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出資しているシルクとロードと東サラのお馬さん情報が中心。(有)シルクホースクラブ&(株)ロードサラブレッドオーナーズ&(株)東京サラブレッドクラブのHP掲載の情報の転載・画像使用の許可を得ています。

ロードなお馬さん(2歳・本州牧場組)

f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードラプソディ

2021.10.19
千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、角馬場でダク1500m→ハッキング1500mもしくはダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「調教の序盤に背中が縮こまったような感じに。血統的なウィークポイントでもあり、疲労が溜まり易いのかも知れません。獣医師のチェックを受けつつ、今後にショックウェーブ等のケアを施す予定。馬自身は元気一杯に稽古をこなしています」

2021.10.12
千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、角馬場でダク1500m→ハッキング1500mもしくはダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。10月7日(木)測定の馬体重は511キロ。

○当地スタッフ 「この中間も普通キャンターをコツコツ繰り返すパターン。栗東トレセンで経験を積んで来ただけに、この程度の内容は遊びながら駆けています。成長途上で全体的に緩さを残す状態。年齢を重ねて芯が入ってくれば楽しみを持てそうな素材です」

f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードレアル

2021.10.19
千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、トレッドミル・ダク700m→ハッキング1000m→キャンター2500mもしくはダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン15~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「引き続き、順調に推移。10月13日(水)に半マイルから15-15を行ないました。2頭併せのパターンだったものの、プレッシャーが足りずにフワフワと。集中力が散漫な面を見せただけに、両サイドに馬を配置するなどの対応を検討しましょう」
2021.10.12
千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、トレッドミル・ダク700m→ハッキング1000m→キャンター2500mもしくはダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。10月7日(木)測定の馬体重は490キロ。

○当地スタッフ 「跳ねるような勢いで周回。下準備が整いつつある点を踏まえ、馬場状態と相談しながら次のステップへ移りましょう。直近の測定で490キロの値。元々が線の細いシルエットながら、もう少しは余裕を持たせるぐらいで丁度良いかも知れません」

f:id:yakifish:20200513050027g:plain サンクフィーユ

2021.10.19
滋賀・チャンピオンヒルズ在厩。ウォーキングマシン60分、角馬場でダク15分、フェルトダートコース・ハッキング1000m、フェルトダート坂路コース・キャンター1000m×1本(1ハロン15~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「左トモの切り傷についての心配は要らず、既に抜糸を済ませています。依然として力みが強く、前輪駆動気味なフットワーク。でも、矯正を意識しながら乗り込んだ効果が得られており、後肢との連動が少しずつ感じられるように変わりました」

2021.10.12
滋賀・チャンピオンヒルズ在厩。ウォーキングマシン60分、角馬場でダク15分、フェルトダートコース・ハッキング1000m→キャンター2000m(1ハロン17~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「10月8日(金)にウォーキングマシン内で交突。左トモに小さな切り傷を作った為、医療用ホッチキスで止めました。それ自体は軽い症状でトレーニングの継続に支障無し。現在はダートをメインに据えて走りのバランスを整えている状況です」

☆★情報は(株)ロードサラブレットオーナーズのHPより☆★

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ラプソディは全体的に緩さを残しますが、背中の良さなど素質を感じさせる1頭。将来性はあると思うので、まずは素質の芽を摘まないように育てていってもらえればと思います。また、ウィークポイントの背中に疲れが溜まりやすい面は常に気を配ってもらい、状態の落ち込みに繋がらないように日々の入念なケア・早めの処置を心掛けてもらえればと思います。

レアルは着実に調教の負荷を高めていますが、どうも馬に真剣味が足りない感じ。しっかり成長を促していく必要が勿論ありますが、自由気ままに走らせすぎないように改めて躾けを行って欲しいです。

サンクフィーユは左トモに小さな傷を作り、少しドキッとしましたが、トレーニングにそこまで支障をきたすものではないとのこと。現在は抜糸を済ませ、不安はないようですが、走りには相変わらず力みが見られるので、環境にしっかり慣らしてもらい、体をしっかり使った走りが備わるように日々のトレーニングに努めて欲しいです。

6日から騎乗トレーニングを開始。現在はダートコースへ連れ出しています。☆ロードアラビアン

f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードアラビアン(牡・四位)父サトノアラジン 母フェイズシフト

2021.10.19
千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、トレッドミル・ダク700m→ハッキング1000m→キャンター2500mもしくはダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン20~22秒ペース)。

○当地スタッフ 「ダートへ通い続けており、ゆったりと大きく走らせています。動き出しに認められる硬さについては、時間を掛けてフォローするように留意。心身にネガティブな点が窺えませんので、コンディションと相談しながら徐々に負荷を高めたいです」
2021.10.12
ロードアラビアンは、千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、角馬場でダク1500m→ハッキング1500mもしくはダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン20~22秒ペース)。10月7日(木)測定の馬体重は532キロ。

○当地スタッフ 「10月6日(水)に騎乗トレーニングを開始。人間を背に迎える形が久々だっただけに、最初は気持ちに身体が付いて行かない様子でした。でも、角馬場でじっくり解しつつ、少しずつナチュラルな感じに。11日(月)はトラックへ入れています」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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暑さが落ち着いて来てから、ウォーキングマシンやトレッドミルでじっくり進められてきたロードアラビアンでしたが、ようやくこの中間から騎乗運動を開始。少し気持ちの昂りが見えたようですが、時間の経過と共に良い方向へ。

現在はダートコースへ連れ出していますが、ペース自体は非常に緩やか。まずは体を大きく使って走ることが出来るように努めています。少し硬さが窺えるのは、体力不足が起因しているのかなと思うので、まずはしっかり解してから日々の調教を行っていってもらえればと思います。

また、大型馬で硬さがあることを踏まえると、芝よりもダートが合っている馬かなと思います。

逃げることになったのは予想済も、今回もスイッチが入って、力んだ走りになってしまったのは誤算。直線でいざ追ってからもギアが上がらず、5着に流れ込むのが精一杯。★ロードリライアブル

f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードリライアブル(牡・清水久)父ハービンジャー 母エンジェリックレイ

10月9日(土)東京11R・サウジアラビアロイヤルC(G3)・国際・芝1600mに横山武Jで出走。7頭立て5番人気で5枠5番からスローペースの道中を1、1、1番手と進み、直線では内を通って0秒8差の5着でした。馬場は良。タイム1分37秒2、上がり34秒6。馬体重は2キロ減少の474キロでした。

