アッシュフォード（牡・藤原英）父ハーツクライ 母ハーレクイーン
・在厩場所：北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容：週3回屋内坂路コースでハロン14～17秒のキャンター1～2本と角馬場、残りの日は周回コースでハッキング2700ｍ
担当者「引き続き坂路コースと周回コースを織り交ぜながら調教を進めています。ここまで乗り込みを継続している中でも飼い葉食いは良好ですし、体調面や脚元を含めた馬体面に不安はありません。見た目にも更に変化が現れて幅が出てきましたね。坂路ではこれまでよりもペースを上げて進めていますが、終いまで手応え良く登坂することが出来ています。周回コースも併用しながらなので乗り込み量としては十分ですし、順調に良化を遂げてくれています。ただ、ペースを上げたことで脚元へ掛かる負担は大きくなりますので、今後も状態面にはしっかりと気を配って進めていきます。馬体重は４６０キロです」（7/1近況）
スカイゲイザー（牡・松永幹）父ロードカナロア 母シングルゲイズ
・在厩場所：北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容：週3回屋内坂路コースでハロン14～16秒のキャンター2本、残りの日は軽めの調整
担当者「この中間も坂路調教中心のメニューで乗り進めています。ペースはハロン15秒をメインに週1回は2本目にハロン14秒も行っており、かなりの運動量を確保できていますよ。適度にリフレッシュを挟んでいる効果か、馬は活気に溢れていますし、体重も増えて見た目も良化してきました。走りには前向きさがありつつも、ムキになることが少なくなってきており、終いにかけての集中力が増してきたように思いますし、動きに関しても確実に進歩を見せていますよ。今後も更なる良化を図っていきますが、ゲート試験まで進められる体力は徐々に備わってきているのではと感じています。馬体重は４４０キロです」（7/1近況）
トラマンダーレ（牡・鹿戸）父ドゥラメンテ 母テルアケリー
・在厩場所：北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容：週3回屋内坂路コースでハロン14～16秒のキャンター1本と周回コースで軽めのキャンター2700ｍ、週1回周回コースで軽めのキャンター2700ｍ、週1回トレッドミルでキャンター、残りの日は軽めの調整
担当者「この中間も坂路コースと周回コースを織り交ぜた乗り込みを継続して行っています。坂路では引き続きハロン14秒ペースで進めていますが、乗り手の指示に対する反応も良く、しっかり動くことが出来ています。数字自体は変わってこないものの、調教を積むに連れて段々と筋肉量は増えてきましたね。それに伴って馬体の張り・艶も良化して、見映えも非常に良くなりました。ただ、まだトモ高な体型をしているので、もう少し大きくなってくるのかなと思います。今月中の移動を目標に進めていて、動き・状態面に問題はありませんので、このまま無事に調教を積んで良い状態で送り出したいですね。馬体重は４７９キロです」（7/1近況）
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北海道で順調に乗り込むことが出来てる牡馬３頭の近況をまとめて。
アッシュフォードは精神面で幼さを残しますが、与えられたメニューは着実に消化中。調教動画を見ても、動きの良さは伝わってきますが、少し力んでいるように感じるので、首をリズミカルに使って走れるように意識して欲しいなあと思います。また、ゆったりとした造りなので、距離は長ければ長い程良さそう。３歳春は大成し切れなくても、ひと夏を越して菊花賞で１発狙えるような馬に育ってもらいたいです。
スカイゲイザーは適度にリフレッシュを挟みつつ、順調にここまで乗り進めてきましたが、馬体重がなかなか増えて来なかったのがネックでした。ただ、この１ヶ月で１０キロの増量が出来たのは○。地道に鍛えてきたことで内面がだいぶ強化されてきたんでしょう。今後も定期的にリフレッシュを挟みつつ、更に馬体のボリュームアップが叶うように鍛え上げていって欲しいです。また、体力が付いてきたことで、札幌競馬場は入れ、ゲート試験合格を目指すのもアリでしょう。
トラマンダーレは緩急織り交ぜた調教を課し、運動量はかなりのものだと思いますが、クタッとすることなく元気一杯。そしてしっかり鍛えられている効果が馬体の張り・艶に出ており、馬体重をキープできているのも○。ゆくゆくは芝のマイラーとして活躍してくれると思いますが、軽い走りをすることで距離をどこまで伸ばしていけるかも注目しています。
