アッシュフォード
土曜函館6R 3歳未勝利(ダ1700m)9着(7番人気) 池添J
池添騎手「一度競馬を使ったことで馬は良い方に変わっていて、返し馬での感触も良かったです。ただ、これまでのレースでもそうですが、スタートがあまり上手では無くて、今回もトモを滑らすような感じでゲートを出る格好となりました。その後は前走のことがあったので、馬のリズムを重視して急かさず運ぼうと考えていて、途中までは良かったものの、勝負所からペースが上がると付いていけなくなってしまいました。馬場が湿った影響があったとは言え、続けてのダートの出走でも大きな変化は見られなかったですし、もう一度芝を見直してみるのも手かもしれません」(レース結果)
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・在厩場所:函館競馬場
西園翔師「一度ダートを経験したことによって行き脚は付くだろうと思っていたものの、前走と同じようにトモの踏ん張りが一息でスッと二の脚が付かなかったですね。それに脚抜きの良い馬場で流れが速くなって追走に余裕がありませんでした。パサパサの馬場なら違った形になっていたかもしれませんが、勝ち上がるとなると少し難しいように思いますし、ジョッキーからも芝に戻してみてはと進言がありましたので、次走は条件を見直そうと思います。優先出走権を獲ることが出来なかったので、想定を見ながら次走の予定について検討していくことになりますが、いつでも出馬投票出来るようにコンディションを整えておきたいと思います」(7/19近況)
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ロードベイリーフ
2023.07.17
7月16日(日)福島11R・福島テレビオープン(OP)・国際・芝1200mに木幡巧Jで出走。16頭立て13番人気で1枠2番から平均ペースの道中を6、9、10番手と進み、4コーナーでは内を通って0秒3差の6着でした。馬場は良。タイム1分09秒7、上がり34秒4。馬体重は14キロ減少の478キロでした。
○森田調教師 「もう少し前へ付けるイメージだったものの、ジョッキーの咄嗟の判断で序盤から飛ばすのは避けた模様。十分に脚が溜まって最後は良い脚を使えました。ここまで戦えるようであれば、慌ててジャンパーへ転向する必要は無さそう。ハンデ競走の北九州記念(G3)あたりを視野に入れつつ、今しばらくは平地で頑張らせたいです」
☆★情報は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★
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2023.07.19
レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行い、7月30日(日)新潟・アイビスサマーダッシュ(G3)・国際・芝1000mもしくは8月20日(日)小倉・北九州記念(G3)・国際・芝1200mに予定しています。
○森田調教師 「レース直後はスプリント戦に拘って北九州記念(G3)が頭に浮かんだものの、選択肢を広げる意味でも来週のアイビスサマーダッシュ(G3)に特別登録を行いましょう。昨年の3着を踏まえれば、久々の直線競走も良さそう。出られるか否かも大事なポイントです」
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週末(7/15・16)に出走した出資馬の出走結果・レース回顧をまとめて。※重賞・函館2歳S(G3)に出走したルージュレベッカ、日曜函館でデビュー戦を終えたレッドレフィナードは別記事にて。
前走の走りを見て、ダート適性に疑問を持ったアッシュフォードですが、鞍上の進言を受けて連続でダートへ。本質的に時計が掛からないと辛いタイプだと思うので、脚抜きの良い馬場になった時点で苦戦を強いられるのは覚悟していました。
パドックに登場してきたアッシュフォードはマイナス4キロでも細くなった感じはなく、適度な気合乗りで周回。雰囲気は悪くなかったと思います。
そしてレースぶりですが、今回もスタートは良くなく、巻き返そうと池添Jが促すも行きっぷりが一息。前走で道中力む面があった為、着用していたチークピーシズを外してレースへ臨みましたが、見事に裏目に出る形。向正面へ出ても行きっぷりが良くなることはなく、勝負どころからのペースアップではよもやの最後方へ。先頭が直線へ向く時に画面にチラッと映りましたが、池添Jの鞭が入るも、ヘロヘロな走り。直線ではバテた馬を交わしましたが、勝ち馬とは3秒以上もの差を付けられる大敗(9着)となりました。
レース後は『もう一度芝を見直してみるのも手かも』とアッサリ手のひらを返させられましたが、鞍上の感触に任せるだけでなく、普段接していることで感じることを反映させて欲しいです。また、続けてダートを使ったことよりも、チークピーシズを外したことが敗因かもしれないので、次走では馬具を戻して欲しいですし、前向きさの不足や他馬を気にする面を考慮し、ブリンカー着用まで視野に入れて欲しいところ。単純に脚が遅いとも言えますが、やれることは臆することなくチャレンジしてもらいたいです。
OPで足りない結果が続き、障害馬としての道を見据えて初歩的な練習を行ってきたロードベイリーフ。ただ、今回はレース間隔が空き、平地への出走が可能ということで、ココへの出走となりました。
パドックに登場してきたベイリーフは前走からマイナス14キロの馬体重。これは福島への長距離輸送で減った分もあるでしょうが、夏場は480キロ前半でレースに挑んでいたので、冬場に余裕のある馬体で走っていたのが自然と絞れたという感じだったと思います。ただ、元気なくトボトボ歩く感じだったので、レースでは厳しいだろうなあとは見ていました。
レース内容に関してですが、スタートは若干甘かったですが、二の脚で中団まで押し上げることには成功。ただ、行きっぷり自体は良いとは言えず、じりじりポジションを下げながらの追走。勝負どころでも大きくポジションを押し上げていくことは出来ず、木幡巧Jの手応え・ベイリーフの反応も良くなかったので、このまま沈んでいくのかなと見ていましたが、直線で追われてからは渋い伸びを披露。最後までこの馬なりに伸び切るとコンマ3秒差の6着へ。欲を言えば、直線でギアを1つ2つと上げて欲しかったですが、レース数を積んだ6歳馬だけに仕方ないかなあ。時計の掛かる馬場も向いたと思いますが、素直に頑張りは評価したいです。
レース後のベイリーフですが、今回の走りを受け、障害転向は先延ばしにし、平地競走に継続して使っていくことに。理想はハンデ戦だと思いますが、実績のある新潟・千直も視野に。出走枠に入るようなら、後者を使うのかなと思います。
まあ、これからも上位へ食い込む可能性は低いかなとは思いますが、どこかのタイミングで馬場や展開等の恩恵を受け、大駆けしてくれることを密かに願い続けたいです。