○清水調教師 「特にポジションは決めず、リズムを最優先に運ぶように打ち合わせで伝達。しかし、馬自身がムキになり過ぎてしまい、全くコントロールが利かなかった・・・とジョッキーは話しています。単騎で先頭に立ってからもハミを噛んだままで、ガムシャラに進もうとする状態。トレセンの稽古では大丈夫だったものの、前走時に途中から行かせた影響が残っているのでしょう。一旦リセットを掛けて精神面を落ち着かせるべき。まずはトレセンへ戻り、反動の有無を確かめたいです」

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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2021.10.19
千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分。10月14日(木)に島上牧場より移動しました。

○当地スタッフ 「事前に話を聞いていた通り、10月14日(木)に馬運車を降りた後も脚元等の不安は無し。煮詰まった頭の中を整理する為、しばらくはウォーキングマシンのみの予定です。落ち着いた雰囲気で過ごしている感じ。十分にリフレッシュを図ります」

2021.10.13
レース後も特に異常は認められません。10月12日(火)に滋賀・島上牧場、その後に千葉・ケイアイファームへ移動して冬以降の戦列復帰へ向けて心身の立て直しを図ります。

○清水調教師 「レース前との比較で大きく変わった様子は無し。細かなチェックを済ませ、10月12日(火)に近隣の島上牧場へ移しました。小休止を挟んだ後、早々に千葉のケイアイファームへ向かうスケジュール。既に勝っている点も踏まえ、今回は長目に休みを与えます」

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先々を見据えれば、控える競馬をして欲しいと思っていましたが、少頭数や前走の競馬から大方逃げることになるだろうなあと見ていたロードリライアブル。中1週のローテで東京遠征となりましたが、マイナス2キロと馬体を維持して競馬へ臨めたのは良かったです。

レースぶりに関してですが、マズマズのスタートを切ったリライアブル。内のケッツァーがハナへ行く構えを見せたので、2~3番手で我慢させるかなと見ていたら、今回もスイッチが入ってしまいハナへ。そしてハナへ立てば、落ち着いてくれるかなと見ていましたが、終始力み気味の走り。横山武Jは手綱を握り、懸命に宥めてはくれましたが…。道中、隊列にはあまり変化はなく、淡々とした流れ。流れ自体は逃げ・先行馬に向いていたと思います。他馬に絡まれたりすることもなかったです。

そしてレースは直線勝負となりましたが、先手を奪っていたリライアブルはいざ追い出しに掛かりましたが、馬体がグッと沈むことなく、ギアは上がらずじまい。早めにコマンドラインに交わされてしまうと、抵抗する脚はなかったです。そして最後は流れ込む形で5着。7頭立てでの着順なので褒められたものではありません。

レース後のリライアブルですが、走ったなりの疲れは見受けられるも、クタッとした感じはなし。早めに栗東近くの島上牧場へ放牧に出し、そこで少し状態を整えて後、14日に千葉・ケイアイファームへと移動しています。

終わってみれば今回も自滅に近いレースとなりましたが、上手に走れていたとしても上位勢とは決め手が違った感じ。また、前向きさがあるのは良いことですが、操縦性に支障をきたすのは大問題。悪いスイッチが入るようになっているので、まずはその点をしっかり解消することが大事。まずはのんびり過ごすことでリフレッシュに努め、この機会に心身の更なる成長を促して欲しいです。その点からも『長目に休みを与えます』というのは大歓迎。個人的には年明けからの再出発で良いのかなと見ています。

シルクなお馬さん(3歳上男馬・NF天栄組)

f:id:yakifish:20200513045835g:plain パラダイスリーフ

・在厩場所:福島県ノーザンファーム天栄
・調教内容:坂路コースで軽めのキャンター

天栄担当者「屈腱炎からの長期休養明けということもあり、この中間も慎重に進めています。それでも、先週よりは少し坂路コースでのペースを上げていますが、左前脚の状態は落ち着いていますね。今後もよく状態を見ながら調教メニューを組んでいきたいと思います。馬体重は513キロです」(10/8近況)

・在厩場所:福島県ノーザンファーム天栄
・調教内容:坂路コースで軽めのキャンター

天栄担当者「今週も坂路コースでの軽めのキャンターを中心に進めています。先週まではハロン18秒くらいだったペースを今週からハロン16秒くらいまで上げており、徐々に負荷を強めています。それでも脚元の状態は維持できていますから、今後も様子を見ながらさらなるペースアップを図っていく方針です。馬体重は527キロです」(10/15近況)

f:id:yakifish:20200513045835g:plain シェダル

・在厩場所:福島県ノーザンファーム天栄
・調教内容:週1回坂路コースで14-13、週1回14-14、週2回15-15、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「15-15とそれほど強い負荷ではないものの、今週は週2回新たに坂路コースでの乗り込みを追加して、少し全体的な負荷を強めています。運動自体はコンスタントに積めていますが、まだ次走を検討していけるほど状態は整ってきていないので、今後も緩めずに乗り進めて良化を促したいところです。馬体重は543キロです」(10/8近況)

・在厩場所:福島県ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回坂路コースで14-13、週2回15-15、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週は週4回の坂路入りの内、2回は14-13ペースで乗り込んでいます。見た目的には良くも悪くもそこまで変わってきませんが、少し全体的な負荷を強めてからも脚元を中心に疲れが出て来ることはありませんから、このままコンスタントに乗り進めていきたいですね。馬体重は539キロです」(10/15近況)

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ディランズソング

・在厩場所:福島県ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回周回コースで70-40、週2回6ハロン15-15、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週は周回コースで時計を出す日を週4回に増やしており、その内の2回は70-40ペースで乗っています。徐々に負荷を強められているように、歩様は引き続き安定しています。あとはこのまま乗り込んで、動き・中身共に良化を図っていきたいですね。馬体重は537キロです」(10/8近況)

・在厩場所:福島県ノーザンファーム天栄
・調教内容:週2回周回コースで70-40、週1回6ハロン15-14、残りの日は軽めの調整

天栄担当者「今週は周回コースで速めを行う日は週3回に減っていますが、トモの状態は維持することが出来ています。体型的な部分もあるのかもしれませんが、まだ馬体には無駄なものが付いていて、もう少し引き締めていく必要がありそうですから、この調子で乗り進めていきます。馬体重は531キロです」(10/15近況)

f:id:yakifish:20200513045835g:plain アナンシエーション

・在厩場所:福島県ノーザンファーム天栄
・調教内容:坂路コースで軽めのキャンター

天栄担当者「こちらに戻ってきて状態を確認しましたが、疲れが出やすい脚元を含めて特に異常は見られません。先週一杯は軽めの運動に止め、今週から坂路コースでの調教を開始していますが、身のこなしには変な硬さは見られませんし、このまま負荷を強めていくことが出来そうです。馬体重は511キロです」(10/8近況)

