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出資しているシルクとロードと東サラのお馬さん情報が中心。(有)シルクホースクラブ&(株)ロードサラブレッドオーナーズ&(株)東京サラブレッドクラブのHP掲載の情報の転載・画像使用の許可を得ています。

シルクなお馬さん(美浦・堀厩舎)

f:id:yakifish:20200513045835g:plain サリオス

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:12日に南Wコースで時計
・次走予定:6月5日の東京・安田記念(G1)・D.レーンJ

堀師「輸送の影響を受け、NFしがらきを出発した際には572キロあった馬体重は22キロ減ってこちらへ到着しました。それでも、馬っ気を出したりするほど元気があり、飼い葉食いも良好で、健康状態は安定しています。ただ、帰厩時より身のこなしが硬く、こちらでの詳しいチェックでも、右前の引き上げや右トモの着きと引き上げに強めの反応が見られることから、入念にケアしながら調整を進めていきたいと考えています。12日には南Wコースで追い切りを行っており、厩舎のGPSでは5ハロンから69.5秒のラスト1ハロンは12.9秒というタイムをマークしています。そこまで目立つ時計ではないものの、息遣いは良好でしたし、心肺機能に関しては特に不安はありません。この感じだと当初の予定通り安田記念に向けて調整していけそうですし、短期免許で来日しているD.レーン騎手で向かいたいと考えています」(5/12近況)

助 手 12南W良 71.0- 55.4- 40.6- 12.9 馬なり余力
助 手 15美坂稍 58.1- 42.5- 27.3- 13.1 馬なり余力

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ラクルキャッツ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:ゲート練習

堀師「飼い葉食いに関してはまだ細いものの、先週末にかけて段々と改善の兆しが見られており、精神的な落ち着きも増してきています。この感じならステップアップしても大丈夫そうですし、この中間から坂路コースを経験させると共に、ゲート練習も開始しています。枠入りや駐立に関しては大きな問題なくこなしていますが、発馬はまだ遅く、これから覚えさせていく必要がありますね。体調的なこともあり、通常よりも1週ほど調整が遅れている現状ではあるものの、焦らず丁寧にステップを踏んでいきたいと思います」(5/12近況)

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7日に美浦へと戻ってきたサリオスは馬体重を大きく減らしてしまったようですが、クタッとした感じはなくて活気は十分。良い意味に捉えれば、馬体の重目感は解消されていると言えるでしょう。また、12日の追い切りは70-40のペースでサッと走らせた感じですが、息遣いは良好。あとは右トモなど馬体面での弱いところへのケアをしっかり施しながら、中身の充実を図っていってもらえればと思います。また、安田記念の鞍上はD.レーンJに決定。1番手が合う騎手だと思うので、何とかレースで1発狙えるようにレースまでの追い切りで1度感触を確かめておいて欲しいです。

ラクルキャッツは入厩してきて繊細な面を覗かせていましたが、それから1週間経ってだいぶ慣れは見込める様子。血統馬らしい学習能力は持ち合わせているでしょうし。ただ、カイ食いは細いので、もう少し馬の様子に寄り添って、じっくり進めていってもらえればと思います。

12日に帰厩。次走は来月5日の中京・松風月Sを予定しています。☆ロードエース

f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードエース(牡・松下)父エーシンフォワード 母エーシンパナキア

2022.05.12
5月12日(木)に栗東トレセンへ帰厩しました。ひとまずは1ハロン18秒前後のキャンターで仕上がり具合の把握に努める方針。馬自身の状態に応じて追い切りを行い、6月5日(日)中京・松風月S(OP)・国際・ダ1200mに予定しています。

○松下調教師 「目標レースから逆算し、5月12日(木)に帰厩。早速、13日(金)より跨り、仕上がり具合のチェックを行う方針です。京葉S(L)で3着に導いてくれた木幡巧也騎手は他場の予定。ジョッキーの調整を進める他、どこかで事前に除外の権利も得る必要があります」

2022.05.10
京都・宇治田原優駿ステーブル在厩。ウォーキングマシン60分、ダートコース・ダク600m→ハッキング1800~2400m、ウッドチップ坂路コース・キャンター900m×1本(1ハロン15~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「この中間もテンションの高さに細心の注意を払いながら進行。普段はハッキングのメニューに止める一方、次走へ向けて緩め過ぎないように15-15も消化しています。動きに関する疑問点は何も無し。健康管理を徹底し、新たな指示を待つのみです」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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来月5日の中京・松風月Sへ向け、宇治田原優駿STでコツコツ乗り込んでいたロードエース。この度、レースから逆算する形で12日の検疫で栗東・松下厩舎へ帰厩しています。

また、次走の鞍上に関しては、前走で好リードしてくれた木幡巧Jへの依頼は難しい様子。他の騎手を探すことになるでしょうが、ほぼほぼ川須Jとのコンビに落ち着くのかなと思います。

あと、新潟の千直を2度経験していますが、純粋な左回りのレースには今回が初めて。右回りだと毎回手前を替えるのに苦労していたので、左回りでスムーズに替えてくれるようなら楽しみ。ですので、まずは無事出走が叶うように除外の権利を1つ取っておきたいです。

【シルク】2021年度 第2回追加募集馬のご案内

f:id:yakifish:20200513045835g:plain (外)ヘイロードリーの20(牡・木村)父Mendelssohn

○馬体重 499キロ 体高 159.0センチ 胸囲 180.0センチ 管囲 20.0センチ(募集時)

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会員様向けインターネット先行受付期間
2022年5月18日(水)午前10:00~2022年5月23日(月)午前10:00まで
公式ウェブサイトのマイページへログインのうえお申込みください。

