アンブロジオ
土曜新潟１Ｒ 障害４歳上ＯＰ（障２８６０ｍ）１１着（３番人気） 石神Ｊ
菊沢調教師「今日は雨が降って馬場が悪くなってしまいましたから、道悪が得意ではないこの馬にとっては厳しい競馬となりました。それに前の馬たちで決まったように展開も向きませんでしたし、見せ場を作ることが出来ずにレースが終わってしまいましたね。上がりは、前走時に発症した鼻出血は見られませんが、トレセンへ戻ってからもよく状態を確認しておきます」（レース結果）
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・在厩場所：ノーザンファーム天栄
菊沢師「石神騎手によると、『良馬場の発表でしたが、かなり馬場は悪くなっていてその影響で進んで行かなかったですね』と話しており、やはり緩んだ馬場を敗因として挙げていました。飛越に関しては最初の2つ3つはややバランスを崩し気味だったものの、後半はリズム良く飛べていましたので、そこは大きな問題は無かったかなと思います。レース後は脚元にこれと言った異常は無かったですし、鼻出血も見られません。ただ、新潟競馬場までの往復輸送をこなしたこともあり、競馬で走ったなりの疲れは有りそうでしたから、昨日ＮＦ天栄へ放牧に出しています」（5/10近況）
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土曜東京４Ｒ ３歳未勝利（芝１６００ｍ）５着（４番人気） 石川Ｊ
栗田徹調教師「騎乗した裕紀人(石川裕紀人騎手)は『体を上手く使えないので、追い出してからブレてしまいますね。抱えるところを作った方が良いので、距離はもう1ハロンくらい有っても良いのかもしれません』と話していました。攻め馬の動きは良かったものの、まだトモを使えないので上擦るような走りになってしまいましたし、もっと成長してきて欲しいところです。優先出走権を得られましたが、続戦するか一度リフレッシュさせるかトレセンでの状態を見て決めさせていただきます」（レース結果）
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・在厩場所：美浦トレセン
栗田師「これまでよりも攻め馬は良く動けていただけに期待していたのですが、やはりトモの緩さが影響してか体を目一杯使えないですね。ジョッキーは、『パドックから落ち着きがあって良い馬ですよ』と褒めてくれたものの、能力をフルに活かすところまでは至っていないですから、その辺りはまだ成長を待ってあげないといけないのかなと思います。レース後は、脚元を含めて特に問題はありませんでした。優先出走権を確保してくれましたし、出来ればこのまま使っていきたいところですが、先週の競馬を見ると直線の長い東京コースだと善戦はしても、切れ味の差から勝ち切るまでは難しいように感じます。ジリジリと脚を使うタイプですし、そうなると小回りコースの方がこの馬の持ち味は活きるのかなと考えているので、その方向で次走を検討していきたいと思っています。この後どうするかはもう少し様子を見てから判断しますが、小回りの函館や福島での出走となると優先出走権の期限が切れてしまいますから、一旦放牧を挟むことも検討しています」（5/11近況）
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アッシュフォード
日曜新潟５Ｒ ３歳未勝利（芝１８００ｍ）４着（７番人気） 今村Ｊ
西園翔太調教師「一度使ったことによって馬体が締まりましたし、精神面も落ち着いて上積みが感じられました。ジョッキーには出たなりの位置で進めていくように伝えていましたが、出来ればもう1列前目に付けたかったですね。ただ、緩い馬場でも最後までジリジリ脚を使ってくれましたし、前走以上の走りを見せてくれたのは収穫でした。今村聖奈騎手は『緩い馬場はこなしてくれましたが、自分からハミを取っていくほどではなかったですね。それでも最後まで諦めずに頑張って走ってくれました』との事でしたから、次走は前向きさを引き出す為に馬具を試してみたい気持ちがあります」（レース結果）
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・在厩場所：ノーザンファームしがらき
西園翔師「一度使った上積みから前走以上の走りを期待していましたが、馬場が悪い中でも最後まで頑張って掲示板を確保してくれました。今村聖奈騎手の話では『緩い馬場はそこまで苦にすることはなかったものの、自分から進んで行こうとする前向きさに欠けていました。馬具を試してみるのも手だと思いますし、ワンペースな面を考えると、ダート戦も試してみる価値は有りそうです』とのことでした。2戦続けて芝を試させていただきましたが、走り自体は悪くないものの、ジョッキーが話していたように、ダート戦を試してみるのも手だと思います。また、気持ちの面に関しても何かしら馬具を着けて前向きさを引き出してみたいと考えています。レース中に左前蹄球の内側をぶつけて軽度の挫跖の症状が窺えましたし、続けて使わせていただきましたので、10日にノーザンファームしがらきへ放牧に出させていただきました。次走の予定につきましては、蹄の状態を確認しながら検討していきたいと思います」（5/10近況）
