたが、パドックでは煩い面をグッと我慢し、適度な気合で周回。見た目には雰囲気は良かったと思いますが、ちょっとしたことで気分を損ねるのが同馬。パドックはアテになりません。

レースはまずまずのスタート決めると、芝部分で行き脚が付いて中団から前目のポジションを取りに行くも、ダートへ入ると他馬のキックバックを気にして、一気にフワフワした走りに。杉原Jは終始促し、何とか置かれないように対処してくれましたが、その状態から直線でしっかり脚を伸ばせるとは思えず。実際、直線の走りはこの馬なりに頑張ってくれていましたが、坂を駆け上がるところで力尽きた感じ。今回も14着と大きな着順となってしまいました。

前走の阪神戦でもキックバックを嫌がっていましたが、経験したことで慣れることを期待したのですが、変わらずじまい。今後もずっと嫌がることでしょう。また、今回のレースを見ると、芝部分の走りは良かったので、再度の芝挑戦はありだと思いますが、根本的には芝でもダートでも時計面で見劣るのが悩ましいです。

レース後のスノーグレースは一足先にNF天栄へ放牧。全力を出し切っていない分、ケロッとしているので、甘やかすことなく鍛えていき、気合を入れて欲しいです。

滞在競馬を味方に良い方へ変わってきてくれることを期待したモルレー。まずはプラス6キロと馬体重を増やして出走できたのは○。またパシュワイアーを着用したことで、幾らかでも煩い面は押さえられていたと思います。ただ、気合はちょっと乗り過ぎていたので、レースでの操縦性に悪影響を及ぼさないことを願っていましたが…。

レースに関しては、最内枠だったのでゲート内で待たされて出遅れないか心配でしたが、ややフライング気味の好発。二の脚も上々でスッとレースの流れに乗ることが出来ましたが、鮫島駿Jは内枠で包まれるのを嫌い、早めに外目へ持ち出しての追走へ。ただ、1~2角に掛けて前に壁がなくなると、一気に行きたがる素振り。何とか宥めるましたが、ロスになったのは確か。そして勝負どころでは先程のロスを補うために仕掛けを我慢し、4角手前からGOサイン。直線を向いた時はそれなりに勢いがあったので、内の馬達を捉えてくれるかなと見ていたら、もう1段ギアは上がらずにジリジリという伸び。鮫島駿Jは今度は掲示板(5着以内)死守へと切り替え、懸命に追ってくれたのですが、8着まで沈んでしまいました。

レース後のモルレーですが、脚元等は大丈夫。ただ、優先権を逃したので一旦放牧に出してリフレッシュさせることに。15日にNF空港へ移動済です。

今回の誤算は滞在競馬を味方にリラックスしてレースへ臨めることを期待したのですが、気負いが目立ったのは誤算。どこかでフッと気持ちで抜けるところがあれば良かったのですが…。ここをひと叩きしてガス抜きが叶うことを願うばかりです。また、走りはピッチ走法ですし、折り合い面を考慮すると、距離を詰めた方がベターに思います。ただ、函館で使うとなると、候補は芝1200m。一気に距離が詰まり過ぎるのはやはり酷かな。馬体は非力な馬ですが、フットワークは力強いので、ダ1700mへ使ってみるのもありかもしれません。ただ、未勝利の身で残された時間が少ないのが、ホント悩ましいです。

リヴィアは中1週で再度の中京・芝2200m。追い切りの動きは変わらず良かったので、まずは馬体重を維持してレースへ臨めるかに注目していましたが、発表された馬体重は前走からマイナス4キロ。さすがにお腹回りは寂しく見えましたが、リヴァア自身には活気はあり。これなら何とか踏ん張ってくれるだろうと期待してレースを見守りました。

そのレースはハナへ行けそうなぐらいの好発を決めるも、序盤に脚を使うとバタバタになることから、出たなりの位置で追走。折り合いがしっかり付き、内で息を潜める感じで余裕たっぷり。そして3角過ぎの勝負どころからは鞍上の手が動く馬が多い中、持ったままの手応えで進出を開始。あとは抜けてくる進路を探すだけでしたが、ホントは直線で馬場の真ん中に出したかったところ、スッと外へ出す進路がなく、内へ切り替えることに。その結果、少し馬場の悪いところを走らされると、道中の手応えの割に追ってからはジリジリという伸び。それでも坂を駆け上がり、残り200mを切ったところでは一旦抜け出してくれたのですが、馬場の真ん中からタイムオブフライトが1完歩ごとに差を詰めてくると、その勢いを封じられずに今回も2着。勝ち馬のタイムオブフライトは1角で大きく外へ振られるロスがありながらの勝利なので、終わってみれば力が1つ抜けていたのかなと思います。リヴィアと北村友Jは上手に立ち回ってくれたのですが、直線で外目へ持ち出せなかったのが痛かった。まあ、運がなかったです。

