ダイアトニック(牡・安田隆)父ロードカナロア 母トゥハーモニー
・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:17日に坂路コースで時計
・次走予定:10月4日の中山・スプリンターズS(G1)・横山典J
安田隆師「栗東トレセンに移動した後も順調に進められていましたので、17日に坂路で時計を出しました。反応を確かめる程度ではありましたが、最後まで脚捌きが軽く、楽な手応えで登坂していましたよ。騎乗した助手の話では『硬さはなく、自らハミを取って進んで行ってくれましたし、良い頃のダイアトニックだなと感じました。追い切った後もシャキシャキと歩いて厩舎へ帰っていったぐらいですし、馬の雰囲気はとても良いですよ』と話していました。今年はこれまでと違って暑さに堪えることなく夏場を過ごすことが出来ましたので、レースまであと2週間しっかり仕上げて良い状態でスプリンターズSへ向かえるよう努めていきたいと思います。引き続き武豊騎手に乗ってもらいたい気持ちがありましたが、凱旋門賞に乗りに行くことになったことから、先日の京成杯AHで自厩舎のトロワゼトワルを勝利に導いてくれた横山典弘騎手にスプリンターズSで騎乗してもらうことにしました。大舞台に強いジョッキーでもありますし、以前にダイアトニックのレースを見て横山典弘騎手が『一度この馬に乗ってみたい』と言っていた経緯もありましたので、丁度良いタイミングだと思います」(9/17近況)
助 手 17栗坂良 57.0- 41.9- 27.4- 13.7 馬なり余力
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スプリンターズSへ向け、在厩調整で進めていくことを決めたダイアトニックは前走後の初時計を17日の坂路でマーク。ひとまず感触を確かめる程度の内容ですが、硬さもこの馬とすれば軽いようですし、ハミを取って前向きに走れている様子から、大敗のショックはなさそう。最内枠で馬場の悪さに泣いた前走は度外視できるでしょう。
また、発表されていなかったスプリンターズSの鞍上ですが、引き続き武豊Jの線で進めていたようですが、武豊Jが凱旋門賞でジャパンに騎乗することが決定。その為、新たなパートナーを探していたようですが、先日の京王杯AHでトロワゼトワルを連覇へ導いた横山典Jに落ち着きました。乗り難しい馬ではありませんし、大一番に強いジョッキー。個人的にはこの乗り替わりは大歓迎。少し時計の掛かる今の中山は合っていると思うので、前走の大敗で気楽に向かえることもプラスにして1発狙ってもらいたいです。