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2強の牙城を崩すのは容易ではないも、今回の放牧期間を経て馬は着実に良化。最終追い切りでの動き・集中力も素晴らしかったので、このデキで改めてどこまで通用するか。あとは雨量と馬場状態がどうなるかも気になるところ。3着は死守して欲しいも…。☆サリオス


f:id:yakifish:20200513045835g:plain サリオス(牡・堀)父ハーツクライ 母サロミナ

日曜阪神11R 大阪杯(G1・芝2000m)2枠2番 松山J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:1日に南Wコースで時計

堀師「先週、松山弘平騎手に乗ってもらいしっかりと負荷を掛けた1週前追い切りを消化した後は、さすがに右トモの入りに若干甘い部分が見られました。ただ、十分にケアを行ったことで、週末には通常の状態にまで回復して、3月28日には坂路コースでサッと脚を伸ばしています。先週の時点でフィジカルや心肺機能の面は十分整っていることから、そこまで強めの調教を課さなくても良い状況でしたし、最終追い切りも1日の木曜日に行いました。今回はメンタル面を整えることと、普段から重点的に取り組んでいる手前の替え方の確認に比重を置いていました。厩舎のGPSでは、5ハロンから65.7秒のラスト1ハロンは11.7秒を計時しており、想定していたよりもペースとしては少し速いものとなりました。それでも息の入りは良好でしたし、こちらでモニタリングしている数値を見てみても特に異常はなく、大きな心配は要りませんよ。手前替えについては、普段から右から左への変換は馬が苦にすることなく自然と行うことが出来るものの、左から右へはまだそこまでスムーズにいかないことから、今回の追い切りでは向正面で左手前からスタートして、コーナーで右手前に、そして最後は左手前にという形を採ったのですが、概ねスムーズに替えることが出来ていたと思います。以前よりも手前の変換が徐々に良化しているのは、ウィークポイントである右トモにそこまでダメージを抱えていないことが関係しているのだと思いますが、まだ完全にスムーズにいくわけではありませんから、今後も改善を図っていく必要があるでしょう。今回はうちの厩舎の通常のパターンに比べると、1週間ほど早くこちらへ戻させていただきましたが、ここまでスムーズに調整を行うことが出来ました。それは、馬体重をとってみても表れており、これまでも競馬後の馬体の回復期間を考慮して、十分な間隔を空けつつ使わせていただいていましたが、2歳から3歳の暮れまで540キロを切る体重でレースに出走してきました。それが現在は調教後の馬体重が550キロあり、もしかすると体重が増えると不安に感じられるかもしれませんが、厩舎としては輸送やこれまでと同じ様な調教の負荷を掛けても体重が減らなくなってきていることは、ここに来てやっと心身のバランスが上手く取れてきているのだとプラスに考えています。まだ良くなる余地を残していますが、状態的にはしっかりと態勢を整えて競馬に挑むことが出来ると思いますし、今後に繋がるような良い走りを期待しています」(4/1近況)

助 手 1南W良 84.4- 68.6- 52.5- 38.5- 12.3 馬なり余力 カフェクラウン(古馬3勝)馬なりの内1.2秒追走同入

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第2回阪神4日目(04月04日)
11R 大阪杯(G1)
芝2000メートル 4歳上OP 指定 国際 定量 発走15:40
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 モズベッロ 牡5 57.0 池添謙一
2 2 サリオス 牡4 57.0 松山弘平
3 3 アーデントリー 牡5 57.0 和田竜二
4 4 ブラヴァス 牡5 57.0 三浦皇成
4 5 ペルシアンナイト 牡7 57.0 幸英明
5 6 ワグネリアン 牡6 57.0 吉田隼人
5 7 コントレイル 牡4 57.0 福永祐一
6 8 レイパパレ 牝4 55.0 川田将雅
6 9 クレッシェンドラヴ 牡7 57.0 内田博幸
7 10 カデナ 牡7 57.0 鮫島克駿
7 11 ハッピーグリン 牡6 57.0 団野大成
8 12 グランアレグリア 牝5 55.0 C.ルメール
8 13 アドマイヤビルゴ 牡4 57.0 岩田望来

○堀師 「シャープターンの2000mなら、距離はギリギリ大丈夫だと思うので、距離が保つことを証明したいですが、気になるのは馬場です。勝っているとはいえ、道悪は大きなマイナスなので、そこが勝負の鍵を握りそうです。馬は、体が増えていい方向に向いてきているので、ジョッキーには、馬を信じて自信を持って乗ってもらいたいですね」(日曜・競馬ブックより)

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大阪杯】サリオス仕上がり万全!打倒コントレイルへ堀師「一番スムーズにここまで来た」(スポニチより)