レース後のリヴィアは今後を見据え、そのままNFしがらきへ移動。17日の近況を見ると、精神面で煮詰まっていませんし、馬体のダメージも少なさそうです。あとは馬体の回復がよりスムーズに叶っていくことを願います。

また、連続2着に入ったことで実力は本物なので、何とか次走で1つ勝ってもらい、息の長い競走生活を送れる馬になって欲しいです。小柄な馬ですが、血統的に奥行きがあると見ていますから。

ドゥラモンドの前走は昇級戦ということを考慮すれば悪くない4着だと思いますが、ワンパンチ欲しいというのは率直なところ。その点は陣営も分かっており、新味を求めてのダート参戦となりました。攻め駆けするタイプ+ピッチ走法から適性は秘めているとは見ていたも、初ダートが3勝クラスというのは少しハードルが高いようにも思え、期待60%不安40%という感じでレースを見守っていました。

パドックに登場したドゥラモンドは年齢とキャリアを重ね、堂々とした周回。プラス4キロでの出走でしたが、馬体の張り・艶が目立ち、デキは良さそうに思いました。

レースぶりに関してですが、スタートは少し遅かったですが、芝で行き脚が付いてポジションを挽回。道中は馬群の内目を通る形になったので、芝のレース時と比べると行きっぷりは良くなかったですが、砂を被って頭を上げるようなところはなかったと思います。そして勝負どころからも内ピッタリを回ってきて、C.ルメールJの手応えは良く、直線へ。あとは馬群を捌いてどこまで伸びてくるかだけ。

ただ、直線を向いた際、少し前がゴチャゴチャしたのは誤算。アクセルを踏むのが遅れてしまい、その際に勝ったダノングリスキーが内からスルスル先頭へ。そこで離された距離は詰めることが出来ませんでした。まあ、それでも初ダートでタフな進路取りとなる中、C.ルメールJの叱咤激励に応えてドゥラモンドは奮闘。最後までじわじわ脚を伸ばすと2着は安泰。決め手が欲しいところですが、芝とダートの二刀流で頑張れるところを見せてくれました。

レース後のドゥラモンドですが、相応の疲れはあるも、脚元は問題なし。ただ、暑い時季ですし、次の目標は新潟になってくることから、このタイミングで一息入れることに。一足先に14日にNF天栄へ移動しています。

次走では再度芝へ戻ることになりそうですが、今回のパドックを見ていても、暑さは大丈夫な馬なので、ワンパンチ足りなくても、引き続き安定したレース運びをし、大崩れはないでしょう。脚元等の故障には十分気をつけてもらい、コツコツ稼いでいって欲しいです。

カラパタールは骨折休養期間で馬体をフックラ見せるようになっていたので、復帰戦となる今回は10キロ増以上で臨んで欲しかったのですが、やはり繊細な牝馬。ジリジリと馬体重を減らしていたようで、プラス4キロでの出走に。背が伸びている分、ちょっと細く見えてしまいました。仕上がり自体は良かったと思いますが。

次にレースぶりなのですが、ゲート内で煩かった様子でポコンと出てしまい、二の脚が付かず。1頭だけ3馬身ほど立ち遅れてしまいました。その為、道中は最後方からじっくり進めることになりましたが、レースの流れが緩かったので、武藤Jは3角過ぎから外へ持ち出そうとすると行きたがる素振り。これでは脚が持たないとジッと我慢させてくれましたが、ちょっとロスになったのは確か。そして直線を向くまで下手に動きませんでしたが、その直線では進路を探しながらの走りに。腹を括って大外へ持ち出していれば、結構上位まで顔を覗かせていたかもしれませんが、これはタラレバになってしまいます。まあ、それでも最後までじわじわ脚を使えたのは○ですし、10着とは言え、ロスが多い中で勝ち馬とはコンマ6秒差。そして2着馬とはコンマ3秒差。骨折明けでしたが、末脚の確かさは武器になってくれると思います。

レース後のカラパタールですが、骨折箇所の左前脚の膝は大丈夫。背腰に疲れが少し残るぐらいです。この後は放牧に出るのでしょうが、その前にゲート難を改善・解消させるためにゲート内で縛り付けることに。繊細な牝馬なので逆にこじらせないか心配ですが、時間を掛けて納得させていって欲しいです。

また、次走では芝1400mを中心に選んでいくことになるでしょうが、個人的にはやはりダートの走りを1度見てみたいです。