焼魚定食の表示価格には消費税が含まれています。

出資しているシルクとロードと東サラのお馬さん情報が中心。(有)シルクホースクラブ&(株)ロードサラブレッドオーナーズ&(株)東京サラブレッドクラブのHP掲載の情報の転載・画像使用の許可を得ています。

【シルク】週末(7/22・23)の出資馬・出走結果

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ラシックステップ

土曜札幌9R 北辰特別(芝1800m)4着(7番人気) 斎藤J

斎藤新騎手「もう少しポジションを取りに行けそうだったのですが、北村友一騎手から『トモの嵌りに時間が掛かるので、前半はあまり急かさない方がいい』とアドバイスをもらっていたので、無理せず自分のリズムで走らせました。しっかりと走れるようになってから動いていきましたが、最後まで良く脚を使ってくれました。前走を使ったことで中身がしっかりしたこともあったと思うのですが、今回は喉の影響は感じられませんでした。初めて乗せていただきましたが、まだまだ伸びしろのある馬だと思います」(レース結果)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

・在厩場所:札幌競馬場

安田隆師「一度競馬を使ったことによって、息づかいや動きに素軽さが出てきていたので、先週は前走以上の走りを期待していましたが、勝利には至らなかったものの、良い走りを見せてくれたと思います。新(斎藤新騎手)は『前回よりも調教の感じが良くなっていたので、良い競馬をしてくれると期待していました。急がせるよりも馬のリズムを重視してレースを進めていきましたが、道中の感じは良かったですし、息づかいも気にならなかったですよ。仕掛けてからの反応も良かったですし、最後まで頑張って走ってくれましたが、まだ良くなりそうな感じですし、次はもっと良い走りを見せてくれそうです』と感触は良かったです。レース後はそのまま札幌競馬場に滞在させていますが、特に気になるところはありませんし、今週いっぱい様子を見させていただいて、それでも問題なければ中2週空けて、8月12日の札幌・石狩特別に向かいたいと思います。なお、鞍上は引き続き斎藤新騎手に依頼しています」(7/26近況)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ペースセッティング

土曜中京11R 豊明S(芝1400m)3着(1番人気) 団野J

団野騎手「前回の競馬が今回に活きてくれたようで、スッと二の脚が付いてすんなりと主張することが出来ました。オーバーペースになることなく、直線に向くことが出来たので、ラチ沿いなら多少馬場が悪くても辛抱して走ってくれると思ったものの、最後の最後で脚が鈍ってしまいました。1400m戦で自分の競馬が出来るか半信半疑ではあったものの、堅実に走ってくれましたし、今後に繋がる競馬をしてくれたと思います」(レース結果)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

・在厩場所:ノーザンファームしがらき

安田隆師「先週はあともう少しのところで脚が鈍ってしまいましたが、前回強引に主張して行ったことで、1,400mでもスッと先行することが出来ましたし、自分の競馬が出来れば最後まで頑張って走ってくれますね。勝利に至らなかったのは残念でしたが、2戦続けて堅実に走ってくれましたし、すぐにチャンスがあるでしょう。トレセンに戻って状態を確認したところ、脚元含めて気になるところはありませんでしたが、心身ともにリフレッシュを図るべく、25日にノーザンファームしがらきへ放牧に出させていただきました」(7/26近況)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

f:id:yakifish:20200513045835g:plain トラペジスト

日曜中京2R 2歳未勝利(ダ1400m)11着(3番人気) 松山J

松山騎手「一度競馬を使ったことによって馬の雰囲気は良くなっていました。前走の感じから、1400mならしっかり走ってくれると期待したものの、3~4コーナーで内の馬に張られたとはいえ、直線に向いたところではもう余力が残っていませんでした。ゲートの出が一息で脚を使ったのは確かなものの、早々に脚が鈍ってしまったところを考えると、距離は幾らか長いのかもしれません」(レース結果)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

