モンドインテロ(牡・手塚)父ディープインパクト 母シルクユニバーサル
日曜京都11R 京都大賞典(G2・芝2400m)16着(16番人気) 嶋田J
チークピーシズ着用。まずまずのスタートを切ると、道中は中団からの追走となります。勝負どころから徐々に促して行きますが、直線では途中で脚が上がってしまい、10ヶ月半ぶりの実戦は16着に敗れています。
手塚調教師「脚元のことを考えて坂路中心の調整でしたし、さすがに良かった頃には及ばなかったですが、それでも10ヶ月半振りの実戦だったことを考えれば、悪くない状態だったと思います。スタートを普通に出てくれて、無理せず中団に付けられましたし、道中の走りっぷりは良かったように思いますね。まずまずの手応えで勝負どころを回って来られて、これなら直線でもそこそこ脚を使ってくれるかなと思っていたのですが、追い出してからはさすがに久々の影響が出てしまい、最後は息切れしてしまったような感じです。後方に敗れてしまったのは残念でしたが、上がって来た時の歩様には特に異常はなかったですし、今回はまず無事に一通りレースの流れを消化することが第一でしたから、そういった意味ではホッとしています。ただ、しばらく時間が経ってから疲れが表に出てくることも十分に考えられますし、トレセンに戻ってからもよく状態を確認させていただきたいと思います」(レース結果)
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・在厩場所:美浦トレセン/15日に福島県・NF天栄へ放牧予定
・調教内容:軽めの調整
手塚師「レースでの結果は残念でしたが、まずは無事に完走することが出来て何よりです。トレセンに戻ってきてからは厩舎周りでのごく軽めの運動で様子を見ていますが、脚元の状態には良い意味で変わりがありません。今後乗り出していってどうなるかが大事になってきますが、今のところ大丈夫そうなので、明日NF天栄へ放牧に出させていただきたいと思います。昨年勝利したステイヤーズSでの出走が一つの目標にはなってくると思いますが、あくまで牧場での状態を第一に判断していきたいと考えています」(10/14近況)
⇒⇒15日に福島県・NF天栄へ放牧に出ています。(15日・最新情報より)
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坂路オンリーの仕上げだったので、10キロ以上の馬体増でレースへ臨むことになるのかなと見ていましたが、京都への長距離輸送もあったことで4キロ増でレースへ臨んだモンドインテロ。馬体の張り等はもう1つでしたが、見た目は悪くなかったと思います。
レース内容に関してですが、五分のスタートから出たなりの位置で追走。馬群に入れる形になりましたが、フワフワすることなく、向正面での行きっぷりは悪くなかったです。そして京都・外回りの坂の下りを無理なく駆け下り、4角から直線へ向く時は少しズブさを覗かせながらも、手応えはマズマズ。良い意味で一瞬『アレ!?』と思ったのですが、直線で追われてからは残念ながら加速することは出来ず、最後は苦しくなってしまって止まってしまいました。この点はブランクがあったから仕方ないと思います。坂路でいくら好時計をマークしていても、十分な負荷が掛かっていなかったということで内面が伴っていませんでした。
レース後も脚元には悪い兆候は窺えず一安心。次走へ備えるため15日にNF天栄へ移動しています。まずは無理することなく、レースの疲れをしっかり抜くことが大事。目に見えないところで疲れを溜め込んでいるかもしれません。そして次走ではステイヤーズSの連覇を目指すことが濃厚。帰厩後はWコースでも追い切りを行えるぐらい脚元の状態が良化していてくれれば嬉しいのですが、年齢的にもやはり難しいのかな?
今回の16着という結果は残念ですが、まずは無事に走り終えることが出来、最後の直線を向くまでの走りは悪くありませんでした。モンドインテロの走ることへの意欲が健在だったのは収穫です。また、リピーターの活躍が目立つのが次走予定のステイヤーズS。今回同様に坂路オンリーの仕上げになったとしても、是が非でも出走に漕ぎ着けて欲しいというのが率直なところです。