・在厩場所:福島県ノーザンファーム天栄
・調教内容:トレッドミルで軽めのキャンター

天栄担当者「先週末から坂路コースでのペースを上げて乗り込んでいたものの、今週初めに熱発してしまいました。数日で症状は落ち着きましたし、現在はトレッドミルで動かしていますが、今のところ問題はなさそうなので、状態を見ながら乗り運動再開のタイミングを計っていきたいと考えています。馬体重は518キロです」(10/15近況)

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パラダイスリーフは坂路で速いところを乗ることは控えていますが、マイペースで進められているのは○。ただ、これからの時期は絞りにくくなってくると思うので、馬体重が増え過ぎないように注意して進めてもらえればと思います。

シェダルはこの中間から週4日の登坂を開始。意欲的に攻められている割に良化度はスロー。馬体が徐々に引き締まってきているのは良いのですが。また、やはりもう少し気持ちの面でピリッとしたところが出てきて欲しい。

ディランズソングは引き続き周回コースで速いところを乗り進めていますが、少し馬体を持て余している様子。右トモに関しては悪い変化は見られません。もう少し本数を重ねていくことで動きの質を高めてもらいたいです。

アナンシエーションは順調に負荷を高めていっていましたが、この中間に熱発を発症。症状は軽くて早くに回復したのですが、現在はトレッドミルでの運動に切り替え、一旦様子を窺っています。まあ、すぐに騎乗運動を再開できるでしょう。

シルクなお馬さん(3歳上男馬・トレセン組)

f:id:yakifish:20200513045835g:plain アリーヴォ

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:13日にCWコースで時計
・次走予定:10月24日の阪神菊花賞(G1)・M.デムーロ

杉山晴師「今週はレース1週前ですから、13日の追い切りにはミルコさん(M.デムーロ騎手)に手伝ってもらい、併せてしっかり負荷を掛けて行いました。道中は追走し、最後の直線コースで古馬2勝クラスの馬の外側に併せて行きましたが、手が動いている相手に対して、こちらは最後まで馬なりのまま12.3秒のタイムをマークしてくれました。調教後にミルコさんに確認したところ、『道中はムキになるところもなく、非常に落ち着いていましたね。軽く促すとスッと反応して軽快に走ってくれました』と喜んでいましたよ。追い切りを積み重ねて心身ともにピリッとしてきましたし、コースに入った後もムキになることはなく、良い雰囲気で走っているのは良いことですね。それだけ心身ともに成長している証拠だと思いますし、この調子で来週の競馬に備えていければと思っています」(10/13近況)

助 手 10栗坂良 59.6- 43.8- 28.4- 14.0 馬なり余力
デムー 13CW良 79.9- 64.4- 49.8- 37.0- 12.3 馬なり余力 ルドンカズマ(古馬2勝)稍一杯の外0.6秒追走0.1秒先着

f:id:yakifish:20200513045835g:plain アマネセール

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:13日に坂路コースで時計

茶木師「帰厩翌日から乗り運動を開始しましたが、特に気になるところは見られなかったので、先週末に坂路で15-15程度の時計を出しています。時計を出したことによって、右前脚の骨瘤を気にすることはないですし、それ以外にも気になるところはありません。トモが甘いためにハミを頼って走るところがあるので、良いところで抱えられるように調整していきたいですね。しばらくレースから遠ざかっていることから、次走の予定はもう少し追い切りを積み重ねたうえで検討していく方針です」(10/13近況)

助 手 10栗坂良 60.9- 44.6- 29.8- 15.1 馬なり余力
助 手 13栗坂良 56.2- 41.0- 27.0- 13.6 馬なり余力

f:id:yakifish:20200513045835g:plain アンブロジオ

・在厩場所:美浦トレセン
・次走予定:第5回新潟開催
・調教内容:13日に南Bコースで時計

菊沢師「先週末には南Wコースで半マイルから55-40くらいの時計を出しましたが、その後も右前蹄を含めて問題は見られませんから、13日にはダートコースで追い切りを行いました。先週末と同じく単走でしたが、5ハロンから70-40くらいと、コースの違いはあれど一つステップアップしたメニューを課したものの、最後まで良い手応えを保ったまま走り切ることが出来ました。右前に痛みが出てから先週末まで時計こそ出していませんが、コンスタントにプールには入れていましたから、馬体のコンディションがそこまで落ちてしまった印象はありません。今週末のどこかで小野寺騎手に跨ってもらい障害練習を行う予定にしていますが、その感触も確認しながら、来週の競馬に向かうか再来週まで待つか決めていきたいと思います」(10/13近況)

助 手 9南W良 55.3- 39.5- 13.1 馬なり余力
助 手 13南B稍 70.1- 54.8- 40.1- 12.9 馬なり余力

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菊花賞へ向け、13日の1週間追い切りにはM.デムーロJが駆け付け、CWコースで意欲的に時計をマーク。馬場の真ん中近くを通っているとはいえ上々の時計と言えるでしょう。ただ、競馬ブックのコメントを見ると、脚捌きに硬さが出てきているので、夏場のデキと比べると劣るかも。あとは入念なケアと微調整でどこまで態勢を整えられるか。

アマネセールは帰厩後、順調に追い切りに移行出来ているのは○。右前の骨瘤は良い意味で我慢が利いています。また、トモの甘い面は以前からの課題とも言えるので、そこまで気にする必要はないも、ハミ等でモタれ癖を改善してもらえればと思います。

アンブロジオはようやく時計をコンスタントにマークできるように。ようやく軌道に乗ったと思うのであとは仕上がり早な面に期待。ただ、順調さを欠いたのも事実なので、いきなり障害戦で好走となるとハードルは高そう。経験を積みながら、対応できるスタミナを身につけて行って欲しいです。

日曜日(10/10)の出資馬・出走結果

f:id:yakifish:20200513045835g:plain イルデレーヴ

日曜阪神7R 3歳上1勝クラス(ダ1200m)2着(8番人気) 岩田望J

ポンとゲートを出ますが無理せず、道中は中団からレースを進めます。直線に向いて追い出されると、ゴールまで長く脚を使って、2着まで追い上げています。

池添学調教師「よく頑張ってくれましたね。『上手くスタートを出たものの、他に行く馬がいると思っていましたし、あのまま前に付けたら最後は止まると思ったので、無理せず控えました』とレース後に岩田望来騎手が話していましたが、その判断が良い方に向きましたね。道中は無理せずリズム良く運んだことで上手く脚を溜めることが出来ましたし、勝負どころで3着馬が掛かり気味に上がって行ったところでも焦らずに、ワンテンポ待ってから追い出しに掛かったことで、最後までしっかりと脚を伸ばしてくれました。この条件は未勝利勝ちした実績があるとは言え、あの時は脚抜きの良い馬場でしたし、今日のようなパサパサの馬場だとどうなるか気掛かりな部分があったものの、その点も苦にすることなく良い走りを見せてくれたのは良かったです。時計的にも悪くなかったと思いますし、『勝ち馬は強かったものの、最後は良い脚を使ってくれましたし、このクラスでも戦っていける馬だと思います』とジョッキーも話していたように、このクラスで通用する力を改めて示すことが出来て良かったですね。この後はトレセンに戻ってからの状態を見て判断しますが、優先出走権を獲ってくれましたし、出来ればもう一戦させたいと考えています」(レース結果)

