トラペジスト(牡・音無)父ニューイヤーズデイ 母ルシルク
土曜阪神5R メイクデビュー阪神 2歳新馬(ダ1200m)3着(1番人気) 松山J
松山騎手「返し馬では周りの馬に影響されることはなく、初戦とは思えないほど堂々としていました。聞いていた通りゲートの出は速くなかったものの、スッと二の脚が付いて流れに乗ることが出来ました。ただ、3コーナーで外に張られたこともあり、勝負どころで置かれ気味になってしまい、最後は良い脚で伸びてくれたものの、3着がやっとという感じでした。まだ馬体に緩さがありますし、しっかりすればもっと良い走りを見せてくれると思います」(レース結果)
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・在厩場所:ノーザンファームしがらき
20日(火)に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。
・在厩場所:ノーザンファームしがらき
音無師「追い切りの動きだけではなく、レース当日の返し馬の感じから好勝負を期待していただけに、新馬勝ちできなかったのは残念でした。ただ、最後までしぶとく伸びて3着に来てくれましたし、一度使ったことによってピリッとすれば、もっと良い走りを見せてくれるようになるでしょう。レース後も脚元含めて気になるところはありませんでしたが、20日にノーザンファームしがらきへ戻させていただきました。次走の予定につきましては、牧場で状態をよく確かめながら検討していきたいと思います」(6/21近況)
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我が厩舎のトップバッター(2歳)としてデビュー戦へ臨んだトラペジスト。追い切りの動きの良さ、2週連続で跨った松山Jの感触も上々と幸先の良いスタートを切ってくれることを強く願っていました。
パドックに登場してきたトラペジストは舞い上がることなく落ち着き十分。馬っぷりの良さも目を惹きましたが、皮膚は少し厚ぼったく見せて、幾らか余裕のある造り。本当はもう1段絞り込んで、良い意味でピリッとさせた方が良かったのかなと思いました。
レースぶりですが、スタートで若干後手を踏むも、二の脚はスッと付いて外目の4~5番手をキープ。そこから更に前との差を詰めようと3角手前で押し上げようとすると、外へ逃げるような仕草を見せて膨らむロス。それによってリズムを乱し、溜めの利いた走りが出来ず。そして直線で松山JからGOサインが出ても、鋭く反応することも出来ず。ただ、伸びずバテずの末脚でも3着に何とか押し上げたのは地力の証。期待値が高かっただけにガッカリした気持ちは強いも、最低限の結果は残してくれたかなと思います。距離に関しては1ハロン延びても大丈夫でしょう。
勝ったサトノフェニックスはCWコースでビシビシやっていましたし、気性の勝ったタイプ。良い素質を秘めた馬には間違いないも、今回の差は機動力や仕上がりの差だと思います。
レース後のトラペジストですが、脚元等のチェックを済まし、一足先にNFしがらきへ放牧済。クタッとした感じはなさそうも、まずはじっくりリフレッシュし、英気を養ってもらえればと思います。そして心身の成長を促しながら、無駄な怪我をすることなく、丹念に乗り込んでもらえればと思います。あと、個人的には夏場の出走はパスし、9月の阪神で2戦目を迎えてもらいたいです。
まあ、早めに実戦を経験出来たアドバンテージは大きいので、2戦目でガラッと変わってきてもらいたいです。