アッシュフォード
土曜札幌6R 3歳未勝利(芝2000m)4着(9番人気) 池添J
池添騎手「展開が向いてあと一歩のところでしたから、ここで勝たせてあげたかったですね。道中の雰囲気は良かったのですが、馬の後ろに入るとハミが抜けすぎてしまい、丁度良いところで抱えられなかったです。ダート戦ではチークピーシズを着けて今一つ結果を残せませんでしたが、芝ではまだ試したことが無いと思いますし、もうひと押しをそれで補ってみるのも手かもしれません」(レース結果)
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
・在厩場所:函館競馬場
西園翔師「先週は再度芝に戻させていただきましたが、勝ち馬から0.2秒差と、あそこまで来たら勝って欲しかったですね。ジョッキーの話では『途中でハミが抜け過ぎて良いところで抱えることができなかったですね。ダート戦でチークピーシズを着けた際は、行きっぷりが良過ぎたので、その時は外した方が良いのかなと思いましたが、前走の競馬を考えると芝ならもう一度馬具を試してみる方がもう一押しが利きそうです』とのことでした。メリハリがハッキリしているので、着けていないより着ける方が良いのは確かですが、この時期だけに慎重に検討しないといけませんね。調教でハミ掛かりを良くするなど工夫が出来るので、次走までに色々試してみたいと思います。このまま問題なければ中1週で使っていきたいと考えていますが、あくまで馬の状態をよく確かめながら検討していきたいと思います」(8/9近況)
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
ラッキーモー
土曜札幌10R 桑園特別(ダ1700m)14着(13番人気)
⇒⇒別記事にて記載済
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
ドゥラモンド
土曜新潟11R 新潟日報賞(芝1400m)9着(4番人気) 三浦J
三浦騎手「返し馬の雰囲気が良くてコンディションはとてもいいように感じました。ゲートは互角に出てくれたのですが、ペースが速くてついて行くので精一杯でしたね。直線に向いてからも外に出すほどの余裕はなかったので内を突きましたが、道中で溜めを作れなかった割には脚を使ってくれました。もう少し開催が進んで時計が掛かる馬場になれば、追走にも余裕が出るのでこの距離でもいいのでしょうけど、今日の感じならば少しハミを噛む格好にはなるかもしれませんが、マイルの方が力を発揮できると思います」(レース結果)
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
・在厩場所:ノーザンファーム天栄
手塚師「皇成(三浦皇成騎手)も『コンディションは良かった』と話していたように、追い切りでも状態の良さを感じていただけに、少し物足りない内容の競馬となってしまいました。前半から付いて行けなかったですし、ドゥラモンドにとって時計が速すぎたのかもしれませんが、それに加えて56キロという斤量も他馬との比較で言うと、厳しい部分があったのかもしれないですね。レース後はトレセンに戻ってよく状態を確認しましたが、これと言った異常は見られなかったものの、一旦仕切り直した方が良いでしょうから、昨日ノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただきました」(8/9近況)
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
ヴェルトハイム
2023.08.07
8月5日(土)新潟11R・新潟日報賞・混合・芝1400mに戸崎Jで出走。14頭立て5番人気で8枠13番からハイペースの道中を10、10、10番手と進み、4コーナーでは大外を通って0秒2差の2着でした。馬場は良。タイム1分20秒3、上がり34秒4。馬体重は2キロ増加の480キロでした。
○友道調教師「道中は前に馬がいない状態で、リズム良く運べた印象。直線に向いて外へ持ち出す際に少し時間が掛かったものの、『モタれはそこまで気にならない』とジョッキーは振り返りました。今日もよく頑張っていますが、もう一歩の2着まで。左回りの短距離戦に絞るべきでしょう」
☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
2023.08.09
レース後も特に異常は認められません。8月9日(水)に滋賀・グリーンウッドトレーニングへ移動して10月14日(土)東京・白秋S・混合・芝1400mへ向けて態勢を整えます。
○友道調教師 「無事に栗東トレセンへ戻り、週が明けてからも心身共に気掛かりな点が浮かばないままです。8月9日(水)にグリーンウッドトレーニングへ放牧。好勝負が続く左回りの芝1400mに狙いを絞り、4回東京に組まれる白秋Sへ戸崎騎手とのコンビ継続で臨みましょう」
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
土曜日(8/5)に出走した出資馬の出走結果・レース回顧をまとめて。
決め手不足を補う意味でダートを2戦使うも、芝の実戦よりも良いところなく敗れていたアッシュフォード。正直、ダートは1戦で見限って早く芝へ戻して欲しかったです。
芝へ戻してきたアッシュフォードですが、コンスタントに使われてきてデキ落ちを心配しましたが、当日のパドックでは適度な気合乗り。気配は良い方だったと思います。
また、レースでは序盤どの位置へ付けられるか注目していましたが、マズマズのスタートを切ると、池添Jが軽く促していくとアッシュフォードもジワーッと前へ。ただ、逃げ・先行したい馬が結構そろっていた分、1角を回る時点ではちょうど中団あたり。道中は淡々と追走することが出来ていましたし、勝負どころからのペースアップにも少し促すぐらいで大きなロスはなし。そして内目を捌きつつ、直線を迎えましたが、いざGOサインが出た時の反応・勢いはもう1つ。スッと伸びてくる感じはなかったので、距離が長いのかなと一瞬思いましたが、最後は渋太く脚を繰り出して勝ち馬とはコンマ2秒差の4着。ひと押し・ふた押しが欲しいですが、やはり芝の方が合っています。
ただ、反応の鈍さ等を踏まえると、やはりチークピーシズなどの馬具を使うべきでした。池添Jのコメントから次走では着用してくるのでしょうが、個人的には更に踏み込んでブリンカーの方が良さそうな気も。時期的には試しづらいですが…。
ドゥラモンドとヴェルトハイムはどちらもチャンスのある1頭というイメージでしたが、枠番を見た後はコース実績のあるドゥラモンドの方が期待値アップ。暑い時期も苦にしない馬ですから。一方のヴェルトハイムは前走で1つ結果を出しましたが、8枠に入ってしまいましたし、長距離輸送で馬体を減らしやすい馬。期待の後ろに隠れた危うさが気になりました。
パドックに登場してきた2頭の様子ですが、共に暑さの中でも適度な気合乗り。集中力を感じさせる歩きは好印象。馬体減を懸念したヴェルトハイムは細身の造りながらプラス2キロ。柔らかな身のこなしが目につきました。
次いでレースぶりですが、ゲート出は共にマズマズでしたが、ドゥラモンドはスッと行き脚が付かず。また、レースが結構流れたことでリズムの悪さから追走に戸惑う感じに。パンパンの馬場が合わなかったという感じはしなかったのですが、脚を溜めるところまで終始回ってきた感じ。直線では内々から一瞬伸びる感じはありましたが、長続きせず。まあ、ロスの多い中で頑張ったと言えなくはないです。
ヴェルトハイムは好発からポジションを取りにいくのかなと見ていましたが、戸崎Jはこの枠を嫌い、序盤は出たなりの位置で脚を溜める感じ。ただ、道中は想像していたよりも後方の位置取りだったので、『大丈夫!?』という心境でしたが、脚が十二分に溜まっているのは実感。勝負どころでもジッと我慢し、直線で爆発させる戦法でしたが、残り200m過ぎからのひと追い毎に上位へ肉薄。勝ち馬には外々を回らされた分、届かなかった印象ですが、最後でグイッと更にギアが上がると2着は死守。最後の伸びは目につきましたし、短距離の差し馬として信頼度が増しました。
レース後の両馬は共にクタッとした素振りはないも、早めに秋競馬へ備えることに。共に牧場へ移動済です。また、ヴェルトハイムは既に次走の予定が決まり、今後も左回りの芝1400mに拘ることに。一方のドゥラモンドは少しズブくなってきた面があるようですし、次走はマイル戦へ矛先を向けるかも。勿論、再度の対決もあるでしょう。
今は夏の疲れをしっかり取り除き、秋競馬での活躍を思い描きたいです。