コンジャンクション（牡・池添学）父ルーラーシップ 母グリューネワルト
土曜中京２Ｒ ３歳未勝利（ダ１８００ｍ）１枠１番 Ｄ.レーンＪ
・在厩場所：栗東トレセン
・調教内容：1日に坂路コースで時計
池添学師「1日に坂路で追い切りを行いました。レースではブリンカーを着用することにしましたので、その前にどれだけ効果があるのか、1日の追い切りで試してみたところ、仕掛けてからの反応・動き共に良かったですよ。全体が54.1秒で、ラスト1ハロン12.0秒のタイムを馬なりのまま駆け上がってきているように、これまでの追い切りと比較しても楽に動けていますから、それだけブリンカーが効いている証拠だと思います。3月の阪神・ダ1800ｍ戦でチークピーシズを着けたところ、気持ちが入り過ぎて最後は甘くなってしまいましたが、勝負どころの感じは良かったですし、ロスなく立ち回っていれば違った結果になっていたかもしれません。ブリンカーを着けたことによってマイナス要素は見られないですし、追走が楽になる分、レース運びはし易くなるはずです。Ｄ．レーン騎手なら最後までしっかり動かしてくれると思いますので、そろそろ勝ち上がりを期待したいところです」（6/1近況）
助 手 29ＣＷ良 44.2- 14.2 馬なり余力
助 手 31栗坂稍 62.7- 44.8- 29.3- 14.4 馬なり余力
助 手 １栗坂良 54.1- 39.0- 25.0- 12.0 馬なり余力
ロコポルティ（牡・西園正）父ヘニーヒューズ 母サダムグランジュテ
日曜東京10Ｒ 麦秋Ｓ（ダ１４００ｍ）７枠１３番 戸崎Ｊ
・在厩場所：栗東トレセン
・調教内容：1日にＣＷコースで時計
西園正師「今週は東京競馬場までの輸送が控えていることから、1日の追い切りはＣＷコースで終い重点に控えて行いました。道中はロコポルティが先行し、最後の直線では2歳新馬の外側へ併せて0.1秒先着しています。終い重点とは言え、ラスト1ハロンは11.2秒と好時計をマークしており、先週しっかり負荷を掛けたことによって、動き・反応共に良くなっていましたし、息づかいもしっかり出来ていましたよ。前走と比較すると大きな上積みこそないものの、高いレベルで好調をキープしていますし、力を出し切れる状態に仕上がっています。前走は脚抜きの良い馬場に対応してくれましたが、長く良い脚を使ってくれる馬ですから、時計の掛かる馬場の方がこの馬には合っているように思います。ここ最近は大崩れすることなく、レース内容が安定してきたことを考えると、3勝クラスでも良い走りを見せてくれるでしょう。後は戸崎騎手が上手くエスコートして前走に引き続いて勝利に導いてもらいたいですね」（6/1近況）
助 手 29ＣＷ良 40.7- 12.1 馬なり余力
助 手 １ＣＷ良 85.2- 69.1- 53.6- 37.7- 11.2 直強め余力 メイクザビート（新馬）一杯の外0.4秒先行0.1秒先着
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週末（6/4･5）に出走するシルク・出資馬の出走記事をまとめて。※日曜の安田記念（Ｇ１）に出走するサリオス＆ダイアトニックは別記事にて。
デビュー前は出資しているシルク馬（現３歳世代）を引っ張っていく存在になると思っていたコンジャンクション。緩さを残し、すぐ結果には繋がりませんでしたが、１戦ごとにレース内容は良化。１勝するのは秒読みだと思っていたのですが、最後のワンパンチが利かず。ダートへ矛先を向けても、課題は解消されないまま。そこで前走では芝へ戻して反撃を期待したのですが、道中の行きっぷりは一息で追ってからも案外。見どころのないレース内容はちょっとショックでした。
その後はＮＦしがらきへ放牧に出してリフレッシュ。追い切りの動きはガラッと変わってきた感じこそないも、１日の坂路追いは上がり重点ながらもラスト２ハロン１３．０－１２．０。この馬とすれば良いキレを見せてくれましたし、ブリンカー装着の効果は見込めそう。また、放牧に出したことで走ることへの前向きさも戻ってきたのかなと思います。そして今回の鞍上には中京に乗りに来ているＤ.レーンＪを確保。馬をしっかり動かせる騎手なので手は合うと思いますし、心身が噛み合ったレースが出来れば、巻き返して当然でしょう。
ただ、最内枠が当たってしまったのは少し悩ましいですし、個人的には詰めの甘さを補うために距離を縮めた方が良いのでは？と見ています。ですので、今回も直線を向いて良い雰囲気でも、最後の最後で少し足りないといった結果が待っているのかなと想像しています。鞍上の手腕でその甘さを補えれば良いのですが、果たして。
ロコポルティは１勝クラスで低迷しそうな時期が合った中、短期放牧を積極的に取り入れ、追い切り場所をＣＷへ切り替えてから急上昇。また、馬体重を２０キロ以上増やしてレースへ臨めるようになったのも好走の要因になっているかと思います。前走については『脚抜きの良い馬場がどうか？』と思いましたが、スタートを決めるとスッと４番手へ。正攻法の競馬が出来るとは想定外でしたが、直線ではいざ追われてからキッチリひと伸び。最後は測ったような差し切り勝ちで３勝クラスへの昇級を決めてくれました。よ
そして今回は中４週のローテで再度東京へ。いつも通り、短期放牧を挟み、心身のリフレッシュは完了。距離の１４００ｍは正直微妙なところはありますが、中間の調整は順調に追い切りを重ね、最終追いの１日は２歳馬に胸を貸す形でラスト１ハロン１１秒２を強め程度でマークして先着。動きは益々快調という感じで今まさに力をつけているといったところかと思います。
ただ、今回は３勝クラスへの昇級戦。今の勢いから通用しても不思議ではありませんが、２勝クラスと３勝クラスでは明らかな力量差が存在するのも確か。相手関係に目を遣るとそこまで強そうな馬はいないも、展開次第で浮上しそうな馬が多い大混戦。個人的には欲張らずに、今回に関してはクラス突破にメドの立つレースが出来れば上々かなと。そしてその中で更なる飛躍が期待できそうな走りをチラッとでも見せてもらえればと思います。あとは相性の良い戸崎Ｊの手綱捌きに託します。
