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出資しているシルクとロードと東サラのお馬さん情報が中心。(有)シルクホースクラブ&(株)ロードサラブレッドオーナーズ&(株)東京サラブレッドクラブのHP掲載の情報の転載・画像使用の許可を得ています。

シルクなお馬さん(追加募集馬)


f:id:yakifish:20200513045835g:plain カーニバルダクスの19(牡・奥村豊)父キタサンブラック

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回坂路コースでハロン15秒のキャンターを2本、週2回坂路コースでハロン16秒のキャンターを1本、週2回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間はトレッドミル、ウォーキングマシンでのリフレッシュメニューの週を挟みつつ、坂路コースと周回コースを織り交ぜた調教を行っています。坂路コースではハロン15秒ペースでも余裕が感じられますが、成長を考えてペースを速めず、抑えている段階です。飼い葉もしっかりと食べることが出来ていますし、体調面に問題はありません。しかし、体の大きさに反して筋肉が付きづらく、中身がまだまだ足りないのが課題ですね。今後は中身を濃いものにしていけるよう乗り込みを進めていきたいと思います。馬体重は502キロです」(5/1近況)


f:id:yakifish:20200513045835g:plain レディドーヴィルの19(牝・長谷川)父ブラックタイド

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回坂路コースでハロン15秒~16秒のキャンターを2本、週1回坂路コースでハロン16秒のキャンターを1本、残りの日は軽めの調整

担当者「この中間は坂路コースで乗り込みを行っています。以前よりもトモに筋肉が付いてきて、常歩でもしっかり歩けるようになってきましたが、ハミ受けなど口向きの難しさはまだ残りますし、左前脚に出来た骨瘤が熱感を持つこともあるので水冷等でケアをしながら、今後も慎重に進めていきたいと思います。馬体重は437キロです」(5/1近況)

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カーニバルダクスの19は手脚の長い造りですが、そのフォルムに見合った筋肉が付き切っていない現状。内面がしっかりしていないことも良化スピードを妨げています。それ故、まずは確かな下地を築くことが大事。どのタイミングで良くなってくるかは分かりませんが、今は地道に取り組んでいくしかありません。

レディドーヴィルの19はコツコツ乗り込んできたことで、幾らかトモがしっかりしてきたのは〇。ただ、ハミ受けに関してはまだ敏感なところが残り、操縦面に関しては改善していく必要があります。この感じだと脚を溜めきれないように思います。また、骨瘤に関しては募集前に出来つつあったものでしょう。それとも骨瘤が原因で少し育成のペースが遅れていたのかもしれません。まあ、後ろを振り返っても良くないので、日々のケアをしっかり行ってもらいつつ、動きの質を高めてもらいたいです。

ロードなお馬さん(2歳・千葉ケイアイファーム組)

f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードリライアブル

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、角馬場でダク1500m→ハッキング1500mもしくはトレッドミル・ダク700m→ハッキング1000m→キャンター1400mもしくはダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン13~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「4月20日(火)に全体66秒3、終い13秒0のタイムを記録。掛かり気味で序盤のラップが事前の計画よりも速くなったものの、ラストまで勢い十分な内容でした。トラックの走りもスムーズ。このまま出発のタイミングを話し合って行きます」

f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードオルデン

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、角馬場でダク1500m→ハッキング1500mもしくはトレッドミル・ダク700m→ハッキング1000m→キャンター1400mもしくはダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン15~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「4月24日(土)に15-15を消化。1本目からスムーズに駆けるなど、気になる部分は特に認められません。前向きさも十分で水準以上の能力を秘めていそう。今のところは餌を平らげていますが、更に攻めた後の食べ方に注意を払いたいです」

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リライアブルは先週に続き、トレセンの追い切りに近い調教を行っていますが、今回は行きたがる面が見られ、その分、最後の勢いは一息。全体の時計は悪くないのですが。また、体力面に関してはトレセンでやれるところまで到達していると思いますが、操縦性に少し課題が見せたので、今の内に修正し、鞍上の指示にきっちり従えるようになってもらいたいです。

