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【シルク】週末(7/1・2)の出資馬・出走結果

f:id:yakifish:20200513045835g:plain アッシュフォード

土曜函館4R 3歳未勝利(ダ1700m)5着(3番人気) 池添J

池添騎手「返し馬でのダートの走りは悪くなかったものの、初めてのダート戦だったからか、ゲートをスッと出ることが出来なかったうえ、すぐに両サイドの馬が寄ってきた為に流れに乗ることが出来ませんでした。スピードに乗ったあとは上がっていくことが出来たように、スタートがスムーズならもっと良い競馬をしてくれたと思います。一度ダート戦を経験したことで、前進が可能だと思いますし、もう一度同じ条件を試してみるのも手だと思います。次は馬体も良くなってくるでしょう」(レース結果)

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・在厩場所:函館競馬場

西園翔師「先週は勝利には至らなかったものの、ゲートの出が悪くなければもう少し際どい競馬になっていたように思います。ジョッキーの話では、『ゲートの出が速くない分、両サイドの馬にカットされて行き脚が付かなかったですが、ダートの走りは悪くなかったですし、短期放牧明けと言うことを考えれば、次は上積みが期待できそうです。チークピーシズを着けたことによって、道中はハミを取り過ぎるところがあったので、あの感じなら着けなくても良いように思います』とのことでした。初めてのダート戦と言うことを考えれば走りの感じは悪くなかったですし、スタートさえ五分に決めていればすんなり流れに乗って行くことが出来ていたでしょう。悲観する内容ではなかったですし、池添騎手も手応えを掴んでくれたようですから、次走こそ良いスタートが決められるように調整していきたいと思います。レース後も脚元含めて気になるところは見られないので、このまま問題なければ中1週で使いたい気持ちがあります。ダ1700m戦は牝馬限定戦を除いて3つ組まれているので、想定を見て検討させていただく予定です」(7/5近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain ペースセッティング

土曜中京11R 白川郷S(芝1600m)2着(6番人気) 団野J

団野騎手「少し緩く感じましたので、返し馬から意識的にトモを使わせるようにしました。スタートしてから良い形で先手を奪うことが出来て、最後もよく粘り込んでいるのですが、勝ち馬とは瞬発力の差が出てしまいました。それでもここ2戦の内容を考えれば今日はよく走れていますし、現状はこのような競馬が合っていると思いますね」(レース結果)

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・在厩場所:栗東トレセン

安田隆師「先週は、少し強引な競馬ではあったものの、古馬相手でも最後まで辛抱して走ってくれたように、現状はあの形でレースを進めていく方が良さそうです。二の脚はそこまで速くないものの、ジョッキーがしっかり押っ付けていけばスピードが乗ってきますからね。このまま問題なければ7月22日の中京・豊明Sに向かいたい気持ちがあります。ただ、蒸し暑い時期でもありますので、少しでも疲労が見られるようなら、無理はさせないつもりです」(7/5近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain スノーグレース

土曜福島11R 鶴ヶ城S(ダ1700m)8着(7番人気) 武藤J

武藤騎手「調教師からは砂を被らないように出して行って欲しいとリクエストされていましたが、スタートはこれまでと同様にあまり速くなかったので、今後のためにも馬群の中で競馬を進める方に切り替えました。道中はキックバックにも我慢して追走していたのですが、勝負どころでペースが上がり砂を被る量が増えたところで怯んでしまい置かれてしまいました。それでも、直線に向いてからはもうひと脚使ってくれましたし、あまり向いているとは言えない小回りでもよく頑張ってくれたと思います。今日は落ち着きがあって他の馬と一緒に返し馬も行えましたし、徐々に成長を感じさせてくれる内容だったと思います」

中舘調教師「徐々に良くはなっているのですが、あまりゲートが速くないのでポジションが想像していたよりも後ろになって心配しました。それでも道中はキックバックを我慢して走っていたと思いますし、気持ちも切らさずに走ってくれましたね。狙っていた東京のレースを除外となってから輸送を考慮した調整に切り替えて、美浦を出発する前にも飼い葉を食べさせたのですが、福島競馬場に着いてから食べてくれずに馬体重を減らしてしまいました。レース後、直接ノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただきますが、今後は当日輸送となる中山や東京の方が良さそうですね」(レース結果)

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・在厩場所:ノーザンファーム天栄

天栄担当者「レース後に直接こちらへ戻ってきましたが、脚元には特に異常はありませんでした。現在はトレッドミルで軽めのキャンターを行っていますが、馬体の所々に蕁麻疹が見られ、競馬での疲れがそれなりにありそうですから、まずは疲労回復に努めていきます。馬体重は477キロです」(7/7近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain エディストーン

