エディストーン（牡・田中博）父ハーツクライ 母エディスワートン
日曜東京３Ｒ ３歳未勝利（ダ１６００ｍ）５着（１番人気） 戸崎Ｊ
戸崎騎手「状態は良かったと思うのですが、今日は緩急のあるレース展開になってしまい、どちらかと言うとワンペースなタイプなので、この馬にとっては良くない形の競馬になってしまいましたね。それに、3コーナー辺りからモタレる仕草を見せてしまいましたし、まだ全体的に馬がしっかりしていないようです。それでも、最後までジワジワと脚を伸ばしてくれましたし、切れ味を補う意味でもダートの方が良いのかなという印象を受けました」（レース結果）
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・在厩場所：美浦トレセン
田中博師「スタートは初戦よりも出てくれましたが、その後はスッとスピードに乗って行くことが出来ませんでしたね。向正面でペースがある程度落ち着いている時は良いのですが、勝負所に入ってペースが上がるとモタレる仕草を見せていて、そこを修正しつつとなると、スムーズにギアを上げていくのも難しかったです。それに、直線ではジワジワと脚を伸ばしてくれていますが、湿った馬場になって余計にスピードを求められる形になったことに加え、走っている時のフォームが高脚で、見た目には格好良いのですが、エコな走りでは無く、スピードに乗って行くという意味でもマイナス面に作用してしまいました。レース後は歩様に気になる部分は特にありませんし、この感じであれば続戦可能かなと思います。トモの左右差が顕著で、前走を見てもらうと分かる通り右トモが流れがちですから、現状は左回りよりも右回りの方が良いと判断して、次は福島開催での出走を検討しています」（6/15近況）
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ロードリライアブル（牡・清水久）父ハービンジャー 母エンジェリックレイ
2023.06.12
６月11日（日）阪神12Ｒ・３歳上１勝クラス・芝1400ｍに松若Ｊで出走。15頭立て10番人気で６枠11番からハイペースの道中を12、12、10番手と進み、４コーナーでは中央を通って０秒３差の４着でした。馬場は稍重。タイム１分22秒２、上がり35秒５。馬体重は20キロ増加の５０２キロでした。
○清水調教師 「『返し馬でのエキサイトを踏まえてゲートをソロッと出すと、レース本番はあまり進んで行かずに後ろから運ぶ形に。本質的にはパンパンの良馬場の方が得意だと思う』とのジョッキーの見解でした。休み明けで絞れる余地を幾らか残すとは言え、プラス20キロの大半は成長分と考えられるはず。まずは状態を確認し、問題が無ければ次走の準備に取り掛かりましょう」
☆★情報と画像は（株）ロードサラブレッドオーナーズのＨＰより☆★
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2023.06.13
レース後も特に異常は認められません。６月13日（火）に滋賀・グリーンウッドトレーニングへ移動して７月９日（日）中京・タイランドＣ・芝1400ｍへ向けて態勢を整えます。
○清水調教師 「レースを終えた後も脚元や背腰に違和感が無し。一通りのチェックを終えた上で、６月13日（火）にグリーンウッドトレーニングへ移動しました。５着以内の権利を活用し、中３週で組まれる芝1400ｍへ向かう方針。従って早々に呼び戻すつもりです」
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日曜日（6/11）に出走した出資馬の出走結果・レース回顧をまとめて。※デビュー戦に臨んだアルプスソングは別記事にて。
芝２０００ｍのデビューから２戦目でダ１６００ｍへガラッと舞台を変えてきたエディストーン。直前の追い切りが良かったこともあるでしょうが、１番人気に支持されるとは正直ビックリ。パドックでも馬っぷりの良さは目につきましたが、子供っぽい性格は急には変わらず。馬場へ出ると一気に気持ちが昂り、発汗が目立ちました。
また、レースでは距離短縮＋ダートでレースの流れにスッと乗れるかどうか心配でしたが、互角のスタートから少し促すとエディストーンも反応。外目の４番手あたりで折り合いに専念することになりましたが、レースの流れには乗れていたと思います。ただ、３角手前で外からパスされると行きっぷりが鈍り、内へモタれす素振り。ペースアップに戸惑ったというよりは他馬を気にしていたように思います。そして４角を回って直線を向く際は追っ付け通しで余裕はなし。直線の坂を迎える残り４００ｍ地点ではそのまま失速しても不思議ではない感じでしたが、鞍上の鞭には反応してジリジリ伸びるだけ。ただ、直線の半ばで５着に食い込めそうなのを察知した戸崎Ｊは流すことなく、それなりにしっかり追ってくれた結果、次走への優先権（５着以内）を死守する５着。負けはしましたが、６着と５着では雲泥の差だったので、隠れたファインプレーだったと思います。
レース後のエディストーンですが、脚抜きの良い馬場を走り抜いた疲れ・ダメージを心配しましたが、ひとまず大丈夫そう。このまま変わりなければ次の福島開催で続戦する模様。右トモが流れがちなので右回りで前進を期待。
あと、個人的には馬具を工夫する必要があるように思います。他馬を気にする面があるので、チークピーシズやブリンカーの装着を試して欲しいところ。ただ、一気にブリンカーを着けるとレース前のイレ込みが酷くなってしまうかもしれません。良いモノは秘めていると思うも、成長・良化を遂げるには時間が足りないですねぇ。
出走に辿り着くまでに時間を要したロードリライアブルですが、その分、牧場でビシビシ鍛えることが出来、帰厩後の坂路での動きは上々。デキの良さには太鼓判を押せましたが、５８キロを背負ってイキの良い３歳馬に対等のレースが出来るとは思えず。個人的にはダートへの適性をいち早く探って欲しかったですし、次走への優先権となる５着以内に入れば、上々だなと見ていました。
パドックに登場してきたリライアブルは前走からプラス２０キロの５０２キロ。幾分お腹回りは立派に見えましたが、以前と比べて、落ち着きが増したのは好感。やはりデキの良さはヒシヒシと伝わってきました。
レースぶりに関してですが、互角以上のスタートを切るも、出たなりの位置で折り合いに専念。個人的にはもう１～２列前でレースの流れに乗って欲しかったなあという気持ちはありますが、脚を溜めながら追走出来ていたのは見て取れましたし、以前の引っ掛かるような面は解消。松若Ｊは逃げのイメージが強いですが、私が出資している馬に乗ってくれると中団から上手にリードしてくれます。ただ、勝負どころから思ったように前との差は詰まらず、４角手前で１発鞭が飛んでいた時には正直『ダメなのかな？』と思いましたが、直線を向いてから馬場の真ん中に持ち出すとじわじわ加速。松若Ｊは右から左からと交互に鞭を入れて、真っすぐ走らせることに集中させると、最後の坂でグイッと脚を伸ばして４着へ。上位３頭の争いからは１歩遅れを取りましたが、こういう競馬を続けていけば、コツコツ稼いでくれそう。個人的には道悪（稍重）で幾らかパワーを要した馬場が味方したと思いますが、ノメっている感じも窺えたので、良馬場ならもう少しやれたのかな？
レース後のリライアブルは一足先に馬体のチェックを済ませると、１３日に滋賀・グリーンウッドへ放牧済。また、次走の予定も決まっており、来月９日の中京・タイランドＣへ。中３週のローテとなりますが、レース前２週間から１０日までに厩舎へ戻ってくることになるのでしょう。牧場では速い調教は不要なので、馬体の回復と調子の維持に努めてもらえればと思います。次は特別戦になりますが、今回同様に堅実な走りをまずは見せてもらえればと思います。