オルデンは試しに15-15のペースで乗ったところ、1本目からスムーズな対応。走ることに関しては、やはりセンスの良さを感じさせてくれます。課題は内面の成長が遅いので、強い負荷が掛かると食欲が停滞する点。1回の量を少なくし、その分、回数を増やしたりするなど工夫してみて欲しいです。

シルクなお馬さん(2歳関東馬・本州組)

f:id:yakifish:20200513045835g:plain スノーグレース

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:ゲート練習

中舘師「先週こちらへ入厩させていただきましたが、入ってきた当初は少し周りを警戒するようなところもあり、音とかにも敏感な面を見せていました。それでも、時間の経過とともに段々とこちらの環境にも馴染んできてくれています。飼い葉も食べてくれていますし、基本的には大人しくて扱いやすいタイプの馬だなという印象です。調教については、ゲート練習を中心に進めており、今日はゲートから少し出してみました。まだ馬体がしっかりしていないので、ゲートを出た後に苦しさから跳ねてしまっており、発馬についてはもう少し練習を積んでいく必要があるでしょう。でも、枠入りや駐立を含めて、ここまでは概ね順調に進めることが出来ていますし、そこまで時間を掛けずにゲート試験の目途を立てることが出来そうですよ」(4/28近況)

f:id:yakifish:20200513045835g:plain オリーヴベリー

・在厩場所:福島県ノーザンファーム天栄
・調教内容:週3回坂路コースで14-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週は坂路コースのペースを週3回ともハロン14秒まで上げています。コンスタントに負荷を掛けていますが、前向きさを失うことなく走れているのは良いことですね。脚取りにも問題はありませんし、今後はさらなるペースアップも視野に入れていけそうですよ。馬体重は468キロです」(4/30近況)

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スノーグレースは2歳春の牝馬なので環境の変化などに戸惑いを見せていますが、少しずつながら馴染んでくれている様子。母系は優秀なので、それなりの学習能力も備えてくれていることでしょう。ゲート練習はもう少し繰り返す必要はありそうですが、練習がてらに試験を受けてみることもあるのかな? ちなみに同時期に入厩したロードヴァレンチは30日にゲート試験に合格しています。

オリーヴベリーはNF天栄へ移動後、坂路でコツコツ乗り込み中。じわじわ負荷を高めることも出来ていますし、良い雰囲気です。あとはややハードに鍛えながらも、馬体重が増えていくようになってくれれば理想的でしょう。また、走ることに前向きなのは長所として挙げることは出来ますが、行きたがったり・力んだりすると思うので、鞍上との意思疎通を今の内にしっかり築き上げてもらいたいです。

4月28日に帰厩。次走は22日の中京・ダ1200mを予定しています。☆イルデレーヴ

f:id:yakifish:20200513045835g:plain イルデレーヴ(牡・池添学)父ミッキーアイル 母デイトユアドリーム

・在厩場所:28日に栗東トレセンへ帰厩
・次走予定:5月22日の中京・ダ1200m

池添学師「放牧に出した後も順調に進められていたようなので、28日の検疫でトレセンに戻しました。前々走の中京では手前替えがスムーズではなく、フォームが伸びてしまっていましたが、レース当日は返し馬の段階からテンションが高かったですし、落ち着いて臨めば左回りコースでも前走のようにしっかりとした走りを見せてくれると思います。明日から乗り運動を開始し、その後も問題なければ5月22日の中京・ダ1200m戦に向かいたいと考えていますので、週末から時計を出して仕上げに入っていきたいと思います」(4/28近況)