※募集時の注意 インターネット先行受付期間のお申込み最大口数はお一人様10口を上限とさせていただきます。

★会員様向けインターネット先行受付期間における出資者決定方法★

先行期間内のお申し込みが500口を越えた場合

300口:過去3世代(2018年産、2019年産、2020年産)募集馬の出資金額の合計額(2022年5月17日時点)が上位の方から順番に口数を割り当てさせていただきます。

200口:抽選によって口数を割り当てさせていただきます。なお、抽選で割り当てられる口数は最大5口とさせていただきます。

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youtubeをパラパラと見ていたら、おススメに出てきて知ったのが、シルクの第2回追加募集馬の案内。外国産馬1頭なので出資へのハードルは高くなるでしょうが、個人的には興味があるので、参加しようかなと思っています。

東サラなお馬さん(3歳馬)

f:id:yakifish:20200825181938g:plain レッドデクスター

2022.05.13
グリーンウッドトレーニン
馬体重491キロ。

調整は順調に進んでおり、予定通り今週火曜日から坂路で15-15を開始しました。まだ緩さを残しながらもいい動きを見せている一方で、日によって調教中に馬場入りを拒むなど難しい面を出すこともあります。もう少し気性面が成長してきて欲しいところです。来週以降も週2回は坂路で速めの時計を出して帰厩を目指します。

f:id:yakifish:20200825181938g:plain レッドカロス

2022.05.12
美浦:奥村武厩舎
厩舎周りを引き運動。

奥村調教師「追い切った翌日なので、今日は厩舎周りを引き運動で調整しました。運動中の脚運びはスムーズで、うるさいところも見せずにリラックスして歩けていましたね。脚元に違和感はなく、ここまでは順調です。来週のレースに向けて、この調子で進めていきます」

2022.05.11
美浦:奥村武厩舎
角馬場運動後、坂路にて併せ馬で追い切り。
坂路
レッドカロス 52.8-38.6-25.4-12.8 馬なり
タイムラプス 53.3-38.9-25.5-12.8 仕掛け

奥村調教師「今日は坂路でカロスが追走して追い切りました。引き続きブリンカーを着けていますが、その効果もあって下ろしがけからいい手応えで動けていますし、抜くところを作って緩急をつけることができていましたね。最後までいい動きを見せており、内容のある追い切りを消化することができたと思います。息遣いも良化しており、ここまでは至って順調です。次走は来週の土曜東京2R(ダ1300m)に永野騎手で向かう予定でいます」

※5月21日(土)東京2R・3歳未勝利(ダ1300m)を永野猛蔵騎手で予定。

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デクスターは少しずつ芯が入ってきているのは好感。ただ、気難しいところも少しずつ目立つようになってきたので、最悪の場合は去勢手術も選択肢に加えないとダメかも。ただ、気の強さは武器にもなるので、去勢して闘争心が萎えてしまうのは避けたいところ。やはり根気強く接していくしかないでしょう。

カロスはブリンカーを装着して前進は見込めそうも、動きがガラッと変わってきた感じはなし。リスクを背負っても、もう少し馬体を引き締めないと…。距離短縮に関してはプラスでしょう。ただ、レースの流れについていけるかどうかの不安は残ります。

日曜日(5/15)の出資馬・出走記事

f:id:yakifish:20200825181938g:plain レッドブレンナー

2022.05.12
栗東安田隆行厩舎
本日は引き運動をおこないました。

安田隆調教師「想定で新潟と中京の出走予定馬の力関係を比較し、中京での出走を決めました。中1週で再度の長距離輸送を避けたかったのも理由のひとつです。引き続き調教に乗っているジョッキーの評価も高く、前走からの上積みを感じる状態にあるだけに、ダート替わりで前進を期待したいと思います」

※5月15日(日)中京1R・3歳未勝利(ダ1200m)に斎藤新騎手で出走します

2022.05.11
栗東安田隆行厩舎
本日は坂路で追い切りました。
坂路 斎藤新J 58.2-41.5-26.6-13.1 馬なり

安田隆調教師「今週の出走に備えて坂路で時計を出しました。中1週になるので後半2ハロン馬なりのまま伸ばした程度ですが、デビュー戦の時より気持ちは入っていますし、真っすぐ駆け抜けていたようにトモもいくらかしっかりしてきたように感じます。状態は上向いていて、前進が期待できると思いますよ。当初は新潟で予定を組んでいましたが、コース形態は違うものの中京にも同じ番組(日曜1R)があるため、両睨みでメンバーを見てから最終的に決めたいと考えています」

f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードラスター

2022.05.12
5月15日(日)新潟8R・4歳上1勝クラス・若手騎手限定・芝1800mに小沢Jで出走します。5月11日(水)栗東・Cウッドチップコースで調教時計を記録しています。なお、ブリンカーを装着します。発走は13時35分です。

2022.05.11
当初のプランを変更して5月15日(日)新潟・4歳上1勝クラス・若手騎手限定・芝1800mに小沢Jで予定しています。同レースはフルゲート15頭。現段階では優先順位9番目、同順位1頭で出走可能です。5月11日(水)栗東・Cウッドチップコースで調教時計を記録しています。

○千田調教師 「5月11日(水)は所属ジョッキーを背に時計をマーク。鞍上が軽いのは確かながら、抜群の動きを示しました。当初はダート1800mを軸に検討を重ねたものの、想定表を確認すると若手騎手限定戦が手薄なメンバー構成。そちらに変更してチャンスを掴みたいです」

≪調教時計≫
22.05.11 鷲 頭 栗CW良 86.0 69.1 52.9 37.2 11.4 馬なり余力

2022.05.09
5月8日(日)栗東・坂路コースで調教時計を記録しています。

≪調教時計≫
22.05.08 竹之下 栗東坂良2回 60.0 44.1 28.3 13.9 馬なり余力

☆★情報は(株)ロードサラブレットオーナーズのHPより☆★

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ノワールドゥジェ

日曜東京9R テレ球杯・牝馬(芝1800m)5枠5番 戸崎J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:11日に南Wコースで時計