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・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:10月30日の阪神・ダ1200m(岩田望J)

池添学師「トレセンに戻って状態を確認したところ、脚元含めて大きな問題はありませんでした。調教過程としては、これまでになく良い手応えを感じていたので、好勝負を期待していましたが、その通りのレースをしてくれましたね。以前は追い出してからがもう一つ甘くなっていたものの、トモがしっかりとしてきたことで、出たなりの位置で脚を溜めることが出来るようになってきたのは良いことだと思います。今週いっぱい様子を見させていただいて、それでも問題なければ中2週空けて、10月30日の阪神・ダ1200m戦に引き続き岩田望来騎手で向かいたいと思います」(10/13近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain ロコポルティ

日曜阪神7R 3歳上1勝クラス(ダ1200m)12着(4番人気) 和田竜J

まずまずのスタートから促していき、道中は1馬身ほどのリードを保ってレースを先導します。4コーナーから徐々に後退してしまい、直線でも巻き返すことが出来ず、最後方でゴールしています。

西園調教師「ここまで負ける馬ではないと思うのですが、このような競馬になってしまい申し訳ありません。スタート後は少し促す形にはなったものの、そこまで無理することなく先手を取ることが出来ました。ただそれにしても、他馬に絡まれてしまったとは言え、勝負どころでスローに落としたタイミングで一気に失速してしまったのは不可解でしたね。調教では逆効果になることはなかったですし、今日も嫌気が差しているようには見えなかったものの、4コーナーでのあの手応えの無くなり方を見ると、もしかするとブリンカーを着けたことが悪い方に向いてしまった恐れはあります。この一戦だけで決めつけることは出来ないものの、今日の感じからすると今後は外した方が良いのかもしれませんね。上がって来た時の様子に問題は見られませんでしたが、続けて使ってきたこともありますし、トレセンに戻って状態を確認させていただいた後は、一旦放牧に出させていただく方向で検討しています」(レース結果)

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・在厩場所:栗東トレセン/15日に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

西園師「トレセンに戻って状態を確認したところ、脚元含めて特に痛めたところはなく、体調も問題ありませんでした。ブリンカーを着けたことによって、外から交わされて余計に気にしてしまったのかどうか、はっきりとしたことは言えないものの、これまでの競馬と比較すると負け過ぎですから、結果的に合わなかったのかもしれません。調教の感じでは使った上積みがあっただけに、思うような結果を残せず申し訳ございませんでしたが、力を出し切ればもっとやれる馬ですから、次走に気持ちを切り替えていきたいと思います。この後は予定通り一旦放牧に出して、次走に備える予定です」(10/13近況)

⇒⇒15日に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。(15日・最新情報より)

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日曜日(10/10)に出走した出資馬の出走結果・レース回顧をまとめて。

1勝クラスに上がってから苦戦が続いていたイルデレーヴ&ロコポルティ。そろそろこのクラスにメドの立つ走りを見せて欲しいと願っていましたが、2頭の結果は見事に天と地という感じで分かれてしまいました。

まず、結果が良い方へ出たのがイルデレーヴ。最終追いがあんまり良く見せなかったので重目残りなど仕上がり面で不安があるのかなと見ていましたが、レース当日はマイナス2キロでの出走。動き云々よりもビシッとやっていたことが良かった様子。仕上がりは悪くなかったと思います。

レースに関してですが、ゲート出&二の脚が良く、内からハナへ行けそうなダッシュを見せたイルデレーヴ。ただ、騎乗経験のある岩田望Jは気分良く行かせると追ってからピリッとした脚を使えないことを知っていたので、競り合いを避け、マイペースの追走へ。リズム良く走れたことで脚を温存することが出来ました。そして3角過ぎから4角に掛けて少し動くのを遅らせて、直線入り口でGOサイン。スッと反応する感じではなかったですが、残り200mあたりからジワジワ加速。勝ったポケットロケットは早めに抜け出してしまいましたが、最後まで脚を伸ばし続けると、サウンドプリズムとのせめぎ合いを制して2着へ。

勝ち馬には完敗でしたが、最後まで差してくるような競馬を見せることが出来、結果を出せたことが何よりです。ようやくクラス突破のメドを立てることが出来ましたし、こういう競馬が板についてくれば更に上のクラスでもやれるかなと。あとは時計を詰めていけるようになって欲しいです。

悪い結果となってしまったのがロコポルティ。フワッとするところがあるので、ブリンカー装着でいよいよ本領発揮かなと思っていましたし、12頭立てと手頃な頭数なので、逃げ・先行策から粘り込みを期待しました。また、前走ではボテッと見せていたので、マイナス6キロと絞れてきたのも好印象だったのですが…。

スタートは五分に出ているのですが、そこからの二の脚が一息。和田Jは揉まれ込むのを嫌い、懸命に手綱を動かしていましたが、外のポケットロケット・内のベンチャーアウトからプレッシャーを受け、ハナを取り切るまでにかなりの脚を使ってしまいました。そして勝負どころで大外から早めにサウンドプリズムが仕掛けていくと、内のポケットロケットが反応。その煽りを受ける形になったロコポルティは4角手前で早々に交わされてしまうと、抵抗する脚は残っておらず、ズルズル後退するのみ。11着の馬から8馬身差をつけられ、最下位に沈んでしまいました。最後は走るのを止めてしまったとは言え、さすがに負け過ぎですね。

レース後のロコポルティですが、全力を出し切っていない分、クタッとした感じはなし。ただ、このまま使っていっても結果は出ないでしょうから、しっかりリセットすることが大事。ポテンシャルは高いモノがあると思うので、素質の芽を何とか開かせるようにこの機会にじっくり取り組んでもらえたらと思います。そして次走こそメドの立つ走り・結果を残してもらわないと…。

