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両前脚の骨折+体質が整わずに前走から1年ぶりの出走に。追い切りではマズマズの時計をマークしているも、太めが残って息遣いも一息。今回、結果は二の次で、まずは無事に走り終えて欲しい。★ジーナアイリス

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ジーナアイリス(牝・田村)父ゴールドアリュールディアジーナ

土曜新潟8R 3歳1勝クラス(ダ1200m)6枠11番 三浦J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:19日に南Wコースで時計

田村師「19日に南Wコースで追い切りを行いました。併せて行い、最後はジーナアイリスが先着する形で終えています。少しゴール前で乗り役の手が動く形になりましたし、息の感じにはまだ甘さがあるかなという印象もありますが、これで上向いてきてくれるでしょう。体調面にはよく気を付けている中で、2週続けてハードな調教を課しましたが、この中間にはスクミの症状は見られませんし、今週予定通り出走させても大丈夫でしょう。新潟競馬場までの輸送はありますが、成長分もあるのでおそらくプラス体重での出走になると考えています。かなり久々のレースなので、いきなり勝ち負けするのは難しいかもしれませんが、能力的にはこのクラスでやっていけるものを持っていると感じていますので、頑張ってもらいたいですね」(8/19近況)

助 手 19南W良 64.8- 50.5- 36.5- 12.3 G前仕掛け カインドリー(古馬1勝)馬なりの外0.3秒先着

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第3回新潟3日目(08月22日)
8R 3歳上1勝クラス
ダ1200メートル 3歳上1勝クラス 指定 混合 定量 発走14:05
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ニシノミンクス 牝3 52.0 内田博幸
2 2 ヒロノトウリョウ 牡4 57.0 丸田恭介
2 3 ルヴァンヴェール 牡3 54.0 武藤雅
3 4 ミツカネプリンス 牡3 54.0 津村明秀
3 5 ワールドイズマイン 牝4 53.0 菅原明良
4 6 テリオスベル 牝3 49.0 小林凌大
4 7 グラドゥアーレ 牡6 57.0 丸山元気
5 8 クラウンカーネル せ6 56.0 木幡育也
5 9 グランミューク 牡4 54.0 原優介
6 10 スティールティアラ 牝4 52.0 小林脩斗
6 11 ジーナアイリス 牝4 55.0 三浦皇成
7 12 マリノスピカ 牝4 55.0 木幡巧也
7 13 ヴァンデリオン 牡3 52.0 藤田菜七子
8 14 コスモペリドット 牡6 57.0 柴田大知
8 15 アイアンゾーン 牝4 55.0 野中悠太郎

○田村師  「レース中に骨折していた前走は参考外です。未勝利勝ちの内容から通用していいですが休養が長く、馬体も余裕残しで」(競馬ブックより)

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未勝利戦を7馬身差で逃げ切ったジーナアイリス。昇級戦となった前走では藤田菜七子Jを鞍上に向け、49キロで出走できる優位さから1番人気に支持されましたが、初対戦となった古馬の流れに終始追っ付けながらの追走に。前々でレースの流れに乗ることはマズマズ出来たのですが、脚が溜まるところがなかった為、直線ではジリジリ後退していくしかありませんでした。

レース後、右前膝の部分に触診反応があったのでレントゲン検査を行ったところ、右前橈骨遠位端の骨折が判明。北海道の社台クリニックへ移動し、骨片除去手術に臨みましたが、その際に右前橈側手根骨と中間手根骨に加え、左前第3手根骨と中間手根骨の骨折も判明。リハビリメニューからの立て直しを余儀なくされてしまいました。

その後の調整過程では新たな怪我が見つかるようなことはなかったですが、当初の予定よりは少し遅れて今年の1月半ばから坂路調教をようやくスタート。食欲旺盛で馬体を持て余していたジーナアイリスはなかなか馬体を絞り込むことは出来ませんでしたが、乗り込み自体は入念に消化。少しずつ態勢が整うと、春の東京開催での出走へ向け、一旦美浦へ入厩するところまで行きました。ただ、帰厩して追い切りを重ねていこうかという段階でスクミが出たり・四肢に浮腫みが出たりと順調さを欠き、腹帯が擦れるのを気にしたことで右前の歩様はコトコト。出走まで進めていける状態ではないということで、NF天栄へ移動させられ再調整を行う羽目になりました。そして今回何とかレースまで態勢を整うことが出来ましたが、前走から1年以上の年月が過ぎてしまっています。

追い切りでは水準以上の時計をマークし、坂路だけでなくWコースでもやれているので、脚元への不安は大丈夫そう。本当は長い休養期間を経て体質強化が進んで欲しかったのですが、スクミの症状は時々顔を覗かせます。これからも体質の弱さとは上手に付き合っていくしかないのでしょうねえ。太目が残っての出走となるでしょうが、マズマズ中身は出来ているのかなと思います。ただ、復帰戦の舞台は前走で追走に余裕がなかった新潟・ダ1200m。ブランクが長いですし、前走の走りっぷりなら苦戦しそう

今回に関しては結果は二の次で、まずは無事に走り終えてもらうのが1番。その中で次走以降に繋がるものを幾らかでもチラチラ見せてもらえれば、ブランクの長くなった復帰戦では合格点でしょう。