宮田師「11日に南Wコースで併せて最終追い切りを行いました。道中はノワールドゥジェが3頭併せの一番後ろを追走して、直線では内目からサッと脚を伸ばすと、最後は各馬と馬体を並べて終えています。時計的には70-40を切るくらいとそれほど速いものではありませんでしたが、乗り手がゴーサインを出してからの伸びは良かったですし、ひと追い毎に動きは軽やかになってきたのかなと思います。ただ、牝馬特有であるフケの兆候が若干見られますし、良い頃よりも変に落ち着きがあるので、その辺りが心配ではありますから、レース当日まで細心の注意を払って状態把握に努めていきます。テレ玉杯の想定を見るとまずまず骨っぽいところが出てきそうですし、昇級初戦でそう簡単な競馬にはならないと思いますが、相性の良い圭太(戸崎圭太騎手)を配して臨める上にこの舞台の実績もありますから、メドは立ててくれるのではないかと期待しています」(5/11近況)

助 手 8美坂良 56.6- 40.8- 26.4- 13.0 馬なり余力
助 手 10美坂良 63.5- 46.9- 30.6- 14.9 馬なり余力
助 手 11南W良 69.7- 54.2- 39.3- 11.9 馬なり余力 セラフィナイト(古馬1勝)馬なりの内0.4秒追走同入
助 手 13美坂重 59.7- 44.5- 29.5- 14.6 馬なり余力

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ボンディマンシュ

日曜中京11R 栗東S(L・ダ1400m)5枠9番 藤岡佑J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:11日に坂路コースで時計

中内田師「先週、CWコースで長めからしっかり負荷を掛けて追い切っているので、11日の追い切りは坂路で疲労が残らない程度に時計を出しています。全体が55.0秒で、ラスト1ハロン12.8秒と、時計は目立つものではありませんでしたが、終始抜群の手応えで駆け上がってくれましたよ。負荷を掛けた後も硬さが気になることはありませんし、ここ最近の中でも調子はかなり良いですね。前走は良い形で最後の直線に向くことが出来ましたし、後は前が開けばと言う内容でしたが、結果的に動くに動けない状況になってしまったことがすべてでした。オープンに昇級して2戦ともに悲観する内容ではなかったですし、全てが噛み合えばチャンスがあると思っています。1月の中京・門松Sと同じ舞台、そして勝利へ導いてくれた藤岡佑介騎手が騎乗するとなれば、期待せずに入られないですから、このまま良い状態でレース当日を迎えられるようしっかり努めていきたいと思います」(5/12近況)

助 手 8栗坂良 55.9- 40.7- 26.1- 12.6 馬なり余力
藤岡佑 11栗坂良 55.0- 39.9- 25.9- 12.8 馬なり余力

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日曜日(5/15)に出走する出資馬の出走記事をまとめて。

デビュー戦となった福島・芝1200mの前走は内目の枠からの出走となり、道中で少しポジションを下げるロスがありましたが、初めての実戦でも戸惑うところが少なく、直線半ばでは3着争いに顔を覗かせての5着。欲を言えば、もうひと押しが欲しかったですが、未勝利突破にメドの立つ走りは出来たかなと思います。

その前走から中1週で臨む今回。1度実戦を経験して気難しさが出てくると嫌ですが、坂路の追い切りでは時計以上に力強い動きを披露。ひと叩きしての上積みは大きくないかもしれませんが、好調は維持できていると思います。

そして今回はひと伸びを欠いた前走の走りを踏まえ、矛先を早速ダートへ。馬体やフットワークから適性を秘めている感じですし、砂を被りにくい外目の偶数枠を引き当てたのは○。ダートの良馬場なら結構自信が持てそうですが、雨の影響で時計は速くなります。それに対応できるかどうかがポイントでしょう。

出来ればここでアッサリ未勝利を突破して欲しいですが、次走以降に繋げる意味では悪くても掲示板(5着以内)は死守してもらわないといけません。ダートが合っていることを願うばかりです。

ロードラスターはもっとやれていい馬なのですが、レースでは最後の直線で踏ん張りが利かないのが悩ましいところ。現在の適性がもっと短いところにあるのかもしれませんが、淡白な走りを見ると、気持ちの弱さが結果に直結している印象。また、正攻法の競馬よりも少し極端な競馬の方が力を引き出せるのではと思います。

また、前走後は在厩調整を続け、ダートで新味を求める予定でしたが、想定を見て、頭数が少ないことから若手限定戦の芝1800mへ参戦。ただ、頭数が少ないだけで、能力を秘めている馬がチラホラ。楽な相手とは言えないでしょう。

あと、レースでの注目点はまずは太目残りでもあった前走からどこまで絞れてくるか。今回も追い切りは上がり重点ですが、6ハロンから時計を出してきたのは評価。幾分でも攻めは強化できています。そして今回は初ブリンカー。他馬を気にするところが目立ってきたと思うので、この効果で走りへの前向きさ・集中力が加わってきて欲しいです。本当はじっくり構えて末脚を伸ばして欲しいのですが、また正攻法の競馬を考えているなら、それなら思い切ってハナヘ行き、気分良く逃げて欲しいです。ガラッと変わってくる可能性は低いでしょうが、何かキッカケとなる走りを見せて欲しいです。

ノワールドゥジェは3ヶ月ぶりの1戦が昇級戦となりますが、4戦連続での東京・芝1800m。走り慣れた舞台ですし、好発から脚を溜め、直線半ばで抜け出す競馬が板に付いています。また、元々が相手なりのタイプだと思うので、クラスが上がっても、牝馬同士ならヒケを感じることはないでしょう。