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週末（5/6･7）に出走したシルクの出資馬の出走結果・レース回顧をまとめて。
アンブロジオはＯＰでの２戦目。今回は未勝利勝ちを果たした新潟の障害戦に照準を合わせてきましたが、個人的には鼻出血明け＋前走のレースぶりから、そう簡単に巻き返せるほど甘くはないと覚悟していました。
レースに関しては、スタートを決め、ある程度前々で流れに乗って欲しいなあと見ていましたが、石神Ｊはスタートをソロッと出すと、最初の障害はいつものように上へ飛ぶ感じでモタモタ。後方から２番手で追走することになってしまいました。そして道中は折り合いに気をつけながら淡々と追走。どこかでポジションを押し上げるのかなと見ていましたが、動きはなし。その結果、２周目の向正面では差が大きく開き、これでは厳しいなあと。勝負どころからは一応仕掛けて行きましたが、最終障害で少しバランスを崩すと、そこから巻き返す脚はなし。見た目以上に重かった馬場は辛かったと思いますが、もう少し食らい付くような頑張りを見せて欲しかったです。
レース後のアンブロジオですが、心配された鼻出血の再発はなし。脚元も問題なし。ただ、新潟への長距離輸送をこなし、レース内容もちょっと冴えなかったので、再度一息入れるのは仕方ないところ。折り合いで課題が残るアンブロジオですが、新潟のように置き障害を淡々と回ってくるコース形態よりも、福島や小倉のように障害コースが別にある競馬場の方がくるくる回る分、折り合いは付きやすいかも。
次走についてはこれからの回復次第ですが、次走ではＯＰでの３戦目になるので、そろそろメドの立つ走りを見せて欲しいです。逆に次走でも崩れてしまうなら、年齢も考慮して進退問題へ発展するかもしれません。個人的には引退のジャッジが下る前にもう１度平地を走らせて上げて欲しいです。
マンスールは相手関係を見て、手薄な芝１６００ｍへ直前で変更。仕上がりは問題なく、力を出せる状態でレースへ臨むことは出来たかと思います。
レースぶりに関してですが、スタートは遅めで二の脚も付かず。予想していた位置取りよりもかなり後ろになりましたが、道中で早めに外目へ持ち出し、いつでも動ける態勢。心配した折り合いはまずまず付いていたと思います。そして勝負どころからはジワッと外目を進出。直線を向いた時、鞍上の手が動いていたので、早めに脚が上がることを懸念するも、マンスールは石川Ｊの叱咤激励に反応してジワジワ加速。前との差は簡単に詰まりませんでしたが、最後の最後で５着へ押し上げることに成功。未勝利の身なので、５着と６着とでは大違いですから。
レース後のマンスールですが、脚元等は大丈夫。崩れた前走からの巻き返しを果たすことは出来ましたが、この舞台でこれ以上の結果を望むとすると、展開や人気馬の凡走など色々恵まれないと厳しそう。そこで陣営は次走でローカル場所の芝１８００ｍへ狙いを定める方針。時計が掛かるのはプラスだと思うので、洋芝の北海道へ転戦して欲しいです。そして何とか１勝を掴み取ってもらいたいです。
アッシュフォードは久々の１戦を叩き、３戦目の舞台に選んだのが新潟・芝１８００ｍ。あいにくの天候・馬場になってしまいましたが、前走からマイナス１０キロで馬体はスッキリ。パドックでの周回はキビキビし、この馬なりに落ち着きはありました。７番人気だったのはちょっと意外でしたが、３キロ減を味方に今村Ｊの手腕でひとまず前走以上の結果（７着以内）を期待しました。
レースぶりに関してですが、まずまずのスタートを切り、前々のポジションを主張するのかなと見ていたら、出たなりの位置で折り合いを優先する形。ひとまずリズム良く追走できていたと思いますし、緩い馬場でもノメる感じはなし。そして勝負どころからは距離ロスを避けて内々を回り、直線では馬場の良さそうな外へ再度持ち出す形に。今村Ｊは早めにＧＯサインを出して追い上げに掛かるも、他馬が外へ持ち出すとする際に少し反応して外へ動くので、スムーズな加速とは行かず。他馬をどうしても気にする感じを受けました。まあ、それでも直線で懸命に脚を伸ばし続けると４着でのフィニッシュ。惜しい競馬ではなかったですが、ひとまず前走以上の結果は出ました。１歩前進というところです。
レース後のアッシュフォードですが、レース中に左前蹄球の内側をぶつけた様子で軽度の挫跖を確認。そして連続して２戦使ったことも考慮し、優先権を確保出来ましたが、ＮＦしがらきへ戻してリフレッシュさせる方針へ。１日でも早く戻って来れるように蹄のケア・治療を入念にお願いします。
あと、次走では前向きさが足りない為、馬具の工夫を検討中。チークピーシズやブリンカーを装着した際の反応等を牧場でも試してもらえればと思います。ダート適性に関しては正直高くないと思いますが、試すこと自体は賛成。残された時間は少なくなってきますが、チャンスをモノにし、まずは初勝利を掴み取ってもらえればと思います。