前走後の調整は順調も、阪神への輸送で思惑通りに絞れてきてくれないと…。今回も内枠に入ってしまいましたが、出遅れた場合は腹を括って末脚勝負に徹して欲しい。そして少しでも上の着順でレースを終えて欲しい。★クールキャット

f:id:yakifish:20200513045835g:plain クールキャット(牝・奥村武)父スクリーンヒーローメジロトンキニーズ

日曜阪神11R 秋華賞(G1・芝2000m)2枠3番 和田J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:13日に南Wコースで時計

奥村武師「13日に南Wコースで追い切りを行いました。先週しっかりと負荷を掛けた調教を行っていますし、今週は阪神競馬場までの輸送も考慮して、オーバーワークにならないように注意していましたが、それでもラスト1ハロンは11秒台でまとめることが出来ています。予定通り和田竜二騎手に美浦へ来場してもらい乗っていただきましたが、『馬体が大きい馬なので、コーナーでバランスが崩れやすいところはありましたね。それでも直線では真っ直ぐ走れていて、やろうと思えばどこまでも伸びていきそうなくらいの動きでしたよ』と良い感触を持ってくれたようで良かったです。スタンドから見ていても、降雨の影響で馬場が重い中でも最後まで脚取りはしっかりとしていて、良い動きだと感じました。特に、前半はハミに頼って走ってしまうのではないかと思っていたのですが、向正面でもしっかり馬体が起きていて、それだけトモの具合が良いということなのでしょう。1週前にビッシリやったことが良い方に向き、その前までは身のこなしが重く映ったのが、先週末の南Wコースで時計を出した際から、フットワークに素軽さが出てきており、状態は着実に上向いてきている印象です。広々としたコースの方が力は発揮できるタイプだと思うので、阪神内回りの舞台設定がどうかという部分はあるものの、重賞を勝っているように力は持っていますし、スタートを決めて良い位置でリズム良く進められればチャンスも出て来るはずですから、頑張ってもらいたいですね」(10/13近況)

助 手 10南W良 71.4- 54.5- 39.1- 11.3 馬なり余力
和田竜 13南W稍 68.6- 52.8- 38.1- 11.7 馬なり余力 レリスタット(古馬1勝)馬なりの内1.2秒追走0.4秒先着

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第4回阪神4日目(10月17日)
11R 秋華賞(G1) 
芝2000メートル 3歳OP 指定 国際 牝馬 馬齢 発走15:40
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手 
1 1 スルーセブンシーズ 牝3 55.0 大野拓弥 
1 2 ステラリア 牝3 55.0 武豊
2 3 クールキャット 牝3 55.0 和田竜二 
2 4 ソダシ 牝3 55.0 吉田隼人
3 5 エイシンヒテン 牝3 55.0 松若風馬 
3 6 スライリー 牝3 55.0 石川裕紀人 
4 7 サルファーコスモス 牝3 55.0 川田将雅 
4 8 エンスージアズム 牝3 55.0 岩田望来 
5 9 アンドヴァラナウト 牝3 55.0 福永祐一 
5 10 アールドヴィーヴル 牝3 55.0 松山弘平 
6 11 ユーバーレーベン 牝3 55.0 M.デムーロ 
6 12 アカイトリノムスメ 牝3 55.0 戸崎圭太 
7 13 ホウオウイクセル 牝3 55.0 丸田恭介 
7 14 ファインルージュ 牝3 55.0 C.ルメール
8 15 アナザーリリック 牝3 55.0 津村明秀 
8 16 ミスフィガロ 牝3 55.0 藤岡康太

○奥村武師 「前走時と違うのは、重心が前へ傾くことなく、体を起こして走れていることで、その点を含めて、追い切りでジョッキーに確認してもらいました。コーナーリングが上手でなく、前へ壁を作らないと掛かるので、レースプランは難しいと思いますが、ジョッキーに全て任せます。この馬の能力を信じて乗ってきてもらえれば、と思います」(競馬ブックより) 

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秋華賞】クールキャット 和田竜背に1馬身先着(サンスポより)

和田竜二騎手(43)=栗・フリー=が13日、デビュー後初めて美浦トレセンに来場。秋華賞で新コンビを組むクールキャットの追い切りに騎乗した。Wコース5ハロン68秒6-11秒7を馬なりでマークして僚馬に1馬身の先着を果たし「競馬では燃えるイメージがあったが、乗ると扱いやすくて、道中の折り合いや反応も良かった。時計のかかる芝も良さそう」と好感触。「(美浦は)競馬学校の1年生で来て以来やね」と話すベテランは、他にも30日のスワンS(阪神、G2、芝1400メートル)を予定しているステルヴィオ(美・岩戸、牡6)などの追い切りにまたがった。

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ひと夏越して良い感じに馬体が成長してきているのかなと見ていた前走時のクールキャット。実際、プラス14キロと太目感なく仕上がっているように思えたのですが、気持ちの面でピリッとしたところがなかったのかな? そして内枠が当たった時点で嫌な予感がしていましたが、ゲート内で落ち着きを欠いての出遅れ。大トビで器用な脚が使えないので、後方からの競馬を余儀なくされてしまいました。そしてレースはSペースからの瞬発力勝負に。スピードの持久力が売りのクールキャットには不向きな展開にもなりましたが、直線は大外からじわじわ末脚を伸ばし、併せ馬で食らい付く姿勢が窺えたのは○。最後は馬体に余裕があった分と道中スムーズさを欠いた分で止まってしまいまいたが、休み明けを考えれば、着順ほど悲観するものではないと思います。

その後は在厩調整を続け、中3週のローテでここへ。中間の調整はまずまず意欲的に行うことが出来、1週前追い切りとなる6日はWコースで併せ馬をビシッとやって先着。この馬らしい重心の低い走りを見せていましたし、最終追いは和田Jが美浦へ駆けつけ、6日と同じくWコースで併せ馬を消化。輸送を見越して多少サラッとやった感じですが、変わらず良い動きを見せてくれたので、1度使った効果はあるでしょう。そして木曜日の馬体重発表では前走時からマイナス4キロ。あとは阪神への輸送で思惑通りに馬体が絞れて来てくれれば。

ただ、今回も引き当てたのが2枠3番と内枠。秋華賞と相性の良い枠番みたいですが、クールキャットには割引材料。スタートを決めたいところですが、奇数枠なので前走のように枠内で落ち着きを欠きそう。出遅れた場合は和田竜Jには慌てず騒がずで後方に構えてじっくり進めてもらえればと思います。馬場に関してはレースまでに良に回復しそうですが、雨でタフさを増したのは歓迎材料。あとはクールキャットに向く展開になってくれれば。前へ行くならスロー、後ろからなら淀みない流れと何とも我儘な理想ですが(笑)。