ただ、今回は馬体が充実してきたのは良いことですが、肩の出に硬さがあったり、季節的にフケの症状が見られたりと不安を抱えての出走に。牝馬ながら気持ちの強さを前面に出して走る馬なので、変に落ち着きがあるのも嫌なところです。追い切りの動きに関してはいつも動く馬なので、変わらず来ているなあという印象です。

また、相手関係に目を遣ると、もっと上を目指せそうなクライミングリリーなど東西から力のある牝馬が揃った印象。展開次第で結果が違ってきそうですし。馬場に関してはノワールドゥジェは不問なタイプですが、他馬が気にする分、道悪が残って欲しかったですが、仕方ありません。

まだまだ上を目指して欲しい1頭ですが、昇級戦+不安が残る調整過程から、勝ち負けまではちょっと厳しいかなと思うので、このクラスでも十分やれるという走り・シーンは見せて欲しいです。そして戸崎Jの手綱捌きにも期待したいです。

ボンディマンシュの前走は早めに好位に取り付き、4角を回った時には手応え十分で押し切るかなと思ったら、前が詰まって万事休す。スムーズなら勝てたとは言い切れないも、馬券圏内には十分入れていたと思います。また、結果こそ残念でしたが、前々走と前走でOPでもやれるというメドは立ちました。

前走後はNFしがらきで一息入れて、勝ち鞍のある中京・ダ1400mのココへ。右回り自体は問題ないも、左回りで結果を残しているボンディマンシュ。また、今回は川田Jが乗れませんが、手の合う藤岡佑Jへ戻るのは悪くないでしょう。中間の調整に関しては、藤岡佑Jが2週に渡って騎乗し、1週前はCWコースで意欲的に行い、直前は坂路でサラッと。少し掛かる素振りを見せましたが、それだけヤル気に充ちていると思うので、レースでは出たなりの位置で脚を溜め、直線の長いコースで切れ味発揮へと繋げて欲しいです。

ただ、雨の影響が残る時計の速い決着+フルゲート16頭。相手を見ても、重賞で実績を残しているオメガレインボー、この舞台で先行力が生きるアイオライト、前走でこの舞台で好走しているヴァニラアイスなどそれなりに揃っているので、勝ち切れるかとなるとそこまでの自信はありません。まあ、スムーズな競馬なら好勝負してくれるでしょうが、その結果が3着なのか2着なのか1着なのか…。運にも左右されるかなと思います。

本音は大崩れだけはして欲しくないですが、期待に応えて勝利を掴めれば、今後の展望が広がってきます。飛躍へと繋がること1戦になることを切に願っています。

11日に美浦・奥村武厩舎へ初入厩しています。☆ヴィアルーチェ

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ヴィアルーチェ(牝・奥村武)父Almanzor 母Via Firenze

・在厩場所:11日に美浦・奥村武厩舎へ入厩

早来担当者「依然としてトモの力強さに課題は残していましたが、この馬なりには力を付けてきて、14-14ペースでもまずまず動けるようになってきました。父のAlmanzorは中距離路線で活躍したものの、本馬はどちらかと言うとスピードがあって重苦しさが無いですから、日本の芝に難なく対応してくれるような気がします。まだ全体的に成長の余地を残す中でもここまで順調に進めることが出来ましたし、あとは無事に長距離輸送をこなしてもらいたいですね。デビュー戦を楽しみにしています。こちらを出発時の馬体重は439キロでした」

奥村武師「ノーザンファーム早来で順調に調教を消化することが出来ているということでしたし、11日の検疫でこちらへ入厩させていただきました。北海道からの長距離輸送をこなして目に見えない疲れもあるでしょうし、まずは体調面に変化が無いかよく確認させていただき、その後はこちらの環境に慣れさせつつ、ゲート練習を開始していきたいと思います」(5/11近況)

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心身共に成長の余地を多く残すヴィアルーチェですが、NF早来で与えられた調教メニューを順調に消化することが出来ていたことから、NF天栄を経由して11日に美浦・奥村武師厩舎へ初入厩しています。

北海道からの長旅でひとまず体温の上昇がなかったのは良かったですが、馬体は細くなっているでしょうし、新しい環境に戸惑うところもある筈。まずは体調を整え、その後はトレセンという特殊な環境に1日でも早く馴染んでいってもらえるように努めてもらえればと思います。

走りの課題としては力強さが加わって欲しいですが、欧州血統の割にスピード・素軽さはありそうなので、芝の短距離で活躍できることを期待しています。

12日に帰厩。次走は29日の東京・目黒記念を予定しています。☆パラダイスリーフ

f:id:yakifish:20200513045835g:plain パラダイスリーフ(牡・木村)父ディープインパクトシルキーラグーン

・在厩場所:12日に美浦トレセンへ帰厩
・次走予定:5月29日の東京・目黒記念(G2)

木村師「12日の検疫でこちらへ帰厩させていただきました。まずは脚元を中心によく馬体を確認しまして、問題無ければ明日から乗り出しを開始いたします。前走の内容から長距離戦は合っていそうですし、5月29日の東京・目黒記念を目標に進めていきたいと考えています」(5/12近況)

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中山のサンシャインSを快勝後、NF天栄で再調整を行っていたパラダイスリーフ。次走に東京・目黒記念を予定しているのなら今週中の帰厩になるのかなと見ていましたが、週初めに情報がなかったので『違うところを狙っているのかな?』とも思ったのですが、12日になって美浦・木村厩舎へ戻るのが分かり、無事帰厩しています。

牧場では予定どおり速いところを乗れていたので、次走へ向けて着々と進めていけるかと思いますが、屈腱炎で長く休んでいた馬なので引き続き脚元の状態には注意深く観察してもらいながら、走れる態勢を作っていってもらえればと思います。そしてワンチャンスで重賞制覇を決めて欲しいです。

