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日曜日・月曜日(1/9・10)の出資馬・出走結果

f:id:yakifish:20200513045835g:plain アマネセール

日曜中京8R 4歳上1勝クラス(芝2000m)8着(12番人気) 吉田隼J

スタート直後に窮屈なところがあり、道中は無理せず中団で流れに乗ります。向正面からジワジワとポジションを上げると、勝負どころから押し上げていきますが、最後の直線コースではジリジリとしか伸び脚は見られず、8着入線しています。

茶木調教師「年末年始を挟んで調整は簡単ではなかったものの、極端に体重の変動がなかったように、良い状態でレースに向かうことが出来ました。昨年3月の熱田特別と同条件でしたし、展開が向けばいい走りを見せてくれると思っていましたが、勝負どころでは見せ場を作ってくれたものの、結果的に最後は瞬発力勝負になってしまったのが痛かったですね。レース後、吉田隼人騎手は『欲を言えばもう少し前で競馬をしたかったのですが、スタート直後に窮屈になってしまったことから、体勢を整えながら流れに乗っていきました。いつでも動いていける位置でジワジワと押し上げていきましたが、最後はヨーイドンの競馬になってしまい、この馬には分が悪い展開になってしまいましたね。小倉のような小回りコースや中京の2200m戦で、ペースが落ち着いたところで早めに動いて粘り込むような競馬がこの馬には良いように思いました』とコメントしていました。着順は振るわなかったものの、一瞬見せ場を作ってくれたように、全てが噛み合えばチャンスがあると思います。この後は脚元含めて状態をよく確かめてから、相談させていただきます」(レース結果)

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・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:第1回小倉開催

茶木師「先週はアマネセールにとっては厳しい展開になってしまったものの、見せ場を作ってくれたように、流れ一つで上位争いが期待できそうです。レース後も脚元・体調ともに良い意味で変わりないですし、もう少し様子を見させていただいて、それでも問題なければ来週以降の小倉・芝2000m戦を視野に検討していく方針です」(1/12近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain ミスビアンカ

日曜中京10R 新春S(芝1400m)16着(5番人気) C.デムーロ

互角のスタートから好位の一角で流れに乗ります。3コーナー付近から押し上げて行こうとしますが、徐々にポジションを下げ、最後の直線コースでも抵抗することなくズルズル後退し、最後方で流れ込んでいます。なお、「タイムオーバーによる出走制限」のため、令和4年2月9日まで平地競走に出走できません。

高橋義忠調教師「昨年11月以来の競馬でしたが、体の張り・艶が良く、体重も8キロ増えていたようにとても良い状態でレースに向かうことが出来ました。速い馬が揃っていたものの、この馬の力を発揮させるには自分の競馬に徹するのがベターだと思っていましたので、ジョッキーには“仮に主張できなくても、あまり下げずに揉まれない位置でレースを運んで欲しい”とオーダーしていました。ただ、レースでは好位に取り付けることが出来たものの、流れが速くなると思ったのか、すぐに控えてしまいましたね。勝負どころでは馬群に包まれてしまい、この馬の一番悪い形になってしまいました。逃げたショウリュウレーヴが2着に粘っていたように、出たなりの位置でレースを運んでいれば、違った結果になっていたかもしれません。レース後、C.デムーロ騎手は『スッと流れに乗っていくことが出来たものの、少し硬さを感じましたね。勝負どころでは段々とついていけなくなったので、最後は無理をさせませんでした』とコメントしていました。ジョッキーは硬さを感じたと話していましたが、レース後の上がり運動ではシャキシャキと歩いていましたし、スクミや硬さは感じませんでした。調教でも楽に時計が出ていたように、心身ともに状態はとても良かったですし、こちらの見解としては馬群に包まれて嫌気が差してしまったことがすべてだと思います。タイムオーバーになってしまいましたが、決して力を出し切ってのものではないですし、気持ちを切り替えて次走に向かいたいと思います。トレセンに戻って状態を確認した後は、心身ともにリフレッシュさせるために放牧へ出す方向で考えています」(レース結果)