日曜福島7R 3歳未勝利(芝1800m)4着(4番人気) 戸崎J

戸崎騎手「ゲートは出てくれているのですが、そこからのスピードの乗りが悪く、後ろからの競馬になってしまいました。今日も右にモタれながらではありましたが、最後はいい脚で伸びてくれているだけに、外枠から多少強引にでもポジションを取りに行く競馬の方が合っているのかもしれませんね。前回初めて乗せてもらった時はダートの走りも悪くないと感じましたが、今日乗った感じでは芝の方が良さそうですね」

田中博康調教師「ゲートを出てからの進みが悪く後方からの競馬になってしまい、後手に回ってしまいましたね。ただ、デビュー当時と比較すればだいぶ冷静に走ることが出来ていた部分は成長を感じることが出来ました。中間からモタれる仕草を見せていたのをなかなか修正し切れず、今日も直線では乗り難しさを出しながらも最後まで走ってくれたと思いますし、やっぱり芝の方が良さそうですね。この後は少しでも輸送の負担を減らすために競馬場から直接ノーザンファーム天栄に放牧させていただく予定ですが、右回りを使うとなると北海道開催での出走も視野に入れたいと思います。今日の感じでしたらもう1回2000mに距離を延ばしてみてもいいかもしれません」(レース結果)

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・在厩場所:ノーザンファーム天栄

天栄担当者「レース後は直接こちらに戻って来ていますが、左前の歩様がもう一つですね。獣医師に診てもらったところ、どうも蹄を気にしているようだったので、一旦蹄鉄を外して様子を見ることになりました。その後は徐々に歩様も良化してきていますし、現在はウォーキングマシンで軽めに動かしています」(7/7近況)

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週末(7/1・2)に出走したシルクの出資馬の出走結果・レース回顧をまとめて。

芝で切れる脚を使えない分、ダート替わりでひと押しを期待したアッシュフォード。パドックの段階では1番人気に支持されていたのはビックリでしたが、追い切り時から伝わってきたデキの良さを維持し、滞在競馬でもレースへ向けてスイッチは入っていたと思います。

レースに関してですが、スタートで若干立ち遅れると、すぐに両サイドから挟まれるロス。9頭と手頃な頭数だったので、前々で伸び伸び走らせて上げたかったのに、1角を8番手で回ったように後方からの競馬へ。ただ、池添Jは早々にこの位置では勝負にならないと察して、向正面へ出たところでジワッと4番手までポジションを押し上げていくことに。この作戦は賢明だと思いましたが、3角からのペースアップに際してスッと反応できなかったのは残念。外々へ逃げるところがあったのかなあ? 4角手前で先頭へ並び掛けるくらいの積極性が欲しかったですが、何とか差を広げられないように努めるのがやっと。直線で追われてから一瞬良い脚を繰り出してくれるも、上位を賑わすところまでは行かずに5着同着。何とか次走への優先権を確保できたという印象。力の要るダートならまた違うんでしょうが、正直なところ、ダートが向いているとは思いませんでした。また、コーナーリングを見ると、広いコースの方が合っている印象です。札幌で使うのなら芝1500m~芝2000mの番組を検討して欲しいです。

レース後のアッシュフォードですが、放牧明けの1戦だったこともあり、活気は十分。暑さに苦労しているような素振りはなし。次走については池添Jの『もう一度同じ条件を試してみるのも手』という進言を受け、中1週のローテで同舞台へ。慣れを見込んでの前進を期待したいですが、善戦の域を突破して勝ち負けの争いまで持ち込むことが出来るかとなると…。掲示板を死守して、次走、次走へと繋げていくことを優先すべきでしょう。

ペースセッティングはスタートさえ上達すれば、スプリンターの道を切り拓いていけるかなと思うも、緩さが残る現状+精神面の課題から出脚が付かず。そこで今回はマイル戦へ戻し、小細工なしの戦法+自己条件で真価を問いたい1戦でした。

ただ、相手関係を見渡すと、同世代も強く、古馬もこれから伸び行く素材が多い印象。自己条件からの再出発とは言え、ちょっとハードルが高い印象でしたが、気持ちの昂りをだいぶ制御することが出来、これまでで1番落ち着きはあったと思います。レース前は期待と不安が入り混じってのレース観戦となりました。

注目のスタートは今回も良くなかったですが、挽回しやすい外枠に入ったことがプラスに出て、団野Jはハナを奪うことに固執。ペースが速くなり過ぎるのは嫌でしたが、好走時のスタイルを貫くのみ。1角を回って向正面へ出たあたりでハナを奪うこととなりました。

道中は早めに外から被せられると辛いなあと思いつつ、2頭で3番手以降を離す形になったのはプラスに。そこまで無理なラップを刻むことはなかったですし、勝負どころからは後続を引き付けるような逃げへ。そして先頭をキープしたまま、中京の長い直線へ。