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未勝利を勝ち上がった際、右トモ球節に擦り傷が認められ、無理をせずに牧場で治療に努めてきたイルデレーヴ。今はその不安は解消し、NFしがらきでコツコツ乗り込むことが出来、あとは帰厩の声が掛かればOKという状態でしたが、4月28日の検疫で栗東池添学厩舎へ帰厩しています。

また、次走の予定も決まっており、22日の中京・ダ1200mを目指すことに。前々走ではこの条件で伸びあぐねていますが、続戦で臨んだことが裏目に出た感じで力を発揮できず。その前のレースでは2着に食い込んでいるように条件が合っていないことはないので、リフレッシュが叶った次走では力を出し切ってくれるでしょう。あとは昇級戦になるので、1勝している馬に混じっての力関係がどうかです。まあ、元々堅実な馬ですし、1戦ごとに走りを憶えてきているので、そう恥ずかしい競馬にはならないと思っています。

ロードなお馬さん(牝馬・牧場組)

f:id:yakifish:20200513050027g:plain ヴィースバーデン

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、角馬場でダク1500m→ハッキング1500mもしくはトレッドミル・ダク700m→ハッキング1000m→キャンター1400mもしくはダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン13~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「4月20日(火)に5ハロン66秒5、終い13秒2の時計をマークしました。抜群の手応えで回って来ても、自分から完全に止めて遅れた感じ。気持ちが散漫に映ります。一方、脚元や身体については大丈夫。栄養斑点が出るなど具合は良好です」

f:id:yakifish:20200513050027g:plain フライングバレル

滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン90分、ポリトラックコース・キャンター2500m(1ハロン20~22秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター650m×1本(1ハロン13~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「定期的に強目の稽古を消化。週1回はハロン13秒レベルも行なっています。丹念にケアして持ち直した感じ。概ね順調ですね。検疫馬房が取れ次第、移動の連絡が届きそう。相応の調教量を積んで来ており、いつ声が掛かってもOKでしょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレットオーナーズのHPより☆★

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ヴィースバーデンは引き続き状態面での不安は窺えないも、強めの調教を課した際、追ってからグッと来るところがもう1つ。どうも走ることが嫌になっている様子。帰厩後はブリンカーの装着を考えなければダメかなと思います。

フライングバレルは近々帰厩の声が届きそう。定期的に速いところを乗り込み、状態は着実にアップしていると思いますし、冬の小倉のようなことはなさそう。ただ、走る方へ気持ちが向いて来てくれないと変わり身は…。

シルクなお馬さん(3歳牝馬・トレセン組)

f:id:yakifish:20200513045835g:plain グレイシャーパーク

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:29日に坂路コースで時計
・次走予定:5月9日の新潟・ダ1800m(斎藤J)

高橋忠師「右トモの球節外側に少し腫れが見られたので、獣医師に診てもらいましたが、調教を休ませるほどではなく、負荷を掛けた後も問題ありません。レース1週前ですので、29日の追い切りは坂路でしっかり負荷を掛けて時計を出しました。前日から降り続いている雨の影響で走りづらい馬場でしたが、その中でも最後までブレずに駆け上がってくれました。このひと追いでもう一段階上がってくると思いますし、週末にもさらっと時計を出して態勢を整えていきたいと思います」(4/29近況)

助 手 25栗坂良 58.9- 42.7- 27.3- 13.3 馬なり余力
難 波 29栗坂不 52.5- 38.5- 24.8- 12.3 一杯に追う

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ノワールドゥジェ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:29日に南Wコースで時計
・次走予定:5月15日の東京・芝1,800m、もしくは5月16日の東京・芝2,000m