土曜日(5/14)の出資馬・出走記事

f:id:yakifish:20200513045835g:plain インディゴブラック

土曜東京7R 3歳1勝クラス(ダ2100m)4枠7番 横山武J

・在厩場所:栗東トレセン 
・調教内容:11日にCWコースで時計

奥村豊師「今週は東京競馬場までの輸送が控えていますので、半マイルから終い重点で追い切りを行っています。レースを意識して、道中は前で併せて追い切っている馬から少し離れた位置を追走する形を採りましたが、頭を上げるような仕草を見せつつも、折り合いを欠くことはなく、リズムよく走ってくれました。前走はすんなりと先行出来ず、砂を被った途端に嫌がって頭を上げてしまいましたし、のびのびと競馬が出来なかったことに尽きます。スピードの乗りと反応はそこまで俊敏ではないので、今回はより距離を延ばして、東京・2,100m戦に向かうことにしましたが、この条件ならすんなりと先行出来るでしょうし、外目の位置でリズムよく運ぶことが出来れば変わり身十分だと思います。モロさがある反面、未勝利戦を勝ち上がった時のように、スムーズな競馬が出来れば粘り強さを発揮してくれると思いますので、広い東京の舞台で良い走りを期待したいですね」(5/12近況)

助 手 8CW良 60.6- 44.1- 14.4 馬なり余力
小 坂 11CW良 55.0- 38.5- 11.5 馬なり余力

f:id:yakifish:20200513045835g:plain セラフィナイト

土曜東京8R 4歳上1勝クラス(芝1600m)2枠2番 戸崎J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:11日に南Wコースで時計

宮田師「先週金曜日に少し速めのところを行いました。坂路コースで55-40くらいの時計だったのですが、硬さは見られず動きはスムーズでしたし、前走の疲れはもう無さそうですね。11日には南Wコースで併せて追い切りを行い、道中はセラフィナイトが3頭併せの2番手を追走して、直線では内と外の馬に挟まれる形から、そのまま同入で終えています。前走のレースぶりから少し前向きさに欠ける部分がありましたし、今回はチークピーシズを着用して調教へ臨みましたが、前の馬を追いかける気持ちがあっただけでなく、後ろから来た馬に対しての反応も良かったですから、これなら実戦でも効果を期待できそうです。また、前走は開幕週の馬場で、レースの上がり3ハロンが33.5秒とかなりの瞬発力勝負となってしまい、さすがに楽をしていた前の馬たちを捕らえられませんでした。前走時に比べると徐々に開催が進んで外差しも利いていますし、今回はもっと良い競馬をお見せすることが出来ると思いますので、何とかこのクラスの卒業を決めたいところです」(5/12近況)

助 手 6美坂良 55.5- 40.8- 26.8- 13.0 馬なり余力
助 手 10美坂良 63.6- 46.3- 30.1- 14.9 馬なり余力
助 手 11南W良 70.1- 54.5- 39.4- 11.9 馬なり余力 ノワールドゥジェ(古馬2勝)馬なりの外0.4秒先行同入
助 手 13美坂重 59.7- 44.1- 29.2- 15.0 馬なり余力

f:id:yakifish:20200513045835g:plain メッセージソング

土曜中京9R あずさ賞(芝2000m)8枠8番 藤岡康J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:11日にCWコースで時計

藤岡師「11日にCWコースで追い切りを行いました。道中はメッセージソングが追走し、最後の直線で京王杯スプリングカップに出走を予定しているビオグラフィーの内側に併せて0.2秒先着しています。前走と比較すると心身ともに成長が感じられますが、まだ気性的に幼く、集中力を欠くところが窺えることから、追い切りではチークピーシズを着けてみました。すると、道中はそこまでフワフワしたところを見せることなく自ら進んで行くぐらいでしたし、最後の直線で追い出されるとハミを取ってグッとフォームが沈んだぐらいですから、馬具の効果は窺えますね。前走は勝つには勝ったものの、粗削りな内容でしたので、レース後は牧場に戻して鍛えてもらいましたが、この短期間に心身ともに逞しくなっています。今の状態で、芝でどれだけ走れるか試すには良い機会だと思いますし、引き続き康太(藤岡康太騎手)に乗ってもらうことで、前走との比較を付けてもらおうと思います。本格化するのはもう少し先になるものの、調教通りの走りが出来れば良い競馬が期待できるはずなので、頑張ってもらいたいと思います」(5/12近況)

助 手 8栗坂良 57.6- 42.4- 27.4- 12.7 馬なり余力 モズベイパーコーン(三未勝)強めに0.5秒先行0.2秒先着
藤岡康 11CW良 65.8- 51.3- 36.9- 11.3 稍一杯追う ビオグラフィー(古オープン)一杯の内0.7秒追走0.2秒先着

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土曜日(5/14)に出走する出資馬の出走記事をまとめて。

インディゴブラックは初ダートとなった前々走で圧勝。その内容から昇級しても、いきなり通用していいと思っていましたが、前走の中山は先を見据えて控える競馬を試みるも、キックバックをかなり嫌がる素振りを見せたり、前を追いかけて力んだ走りに。4角を回ってくる時には既に余力がなく、直線は沈んでいくのをただ見守るしかありませんでした。

その後はNFしがらきへ放牧に出し、再度心身の成長を促していくのかなと見ていたら、2週間足らずの放牧で帰厩。今度は未勝利勝ち(中京・ダ1900m)の舞台に近い、東京・ダ2100mへ矛先を向けてきました。現状は左回りの方が安定しているように思いますし、広いコースへ替わるのも○。距離は十分守備範囲だと思いますし、気分良くマイペースで走ることが出来れば、即巻き返して当然でしょう。

ただ、帰厩後の調整・追い切りの内容が、軽めで追い切りは4ハロンから上がり重点。動きには躍動感はあるようですが、揉まれ込んでしまって自滅した精神的なダメージが残っているのかな? パドックではイライラ・ピリピリしていないかよくよく見ておく必要がありそうです。