最後の直線では、坂を駆け上がろうとする残り300mぐらいから追い出しを開始。スッと後続を突き放す感じはなかったので、どこかで吸収されるだろうなあと正直思っていましたが、内ラチを頼りに走らせて粘り腰を発揮。残り100mを切ったあたりでは勝利を意識しましたが、最後の最後は勝ち馬アスクコンナモンダの決め手がさく裂。一気に交わされてしまいましたが、何とか粘って2着を死守。負けたのは悔しいですが、こういう競馬が合っているのは再認識出来たので、これからもマイルを中心に番組を組んでいってもらえればと思います。そして緩さが解消されていく中でゲートも上達してもらいたいです。

レース後のペースセッティングですが、ひとまずクタッとした素振りはなし。今後の調整次第で流動的な面はあるでしょうが、中2週のローテで中京・豊明特別へ。1ハロン短縮は問題ないので、今回同様に多少強引にでもハナへ行くことに集中してもらえればと思います。あと、個人的にはゆくゆくは1度、ダートの走りを確かめて欲しい気持ちが強くなってきています。走法から案外合いそうな気がします。

除外を食らい、福島へ矛先を向けざるを得なかったスノーグレース。除外や初めての競馬場ということで馬体重はマイナス8キロと少し細くなってしまいましたが、パドックでは外々を周回。活気は十分窺えました。

あとは昇級戦+真ん中の枠に入ったので、揉まれない位置で競馬を進めて行けるかどうかに注目していましたが、マズマズのスタートから狭くなりそうなところをすり抜け、前目のポジションを取れそうでしたが、他馬が速く、1角を回る時は5番手あたり。そこで武藤Jは先を睨み、敢えて馬群に入れる形で追走。向正面ではキックバックを浴びてもリズム良く追走できていましたが、3角からのペースアップの際、『砂を被る量が増えたところで怯んでしまった』(武藤J談)とのこと。徐々に前との差が広がっていき、これで勝負ありでしたが、直線でパタッと止まることなく、ジリジリとでも脚を伸ばしての8着は悲観する内容ではないですし、今日の精神的に苦しい経験が次走以降に生きてくるんじゃないなかと思います。

レース後のスノーグレースは馬体重も減っていたこともあり、直接NF天栄へ。脚元等に異常は見受けられませんが、馬体の所々に蕁麻疹が見られるということで、色々と疲れてしまったんでしょう。まずはしっかり楽をさせ、馬体の回復+精神面のリセットに努めてもらえればと思います。また、次走については実績のある東京開催まで待機する形で個人的には良いのかなと考えています。

エディストーンは潜在能力を秘める1頭だと思うも、心身の幼さが課題。今回、芝へ戻してきたのは歓迎も、小回りコースに若干の不安を覚えていました。その一方で今回は追い切りでビシッと攻めての1戦。動きは引き続き素晴らしいので、攻めの姿勢がレースの結果に繋がってくれればなあと見ていました。

パドックに登場してきたエディストーンは前走からマイナス10キロ。これは絞れてきたもので良かったですが、理想はもう少し絞れた方が良い筈。あと、攻めを強化したのにパドックで落ち着きがあったのは好感。この感じなら前走からの前進は十分見込めるなあと期待値アップでレースを見守りました。

そのレースぶりでしたが、ゲートは五分近くには出るも、トモの緩さが影響しているのか馬体が付いてこない感じでダッシュが付かず。1角を回る時は中団よりやや後方の位置でしたが、道中はやや促しながらの追走。頭の高い走法は馬体がしっかりしていない分もあるでしょうが、シャドーロールを着用してみても良いのかなという印象。勝負どころからは早めに外へと持ち出し、グーンとポジションを上げていって欲しかったですが、モタモタが続き、4角を回る時は10番手。小回り+直線の短い福島なので、勝ちは諦め、何とか5着を死守して欲しいと願っていましたが、直線では内へモタれるのを矯正しながら、ゴール前は少し目立つ脚で4着。大雑把なレースしか現状は出来ませんが、本質的に芝向きでしょうし、距離はもっとあっても対応できそう。勝てなかったのは残念も、次走以降に勝ち上がる可能性は広がった1戦かなと思います。

レース後のエディストーンは、輸送の負担を減らす意味合いもあり、直接NF天栄へ。その後、馬体のチェックを行ったところで左前の歩様に多少の違和感を確認。ちょっとドキッとさせられましたが、蹄を気にしている様子。レース中にぶつけてしまったんでしょう。蹄鉄を外すことで負担が軽減されることを願っています。未勝利終了まで時間がないので、宜しくお願いします。