宮田敬師「先週末から南Wコースでの調教を開始しており、70-40くらいの時計を出しています。道中は気分良く走っていましたし、全体的に動きは悪くありませんでしたが、やはり息遣いと言う点では物足りませんでしたね。そこで、29日にも同じく南Wコースでの追い切りを消化しており、ノワールドゥジェが誘導する形から、直線では外からしっかりと脚を伸ばして、最後は古馬2勝クラスのバイキングクラップと同入で終えています。追い切り時にはメンコを外しているのですが、これまでよりも周囲に対して過敏に反応することなく、気持ちが散漫になっていませんし、気性面での成長を感じます。息遣いも先週末の南Wコースでの調教時より良化していますね。また、現在の体重は485キロと前走で減った分は戻っているものの、トレセンへ入ってからは段々と減少していますので、今後も心身に余裕を持たせて進めていければと思います。再来週であれば十分仕上がると思いますので、今のところ5月15日の東京・芝1800m、もしくは5月16日の東京・芝2000mに向かいたいと考えています」

助 手 25南W良 70.1- 54.5- 40.7- 13.3 馬なり余力
助 手 29南W稍 68.7- 52.9- 39.8- 12.9 馬なり余力 バイキングクラップ(古馬2勝)馬なりの外0.4秒先行同入

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グレイシャーパークは右トモの球節に腫れが出てしまいましたが、楽をさせるレベルではないということで、調教と追い切りは継続中。29日の追い切りは難波Jが乗ったとはいえ全体時計は優秀。ラスト2ハロンをしっかりまとめることができているのも好感。今の雰囲気なら予定どおりに来週の新潟戦へ臨めると思いますし、これまで通りにレースと放牧を繰り返しながら、着実にステップアップできそうです。距離も何とか辛抱して欲しい。

ノワールドゥジェは帰厩後、順調に追い切りを重ねていますが、息遣いに物足りなさを残す現状。そんな中、29日の追い切りでは古馬の2勝クラス・バイキングクラップとの併せ馬を敢行。最後まで食らい付くことができたのは〇。牝馬らしい繊細さは少しずつでも解消しています。身体能力の高さが魅力の1頭。広いコースに戻って、末脚を活かす競馬を心掛けてもらい、未勝利は近々勝ち上がってもらわないといけません。

シルクなお馬さん(3歳男馬・トレセン調整組)

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ピクシーナイト

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:坂路コースでキャンター
・次走予定:5月9日の東京・NHKマイルカップ(G1)・福永J

担当助手「先週は軽めの調整でコンディションを整えていましたが、特に気になるところは見られなかったので、先週末から乗り出しています。一度使って調子が上向いてくるだろうと思っていましたが、跨った瞬間に良くなっているなと感じたぐらいで、こちらの期待通りですね。次走は中2週での競馬と間隔が詰まっているので、週半ばは坂路で普通キャンターの調整を行い、週末に負荷を掛けて来週に備えることになっています。本番では悔いの残らないよう万全の状態で臨めるように仕上げていきたいと思います」(4/29近況)

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ラッキーモー

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:28日にCWコースで時計
・次走予定:5月9日の東京・ダ1600m(福永J)

松永幹師「レース1週前ですので、28日の追い切りはCWコースで長めからしっかり負荷を掛けて時計を出しました。道中は追走し、最後の直線で3歳未勝利馬の内側に併せて行きましたが、0.1秒遅れたものの、手応えとしては見劣っておらず、この馬なりに良い脚で伸びてくれましたよ。息づかい・反応ともに先週より良くなってきていますし、このひと追いで中身もしっかりしてくるでしょう。新馬戦の頃より一回り大きくなって成長が感じられるだけに、良い状態で来週の競馬に臨めるよう態勢を整えていきたいと思います」(4/29近況)

助 手 25CW良 75.4- 60.3- 45.2- 13.5 馬なり余力
助 手 28CW良 83.2- 67.0- 52.4- 38.8- 12.3 一杯に追う グランメテオール(三未勝)直強めの内0.7秒追走0.1秒遅れ