さすがに上位争いするところまでは厳しいと思いますが、見せ場を作ってもらい、少しでも上の着順でレースを終えてもらえればと願っています。和田竜Jには美浦まで駆け付けた感触をレースでしっかり役立てて欲しいです。

日曜日(10/17)の出資馬・出走記事

f:id:yakifish:20200513045835g:plain スノーグレース

日曜東京2R 2歳未勝利(芝1600m)6枠6番 丸山J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:13日に南Wコースで時計

中舘師「13日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はスノーグレースが追走して行き、直線では強めに追って脚を伸ばしましたが、同入か少し遅れる形でゴールしています。この中間はどうも本気で走っていない感がしたので、追い切りではクロス鼻革に加えてチークピーシズ着用してみたのですが、良い意味でピリッとしたところが出て来たように思いますし、それなりに効果はありそうですね。今後の精神状態にもよりますが、競馬で着用することも検討したいと思います。先週は良化途上だった中身の方も着実に上向いてきている感じですし、飼い葉もしっかりと食べていて毛艶も良好なので、コンディション的には問題なく今週の競馬に向かうことが出来そうです。追い切り後の苦しい状態でゲートの確認も行いましたが、中でバタつくこともなかったですし、練習通りであれば普通にゲートも出てくれるはずです。あとは血統的な影響が出て来ているのか、初戦の調整時には見せていなかった何か悪さをしようとする面が今回は見られますから、レースでそういったところが出て来なければ良いですね。能力的には良いものを持っていると感じていますし、2戦目での巻き返しに期待しています。鞍上は前走に続いて元気(丸山騎手)に依頼しています」(10/14近況)

助 手 13南W稍 68.8- 53.5- 38.4- 12.0 一杯に追う コウソクカレン(古馬1勝)馬なりの内0.4秒追走0.1秒遅れ

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ボンディマンシュ

日曜東京7R 3歳上2勝クラス(ダ1600m)4枠8番 藤岡佑J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:13日にCWコースで時計

中内田師「今週は東京競馬場までの輸送が控えていることと、先週しっかり負荷を掛けているので、13日の追い切りは目一杯には追わずに、併せて気合いを乗せる程度に控えて行いました。先行し、最後の直線コースで2歳未勝利馬の外側に併せて行きましたが、手が動いている相手に対して、ボンディマンシュは最後まで馬なりのままゴールしています。全体の時計が81.6秒と少し速くなりましたが、道中はムキになることもなく、リラックスしていましたし、仕掛けてからの反応や動きはいつも以上に良かったですね。この馬特有の硬さはあるものの、成長とともに中身がしっかりとしてきましたし、休み明けを使ったことで更に調子が上向いています。前走は久々の競馬に加えて距離も少し長い感じでしたが、この条件は2着に来た昨年6月の青梅特別と同じ舞台でもありますし、昨年5月の京都で2着に持ってきてくれた藤岡佑介騎手に乗ってもらえるのも強みですね。上積みから好勝負が期待できるでしょうから、このまま良い状態でレースに向かえるよう努めていきたいと思います」(10/14近況)

助 手 10栗坂良 58.3- 41.5- 26.0- 12.2 馬なり余力
西谷誠 13CW良 81.6- 65.6- 51.1- 37.6- 11.8 馬なり余力 スパイダーバローズ(二未勝)直強めの外0.2秒先行同入

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日曜日(10/17)に出走する出資馬の出走記事をまとめて。※秋華賞に出走するクールキャットは別記事にて。

デビュー戦の競走除外から中1週で仕切り直しの1戦に臨んだスノーグレース。追い切り時に見せたフットワークの良さから一頓挫あっても期待していたのですが、実戦での走りはフワフワし、直線では馬場に少し脚を捕られる感じでピリッとせず。終始、最後方に近いところを回ってくるのみで、ここまでの気難しさを抱えているとは予想外でした。

その後はNF天栄へ放牧に出して再調整。レースでの疲れは少なかったと思うのですが、競走除外になったこと+在厩期間が少し長くなったことでストレスは大きかった模様。馬体をフックラさせるのに時間を要し、動きに関しても、もう1歩良くなり切れずで。中舘師は早くから東京開催での2戦目を視野に入れていた感じですが、帰厩後の速い調教は2本のみですし、その動きにはやはり物足りなさが残ります。

今回、気難しい面を考慮し、クロス鼻革やチークピーシズを着用と馬具を工夫するようですが、その効果があったとしても、激変できるような状態・動きにはありません。中途半端な形でレースを使っていくことはスノーグレースの走る気持ちを萎えさせそうですし、迷走していかなければ良いのですが…。

骨折による休養から1年2ヶ月ぶりの復帰となったボンディマンシュの前走。休養前はこのクラスでの安定勢力でしたし、追い切りでは久々を感じさせない活気ある動きを披露。いきなり好走しても不思議ではなかったですが、4つコーナーを回るコース形態は改めて不向きなようですが、直線では伸び切れず。ブランクによる実戦勘も鈍っていたのでしょう。

その前走をひと叩きして臨む今回。短期放牧を挟み、精神面はフレッシュになり、中間の調整・追い切りは順調。元々攻めは動く馬ですが、ひと叩きして動き+反応の良さが感じられます。叩いた効果はそれなりにあると思います。

そして今回の舞台は実績のある東京コース。休養前の青梅特別くらい走れば、十分勝負になると思いますが、人気上位を形成しそうな3歳馬(クリーンスレイト・タイセイサムソン・アリエノール)は将来的にOPクラスまで出世しそうな馬たち。ここから伸びていく素材で想定以上の走りを去れると太刀打ちできないかも。また、特有の硬さがあるボンディマンシュとすれば雨で時計が速くなってしまうと苦労すると思うので、良馬場でやりたいです。

ボンディマンシュは5歳馬とは言え、今回でキャリア10戦目。ここまで数を使ってきていない分、まだまだ伸びしろはある筈。休養明け2戦目でのガラリ一変を密かに期待しつつも、今回は実戦勘が戻り切っていなくても、復調気配を感じさせる走りは最低限見せて欲しいです。

