アンブロジオ
土曜新潟１Ｒ 障害４歳上ＯＰ（障２８６０ｍ）４枠４番 石神Ｊ
・在厩場所：美浦トレセン
菊沢師「早めに新潟競馬場に連れて行き、向こうの環境に慣らしておきたいと考えているので、最終追い切りは2日に障害練習を行った後に南Ｗコースで行っています。石神Ｊに跨ってもらい、70-40くらいのところでサーッと脚を伸ばす形で終えていますが、やはりジョッキーが跨ると少し前向き過ぎる部分を見せてしまっていましたね。それでも、他馬が少ない時間帯だったので、大きくエキサイトすることは無かったですし、脚取り自体は最後までしっかりとしていました。障害自体はスムーズに飛べていましたし、今週の競馬に向けて力を発揮できる態勢にはあると思います。前走は昇級初戦に加えて、レース中に鼻出血を発症してしまいましたから、度外視して良い一戦だと思いますし、未勝利戦を勝ち上がった新潟コースで改めての巻き返しを期待しています。今のところ、木曜に新潟競馬場に運んで、金曜にスクーリングを行う予定にしています」（5/3近況）
石 神 ２美Ｗ良 83.5 - 70.0. - 54.1 - 38.5 - 11.8 馬なり余力
土曜東京４Ｒ ３歳未勝利（芝１６００ｍ）２枠３番 石川Ｊ
・在厩場所：美浦トレセン
栗田師「その後は坂路コースでの調整を行っており、先週金曜日には15-15のところ、そして日曜日には55-40程度の追い切りを課しています。全体的にバランスは良くなってきたかなと思いますし、この馬なりに順調に調教を進められていますね。そして、3日に南Ｗコースで追い切りを行い、単走で66秒くらいの時計を出しています。ある程度前半からスピードを意識して進めたのですが、ラスト1ハロンはもうひとギア使えたように動きは確実に良化していますね。日曜日のダ1600ｍ戦の想定を見ると、相手が揃っている印象ですし、土曜日の芝1600ｍ戦は優先出走権を持っている馬が1頭のみと手薄になっていることを踏まえ、こちらへ石川裕紀人騎手で向かうことにしました。新馬戦ではこの条件で掲示板に来ていますし、今朝の調教の動きからキレは一段と増した印象ですから、ここで勝ち上がりを期待したいところです」（5/3近況）
助 手 30美南坂稍 55.3 - 40.0 - 26.3 - 13.2 馬なり
助 手 ３美南Ｗ良 66.4 - 51.5 - 37.3 - 11.7 馬なり余力
アッシュフォード
日曜新潟５Ｒ ３歳未勝利（芝１８００ｍ）４枠７番 今村Ｊ
・在厩場所：栗東トレセン
西園翔師「1週前にしっかり負荷を掛けていることと、今週は新潟までの輸送が控えていることから、3日の追い切りは坂路で疲労が残らない程度に行っています。終い重点とはいえ、馬場が重い中でもラスト1ハロン12.5秒のタイムを馬なりでマークしているように、動きはとても良かったですよ。一度競馬を使って疲れを見せるどころか、むしろ調子は上向いていますよ。前走は久々の競馬に加えて、経験の浅いところが出てしまったように思いますし、普段の調教では周りの馬に気を使ったりすることもないので、コンスタントに使っていけば、物怖じせずに走ってくれるようになるでしょう。落鉄のアクシデントもありましたし、前回だけで決めつけは出来ないですから、コースは違えども芝の同じ距離を試してみたいと思います。今回は３キロ減の今村Ｊを起用することで、スッと先行することが出来ると思いますので、この馬の持ち味である長く良い脚を使えるところを上手く活かしてもらいたいですね」（5/3近況）
助 手 ３栗坂良 57.1 - 41.3 - 26.1 - 12.5 馬なり余力
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週末（5/6･7）に出走するシルクの出資馬の出走記事をまとめて。