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ヒーズオールザット

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:29日にCWコースで時計

藤原英師「29日にCWコースで追い切りました。道中は追走し、最後の直線で古馬3勝クラスの馬の内側に併せて行きましたが、最後まで食らいつく根性を見せてくれましたよ。時計的には先週と同じぐらいですが、前日から降り続いている雨の影響で馬場がかなり悪かったですから、それを考慮するとよく動けていたと思います。西村淳也騎手に手伝ってもらったところ、動き・反応ともにしっかりしていたようですし、息づかいの感じも良かったので、このひと追いで更に良くなってきそうとのことでした。何より走りに対して真面目に取り組めているのは良いことだと思いますし、このまま問題なければ再来週あたりには態勢が整いそうです。来週の追い切りの感触を確かめたうえで、次走の予定を考えたいと思っています」(4/28近況)

西村淳 29CW不 84.5- 68.9- 53.5- 39.2- 12.1 一杯に追う コラルノクターン古馬3勝)強めの内0.7秒追走同入

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ピクシーナイトは9日の東京・NHKマイルCへの出走を予定していますが、1週前追い切りを行うのかなと見ていたら、間隔が詰まるので週末にサッと1本やって、最終追いに備えることになりました。前走は叩き台かなと見ていましたが、悪い馬場でそれなりにしっかり走ったダメージは想像以上だったかもしれません。まあ、将来性のある馬なので、今は大事に育てていくことを優先してもらえればと思います。

ラッキーモーも9日の東京・ダ1600mへ向けて調整中。左前脚の繋靭帯がモヤモヤして休養が長引いたので、坂路オンリーで仕上げていくのかなと見ていましたが、28日の追い切りはCWコースで併せ馬を敢行。動きは相手に見劣ったように思いますが、コースで追い切りをやれたことに価値があります。脚元は今のところはスッキリ見せているのでしょう。このひと追いで息の入りはガラッと良くなると思うので、来週の追い切りは輸送を考量して軽めのもので十分でしょう。

ヒーズオールザットはまだ復帰戦を定めず、動きの良化を促してきましたが、29日の追い切りでは西村淳Jを背にCWコースでビシッと。この馬なりに良くなっていますが、全体時計が84秒5なので、上がり1ハロンは11秒台で踏ん張って欲しかったかなというのが本音。もっともっと走る方へ気持ちを向けてもらいたいです。次走はこれから絞り込んでいくのでしょうが、西村淳Jを追い切りで乗せているので、新潟開催へ向かうのが濃厚なのかなと思います。

ロードなお馬さん(3歳上牡馬・牧場組)

f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードラスター

滋賀・グリーンウッドトレーニング在厩。ウォーキングマシン90分、ポリトラックコース・キャンター3500m(1ハロン20~22秒ペース)、ウッドチップ坂路コース・キャンター650m×1本(1ハロン15~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「週2回の割合で強目を消化。脚元も落ち着いており、順調に乗り込めています。次走プランから逆算すると・・・。1、2週ぐらいの間に再び厩舎へ向かうはず。ある程度の状態には達しているだけに、声が掛かれば十分に対応も可能でしょう」

f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードセッション

京都・宇治田原優駿ステーブル在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク600m→ハッキング1800m、ウッドチップ坂路コース・キャンター900m×1本(1ハロン25~27秒ペース)。

○当地スタッフ 「レースを終えたばかり。先週一杯は余裕を持たせています。直近で523キロ。順当にボリュームは戻って来ている感じですね。ひとまずはハッキング程度ながら、4月26日(月)より馬場入り開始。後肢の外傷をケアしつつ乗り進めましょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレットオーナーズのHPより☆★

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ラスターは3歳馬同士で走れる内にもう1戦することを視野に入れていますが、牧場での回復が順調に行っているので十分間に合いそう。能力的には1勝クラスでも通用するので、リフレッシュが叶った次走では最後のひと押しが利くことを願っています。

セッションは京都・宇治田原優駿STでリフレッシュ中。馬体は順調に回復が進んでいるようですし、クモズレを起こした両トモは治療して良化を図っています。予定しているレースまで約1ヶ月ありますが、今の内からしっかり逆算して、良い状態でレースへ臨めるように努めてもらいたいです。