レースぶりに関しては、2番手以降だと前を追い掛けて力んでしまうので、ハナを主張するしかないでしょう。幸い、前へ行きたい馬が少ないようなのは良かったです。そして逃げるにしても、後続を引き付けた逃げよりも、淀みない流れで引っ張った方が良さそう。脚抜きの良い馬場は未知数ですが、芝でもやれるスピードはあるので、大きなマイナスにはならないのかなと見ています。

まあ、とにかく自分のスタイルへ持ち込めるかどうかが分かれ目。良い方へ嵌れば未勝利勝ちの再現になるかもしれませんし、チグハグな競馬になると再度沈んでしまう可能性も。横山武Jにはスタートを決めて欲しいです。それさえ出来れば、手は合いそうな馬ですから。

セラフィナイトの前走はデキがかなり良く、相手関係から1勝クラスを卒業するには絶好の機会だと思っていましたが、Sペースからの瞬発力勝負になってピリッとした脚を使えずに4着。直線半ばでは既に届かないのが分かっていたので、物足りなさが残りました。

その前走から中2週で臨むことになる今回。中間の調整・追い切りは目立つ感じはありませんが、追い切りで集中力アップを叶える為にチークピーシズを着用。行きっぷりや併せてからの反応に良化を感じるので効果はありそう。実戦でも最後のひと押しに繋がってくれることを願っています。

あとは雨による馬場の渋化がどうなのか? デビュー戦は不良馬場で7着に崩れていますが、その当時より明らかに体力が付いているので、今なら辛抱出来そうに思いますし、時計の速い決着にならないのはプラスの筈。レースへ行って全幅の信頼を与えることは出来ませんが、引き続き相性の良い戸崎Jが跨ってくれるので、直線でしっかり見せ場を作り、勝ち負けの争いに持ち込んで欲しいです。そこに結果が付いてきてくれれば、嬉しいのですが…。

メッセージソングは2戦目で早速ダートへ矛先を向けて初勝利。走破時計も地味で、恵まれた印象は強いですが、最後は体力(馬力)を生かして捻じ伏せてくれました。

その後はNFしがらきへ移動し、心身の成長を促す為に丹念に乗り込みを消化。脚元等に不安が出ることなく鍛えることが出来たのは良かったですが、課題の心身の幼さはそこまで解消されてきた印象はなし。帰厩後の調整・追い切りは目立つ時計こそ出ていないも、ビシビシやることが出来ていますし、最終追いでは全姉に追走して先着。まだまだ成長段階ですが、雰囲気は悪くありません。

また、今回は先を見据える形で芝へ。先週の高速決着では辛いなあと見ていましたが、雨の影響で道悪競馬へ。道中フワフワし過ぎないか心配は残りますが、上がりの掛かる馬場で体力勝負になってくれば、案外ヒケを取らないかも。ただ、手頃な頭数とは言えば、メンバーの粒が揃っているので、昇級戦のメッセージソングには楽ではありません。

ですので、過度の期待は控えるも、最後の直線で見せ場を作るなどして次走以降へ向けて期待の持てる走りを見せてもらいたいです。

週末(5/7・8)の出資馬・出走結果

f:id:yakifish:20200513045835g:plain アストロフィライト(牝・中内田)父ディープインパクト 母ウェイヴェルアベニュー 

土曜中京6R 3歳1勝クラス(芝1600m)3着(3番人気) 川田J

まずまずのスタートから好位の一角で流れに乗ります。そのまま最後の直線コースへ向いて追われると懸命に伸びてきますが、上位馬を交わすところまでいかず、勝ち馬からコンマ2秒差の3着でゴールしています。

中内田調教師「1月の中京・白梅賞以来のレースとなりましたが、中京競馬場に到着してからも問題はなく、装鞍所では非常に落ち着きを保っていました。パドックでも同じで、集中力を欠くこともなく、堂々と周回出来ていましたし、返し馬でもスムーズにキャンターへ移行することが出来ていました。レースでも良いポジションで流れに乗っていくことが出来ましたし、勝負どころの感じも良かったですが、追い出していくと左側に流れて真っすぐ走り切れないところが窺えましたね。レース後、川田将雅騎手は『勝ち馬には上がり勝負に持ち込まれてしまいましたが、この馬なりには頑張って走ってくれたと思います。ゲート内でソワソワするところが見られましたが、出遅れることはなく、良いポジションで流れに乗ることが出来ました。最後の直線で追い出して行くとまだ体を上手に使い切れない感じで真っすぐ走ることが出来ていなかったですね』とのことでした。勝ち馬には開幕週の馬場を活かして上手く乗られてしまいましたが、2着とは同タイムで差のないレースをしているように、現状の力は発揮してくれたと思います。この馬なりに成長していますが、まだ緩さが残っている現状ですし、長い目で大事に育てて行けば、先々は走ってくるはずです。トレセンに戻って状態を確認した後は、無理せず牧場へ戻して心身ともに成長を促す方針です」(レース結果)

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【次走へのメモ】

好仕上がりに映った。二の脚でジワッと中位へ。そこで折り合いをつけて脚を温存したが、直線はやや内へモタれ、2着争いで僅かに後れを取る。(B誌)

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・在厩場所:10日に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧

中内田師「先週は、開幕週の馬場とは言え、あれだけ時計が速くなってしまうと、控えている馬にとっては3着が精いっぱいでしたね。さすがにレース後は反動からスクミが見られましたし、馬にとっては見た目以上に厳しいレースだったのがよく分かります。まだそれだけ厳しい競馬に対応できるほどの中身が伴っていないと言うことですから、もう少し長い目で育ててあげる方が良いと思います。10日に牧場へ戻させていただきましたが、ここと予定を決めずに馬の状態に合わせて進めていく方針です」(5/11近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain アナンシエーション(牡・手塚)父Union Rags 母Acquant