アンブロジオは未勝利を勝ち上がり、前走で障害のＯＰへ初挑戦しましたが、ちょっとビックリの１番人気。また、パドック等では少し力みが目立ち、飛越のスムーズさを欠かなければ良いなあと見ていましたが、前走はタフな馬場に脚を引っ張られ、レースでもハミを噛んで力んでの追走。そしてその力みが関係しているかは不透明も、レース中に鼻出血を発症。散々なレースになってしまいました。
前走後は一旦ＮＦ天栄へ移動し、慎重な立ち上げ。軌道に乗ってきてからも、油断することなくよーく気を付けての調整ぶり。アンブロジオもそれに応える形で黙々と応えてくれたと思います。脚元も大丈夫。そして未勝利勝ちした新潟開催に照準を合わせ、４月１４日に美浦トレセンへ。
帰厩後の調教・追い切りですが、気持ちの昂りを抑えるように、単走で行ったり、馬の少ない時間帯を選んで工夫を凝らし、ひと追い毎に上昇中。ほぼほぼ仕上がったと思いますが、直前は早めに新潟へ連れて行き、スクーリングを行うなどして準備万端。やれることはやったと思いますが、あとはアンブロジオが実戦へ行って落ち着きを保てているかどうか。８歳馬ながら前向きさを保ててるのは素晴らしいことですが。また、新潟は未勝利（障害）を勝ち上がった舞台ですが、スピードを要求される舞台。時計が速くなり過ぎるとちょっと辛いでしょう。ＯＰ２戦目での巻き返しを期待しつつも、現在は甘くないと見ています。まずは鼻出血を再発することなく、落馬することなく、無事に走り終えてもらえればと思います。
マンスールは帰厩後、前走同様に東京・ダ１６００ｍへの出走を睨んでいましたが、レース当週に改めて相手関係を見定めて、土曜の芝１６００ｍへ方向転換。デビュー戦では５着に敗れているも、出遅れながら最後の脚は少し光ったように内容のある走り。ただ、その後は精神面の未熟さが徐々に目立ち始め、着順を落としています。走ることへの意欲があるのは○ですが、自由気ままに走っている感じ。人間との信頼関係を再構築し、レースで我慢するところがないと、最後伸びてくれることは出来ないですから。
前走後、牧場で馬房内でズレた蹄鉄の釘を踏むアクシデントはあったも、大きなロスには至らず。着々と乗り込みを重ねると、帰厩後の調教・追い切りも概ね良好。気性の勝った馬ですし、２ヶ月半ぶりでもきちっと出来ていると思います。あとはハミ受けに幼さを残すので、追ってから重心が高くなる点が矯正・解消されてくれば。現状は頭の高い走法が目立ってしまっています。スピードは芝でも足りると思いますが、最後の最後で詰めの甘さが出てしまうでしょうねえ。まずは次走への優先権を得ることが出来る５着以内を目指して欲しいです。
デビュー戦以来の競馬となった前走の福島戦。その間、新たな厩舎へ転厩するとは予想にもしていませんでしたが、成長を促したことで馬体は成長。また、１度実戦を経験していた強みで落ち着いてレースへ臨めたと思います。それ故、２戦目でガラッと変わってくることを期待したのですが…。
レースぶりに関しては、ソツなく立ち回ることは出来たかなと思うも、勝負どころからの反応は一息。これはレース間隔が空いた分の戸惑いもあるでしょうが、ちょっと他馬を気にする様子も。あとレース後には落鉄も判明したので、７着と結果は物足りないですが、ひと叩きした今回は見直すことは出来るでしょう。
また、今回の舞台は新潟の芝１８００ｍ。ワンターンのコースは子供っぽさが残る気性からプラスでしょうが、追ってからピリッとした脚を使えていない現状なので、直線の長さがどう出るか。最後まで集中力を切らさずにじわじわ脚を伸ばして欲しいですが、頑張り通せるか。あと、スタートが決まれば、思い切ってハナヘ行くのもアリかも。秘めたるポテンシャルは未勝利では上位の筈ですから。まあ、悪くても、掲示板（５着以内）を確保し、間を空けずにレースを使っていけるようにしたいです。