シルクなお馬さん(北海道組)

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ダイアトニック

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター1~2本、週4回周回コースで軽めのキャンター2500m

担当者「この中間も週2回の坂路調教と週4回の周回コースでの調教で進めています。この馬の力を考えればまだ物足りない動きではあるものの、しっかり動かせており、徐々に良化してきていますね。引き続き基礎体力強化に努めていきます。馬体重は534キロです」(4/23近況)

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター1~2本、週4回周回コースで軽めのキャンター2500m

担当者「この中間も先週と同じメニューで進めています。骨折した右トモ含めて脚元に痛みはありませんし、以前よりも気性面が成長して普段から無駄なことをしなくなりましたね。調教でも前向きさがありつつも折り合いが付いており、体も絞れて動きは良いですよ。馬体重は526キロです」(4/30近況)

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ボンディマンシュ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15秒のキャンター2本、週3回周回コースで軽めのキャンター2400m

担当者「先週と変わらず週3回は坂路コースにて15-15ペース中心で進めており、週3回は周回コースでの調教を行っています。日々しっかりと乗り込めていますので、馬体の張りや艶は良好ですから、あとはもっと動きが良くなってくればペースを上げていけると思います。馬体重は534キロです」(4/23近況)

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン14~15秒のキャンター2本、週3回周回コースで軽めのキャンター2400m

担当者「今週に入って動き・息遣いが一段と良くなってきましたので、週1回はハロン14秒までペースを上げています。少しずつトモの嵌まりは良くなってきたと思いますし、終いの反応は鋭くなりましたね。このまま順調に進めていければ、来月ないしは再来月には移動の予定を立てられそうですよ。馬体重は530キロです」(4/30近況)

f:id:yakifish:20200513045835g:plain パラダイスリーフ

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター1本、週3回トレッドミルでキャンター

担当者「引き続きハロン15秒切るくらいのところで進めています。この中間で大きく変わったところはありませんが、しっかりとした脚取りで良いキャンターをしています。しかし、負荷を掛けていることで、時折脚元が浮腫むことはありますし、気を付けて進めていきます。馬体重は533キロです」(4/23近況)

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15秒のキャンター1本、週3回トレッドミルでキャンター

担当者「今月も継続的に乗り込んできましたから、体重は520キロ台まで絞れてきました。暖かくなってきたことで毛艶は良好ですし、代謝が上がってきたことも良い傾向ですね。今後は、脚元の状態次第でペースを上げていくことになります。馬体重は528キロです」(4/30近況)

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045835g:plain ヴァンタブラック

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン14~15秒のキャンター2本、週3回トレッドミルでキャンター

担当者「先週からハロン14秒ペースを行っていますが、少しずつ手応えも良くなってきており、終いまで動けるようになってきました。ただ、トモの踏み込みはまだ頼りないですし、これくらいのペースで引き続き鍛えていきたいと思います」(4/23近況)

・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン14~15秒のキャンター2本、週3回トレッドミルでキャンター

担当者「依然としてトモの緩さが課題となっていますが、坂路主体で乗り込んでいますので、多少なりとも鍛えられています。乗り手も『先月よりは前と後ろの連動性が良くなってきている』と言っていますし、来月は移動へ向けての仕上げに入っていき、再来月に移動することとなりそうです。馬体重は548キロです」(4/30近況)

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ダイアトニックはこの中間も順調に乗り込みを消化。骨折した脚元は落ち着いているようですし、年齢を重ねて落ち着きが出てきたのも好感。同期のライバル・ダノンスマッシュは国内と海外でG1制覇と水を大きく開けられてしまいましたが、復帰後は再度G1の舞台に立てるように頑張って欲しいです。