・在厩場所:ノーザンファームしがらき

音無師「新馬戦と同様に追い切りの感じや馬の雰囲気は良かっただけに、敗因が掴み切れないですね。ジョッキーは前走以上に気持ちが入り過ぎていたと話していましたが、テンションがずっと高かった訳ではないですし、新馬戦と雰囲気は変わりなかったことを考えると、条件を見直してみるのも手だと思っています。レース後も脚元含めて気になるところはありませんでしたが、25日に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧に出させていただきました。次走の予定につきましては、牧場で状態を確認しながら検討していきたいと思います」(7/26近況)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

週末(7/22・23)に出走したシルクの出資馬の出走結果・レース回顧をまとめて。

中1週のローテで札幌の開幕週へ臨んできたクラシックステップ。個人的には芝1500mの走りを見たかったですが、特別戦とはいえ少頭数の1戦。個人的には勝ち負けを望むのではなく、この馬の競馬スタイルを貫き、洋芝でどこまで末脚を伸ばせるのかに注目していました。

パドックに登場してきたクラシックステップは除外になった影響も少なく、走れる態勢だったと思います。馬体重が減ったのも個人的には好印象。気分良さそうに周回出来ていました。

レースぶりですが、課題が残るゲートを今回も五分以上の発進を決めるも、出たなりの位置で折り合いを重視。自分のリズムを守り、走りのバランスが整ってくるのを待つスタイル。実戦では初めての手綱も、特徴はしっかり掴んでくれていたと思います。

ラシックステップは連闘で先週末の函館・臥牛山特別へ出馬投票を行うも、残念ながら非抽選で除外の憂き目に。そして1週スライドする形で札幌開幕週の北辰特別へと巡ってきましたが、追い切りはサラッと行った程度ですが、マズマズの動き。叩いた分、息遣いも良くなっている感じで少なからず上積みは見込めるでしょう。また、鞍上が北村友Jから斎藤Jへ替わり、実戦では初コンビも、所属騎手で特徴はしっかり掴んでくれているので何ら問題はなかったです。そして良い具合に1番人気のレイベリングを見る形で進めることが出来たのでレースを組み立てやすかったでしょう。

ただ、勝負どころからの反応・余裕は1番人気のレイベリングとは全く違い、4角を回る時は少し追っ付けながらの走り。DDSPの症状持ちで息が苦しくなってしまったかなと伸び切れることを覚悟しましたが、直線は躊躇することなく大外へ。斎藤JがGOサインを出してからエンジンが掛かるのは遅かったですが、ゴールまで100mぐらいからじわじわ加速。レースは地力上位のレイベリングが完勝の競馬でしたが、ゴール前は1頭目につく伸びを見せ、もう1完歩で2着というところでアタマ+アタマの4着。うーん、残念。まあ、それでも改めてこういう競馬が1番合うことが分かりましたし、洋芝に関しても問題ないでしょう。

レース後のクラシックステップですが、一生懸命走った分の疲れ・反動を気にしていましたが、良いバランスで走れていたことでダメージは軽減。このまま在厩調整を続け、中2週のローテで8月12日の札幌・石狩特別(今回と同舞台)へ。まずは自分のスタイルを貫いてもらい、大崩れすることなく、今回のようにしっかり脚を伸ばしてもらえれば合格でしょう。また、レース前は距離短縮を希望しましたが、自分のリズムをしっかり守れるのなら、芝2000mへ戻してもやれるかもしれません。芝1800mよりは展開は嵌りそうですし。

ペースセッティングは初めての古馬との1戦で最後まで渋太さを発揮して2着。ようやく結果を残すことが出来、今回は中2週のローテで1ハロン短縮のココへ。好走するにはハナへ行くことが必要条件になっているので、この距離でも主導権を握ることが出来るかどうかに再注目でした。

この中間、暑さを考慮し追い切りは控え目な内容でしたが、パドックでの姿は馬体の丸みをキープし、適度な気合乗り。暑さが悪い方へ出ている感じはなかったですし、前走時のデキはキープ出来ていた印象です。