桜が舞い散る美浦トレセン。筋肉がパンパンに張った大きな馬が、軽快なフットワークで駆け抜けていった。打倒コントレイルに燃えるサリオスだ。今年初戦に向けての最終確認は完了。態勢は整った。堀師がうなずく。

「1週前は強めの負荷をかけて、ほぼ予定通りの追い切り。反動もないし、順調に終えたかな。当週は輸送もあるし、微調整。今回はいろんな意味で一番順調に調整してこられた。一番スムーズにここまで来ている」

Wコースでの最終追い切りはカフェクラウン(5歳3勝クラス)を6馬身近く追いかける形でスタート。徐々に差を詰めて4角で内に入って並びかけ、馬なりのまま併入した。楽な手応えでの6F84秒4~1F12秒3だ。「心肺機能よりはメンタルを整えようということと、普段課題として取り組んでいる手前替えだったり、基本的な確認をしました。ちょっと予定より速かったかな」と話した。1週前追いでは松山を背に、Wコース5F65秒2~1F12秒0の猛時計を刻んでいた。この日は確認程度だがトレーナーが思っていたより速い時計が自然と出た。好気配が漂っている。

4歳になったサリオス。火曜付の鈴木康弘氏の馬体診断でも「3歳春の時点で完成度の高い馬体」と評価されていたように、堀師も「デビュー当初から完成している方」と語る。もともとの完成度は高い馬だ。だが、中身はまだまだ成長中だという。堀師が“弱点”としていた右トモ(後肢)もレベルアップ。「今回の放牧で一段階良くなった。右から左への手前替えもスムーズに替えられるようになった」と話し、さらに「環境の変化によっての健康状態に及ぼす影響がなくなってきた。心身のバランスが取れかかってきている」と内面の成長を語った。

皐月賞、ダービーで敗戦した世代最大のライバル・コントレイルと3度目の対戦となる。今回と同じ2000メートルの皐月賞では、わずかに0秒1差で涙をのんだ。態勢の整ったサリオスが、仁川で三度目の正直に挑む。

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サリオス3度目の阪神、環境変化問題なし/大阪杯(日刊スポーツ)

サリオス(牡4、堀)は午後1時過ぎに阪神競馬場へ到着した。昨年のマイルCS(5着)に続き、3度目の阪神。「環境の変化によって馬体や健康状態に及ぼす影響の部分がだいぶなくなって、安定して調教を積めるようになってきた」と堀師。

成長した姿を見せつけたい。

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海外のレースへ色々と登録や招待があった中で、2021年の始動戦として大阪杯を選んできたサリオス。前走のマイルCSではホロ苦い5着に敗れましたが、ゲートでの立ち遅れから、終始リズムの悪いレースに。外々を回らされる展開にもなり、もっと着順を下げても不思議ではなかったですが、直線で渋太く伸びてコンマ4秒差まで来たのは非凡な能力・脚力の証です。

前走後はNFしがらきでリフレッシュ。まずはウィークポイントの右トモの状態が一息だったので治療を行いながら良化を待つことに。その後、トモの状態は良くなりましたが、今度は右前と左前の蹄をそれぞれ気にする素振り。左前の蹄には軽度の裂蹄(帰厩後、右前の蹄にもその痕跡)が見られた為に一旦トレッドミルでの運動に控える時期もありました。その後、4分の3蹄鉄に履き替えたことで蹄への負担が和らいでからは順調な乗り込み。そしてレースまで1ヶ月ちょっと前の2月下旬に帰厩し、大阪杯へ向けて調教・追い切りを重ねてきました。

追い切りの時計や動きに関しては引き続き良好ですし、今回の放牧・充電期間を経て、馬体が幾らかシャープになってきた様子。馬体重の増減はないのでメリハリが効いてきたのかな? また、右トモのダメージが少ない様で、調整にはさほど苦労しなかったみたいです。1週前追い切りに初コンビとなる松山Jが駆け付け、実戦を見据えたハードな追い切りを消化。その後、日曜日に坂路で時計を出すことが出来ています。これはこれまでになかったパターン。そして最終追いは無理をしない中で6ハロンから時計になっていますし、直線での集中力や伸びは素晴らしかったです。デキに関しては胸を張れるものでしょう。

あとは雨が降ってくるので、雨量と馬場状態がどうなるか。パワー型のイメージが強いサリオス。皐月賞の走りを見ると、少し渋る程度なら我慢できそうも、右トモに弱さを抱えている馬なので踏ん張りが利かない馬場になると一気に苦労しそう。G1・4勝の両巨頭(コントレイル・グランアレグリア)はプラスではないでしょうが、大きくマイナスに働くこともなさそう。レースぶりとすれば、2頭よりも前目でレースを進めてもらい、直線で馬体を併せる形に持っていって欲しいです。まあ、2頭の牙城は強固でしょうが、サリオスには3着は何とか死守して欲しいというのが本音です。