スカイゲイザー
土曜中京1R 3歳未勝利(ダ1900m)7枠10番 D.イーガンJ
・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:18日に坂路コースで時計
松永幹師「18日に坂路で併せて追い切りを行いました。道中はスカイゲイザーが先行し、途中から3歳1勝クラスの馬に併せて0.1秒遅れてゴールしています。終いは13秒台と時計が掛かってしまっているものの、全体は新馬戦の時よりも時計を詰めているように、この馬なりに動けるようになってきていると思います。まだ自ら進んで行くほどの前向きさに欠けるものの、スピードに乗れば最後までしぶとく脚を使ってくれますし、現状は忙しい距離よりも、自分のリズムで走ることが出来る中距離の方が競馬はし易いかもしれません。芝だとスピード不足が否めないことから、今回はダート戦に向かわせていただくことにしましたが、距離は未知なものの、少しでもゆったりとした距離の方が追走も楽になるでしょうから、1月21日の中京・ダ1900m戦にD.イーガン騎手で出馬投票させていただく予定です」(1/18近況)
助 手 15栗坂稍 58.8- 42.6- 27.6- 13.6 馬なり余力
助 手 18栗坂良 53.6- 39.1- 25.9- 13.4 強めに追う ラスハンメル(三歳1勝)馬なりに0.6秒先行0.1秒遅れ
アンブロジオ
土曜小倉5R 障害4歳上OP(障2860m)3枠3番 石神J
・在厩場所:小倉競馬場
・調教内容:18日に小倉ダートコースで時計
菊沢師「小倉競馬場に到着後は軽めに動かしつつ調整しており、先週末には直接状態をチェックしましたが、元気な様子を見せていて長距離輸送による疲れは感じられませんでした。18日には石神Jに手伝ってもらい、障害を軽く飛ばした後にダートコースで時計を出しています。ダートコースでは半マイルからサッと脚を伸ばす形を採っていますが、軽快なフットワークで最後まで走ることが出来ていて良い動きだったと、現地のスタッフから報告を受けています。出来るだけ良い馬場で走らせたいところですが、もし天候が崩れたとしても、少しくらいであればまだ芝コースもそこまで使い込まれていませんから、我慢できるのかなと思います。勝つことは出来なかったものの、昨年も小倉開催で2戦続けて2着と好走していますし、昇級初戦で簡単ではないと思いますが、今後に見通しが立つ走りを期待しています」(1/19近況)
石 神 18小障重 52.9- 38.1- 12.5 馬なり余力 デストロイ(障オープン)馬なりの外同入
ロコポルティ
日曜小倉11R 豊前S(ダ1700m)7枠14番 丸山J
・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:18日にCWコースで時計
西園正師「18日にCWコースで追い切りを行いました。先週まで併せて負荷を掛けていましたので、今週は単走で終い重点の形を採りましたが、仕掛けられると反応良く加速することが出来ていましたし、ラスト1ハロン11.8秒のタイムなら上出来だと思います。体形的にボテッと見えるものの、重苦しさもなく息づかいもしっかり出来ていますし、小倉競馬場までの輸送で丁度良い体つきになるでしょう。3勝クラスに昇級後は、流れに乗り切れない競馬が続いてしまっていることから、今回は距離を延ばしてみることにしましたが、追走が楽になる分、自分のリズムでレースがし易くなるのは確かですし、良いポジションでレースを進めることが出来れば最後まで頑張って走ってくれるはずです」(1/19近況)
助 手 18CW良 82.9- 67.7- 53.0- 37.7- 11.8 強めに追う
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週末(1/21・22)に出走するシルクの出資馬の出走記事をまとめて。