土曜日(10/9)の出資馬・出走結果

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ラシックステップ

土曜新潟6R 2歳未勝利(芝1600m)9着(4番人気) 横山和J

ややゲートで後手を踏むも、その後は徐々に押し上げて中団前目に付けます。直線ではジリジリとした脚色で段々と前との差を広げられ、9着でゴールしています。

安田隆行調教師「馬体重は2キロ増えていたように、新潟競馬場までの輸送は問題なくこなしてくれましたね。到着後も飼い葉はしっかりと食べてくれていましたし、パドックや返し馬もスムーズにこなしてくれて、良い雰囲気でレースに向かっていくことが出来ました。トレセンでも練習は積んでいましたが、まだ慣れていないこともあってか、どうしても前扉が開く音にビックリしてしまい、スタートで後手を踏んでしまいますね。それでも、外目の枠に当たったこともあり、その後はスッと行き脚を付けてポジションを取ることは出来たものの、序盤で脚を使ってしまった分、直線では前走ほど末脚を伸ばしてくることが出来ませんでした。横山和生騎手も、『まだ全体的に馬が緩いですし、現状だと序盤はじっくりと構えて運び、直線での末脚に賭ける競馬をする方が良いのかもしれません』と話していたように、この馬の良さを活かすには、終いに賭ける形の方が良いように思いました。あとはやはりスタートが課題で、前走はもっとボコッと出ていましたし、それよりは良化が見られたものの、もう少し改善できるように今後も努めていきたいと思います。この後は続けて使ってきましたし、一旦放牧に出してリフレッシュさせる方向で考えています」(レース結果)

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・在厩場所:13日に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧

安田隆師「ゲートの出はもう少し経験が必要なものの、スッと押し上げていくことが出来たように器用さがありますから、後はもうひと脚使えるよう中身がしっかりとすればもっと良い競馬をしてくれるようになるでしょう。新潟競馬場からトレセンに戻って状態を確認したところ、目立った疲労は見られませんでしたが、予定通り一旦牧場へ戻してリフレッシュを図ることにしました。次走の予定につきましては、牧場で状態を確認しながら検討していきたいと思っています」(10/13近況)

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f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードオルデン

10月9日(土)新潟6R・2歳未勝利・芝1600mに津村Jで出走。13頭立て2番人気で5枠7番からスローペースの道中を11、11、11番手と進み、直線では外を通って0秒4差の3着でした。スタートで出遅れて半馬身の不利を受けました。馬場は良。タイム1分34秒7、上がり34秒0。馬体重は2キロ増加の456キロでした。

○辻野調教師 「装鞍所で怪しかった初戦の教訓を生かして臨み、精神面については問題無し。津村騎手の返し馬の運び方が丁寧だった部分もプラスに働いたと思います。1ハロン延びる点を踏まえ、序盤からあまり出さずに進めて欲しい・・・とリクエスト。道中にリラックスできた結果、終いにしっかりと脚を使えた印象です。再び掲示板を確保できたものの、この間の熱発を考慮すると小休止を挟むべきかも。能力を秘めるのは分かっただけに、成長の芽を摘まないように大切に育てましょう」

☆★情報は(株)ロードサラブレットオーナーズのHPより☆★

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。今後は10月15日(金)に滋賀・グリーンウッドトレーニングへ移動して秋以降のレース出走へ向けて心身のリフレッシュを図ります。

○辻野調教師 「トレセンへ帰ってからもそこまで疲れていない感じ。見た目には脚元等も特に変わっていません。レース当日にも触れていた通り、5着以内の権利を行使せずにリフレッシュの期間を設ける予定。馬房の調整が付いた段階で近郊の育成牧場へ移そうと思います」

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain ヴァンタブラック

土曜阪神7R 3歳上1勝クラス(ダ1400m)14着(8番人気) 岩田望J

ブリンカー着用。まずまずのスタートを切ると、道中は中団からレースを進めます。勝負どころから鞍上の手が動き始めると、直線では前との差を広げられてしまい、後方で流れ込んでいます。

須貝調教師「スタート後はまずまずのポジションに付けることが出来ましたが、今回は距離短縮だったので仕方がないものの、道中は追走で苦労する面が見られましたね。予定通りレースでもブリンカーを着用したものの、無いよりは有った方が良いかなという程度で、それほど大きな効果は見られなかった印象です。勝負どころからは鞍上の手が動き始めてしまい、直線でもスッとした脚を使うこと出来ず、一本調子のままゴールしてしまいましたね。望来(岩田望来騎手)には芝はどうなのか確認したのですが、『芝・ダートや距離などの条件云々よりも、このクラスで戦っていくためには全体的にもう一回り力を付けていく必要がありそうです』と話していました。調教での動きは徐々に良くなっていると感じていたものの、上がって来た時の姿を見てもヴァンタブラックなりに一生懸命に走ってくれている様子でしたし、今回の一戦が良い刺激になって次に繋がってくれればと思っています。この後は脚元を中心によく状態を確認させていただき、今後について検討していきたいと思います」(レース結果)

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・在厩場所:12日に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧

須貝師「トレセンに戻って状態を確認したところ、走ったなりの疲労こそ見られたものの、脚元含めて大きな問題はありませんでした。新馬戦を勝ち上がった後は2戦続けて2着に来てくれたように、決して力がないわけではないですし、気持ちがもう少しピリッとすれば、身が入って体の使い方が上手になると思うので、先週の競馬が良い経験になってくれると良いですね。一旦放牧に出させていただきましたが、次走の予定につきましては、状態を確認しながら検討していきたいと思います」

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f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードアブソルート

10月9日(土)東京10R・神無月S・混合・ダ1600mに杉原Jで出走。16頭立て14番人気で3枠6番からスローペースの道中を12、12、13番手と進み、直線では最内を通って0秒9差の8着でした。スタートで出遅れて1馬身の不利を受けました。馬場は良。タイム1分37秒9、上がり35秒4。馬体重は2キロ減少の440キロでした。

○吉岡調教師 「1400mよりも1600mに使いたかっただけに、低確率の抽選を突破できたミラクルは本当に運が良かった感じ。作戦通りに後ろからじっくり運び、道中を力まずに進められたと思います。勝負所では空いた内を選択。ジリジリとは伸びたものの、溜めた分だけもう一伸びして欲しかった・・・と杉原騎手は振り返っていました。この距離が合っている・・・との印象も伝えてくれており、次のレース選びの際には参考に。このような競馬に慣れれば、徐々に上位争いも見えて来るはずです」

☆★情報は(株)ロードサラブレットオーナーズのHPより☆★

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レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行ない、11月7日(日)東京・錦秋S・混合・ダート1600mに予定しています。

○吉岡調教師 「レースや輸送の疲れで10月13日(水)に四肢が浮腫んだものの、時間の経過と共に落ち着く症状でしょう。栗東へ戻ってからも飼い葉食いは旺盛。来週のダート1400mにも登録を行ないますが、基本的には中3週のスパンで改めてマイルへ使うプランニングです」

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土曜日(10/9)に出走する出資馬の出走記事をまとめて。※重賞に挑戦するロードリライアブルは別記事にて。

