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3日間開催(3/19・20・21)の出資馬・出走結果

f:id:yakifish:20200513045835g:plain スノーグレース(牝・中舘)父ドレフォン 母グローリアスデイズ

土曜阪神6R 3歳1勝クラス・牝馬(ダ1400m)16着(13番人気) 藤岡康J

外枠からスタートしたところで躓いてしまい、ダッシュが利かずに中団後ろで競馬を進めます。直線でも見せ場を作ることが出来ず、昇級初戦は後方でゴールしています。

中舘調教師「飼い葉食いが常に安定している馬では無いので、阪神競馬場への輸送で体が減らないか心配ではあったものの、そこはクリアしてくれましたね。競馬へ向かうまでのアプローチはこれまでで一番良かったですし、この馬なりには精神的に成長をしてくれています。ただ、レースでは前走よりも砂を被った際に頭が上がってきていたので、もっとメンタル的にどっしりとしてきて欲しいところです。騎乗した藤岡康太騎手からは『後ろからの競馬になりましたが、スタートで躓いたことよりもこの距離が少し短いことが原因ではないでしょうか。乗り味は良かったですし、フットワークも良いものがありますから、このクラスでも足りる馬ですよ』と最下位だったにも関わらず前向きなコメントをもらえました。昇級初戦ということもあって結果は付いてきませんでしたが、収穫のある内容だったと思いますし、今後へ向けての参考となるレースでしたから、次は前進可能でしょう。まずはトレセンへ戻ってよく馬体を確認してからこの後の事を決めたいと考えているものの、無理はさせないつもりです」(レース結果)

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・在厩場所:美浦トレセン/近日中に福島県ノーザンファーム天栄へ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

中舘師「レースを終えてトレセンに戻ってきていますが、こちらへの到着後に熱発してしまいました。競馬での疲れや精神的なストレスが原因だと思いますが、体温の方はもう落ち着いていますし大きな心配は要りません。もう少しこちらでよく様子をチェックさせていただき、タイミングを見て一旦ノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただく予定にしています」(3/23近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain アマネセール(セ・茶木)父エイシンフラッシュ 母アウトオブザウィム

日曜阪神7R 4歳上1勝クラス(芝2400m)3着(3番人気) 西村淳J

五分のスタートから宥めつつ好位2番手で流れに乗ります。残り600m付近で先頭に並びかけると、最後の直線コースで粘り込みを図りますが、残り200mで交わされ3着でゴールしています。

茶木調教師「短期放牧明けとしては、極端に体重が増えることもなく、良い状態でレースに向かうことが出来ました。ヨーイドンの競馬になるとどうしても分が悪くなってしまうので、ジョッキーには自分から動いていくような競馬をオーダーしていましたが、最後の直線で抜け出すところまで理想通りに運んでくれましたね。レース後、西村淳也騎手は『前半は気の良いところを見せていたものの、見た目以上にムキになることはなかったですし、すぐ収まってリズムよく流れに乗ることが出来ました。瞬発力勝負になると分が悪くなってしまうことから、早めに踏んで行きましたが、抜け出すところまで考えていた通りの競馬が出来ました。最後は切れ負けしてしまったものの、同じような競馬をしていればチャンスがあるでしょう』とのことでした。最後は瞬発力のある馬に交わされてしまったものの、それ以外の馬には交わされておらず、持久力戦に持ち込めば堅実に走ってくれますね。この後はトレセンに戻って状態を確認してから検討させていただきます」(レース結果)

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・在厩場所:23日に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧 

茶木師「先週は上位馬とは瞬発力の点で見劣ってしまったものの、自分の競馬に徹しての結果ですし、この馬なりによく頑張ってくれたと思います。持久戦に持ち込んで上手く展開が嵌ればチャンスもあると思いますので、次走も同様の条件を探して使っていく方針です。レース後も脚元含めて目立ったダメージはありませんでしたが、無理せず牧場へ戻させていただきました。次走の予定につきましては、状態を確認しつつ検討していきたいと思います」(3/23近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain ディランズソング(牡・萩原)父Summer Front 母Poetic Riches

月曜中山8R 4歳上1勝クラス(ダ1200m)7着(4番人気) 岩田康J

大外枠からスタートを決めますが、中団からの競馬になります。外々を回る形となり、直線でもジリジリと脚を使うものの、着順は大きく上げられずに7着でゴールしています。

萩原調教師「最近はこの馬なりに息遣いが良くなってきたので、今回は再びダート戦を使ってどのような競馬が出来るか楽しみにしていましたが、思ったよりも伸びてこなかったですね。幾ら今日は大外枠だったとは言え、これまでの芝ではもう少し脚を使えていた感じがしますし、勝ち上がりはダートだったかもしれませんが、現状は芝の方がもっと安定して走ってくれるのかなといった印象です。私は中京競馬場へ臨場していたため直接話を聞くことは出来ませんでしたが、騎乗した岩田騎手は『道中の感じはそれほど悪くなかったですから、直線ではどれくらい弾けてくれるのかと待っていたものの、思ったほど伸びてくれなかったですね』と首をかしげて助手に話していたようです。優先出走権を手に出来なかったことに加えて、外国産馬なので使えるレースも限られてくるので、この後はひと息入れる方向になるかなと考えています」(レース結果)