ボンディマンシュも着々と乗り込みを消化。身のこなしも良くなっているようで、走りのバランスが良化。そろそろ本州へ移動or帰厩が視野に入ってくるようですし、このままの好調子をキープし、動きの質をもっと高めてもらえればと思います。

パラダイスリーフは与えられたメニューこそ消化できていますが、脚元が浮腫んだりするので更に負荷を高めて行こうとすると少し躊躇する感じがあるのかな? 馬体が絞れてきたのは良い傾向なので、日々のケアを入念にしてもらい、ここをしっかり踏み止まってもらい、帰厩→復帰への道筋を築いて欲しいです。

ヴァンタブラックは屈腱炎の程度はマシな方だったと思うので、パラダイスリーフよりは順調に負荷を高めることが出来ています。課題は馬体の緩さですが、根気強く乗りこむことで走りのバランスは良くなってくると思うので、少しずつでも改善・解消できるように長い目でトモの強化は取り組んでもらいたいです。

【ロード】日曜日(4/25)の出資馬・出走結果

f:id:yakifish:20200513050027g:plain シベール

4月25日(日)東京8R・4歳上1勝クラス・混合・芝1600mに横山武Jで出走。15頭立て8番人気で6枠10番から平均ペースの道中を11、10、10番手と進み、直線では内を通って0秒6差の9着でした。馬場は良。タイム1分34秒0、上がり34秒3。馬体重は増減無しの452キロでした。

○久保田調教師 「横山武史騎手を押さえられた部分も踏まえて芝の番組を選択しました。出たなりの位置で普通に運び、当たり前のレースはできた感じ。直線を向いて幾らか狭かったとは言え、脚があれば抜けることが可能だったと思います。手前を頻繁に替えるなど身体が付いて来ない弱さがまだある・・・との乗り役の話。昔からの課題を改めて覗かせた模様です。希望通りに使えても結果に繋がらなかっただけに、次はダートへ条件を変更する方針。十分に状態を確かめた上で、基本的には厩舎に置いて調整しましょう」

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、2回東京もしくは2回新潟に組まれたダートの中距離戦を視野に、体調、条件、出走状況等を踏まえながら目標のレースを決めます。

○久保田調教師 「4月28日(水)の時点ではまだ跨っていないものの、特に問題は生じていません。飼い葉もマズマズ食べているだけに、放牧を挟まずに調整を施せると思います。中2、3週ぐらいの間隔で次走を検討。東京のダ1600mと新潟のダ1800mが候補です」

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f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードアブソルート

4月25日(日)東京10R・鎌倉S・混合・ダ1400mに石川Jで出走。16頭立て6番人気で4枠7番から平均ペースの道中を4、6、7番手と進み、直線では外を通って2秒5差の14着でした。馬場は良。タイム1分26秒2、上がり38秒1。馬体重は増減無しの442キロでした。

○吉岡調教師 「スタートは普通に出たものの、さすがに周りが速かったですね。徐々にポジションを下げてしまい、4コーナーでは気合いを付ける場面。これまでとはメンバーレベルが全く異なる感じで・・・。スピード慣れが必要か、距離を延ばすのも一案。長らくトレセンに置き続けただけに、いずれにせよ一旦リセットしましょう」

 ☆★情報は(株)ロードサラブレットオーナーズのHPより☆★

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。今後は4月30日(金)に千葉・ケイアイファームへ移動して6月27日(日)東京・甲州街道S・混合・ダ1600mもしくは7月3日(土)小倉・九州スポーツ杯・混合・ダ1700mへ向けて態勢を整えます。

○吉岡調教師 「脚元に関しては大丈夫そう。1ヶ月ほど育成場へ移し、リフレッシュを図ります。今後も除外は念頭に入れないと。6月末の東京から出馬投票へ向かい、外れた場合は翌週へ・・・の予定です」

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日曜日(4/25)に出走したロード馬の出走結果・レース回顧をまとめて。