あとはレースへ行って、主導権を奪えるかどうかでしたが、ゲートが開くタイミングにピタッと合わせ、団野Jの手綱は少しの間、激しく動きましたが、喧嘩を売ってくるような馬はなく、ほぼ思い描いた展開へ。そして道中は距離ロスを避けるために内ラチ沿いを回っていましたが、折り合いは問題なし。ほぼ持ったままの手応え・勢いで直線を向いた際は押し切れるかなと思ったのですが…。

直線でいざ追い出されたペースセッティングは馬場の良いところへ持ち出すのかなと見ていましたが、フラフラ走るのを避ける意味もあったのか内ラチ沿いをキープ。ただ、1番人気でマークされる立場。早めに動いてこられるとこちらも差し返すように抵抗しないとダメですから、少し仕掛けは早まったかなあ。そして前へ出られると、残念ながら内から差し返すような踏ん張りは利かず。交わされてからも渋太かったですが、3着を死守するのがやっと。まあ、ちょっとアンラッキーでしたし、タラレバを言うと、直線で馬場の良いところへ持ち出せていれば、結果は違ったかなあ。

レース後のペースセッティングですが、悔しい結果に終わりましたが、連続して好走することが出来たのは確かな収穫。まだまだ心身に成長の余地があると思うので、ひと夏を越しての成長・充実度に今から期待です。

ダートの番組が少ないこの時期は、どうしても2歳未勝利のレベルは高くなってしまいますが、潜在能力はここでも上位級と見ていたトラペジスト。1度実戦を経験し、走ることへの意欲も出てきたので、ここは順当に前進を期待。ただ、最内枠に入ったことに変な胸騒ぎを感じていました。

パドックに登場してきたトラペジストは前走からマイナス2キロでの登場。1度実戦を経験してテンションが高くなると嫌かなと見ていましたが、舞い上がる感じはなかったですが、正直なところ、デビュー戦のパドックからガラッと変わってきた雰囲気は感じず。まだ馬体には余裕がある感じでしたし、2歳の若駒らしいハツラツさがあっても良いのかなとも。競馬というものへの理解力がマダマダなんでしょう。

また、現状から最内枠で出遅れると嫌だなあと見ていたら、今回もゲート出が一息。また、ヨレるようにゲートを出てしまい、態勢を整えることを優先。その後、他馬の動きを見ながら、前へ行くことを決断しましたが、促していった分、引っ掛かり気味の追走へ。もう少し態勢を整えてから、動いて行くべきだったかも。結果論ですが。

また、3角あたりでは内で揉まれるのを嫌い、最内枠から揉まれない外目の3番手へ。松山Jは思い切った競馬をしてくれたと思いますが、2番手のウィルソンウェイが逃げていたリジルの内から外へと進路を切り替えた際、キックバックを顔に浴びてしまって、行きっぷりが鈍化。この辺の攻防はパトロール映像を確認しないと分かりませんでしたが、ここで前との差が開き、トラペジスト自身もパニックに陥ったのかなと思います。そして4角から直線を向く際にはデビュー戦で先着を許していたボビーニクビッタケに内から寄られて、外へ少し振られるロス。走りのリズムを乱していた時だったので見た目以上にダメージが合ったのかなと思います。

そして、最後の直線では松山Jは早めに先行勢に並び掛けることで劣勢を巻き返そうと奮闘するも、道中で脚を使ってしまっていたトラペジストはギアを上げて加速していくことは出来ず。あとはガス欠を起こしてしまい、クタクタになりながら11着。取りこぼす可能性は低くないと見ていましたが、ここまで大敗を喫することになるとは想定外。新種牡馬の仔で動きが良ければ、早期始動は仕方ないのかもしれませんが、トラペジストに関しては、走ることへの準備(心身の成熟)がまだまだ足りないのでしょう。ここで大敗したことが後々に響いていくのではなく、自分を見つめる機会になって欲しいです。とにかくこの敗戦を無駄にするようなことは避けねばなりません。