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【シルク】日曜日(4/23)の出資馬・出走結果

f:id:yakifish:20200513045835g:plain カーペンタリア(牝・木村)父ロードカナロア 母モシーン

日曜東京9R 石和特別(芝1800m)優勝(1番人気) D.レーンJ

 木村調教師「おめでとうございます。何とか勝ち切ることが出来たものの、正直に言ってもう少し後ろを引き離して勝たないといけないレースだったと思いますし、内容的には物足りません。D.レーン騎手も『昨年、乗せていただいた時もそうでしたが、抜け出そうとすると馬が気を抜いてしまう部分がありました。前回のレース時よりはマシだったようですが、最後まで集中して走れていればもっと楽に勝てていたと思います。今日は馬の能力で勝たせてもらいましたし、課題は気持ちの面だけですね』と言っていて、その点は今後もしっかりと取り組んでいきたいと思います」(レース結果)

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・在厩場所:美浦トレセン

木村師「レーン騎手もレース後に話していましたが、やはり課題は精神面になってくるのかなと思います。レース当日も装鞍時は周囲を気にして集中できていなかったですし、パドックでは周りに気がいかないように2人曳きで対応したものの、それでも集中力を欠きながらの周回となってしまいました。ジョッキーからも能力の高さを褒めてもらえたように、ポテンシャルは持っていると感じているだけに、それを上手くレースで発揮できるように引き続き努めていきます。トレセンへ戻ってからは、脚元に少し疲れが出ていましたので、ひと通りレントゲンを撮らせていただきましたが、骨に異常はありませんでした。ただ、続戦させられる状態ではありませんし、明日ノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただきたいと思います」(4/26近況)

・在厩場所:ノーザンファーム天栄

27日(木)に福島県ノーザンファーム天栄へ放牧に出ています。

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain セラフィナイト

日曜東京9R 石和特別(芝1800m)5着(3番人気) 菅原明J

宮田調教師「前走の様に好位からの競馬が理想でしたが、スタート後に上手く行き脚が付かず、考えていたよりも後ろからの競馬になってしまいました。好位を取れなかったことに加えて、スタート後にやや促して行った分、前半は少しハミを噛む場面がありましたね。直線ではゴールまで諦めずにジワジワと脚を伸ばしてくれたものの、東京の開幕週の馬場でヨーイドンの競馬となってしまいましたし、最後は決め手の差が出てしまった印象です」(レース結果)

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・在厩場所:美浦トレセン

宮田師「先週の芝のレースは全般的に前に行って馬が止まらない形が目に付きましたし、セラフィナイト自身ジワジワと脚を使うタイプだということ考えると、前半の位置取りの差が響いてしまった印象です。ただ、安定して力を出すことが出来るようになっているように、この馬自身の成長は感じますから、自分の競馬を続けていけばどこかでチャンスが回ってくるはずです。レース後は、脚元にダメージはそこまで感じられませんでしたが、ハミを噛みながら走っていた影響なのか、背腰にかなり疲れが溜まっていますね。無理をさせる必要はありませんから、金曜日にノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただく予定としています」(4/26近況)

・在厩場所:ノーザンファーム天栄

28日(金)に福島県ノーザンファーム天栄へ放牧に出ています。

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain アナンシエーション

日曜東京12R 4歳上2勝クラス(ダ1600m)3嫡(3番人気) D.レーンJ

手塚師「馬体重は12キロ減っていたものの、去勢して無駄なものが取れた分が大きかったと思いますし、見た目も寂しく映りませんでしたから、特に問題は無かったと思います。パドックでは落ち着いて周回できていて、良い雰囲気でレースに向かうことが出来たと思いますし、何よりもスタートで後手を踏まなかったことが良かったですね。ジョッキーの腕に左右される部分もあるでしょうが、今日の様にしっかりとスタートを切ってリズムに乗って運べれば、どこかで順番が回ってくるでしょう」(レース結果)

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・在厩場所:ノーザンファーム天栄

手塚師「5ヶ月ぶりのレースということもあり、良い時に比べるとまだ中身の重さは正直残っていましたし、それを考えると悪くない競馬だったと思います。D.レーン騎手も、『以前2回乗せてもらった時に比べると乗りやすくなっていましたし、直線でも最後までファイトしてくれましたから、去勢が良い方に出ているなと感じました』と話していたように、去勢の効果を感じさせる一戦でしたから、次はもっと良い走りを見せてくれると思います。レース後は、脚元を含めた馬体面にこれと言った異常は見られませんが、久々の実戦で目に見えない疲れがある可能性もありますし、無理せず昨日ノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただきました」(4/26近況)

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日曜日(4/23)に出走したシルクの出資馬の出走結果・レース回顧をまとめて。

出資馬対決となった東京・石和特別ですが、終始ヒヤヒヤさせられながらも、1番人気に支持されたカーペンタリアが昇級戦もなんのその、1枚上のポテンシャルを示して連捷を決めてくれました。