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・在厩場所:美浦トレセン/24日に福島県ノーザンファーム天栄へ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

萩原師「小倉で乗ってもらった荻野極騎手にもダートは良いのではないかと言われていましたし、状態の良い今ならと改めて期待していたのですが、思ったほどの走りが見られず残念な結果になってしまいました。レース後は脚元を含めて大きな問題はないものの、短い間隔で続けて使ってきたこともあるので、この後は一旦ノーザンファーム天栄へ放牧させていただきます」(3/23近況)

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3日間開催(3/19・20・21)に出走した出資馬の出走結果をまとめて。

スノーグレースは初めての関西圏での出走ということで、パドックで気難しい面を覗かせることを覚悟していましたが、想像していた姿と違い、この馬なりに我慢が利いた感じ。馬体重もマイナス2キロでの出走とキープ出来ていたのは良かったです。

レースは五分のスタートを切るも、ガクンと躓いて少しバランスを崩す感じに。ロスになったのは確かですが、その後、藤岡康Jは上手にリカバーしてくれたと思います。ただ、前走では大丈夫そうだった砂を被ることを嫌がり、少しずつポジションを下げると、3角あたりでは外へ張る感じに。ここからジワジワ押し上げて行かないとダメだったのに、スピードの乗りが悪くなってしまいました。コーナーリングが原因だと思うので、初めての右回りに戸惑ったのでしょう。4角を回る時には後方から3番手まで下がっていました。そして直線ではジリジリと脚を使っていましたが、最終的には最下位でのゴールイン。ダートならもう少しやれるかと思ったのですが、関西圏の粒の揃った1戦では辛かったということでしょう。

レース後のスノーグレースですが、美浦へ戻ってきて熱発。精神的に疲れたんでしょう。脚元や馬体に異常がなかったのは何よりです。ただ、この疲れが長引くと、走ることへの意欲を欠くことになるので、時間を少し取って、回復を優先していって欲しいです。今回はホロ苦い1戦となりましたが、実績のある東京・ダ1600mでの巻き返しを期待したいです。

アマネセールは最終追いで自己ベストをマークするなど状態の良さを感じての出走でしたが、パドックでは幾らか煩い素振り。まあ、これは活気がある証拠でもあります。馬体は毛色の影響もありますが、黒光りして馬体の張り・ツヤは上々でした。

レースでは外枠を生かしてサッと2番手をキープし、折り合いをつけて淡々と追走。1頭少し引き離して逃げていましたが、戸惑うことはなかったです。そして勝負どころからはじわじわ押し上げ、逃げ馬に早めにプレッシャーを掛けていくと、直線を向いた時点で早くも先頭へ。レース運びとすれば完璧に近いと思いますが、後続もしっかり付いてきていたのが誤算。いざ追われてから少し伸びようとする姿勢は窺えましたが、人気2頭にアッサリ掴まってしまうと、そこから挽回する脚はなし。今回も見事なまでに決め手のなさが浮き彫りになりました。距離を辛抱出来たのは良かったですが。

レース後のアマネセールは元気一杯。ただ、叩いて上昇する馬ではないですし、芝の長丁場を求めて転戦していくことに。23日にNFしがらきへ放牧に出ています。今後も出走と放牧を繰り返し、リフレッシュが叶った状態で狙いを定めたレースへと使っていってもらえればと思います。

ディランズソングは岩田康Jとのコンビで直線でのひと押しに期待したのですが、当日のダートは重~稍重。少しずつ乾いてきましたが、速い時計への対応に課題を残すディランズソングには不向きな馬場。レース前からこれでは厳しいだろうなあと見ていました。前走から中2週のローテで使うことに対しては問題なかったと思います。

レースぶりに関してですが、最後入れの大外枠だったのでゲートは互角の発進。出たなりの位置で脚を溜めながらダートへ移っていけたと思います。そしてダートに入ってから、ポジションを内へと入れていきましたが、キックバック等を嫌がる素振りはなし。勝負どころからのペースアップにも案外余裕を持って対応できていましたし、4角を回るところまでの手応えは上々。あとは追ってからどれくらい伸びてくれるかと一瞬期待したのですが、手応えの割に弾けることなく、ジリジリという伸び。集中力を切らさずに最後まで頑張ってくれましたが、脚抜きの良い馬場で逃げ・先行馬は簡単に止まらず。前との差は離れず付かずといった形で7着でのフィニッシュとなりました。パサパサの良馬場ならもう少しやれたでしょう。

レース後のディランズソングですが、疲れ・反動は大丈夫そうも、連続して使ったこと+優先権を逃したことからNF天栄へ放牧予定。まずは馬体のメンテナンスをしっかり行ってもらい、出走へ向けての節(レース間隔)を稼いでもらえればと思います。そして次走では適性を示した新潟・千直への出走を目指して欲しいです。