日曜東京12R 立川特別(ダ1600m)2着(1番人気) D.レーンJ

パシュファイヤー着用。まずまずのスタートを切ると、道中は中団からレースを進めます。直線では馬場の外目からジワジワと脚を伸ばし、残り150m付近で先頭に立ったものの、大外から勝ち馬の強襲に合い、2着でゴールしています。

手塚調教師「外枠とはいきませんでしたが、この枠なら上手く砂を被らない位置に誘導しつつ運べると思いましたし、ジョッキーにも事前に窮屈な競馬になると良くないということは伝えていました。ゲート内では多少ガタガタするところはあったようですが、後手を踏むことなくスタートを切れて、その後も出来る限り砂を被らない位置から上手く運んでくれました。こちらのリクエスト通りの騎乗でしたし、直線でこれならと思ったのですが、最後は勝ち馬に物凄い脚で来られてしまいました。相手は重賞で掲示板に載っているように力があるのは確かですが、昨年も同じ形でやられてしまっている分、余計に悔しい気持ちです。D.レーン騎手は、『スタートは上手く切れましたし、道中はキックバックに嫌がるところがあったものの、パシュファイヤーを着けているので大きく問題になるほどではなかったです。スムーズに直線に向くことができ、ゴーサインを出すとしっかり反応して勝つ自信はあったのですが、最後は勝った馬の決め手が上でしたね』と悔しそうに話していました。この後はトレセンに戻って脚元を中心によく状態をチェックさせていただきます」(レース結果)

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【次走へのメモ】

ホライゾンネット。仕上がる。前を射程圏に入れて、中団を追走。4角で大外へ出し、ラスト1ハロンで先頭を捉えて完全に勝ちパターンだったが、クリーンスレイトの瞬発力に屈して惜敗の2着。(B誌)

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・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:5月28日の東京・ダ1600m

手塚師「トレセンに戻って来て状態を確認しましたが、結構頑張って走ったようで全体的に疲れはあるものの、脚元には特に問題ありませんでした。今日から軽めに跨って動かしていますが、今のところガタッと体調が下降した感じもないですし、この後も大丈夫そうなら、中2週の同条件に向かいたいと考えています」(5/11近況)

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週末(5/7・8)に出走した出資馬の出走結果・レース回顧をまとめて。※8日にデビュー戦を終えたカシオンは別記事にて。

3ヶ月ぶりの実戦となったアストロフィライト。プラス4キロでの出走で見た目の成長は案外で、身のこなしにもう少し滑らかさが出てきて欲しいなあという思いましたが、休養前とは落ち着きの面で一変したのはビックリ。血統馬らしい品の良さを改めて感じました。

レースに関して、まずスタートに注目していましたが、1歩目はやや遅かったも、スッと二の脚が付いて中団へ。ゲートが開く音に反応する面はだいぶマシになった様子。その後は若干行きたがる面を覗かせるも、川田Jが上手に宥めて3番手で脚を温存。タガノフィナーレが楽に逃げているのは気になりましたが、当面のライバルのディオ・ジュンブロッサムが後方に控えていたので、動きづらかったのは仕方ないところでしょう。

そして勝負どころからはアストロフィライトをマークしていたディオが被せ気味に進出してきたので、川田Jとアストロフィライトはそれに抵抗する形で進出開始。直線を向き、残り400mぐらいで手前を替えた時はスッと伸びていくように見えたのですが、坂を駆け上がるところで今度は左手前へ。上がりの速い決着になり、さすがに苦しくなったんでしょう。内へモタれるようになってしまってモタモタ。最後、もう一度ディオに併せにいき、右手前に替わったのですが、食らい付くところまでの3着。

結果は率直に物足りなさはあるも、レースはソツなく立ち回ることが出来、最後もそれなりに反応して鋭い脚。走りの内容は良かったと思いますし、1番人気のジュンブロッサムを交わさせなかった点は評価したいです。

レース後のアストロフィライトは一足先にNFしがらきへ放牧。最後は極限の脚を使っていたので、レース後にスクミなどの反動は出たようですが、馬体面での異常に繋がることはなし。ひとまずホッとしています。能力の確かさは重賞で見せ場を作ってきた牡馬とほぼ対等に走れたことから改めて証明できたと思いますから、ひと夏を越して更に内面の充実が図られ、馬体面では上にも横(幅)にも成長が見られることを願っています。そして素質開花となる日を楽しみにしたいです。

アナンシエーションは放牧明け+実績のある舞台(東京・ダ1600m)なので、前走のようなことはなく、巻き返して当然だと思っていましたし、鞍上の手腕でひと押しを期待していました。

馬体重はプラス2キロでの出走と出来れば絞れて来て欲しかったですが、パドックでは煩い面は問題ない範囲で雰囲気は良かったと思います。

レースでの注目はやはりスタートになりますが、駐立で怪しい面はあったようですが、ほぼ互角に出てスッとレースの流れに乗れたのは鞍上の手腕。ダートに入ってからジワッとポジションを押し上げると、馬群で揉まれる形になってもマズマズ我慢は利いていたかなと思います。そして3角過ぎからの勝負どころから外へじわじわ持ち出して、直線入り口ではズラッと横並びになった5頭の外へ。

直線を向き、軽く仕掛けた際の反応が凄く良く、これは『先頭に立つタイミングだけだな…』と勝利を確信し掛けたのですが、大外から鞍上の鞭に反応してグイグイ伸びてくる1頭の姿。それがマイナス24キロと馬体をキッチリ絞り込んできた1番の強敵と見ていたいクリーンスレイト。残り200mでは一瞬凌げるかなと思ったのですが、そこから再加速してきたのはビックリ。後はデビュー4戦目のゴール前の再現という感じできっちり捉えられてしまいました。うーん、2度も同じ相手に負けたのは悔しいですが、相手の決め手を褒めるしかありませんし、元々力のある馬ですから。それに対して、アナンシエーションとD.レーンJは息の合った完璧なレースをしてくれましたが、運もなかったです。

