ダイアトニック（牡・安田隆）父ロードカナロア 母トゥハーモニー
・在厩場所：栗東トレセン
・調教内容：坂路コースでキャンター
・次走予定：3月27日の中京・高松宮記念（Ｇ１・岩田康Ｊ）
安田隆師「先週まで疲労回復に専念していましたが、その後も反動が出ることはなかったことから、この中間から坂路で乗り出しています。時計は週末から出す予定ですので、週半ばは普通キャンターに控えていますが、前走以上に馬の雰囲気は良くなっていますし、使った上積みはありますね。使いつつ良くなるタイプなので、高松宮記念に上手くピークを持っていければと考えていましたが、こちらの期待通りに調子が上向いてきました。このまま何事もなく本番を迎えられるよう態勢を整えていければと思います」（3/10近況）
サリオス（牡・堀）父ハーツクライ 母サロミナ
・在厩場所：美浦トレセン
・調教内容：10日に南Ｗコースで時計
・次走予定：3月27日の中京・高松宮記念（Ｇ１・松山Ｊ）
堀師「右前蹄については徐々に熱感も薄れ、歩様も改善に向かっていたことから、先週は金曜日に速めのところを消化しました。安定した精神状態にあり、ハミを取る位置や左右のバランスも良く、心身のまとまりは上々でしたね。ただ、道中の行きっぷりは今ひとつですし、馬体を使い切れず、特に右トモのこなしが今一つで、動きや息遣いに重さが目立ちますから、高松宮記念を目指すのには少し急ピッチに乗り込む必要があるのかなと感じました。そして、10日には南Ｗコースで2週前追い切りを消化しました。厩舎のＧＰＳでは5ハロンから65.2秒のラスト1ハロンは11.3秒というタイムをマークしています。先週の追い切り後から背中を大きく使えるようになってきており、２週前としては動きや息遣いが重いとはいえ、能力が高いだけに終いはしっかりと脚を伸ばせ、幾らかセーブする余裕がありました。右前の蹄に関しても、その後も熱感や脈の拍動も認められません。ただ、右手前でのストライドは滑らかですが、左手前では右トモが流れがちであり、前肢にも負担が掛かりやすい傾向にありますので、段階的に負荷を強めてより良い態勢作りに努めると共に、入念にケアを施してバランスを整えていきたいと思います」（3/10近況）
助 手 10南Ｗ良 67.8- 52.7- 38.5- 11.4 馬なり余力 スマイル（古オープン）馬なりの内0.4秒追走0.1秒先着
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ダイアトニックはこの中間、前走の疲れを取り除くことに専念していますが、使って硬くなるような面はなさそうですし、順調に回復中。この様子なら１週前追い切りもある程度しっかり行えそうです。
サリオスは蹄やトモのメンテナンスは欠かせませんが、じわじわ負荷を高め、動き自体は良好。少しずつサリオスの理想型へと近づけていってもらえればと思います。
