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土曜日(4/29)の出資馬・出走結果

f:id:yakifish:20200513045835g:plain インディゴブラック

土曜東京9R 横浜S(ダ2100m)15着(2番人気) 内田博J

奥村豊調教師「ゲート内で少し動いていましたが、その中でも上手くタイミングを合わせて出てくれたものの、スタート直後に挟まれてしまい進路が無く、中団からの競馬になってしまいました。キックバックを受けると進んで行かなかったので、向正面で外に出して行き、切れるタイプでは無いことから、勝負所で外から動いて行く形を選択しました。ただ、3勝クラスともなると、今回の様な大味な競馬で押し切れるほど甘くは無いですし、直線半ばで脚が上がってしまいました」(レース結果)

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・在厩場所:ノーザンファームしがらき

奥村豊師「東京競馬場に到着直後は516キロあったのですが、レースまでの間に体重を減らしてしまいましたし、もしかすると間隔を詰めての競馬だったことで、精神的に馬に余裕が無かったのかもしれません。スタート直後に挟まれて前に行けなかったので、内田騎手は今後の為にも一旦は控える競馬を試してみようと考えたみたいですが、キックバックを受けた途端に馬が止まってしまいそうだったため、外に出して行ったということです。前々走のように毎回上手く逃げられるわけでは無いでしょうし、このクラスで安定した走りを見せるためには、現状の砂を被った際の脆い面を克服していかないと厳しいでしょう。トレセンに戻って状態を確認したところ、脚元含めて気になるところはありませんでしたが、続けて使わせていただきましたので、リフレッシュを図るべく2日にノーザンファームしがらきへ放牧に出しています」(5/3近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain ノワールドゥジェ

土曜新潟11R 三条S・牝馬(ダ1800m)13着(9番人気) 武藤J

宮田調教師「スタートして1歩目でズルッと滑るような感じでしたし、上手く砂を捕らえることが出来ませんでしたね。騎乗した武藤騎手は『キックバックを嫌がることはありませんでしたが、向こう正面ではもう抱えるところがなかったです』と話していました。装鞍所からネガティブになっていたので、今日の苦しい競馬で更にメンタル面が悪い方へ行かないように気を付けておきたいと思います」(レース結果)

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・在厩場所:美浦トレセン

宮田師「これまでダート戦を使っていませんでしたから、適性を見るためにも1度使わせてもらいましたが、先週のレースぶりを見ているとやはり芝でこその馬ですね。キックバックは嫌がっていなかったですが、上がりの雰囲気は怒っている感じでしたし、自分が走りたいように走れなかったことが原因だと思います。レース後の状態に関しては、装鞍の時にネガティブになっていたという話をしましたが、トレセンへ戻ってからは思ったよりも精神面は安定してくれていました。硬さもそれほど見られませんし、歩様の乱れもありませんが、疲れて帰ってきている様子は窺えますので、明日ノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただく予定にしています」(5/3近況)

・在厩場所:ノーザンファーム天栄

4日(木)に福島県ノーザンファーム天栄へ放牧に出ています。

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土曜日(4/28)に出走した出資馬の出走結果・レース回顧をまとめて。

前走では久々にダートへ戻し、好スタートからハナを選択したインディゴブラックと内田博J。距離が長いかなと見ていた舞台でもマイペースを守り続けると、最後まで勢いは衰えず。2着馬に3馬身半もの差をつける完勝劇ですから、改めてこの馬の身体能力の高さを見せつけてくれました。

ただ、昇級戦となった今回は在厩調整で臨むも、レース間隔が詰まり、テンションが更に上がらないように注意しつつの調整。再度、関東圏への輸送が待っているのが悩ましかったです。そして実際の馬体重が前走からマイナス10キロ。そこまで細くは見えませんでしたが、精神面でのゆとりはなかったと思います。

また、パドックの様子から厳しいレースになることは覚悟の上でしたが、スタート後に他馬に寄られる不利。仕方なく控える形を取ると、キックバックを気にして勢いが鈍ることに。そこで向正面に入ってから進路を外目へと切り替え、3角過ぎからは早めに進出を開始。一瞬、良い感じで上がっていったように見えましたが、4角を回って直線を向いた時点で余裕がなくなりバタバタ。早々に脚が上がり、勝ち馬とは3秒8差。逃げ馬に大敗はつきものですが、見事な撃沈でした。

奥村豊師は『現状の砂を被った際の脆い面を克服していかない』とコメントされていますが、この課題はずっと解消・解決できないまま。非常に根深いです。そうなると脚質転換が選択肢に入りますが、ムキになって走る課題も相変わらず。結局、なんだかんだで逃げるしかありません。

レース後のインディゴブラックは早々に馬体のチェックを行い、一足先にNFしがらきへ放牧済。まずは楽をさせ、馬体の回復と気持ちの昂りを抑えることに集中を。その後は自身の課題としっかり向き合い、気持ちの難しさがこれ以上悪化しないようにまずはお願いします。

ノワールドゥジェは2勝クラスの走りから3勝クラスでもやれていい馬だと思っていましたが、段々と雲行きが怪しくなってきた現状。また、チークピーシズを着用して走りをバランスを整えていますが、以前はこういうことがなかったので、走ることへ飽きが出てきているのかも。

そこで今回は目先を替える意味でダートへ初挑戦。攻め駆けする馬ですし、外目の枠を確保。『大駆けはないかな?』と薄っすら期待していましたが、まもなくして現実を見せつけられることに。

新潟への長距離輸送で馬体重を減らさなかったのは良かったですが、パドックでの気配は地味。レース後に発覚しましたが、装鞍所からネガティブになっていた様子。走ることへの前向きさが既に欠けていたんでしょう。

レースに関しては、初ダートゆえにスタートで踏ん張りが利かずに出遅れる形。ただ、外目の枠を利してポジションはリカバー。道中は馬群内で走ることになりましたが、キックバックを嫌がる感じはなし。ただ、勝負どころからのペースアップには自分からブレーキを掛ける感じで反応が鈍くなり、武藤Jの叱咤激励にも嫌がる感じ。前へ進んでいこうとしませんでした。そして直線では完全に脚が上がり、ヘロヘロになりながらの13着。新味を期待しましたが、ダメでした。芝へ戻した方が良いでしょう。

レース後のノワールドゥジェですが、脚元等は大丈夫そう。ただ、精神面でバランスを欠いているので、ここは焦らずに立て直すべき。4日にNF天栄へ移動しています。

秘めたるポテンシャルは素晴らしいものがあるだけに、気温の上昇と共に復調を遂げてきてくれることを今はただただ願うばかりです。