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小回りの中山向きではなく、スムーズな競馬が出来ないと苦しいと思うも、前走で復調の気配を示し、引き続き手頃な斤量。最後まで諦めることなく末脚を繰り出し、ゴール前で差し込んできて欲しい。☆クールキャット

f:id:yakifish:20200513045835g:plain クールキャット(牝・奥村武)父スクリーンヒーローメジロトンキニーズ

土曜中山11R 中山牝馬S(G3・芝1800m)3枠6番 大野J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:9日に南Wコースで時計

奥村武師「9日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はクールキャットが先行して、直線では外に進路を取って脚を伸ばすと、最後は同入しています。こちらが受けて立つ格好でしたが、最後まで手応えには余裕があって良い動きでしたね。時計的には5ハロンから68秒くらいでそこまで目立つものではなかったものの、仕上がり的にはもうビッシリやる必要はなく、逆にオーバーワークにならないように気を付けての調整で、ちょうど良い負荷を掛けられたのではないかと思います。息遣いや馬体の張りから、状態の良さが伝わってきますし、力を出せる態勢で送り出すことが出来そうです。器用さが無いタイプなので、中山の1800mという舞台設定がどうなるか心配な部分はあるものの、前走は良い走りを見せてくれましたし、道中自分のリズムで運ぶことが出来れば楽しみはあると思います」(3/9近況)

助 手 4美坂良 61.3- 45.5- 29.4- 14.4 馬なり余力
助 手 6南W良 71.6- 55.5- 39.9- 11.7 馬なり余力
助 手 9南W良 68.1- 52.9- 38.0- 11.9 馬なり余力 キミワクイーン(三オープン)馬なりの外0.7秒先行同入

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第2回中山5日目(03月12日)
11R 中山牝馬S(G3)
芝1800メートル 4歳上OP 特指 国際 牝馬 ハンデ 発走15:45
枠    馬    馬名    性齢    重量    騎手
1    1    ロザムール    牝6    54.0    北村宏司
1    2    シングフォーユー    牝6    53.0    戸崎圭太
2    3    ミスニューヨーク    牝5    55.0    M.デムーロ
2    4    ドナアトラエンテ    牝6    55.0    横山武史
3    5    ジュランビル    牝6    53.0    松若風馬
3    6    クールキャット    牝4    54.0    大野拓弥
4    7    シャムロックヒル    牝5    53.0    団野大成
4    8    ゴルトベルク    牝5    53.0    津村明秀
5    9    テルツェット    牝5    56.5    田辺裕信
5    10    ローザノワール    牝6    54.0    田中勝春
6    11    ルビーカサブランカ    牝5    55.0    武豊
6    12    スマイルカナ    牝5    56.0    柴田大知
7    13    スライリー    牝4    53.0    石川裕紀人
7    14    アブレイズ    牝5    56.0    菅原明良
8    15    フェアリーポルカ    牝6    56.0    三浦皇成
8    16    クリノプレミアム    牝5    53.0    松岡正海

○奥村武師 「凄くいい状態で帰厩。体の張り、毛ヅヤ、息遣いが良くて具合は申し分ない。中山向きではないので、ゴチャつかないことが条件だが、スムーズなレースさえできれば、チャンスは十分あるはず」(競馬ブックより)

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中山牝馬S】クールキャットに手応え 奥村武師「最近では一番いい状態」(スポニチより)

クールキャットは昨秋は苦戦したが、今年初戦の愛知杯(6着)は中団から粘り強く伸び、再上昇ムード。奥村武師は「前走が復調を感じさせる内容。道中でゴチャついた割にしっかり伸びた」と手応え。昨春のG2フローラSを制した実力馬。「息遣いも毛ヅヤも良く、最近では一番いい状態。使えるレースが限られる中では合っている条件。スムーズに競馬できれば」と快走を期待した。

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レースへ行って色々注文が付いたり、G1・秋華賞では揉まれ込んで弱さを覗かせたクールキャット。低迷が続くことは避けられないのかなと見ていましたが、状態を立て直して臨んだ前走・愛知杯では53キロの恵量を味方に、最後まで渋太く脚を繰り出しての6着。道中のポジションが1列前だったら、掲示板以上の結果が得られていたかもsれません。まあ、それでも復調の気配を少しでも示すことができてホッとしました。

その後は再度NF天栄で調整を施して、牝馬限定戦+ハンデのここへ。小回りの中山向きの器用さはありませんが、約1年前に行われたフラワーCでは目立つ脚を繰り出して差のない5着には来ています。ただ、出来れば、真ん中から外目の枠が欲しいなあと思っていたら、今回も内枠。3枠5番の"呪い"は避け、偶数枠(3枠6番)なのは不幸中の幸いです。

帰厩後の調整・追い切りに関しては、丹念に時計を重ねていますが、元々攻めは動く方ですが、今回は少し地味な印象も。今回コンビを組む大野Jが感触を掴んでくれた1週前追い切りは良かったと思いますが、9日の追い切りは相手の方が良さげに見えました。力は出し切れる状態でも、完調手前かもしれません。

ハンデは前走から1キロ増ですが、引き続き手頃な斤量だと思いますし、G2勝ちと実績を残しているように心身が噛み合った時のパフォーマンスは牝馬同士なら上位。本当はノビノビ走れる舞台に使って欲しいですが、初コンビとなる大野Jは追って味のある騎手なので手は合う筈。自分のリズムを守り、スムーズな競馬+展開の恩恵があれば、ワンチャンスあるのかなと思うので、鞍上の手腕に期待です。