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・在厩場所:12日に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧
・次走予定:2月12日の東京・雲雀S

高橋忠師「先週はスッと二の脚が付いたものの、ペースを気にして控えたことによって、馬自身も走る気を失くしてしまったように思いますし、現状は主張してのびのびと走らせる方が良いのでしょう。トレセンに戻って状態を確認したところ、脚元含めてこれと言った問題は見られず、体調も変わりありませんでしたが、タイムオーバーを課されてしまいましたし、心身ともにリフレッシュさせるために、一旦牧場へ戻させていただきました。放牧後も問題なければ、2月12日の東京・雲雀Sに向かいたい気持ちがありますが、あくまで馬の状態を最優先に検討していく方針です」(1/12近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain ポレンティア

月曜中山12R 4歳上1勝クラス(芝1600m)7着(5番人気)横山武J

ブリンカー着用。まずまずのスタートを切ると、道中は中団からレースを進めます。勝負どころから加速して行きますが、直線ではジリジリとした脚色で伸び切れず、中団のままゴールしています。

田中博康調教師「馬体重は10キロ増えていましたが、パドックでの雰囲気は良かったですし、返し馬でもこの馬としてはフットワークが弾んでいて、状態の良さを感じました。ゲートはそこまでスッと出られませんでしたし、外枠ということもあり、無理に主張せず道中は自分のリズムを守って運ぶ形になりました。ただ、良い時は4コーナーでもっと手応え楽に上がってこられるのが、そこで乗り役の手が動いていたのを見て嫌な感じがしましたし、大きく崩れているわけではないものの、やはり直線ではスパッとした脚を使えず一本調子のままゴールを迎えてしまいました。また、前走の新潟では渋った馬場に脚を取られてしまいましたが、今回は良馬場とは言え馬場状態があまり綺麗ではなかったですし、やはり馬が馬場を多少気にしている部分があったようです。そういったところからも直線では馬場の良い外目に進路を取れれば良かったものの、4コーナーでのあの手応えではそれも難しく、内を選択せざるを得なかったですね。今日の走りを見ると、まだ馬をピリッと作り切れていなかったのかなという印象がしましたし、初めて着用したブリンカーも道中では少しは効果があったのかもしれませんが、残念ながら直線で大きく前進気勢を引き出せるほどではなかったです。調教の感じからも距離を延ばすのはどうかと思い、武史(横山武史騎手)に聞いてみたところ、逆に1400mとか距離を詰めた方が良さそうという印象を持ったようで、その点も悩ましいところです。上がって来た時の様子に異常はなかったものの、トレセンでもよく状態を確認させていただいてから、今後について検討していきたいと思います」(レース結果)

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・在厩場所:美浦トレセン/13日に福島県ノーザンファーム天栄へ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

田中博師「これまでのレース内容から気持ちの面で前向きさを出せればと思い、初めてブリンカーを着用させていただきましたが、大きな効果は無かったですね。レース後は内面の状態は特に問題なかったものの、右前膝の外側を打撲してしまいました。ただ、歩様には見せていませんし、時間の経過と共に回復はしていますから、心配は要らないですよ。この後は一度牧場へお返しさせていただきますが、すぐに戻せそうであれば、次の東京開催での出走を検討しています」(1/12近況)

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日曜日・月曜日(1/9・10)に出走した出資馬の出走結果・レース回顧をまとめて。

ダートで結果を残せず、芝へ戻してきたアマネセール。短期放牧明け+年末年始のイレギュラーな調教・追い切りでもマイナス2キロでの出走と仕上がりは良く、レースへ臨めたと思います。

ただ、レースでは発馬で少し後手を踏むと、外から寄られるロス。その結果、前をカットされることになり、挽回していくことは出来ず。仕方なく、吉田隼Jとアマネセールはやや内へ進路を取り、前に壁を作る形で追走することに。そして向正面で少しポジションを押し上げましたが、各馬の隊列は大きく変わらず、最後の直線へ。手応え自体は十分残っていたのでいざ追われてどこまで伸びるかちょっと期待したのですが、ジリジリといった感じ。Sペースからの瞬発力勝負ではやはり分が悪かったですが、伸びずバテずの末脚で8着に食い込むのが精一杯。それでも勝ち馬とはコンマ8秒差なので、やはり芝の方がまだ期待できるでしょう。