レース後のアナンシエーションですが、激戦となった疲れは残るようですが、今のところはクタッとした感じまでは行かず。このまま体調を維持できるようなら、中2週のローテで再度東京・ダ1600mへ向かうことに。おそらく今回と良く似たメンバー構成となるので、次走こそはきっちり決めて欲しいです。また、引き続きD.レーンJが乗ってもらえるようにお願いします。

初めての実戦で訳が分からぬまま走っていた感じでピリッとしたところはなかったも、まずは無事に走り終えることが出来たのは良かった。また、レース後の疲れ・反動も心配されたほどではなく、在厩調整で2戦目へ向かう予定。★カシオン

f:id:yakifish:20200513045835g:plain カシオン(牡・古賀慎)父キズナ 母ウルトラブレンド

日曜東京2R 3歳未勝利(ダ1600m)10着(9番人気) 木幡巧J

初出走。シャドーロール着用。ゆったりとゲートを出ると、道中は中団後ろよりを追走します。直線では外に進路を取って追い出さると、ゴールまでジリジリと脚を使って、中団で流れ込んでいます。

古賀慎明調教師「結果こそ残せませんでしたが、体質的なこともあり、そこまで攻めた追い切りを課せなかったことを考えると、内容的には悪くなかったと思います。既走馬相手ということもあり、スタート後は少し置かれるような格好になってしまいましたね。その後もキックバックを気にして、しばらくはワサワサした走り方でした。それでも、3コーナーからフットワークが良くなってきて、4コーナーで促された時にはまだ馬が何が何だか分かっていないような感じだったものの、直線では最後まで諦めずにジワジワと脚を伸ばしてきてくれました。木幡巧也騎手は、『初めての競馬ということもあって、序盤はフワフワしながら走っていましたね。それでも、3コーナーくらいからハミを取ってくれて、そこからの走り方は良かったです。そこまで強い調教を課していない中でこれだけ走れるのですし、良いものは持っていると思いますよ』と話していました。まずは無事にデビューまで持ってくることが出来て良かったですし、一度競馬を使ったことで体質が上向いてくればよりしっかりとトレーニングを積めて、さらにステップアップした走りが期待できるでしょう。まずはトレセンに戻ってからの状態をよく確認してから、今後について検討していきます」(レース結果)

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【次走へのメモ】

シャドーロール。太め。少し出負けして、無理せず後方から。進みは悪くなく、キックバックも気にしていなかった。直線大外に切り替え、一瞬伸びかかって息切れ。使いつつ変わってくる。(B誌)

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・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:第3回東京開催

古賀慎師「既走馬相手の初戦と考えれば、まずまずの内容だったのではないかと思います。併せ馬を1本も消化していませんでしたし、枠的にも他馬に揉まれる形となった時はどうなるか心配でしたが、そこも大丈夫でした。道中フワフワしていたことはデビュー戦だったからだと思いますので、この次はもっと良い走りをしてくれるでしょう。レース後の状態についてですが、心配していたスクミは無くて、むしろ全力で走りきっていない様子でしたね。今朝の顔つきを見てもケロッとして飼い葉もしっかりと食べていますし、これなら続けて使っていけそうですから、第3回東京開催へ向けて調整していきたいと思います」(5/11近況)

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体質の弱さに悩まされながらも、何とかデビューへ辿り着いたカシオン。ビシビシやることは出来ない中、丹念に乗り込んでのデビュー戦でしたが、馬体は幾らか重目。お腹回りをボテッと見せていました。また、気の悪さを持っている馬なので、初めての実戦でイレ込んだりして舞い上がらないか心配でしたが、その点は大丈夫。ただ、レースへ向けての気合という点では足りておらず、競馬そのものを理解せぬままのデビュー戦を迎えた印象が強かったです。

レースぶりですが、スタートでやや出負けすると、芝で二の脚が付かなかったのか鞍上が無理をしなかったのかはハッキリ分かりませんが、後方からの追走に。ダートへ入ってからはキックバックを気にし、進みが悪い場面もありましたが、3角手前ぐらいからは慣れてきたのか行きっぷりは良化。良いフォームでじわじわ押し上げているなあと見えたのですが、案外前との差は詰まっていませんでした。そして追っつけながら直線を向く感じだったので、最後は失速してしまうのかなと覚悟もしました。

直線で大外へ持ち出されたカシオンは木幡巧Jの鞭が入った際、尻尾を振って気の悪さを垣間見せましたが、一瞬は伸びてきそうな雰囲気はありました。ただ、勢いは持続せず、最後は伸びずバテずな感じで流れ込む形。正直、もう少し見せ場は作って欲しかったなと思いましたが、まあ、まずは無事にゴールできたのでひと安心でした。

その後はデビュー戦の疲れ・反動が出ることを心配しましたが、カシオンは初めての競馬で訳が分からないまま走っていたので全力を出し切っていなかった様子。スクミの症状は出ていないようですし、顔付きには余裕も。カイバもしっかり食べてくれています。そこで放牧に出すことなく、在厩調整を続けて2戦目へ向かうことに。

ただ、詰めて使うのは危ういので、節を稼ぐ意味でも少し間隔を空ける必要はあるでしょう。次走に関しては引き続き東京・ダ1600mか、スピード不足を補う意味で東京・ダ2100mでも面白いかもしれません。個人的には後者を希望。3回東京開催では週1鞍組まれているので、体調や動きに応じて出走時期を決めてもらえればと思います。