ただ、パドックでは今まで1番イレ込みがキツかったように思いますし、返し馬でも力みが目につき、自滅してしまうことを危惧するほど。あとはD.レーンJの手腕に縋るしかありませんでした。

レースぶりですが、スタートは若干怪しかったですが、二の脚を利かして3番手をキープ。心配した折り合いは問題なく、ひとまず気分良さそうに走っていたのは好印象。外からクリノキングボスが交わしていった際は少し嫌な反応を示しましたが、何とか宥めることは出来ました。そして勝負どころでも下手に動かず、直線を向いてから仕掛ける形。ちょうど前が開いたのは良かったですし、手応えの良さからスコーンと突き抜けるかと思ったですが…。いざ追われてからは自分でブレーキを掛ける感じが窺えましたし、早めに先頭に立つとフラフラ。直線半ばでは2着馬・アドマイヤハレーに内から抜け出されそうになるシーンもあり、ヒヤヒヤしましたが、最後は馬体を併せていくとカーペンタリアは勝負根性を発揮。最後は牡馬相手に捻じ伏せるような勝ち方ですから、ポテンシャルの高さは相当。ただ、これが多頭数の競馬なら、自滅したりと危うかったかもしれません。

レース後のカーペンタリアですが、少し脚元に疲れが出ているようですが、骨折等は認められず。時間の経過と共に収束してくれればと思います。また、27日にNF天栄へ放牧済です。まずは心身の疲れをしっかり癒し、気持ちが悪い方へ向かないように丁寧な調整を心掛けてもらえればと思います。

セラフィナイトはマイナス4キロでの出走でしたが、馬体にはメリハリがあり、張り・艶も良好。帰厩後、雰囲気の良さを伝えられていましたが、納得の仕上だったと思います。ただ、少頭数の競馬で上がりの速い決着を求められると、分が悪いのは承知の上。早めの仕掛けで後続の追撃を封じたかったですが…。

スタートはマズマズでしたが、他馬に寄られたことで進路がカット。内へ切り替えていくも、2角あたりでアドマイヤハレーと接触するシーン。頭を上げて、折り合いを欠く場面があり、勿体ないロス。その後は1番人気のカーペンタリアをマークする形で進め、ひとまずスムーズに最後の直線を向くことは出来ました。

あとは追い出してからどんな脚を見せてくれるかでしたが、セラフィナイトと菅原Jは大外から懸命に脚を伸ばしてくれましたが、早めに先頭を窺ったカーペンタリアとの差は詰まらず。そして残り100mぐらいからは脚色が同じになって5着確保が精一杯でした。頑張り通してくれましたが、レース前の嫌な予感通り、瞬発力の差が出てしまいました。

レース後のセラフィナイトは脚元は大丈夫も、接触したことで力んでしまい、その影響から背腰の張りが目立つ様子。無理は出来ないと判断され、28日にNF天栄へ放牧に出ています。今後については、背腰の状態次第でしょうが、後々に悪い影響を残さないよう、焦ることなく立て直しに時間を注いでもらえればと思います。また、今回馬体が少しマッチョ化していたので、重心の低さ(体高のなさ)も加味すると、距離はマイルぐらいの方が良いのかもしれません。

気難しさを改善する為、前走後に去勢手術を受けていたアナンシエーション。今回は術後初めてのレースとなったので、どういう変化が見られるのかに要注目し、レースを見守っていました。

パドックに登場してきたアナシエーションは12キロ減。これは馬体が寂しくなったというよりは冬場の余裕のある造りが薄れたもの。イレ込んだ様子もなかったですし、周回時も良い意味で大人しかったと思います。

レースに関してですが、ゲートに難があるのでスタートに注目していましたが、今回は去勢効果+鞍上の手腕で駐立も問題なく、互角のスタート。そして二の脚もスッと付き、ハナも奪えそうな勢い。これまでとは一変する姿にちょっとビックリするほどでした。道中の折り合いに関しても、問題なかったですし、外目の3番手を淡々と追走。4角を回って直線を向く時の手応えは抜群でしたし、持ったままで坂を駆け上がろうとした際は強く勝利を意識しました。

ただ、そこへアナンシエーションの後ろで息を潜めていたグリュースゴットが接近。手応えの良さはアナンシエーションよりも1段良かったですし、早めに外から被せられたのは誤算。アナンシエーションとD.レーンJは内から抵抗してくれましたが、アッサリ振り切られましたし、更に外から伸びてきたレオカクテルにも差されての3着。ソツのない競馬が出来たのは大収穫も、最後の交わされ方だけは不満が残りました。ちょっと強気の競馬すぎたかな?

レース後のアナンシエーションですが、脚元等は大丈夫。ただ、間隔が空いた後での1戦ということ+気持ちが悪い方へ向かないように一足先にNF天栄へ。まずはメンテナンスを施し、東京で開催されている間にもう1戦宜しくお願いします。