レース後のアマネセールですが、脚元等は大丈夫。前走で優先権を確保することは出来ませんでしたが、3場開催が始まるので在厩で調整を続け、小倉・芝2000mを基本線に出走機会を探ることになりました。ひと叩きした上積みは少ないかもしれませんが、粘りは強化されると思うので、次走では3角あたりから強気に捲っていく競馬を見せて欲しいです。そして掲示板入りを目指してもらいたいです。

2連勝で3勝クラスへの昇級戦へ臨んだミスビアンカ。ただ、ここは相手が揃っていましたし、厳しい結果になるのは覚悟の上でしたが、自分の競馬に徹してどこまでやれるのかを冷静に見守りたかったですが、今回は発馬が一息。二の脚もスッと付かなかったのが痛恨。また、ショウリュウレーヴなど他馬に速い馬が多く、C.デムーロJはアッサリ競り合いを避ける形に。他馬ではそれが正解だと思いますが、気難しさを抱えるこの馬には逆効果。そして勝負どころからは包まれる形になってしまい、最後の直線を迎える前にミスビアンカの力は尽きようとしていました。その為、C.デムーロJは直線では無理をさせず。まさかの最下位に終わり、タイムオーバーというおまけまで付いてきてしまいました。

今回、ホロ苦い結果に終わってしまいましたが、改めてミスビアンカには自分の形に徹することが大事ということが分かりました。今後も楽な展開は期待しづらいですが、秘めたる能力は通用すると思うので、失速することを恐れず、自分の形を主張していってもらえればと思います。

レース後のミスビアンカですが、見た目には疲れ・ダメージは少なさそう。ただ、出走停止期間があるのでNFしがらきへ放牧に。また、次走は当初予定していた来月12日の東京・雲雀Sを睨んでいますが、大敗を喫した後だけに精神面のダメージは心配。詰めて使うと硬さも見受けられるので、長く現役生活を使うことを優先すると、春頃まで無理する必要はないのかなと思います。まあ、最終的に判断するのは厩舎でしょうし、その決定には従うのみですが。

ポレンティアはよもやの凡走を喫した昨秋の新潟戦以来の競馬。鞍上に横山武Jを確保してくれたのは有難かったですが、課題のトモのバランスは一息。その分、丹念な乗り込み・追い切りで補ってくれましたが、デキ自体は前走の方が正直良かったかも。プラス10キロでの出走でしたが、冬場ということを考慮すれば太すぎることはなかったです。また、レースでの集中力を高めるためにブリンカーを装着。繊細な牝馬なので効果的な働きを期待しました。

今回、外枠が当たったので、揉まれずに追走して欲しいなあと見ていましたが、スタートが良くなかった為、横山武Jは無理に挽回するようなことはせず、ジワッと中団よりやや後方で脚を溜める形。前に壁を作ることで折り合いは付いていましたし、道中は気分良く走れていたと思います。ただ、3角あたりから、このレースを勝つことになるスリートップキズナに外から蓋をされる形になり、内へ押し込まれ、勝負どころで前との差を詰めることが出来なかったのは痛かったです。そして直線でも、内の窮屈なところを走らされることになり、もがくばかり。最後の急坂ではさすがに疲れて失速していました。

正直なところ、見どころのないレースで終わってしまいましたが、横山武Jの感覚では距離を短くした方がベターとのこと。マイルでは1本調子というのが目立っているので、変化を求めるなら距離短縮でしょうねえ。ただ、この点については田中博師は納得していないので、次走でも1600mの番組に使うのかなと思います。手詰まり感があるので、ダメ元で1度試して欲しいというのが率直な気持ちですが。

レース後のポレンティアですが、右前膝の外側を打撲していることが判明。幸い、大したことではなく、歩様にも出ていないので、数日で回復できるレベルかなと思います。また、近走では馬場を気にするようになっているので、蹄を中心に何かその要因となるものを突き留めて欲しいです。