デビュー戦でロードの出資馬・ロードサミットとの出資馬対決となったスカイゲイザー。ゲートで立ち遅れ、全くレースにならなかったロードサミットに対し、スカイゲイザーは中団よりも少し後ろからの追走。折り合いはスムーズで悪くない走りをしているなあと見ていたら、勝負どころからのペースアップに対して食らい付くことが出来ず、4角を回る時点では先行集団とは離れた位置。そして直線でも見せ場を作ることなく、只々流れ込むだけ。インパクトの少ないレースぶりで10着。伸びシロが感じられない内容に頭を抱えました。
前走後はNFしがらきへ放牧に出し、未熟な心身の成長を促し、確かな良化を遂げてから帰厩して欲しいと思っていたら、2週間程度の滞在で昨年末に帰厩。レース経験を積んだり、適性を探りながら、変わり身を求めようということなんでしょうが…。帰厩後の追い切り内容を見ると、丹念に時計を出し、ビシッと一杯に追われたのが2本。順調に来ているのは確かですが、ピリッとした感じは窺えず。正直なところ、デビュー戦からの一変は期待できません。
また、2戦目はスピード不足な面を考慮し、芝からダートへ矛先を変え、距離も1900mへ延長。速い脚に欠けるのでダートへ替わるのは悪くないかもしれませんが、この距離はさすがに長そう。体力面でも途上な面が目立つので、直線でスタミナ切れを生じ、下がっていく姿がチラつきます。何とかチラッとでも見せ場を作り、キャリア3戦目以降に希望・期待ができる走りをお願いします。
アンブロジオは障害でのデビューこそ6着と乱れるも、その後の4戦は馬券圏内を確保。最初の障害を高く跳んでしまう変な癖や飛越に少し雑なところは残るも、全体的には安定感が出てきて、3勝クラスまで駆け上がった脚力を武器に前走で待望の初勝利。ひとまず区切りをつけてくれました。
そして前走後はNF天栄で調整を進め、昇級戦に備える形。ひとまず与えられた調教メニューをこなし、状態を上げてきました。また、帰厩後の調教・追い切りは本数を重ねつつ、アンブロジオらしい軽快さを披露。レース1週前に小倉へ移動し、最終追いは調整程度ですが、良い仕上げりでレースへ臨めそう。
ただ、障害戦は1勝すれば、即OPなので、上位人気馬との力量差はありそう。まずはOPの流れを経験し、地道に力を付けていくのみでしょうか。まあ、堅実さは1つの長所ですし、平地時は意外性のあるところを見せ、人気薄で好走してしまう馬。平地力が生きる展開になれば上位へ浮上する可能性も。密かに期待はしています。
ロコポルティは3勝クラスに上がってから、壁を感じさせる結果が続きます。追い切りでのパフォーマンスをそのままレースで発揮できればとも思いますが、気難しさがどうも脚を引っ張っている感じ。砂を被ること経験を多く積んできたのに、嫌がる面はまだまだ残るのが悩ましいところ。
今回は3ヶ月ぶりの実戦で目先を替える意味で距離を延長。小回り・ダ1700mの小倉への出走を選んできましたが、距離は正直微妙かも。距離延長で追走は楽になりそうですが、積極的に進めていくと最後甘くなりそう。また、道中で早めに外から交わされた際、パタッと止まってしまう可能性もありそう。個人的には外目の偶数枠が当たったのは良かったと思うので、まずはソロッとゲートを出して、折り合いに専念。そして勝負どころからは直線での失速を恐れず、強気に捲っていって欲しいです。今回、丸山Jとは初コンビですが、腹を括れば大胆に乗ってくれる騎手だと思うので、1発狙った騎乗をお願いしたいです。
帰厩後の調教・追い切りに関しては、熱心に取り組めている方だと思いますが、体型もありますが、馬体はまだまだ重目が残っている様子。最終追いでビシッと攻めた効果+小倉への長距離輸送でどこまで変わってくるか。前走の数字より減る可能性は低いと思うので、上限が10キロ超えないように何とか帳尻を合わせて欲しいところ。状態自体はしっかり攻めをこなし、かなり良い状態なのは確か。
3勝クラスで厳しい結果が続くも、目先を替えたことで、何か良い兆しが見られることを願っています。