サリオス（牡・堀）父ハーツクライ 母サロミナ
・在厩場所：美浦トレセン
・調教内容：軽めの調整
・次走予定：3月27日の中京・高松宮記念（Ｇ１・松山Ｊ）
堀師「先週無事にこちらへ移動しており、ノーザンファームしがらき出発時に比べて馬体重が２０キロほど減って到着しましたが、以前より体が増えていますし、古馬となって絞りにくくなっていますので、たんぱく含量を控えめにした飼料に切り替えて管理したいと思います。精神面にリフリッシュ効果を感じるものの、右トモの状態に関しては昨年の香港へ出発する前と同じくらいで、良化が窺えた昨秋の帰厩時の状態には及ばない印象ですから、入念なケアを施していきたいと思います。また、右前の蹄に熱感があり、歩様チェック時に違和感が認められます。どうも蹄冠の内側が柔らかくなり、そこを庇って走りのバランスも崩れ気味ですので、四分の三蹄鉄に切り替えて、患部に革を張って補強しており、こちらも丁寧に改善を図っていきます。招待を受けているドバイターフを目指す場合、本年はウクライナ情勢の影響を受けて輸送が例年よりも早まることから、来週頭には検疫厩舎へ移る必要があります。トモ、蹄への対処を考えれば、渡航にはリスクが伴うため、今回は辞退させていただき、高松宮記念に松山弘平騎手で臨む方向で調整を進めさせていただきます。今朝はタイムをマークしませんでしたが、慎重に状態を見極めた上、今週中に３週前追い切りを消化する予定です。なお、その先の選択肢に幅を持たせるべく、香港のチャンピオンズマイルとチェアマンズスプリントプライズに予備登録（登録料は無料）させていただきます」（3/3近況）
助 手 ４南Ｗ良 69.8- 54.6- 39.4- 12.3 馬なり余力
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ＮＦしがらきでは順調に乗り込みを続けていた印象だったサリオスですが、蹄を少し痛めていたのはビックリ。ひとまず四分の三蹄鉄に履き替えることでリカバー出来ているのは何よりですが、右トモと共に入念なケアを施していって、悪化してしまうことを避けねばなりません。まあ、その辺のケアは堀厩舎に任せておけば大丈夫でしょうし。
また、次走に関しては両睨みでしたが、トモと蹄の状態を鑑みて、ドバイ遠征を諦め、次走は高松宮記念１本へ。鞍上にはこれまで通り、松山Ｊを予定しています。そして今週中にレース３週前追い切りを行うということでしたが、早速４日にＷコースで時計をマーク。悪くない時計で動けていると思います。
初めての芝１２００ｍ出走がＧ１というのは厳しいですが、適性自体はあると思うので、サリオスのポテンシャルの高さで対応して欲しいですし、力を発揮する為には状態を丁寧に整えていく必要があります。