芝かダートかギリギリまで迷っていたシベール。最終的には横山武Jを確保できた芝のレースを選びました。また、今回は在厩調整+中2週のローテでの出走だったので、馬体重を維持できるかに注目していましたが、増減なしの452キロでの出走に。陣営の努力とシベールの頑張りに頭が下がります。

レースは五分のスタートを決め、出たなりの位置で折り合いに専念。ポジションを下げずに追走出来るのは鞍上の手腕でしょう。そして道中は馬群の中で淡々と追走。周囲を気にする素振りはないですし、レースの形とすればほぼ完璧。後は勝負どころからジワッと押し上げ、直線で馬群を割ってくるだけでしたが、いざ追ってからは速い脚に欠け、ジリジリ脚を伸ばそうとするも、上位勢との差は一向に詰まらず。その結果、今回も勝ち馬からコンマ6秒ほど離されてのゴールイン。9着に敗れてしまいました。

血統から来るポテンシャルの高さが魅力のシベールですが、それを支える馬体がドーンと幅が出てきてくれれば良いのですが、デビュー当時からひょろっとしたまま。育成当初からの課題が解決できないでいるのが悩ましいです。また、尻すぼみの成績ですし、単に早熟で成長力に欠けるだけなのかもしれません。

レース後のシベールは回復に努めていますが、現段階で大きな問題はなし。ダートならさほど節は必要としないことから、引き続き在厩で調整を進め、中2~3週のローテで出走を検討中。次走ではダート1本で東京or新潟での出走となりそうです。

正直なところ、ダートでガラッと変わってくるところまでは難しいと思うも、攻めは動く方ですし、手足の長い馬。砂を被ることに過敏に反応しなければ、適性を感じさせる分、芝よりも上位へ来る可能性は高そう。しかし、勝ち切るところまでいくには、展開や人気馬の凡走など強力な後押しがないと…。まあ、まずはコンスタントに掲示板入りして、コツコツ賞金を稼げる馬になっても欲しいです。

アブソルートは3勝クラスへの昇級戦。五分のスタートからスッと前へ行くことは出来たのですが、勝負所からの反応・行きっぷりは一息で4角を回ってくる時には早くも鞭が入る始末。残り400mぐらいから脚が上がり気味になってジリジリ後退。見た目に疲れている感じがしました。そして結果は14着とホロ苦いものに。まあ、元々2勝クラスと3勝クラスには高い壁があるのは感じているので、これまでのように簡単には行かないと思っていました。これが現状の力量差といえばそうなのですが、今回に関しては言い訳できる点もあります。

まず、特別登録が多く、除外になる可能性の方が高かったと思うので、レースへ向けての調整が手緩いものになってしまったこと。その次は2月上旬に帰厩し、月1走のペーストはいえ今回が3戦目。前走は脚抜きの良い馬場での勝ち上がりと、目に見えない疲れが蓄積していた筈ですし、今回はその中で東京への長距離輸送。心身の幼さを残すアブソルートには走ることに気持ちが向かなかったんでしょう。ですから、一息入れて立て直し+次走・関西圏のレースなら、巻き返しの余地はあるかと思います。

ただ、レースぶりに関しては、前で流れに乗って、後続を凌ぎ切る正攻法よりも、末脚に賭けた方が堅実性が増しそう。実際、2勝クラスとはいえ差す形で3着に食い込んでいるので脚質転換にはそう苦労しないと思います。また、正攻法の競馬を継続していくなら、距離を1200mに縮めることを検討しても良いのかなと思います。膝の状態が良くなっていれば、芝にチャレンジするのもありでしょう。

まだまだ上を目指してもらいたい素材なので、今回の14着という結果はショックでしたが、この敗戦によって低迷を続けるのではなく、これを糧にしてOP入りへ歩みを続けて欲しいです。今後を占う意味では次走での走りが重要視されてくると思います。