ラシックステップは1度実戦を使い、追い切りで幾らか素軽くなっている印象だったので、前進を期待した1戦でしたが、発表された馬体重はプラス2キロ。良いように言えば、輸送を苦にしなかったのですが、正直なところは馬体が引き締まってきて欲しかったです。

デビュー戦で出遅れたので、今回もスタートは注意して見ていましたが、ゲートが開く音に過敏に反応してしまい、再度の出遅れ。二の脚もスッと付きませんでした。ただ、今回、人気を集めていたソリタリオがスッと好位をキープしていたことから、横山和Jは早めにポジションを押し上げて行き、3角あたりで隣につける形。そこからはソリタリオの動きに合わせて並び掛けていき、直線を向いたGOサイン。ここからギアが1段上がることを期待したのですが、すぐに反応が鈍くなってモタモタ。じわじわ伸びてくるどころか勢いを早くに失くし、ジリジリ後退することに。最後は流れ込む感じで9着に終わってしまいました。

ゲートに関しては、まだまだ慣れが必要ですし、DDSPの症状を抱えるクラシックステップには早めに動いていったのが、他馬以上に響いた様子。追ってからすぐ重心が上がっていたので、見た目以上に余裕がなくなっていたんでしょうねえ。現状は後方に構え、末脚勝負に徹したほうが良さそうです。ただ、後方からまとめて面倒を見れるかとなるとどうなのかなあ? 直線で坂があったり、パワーを要する馬場の方が良さそうですし、展開の助けも必要になってくるのかなと思います。

レース後は馬体のチェックを行い、13日にはNFしがらきへ放牧。まずはデビューから2戦の疲れを癒してもらえればと思いますが、回復後は心身の成長を促しながら、ある程度時間を設けて、コツコツ乗り込んでいってもらえればと思います。そして3戦目となる次走では確実に上向いてきてもらわないといけませんから。

ロードオルデンは熱発を発症し、予定していた中京戦を自重。回復が早かったということで1週スライドしただけでの出走となりました。個人的には立て直してから2戦目を迎えて欲しかったのですが。

パドックでは太目感なく、2戦目でイライラした面が出ていなかったのは何より。その辺は厩舎スタッフの躾がしっかり行き届いているのでしょう。あとは熱発による内面のダメージがどこまであるのかどうか。雰囲気は悪くなかったかなと思います。

前走から1ハロン延びるので、どういうレースになるのかなと見ていましたが、ゲートをボコッと出て、立ち遅れることに。進路も少しカットされました。ただ、津村Jはゲートから出していく気持ちはなかったようなので、ソロッと出して後方からじっくり進めていく方針だったのかなとレースが終わってみて思いました。そして早めに内へ入れて前に壁を作る形。その後は慌てず騒がず、溜めを利かせながらの追走となりました。そして4角手前ぐらいからジワッと押し上げて進路を外へ。直線を向くとすぐに大外へと持ち出しました。そこから少し態勢を整えてのGOサイン。反応は速かったと思いますし、津村Jの左鞭が入ると更にグイグイと加速。残り200mぐらいで2番手まで押し上げるも、そこから少し外へモタれる形でフワッと。そこを内からニャンチンノンにすくわれて、デビュー戦同様に3着に終わりました。

結果は残念でしたが、脚を溜めればなかなかの切れ味を発揮できることが分かったので、あとは心身の成長待ちといった感じ。体力+集中力がアップしてくれれば、末脚の勢いは増すでしょうし、使える脚も長くなりそう。大事に使っていけば楽しめそうな素材です。

レース後は引き続きクタッとした感じはないも、デビュー2戦の走りを踏まえ、成長の芽を摘まないようにと一旦放牧に出すことに。15日に滋賀・グリーンウッドへ放牧に出ています。おそらく2ヶ月ちょっとレースが開くことになると思うので、十分な回復を促した後は、コツコツ乗り込んでもらって心身の確かな成長を遂げてもらえればと思います。

今回、意図的に距離の短いところを使ってきたヴァンタブラック。屈腱炎明けをひと叩きし、NFしがらきや帰厩後の調整では脚元を気にすることなく、熱心な乗り込み。1勝クラスなら十分やれる馬だと思っているので、距離が忙しくても、能力で突っ込んできてくれないかなあと淡い期待もありました。

ただ、発表された馬体重は前走からプラス6キロ。お腹回りをボテッと見せ、やはり余裕があったと思います。そしてブリンカーを装着してきましたが、パドックではピリッとした感じはなかったです。このあたりは長期休養が影響しているのでしょうねえ。

レースぶりですが、芝地点のスタートでモタモタするのかなと見ていましたが、五分のスタートから中団あたりでの追走。3角手前までは意外に付いて行くことは出来ました。ただ、そこからペースアップするとズブさを覗かせる形になってモタモタ。岩田望Jは大外から懸命に捲ろうと頑張ってくれましたが、ヴァンタブラック自身がそれに応えられず。じりじり後退する形になると、直線で挽回するような脚は見られず。出来れば諦めずに最後までビシビシ追って欲しかったも、脚が上がっていたので、岩田望Jは無理はしませんでした。

終わってみれば距離が忙しかったということでしょうが、見せ場すら作れずに敗れてしまったのは残念ですし、ショックはあります。今回の経験が次走以降に生きてくるのかなあ? 幸い、脚元はスッキリ見せ、不安はほぼほぼないので、NFしがらきでは太らせないように注意してもらい、そして走ることに気持ちが向くように工夫を施してもらいたいです。何とか復調してきて欲しいものです。

ロードアブソルートは運の良さを発揮して出走へ。前回はコンスタントに使ってきていて調整が手緩い中、出走枠に入ってしまいましたが、今回はリフレッシュ明けで週末に追い切りをしっかり行い、週中は最終調整程度。今回は反省を踏まえて、良い状態でレースへ臨めたかと思います。ただ、3勝クラスに上がってからは苦戦続き。気性面の難しさ・脆さがあるので、今回はじっくり後方から進めて、末脚に賭ける競馬を実行しました。

ゲートをソロッと出し、行きたがるのを少し宥めながらの追走。思っていたよりも前目の位置でしたが、その後、折り合いを付けて、道中は内ラチ沿いを追走。砂を被っても嫌がるような面はなかったと思います。そして直線を向いてから、進路を探す形になりましたが、馬群を割る形になってもジリジリ加速。ホントはもう1段ギアが上がれば良かったのですが、最後まで止めることなく走ることが出来たのは○。こういう競馬が板につけば、展開次第で十分上位を狙えると思います。まずはコンスタントに掲示板の隅っこにでも乗れるようになれれば。

レース後のアブソルートですが、久しぶりに一生懸命に走ったので脚元が浮腫んでいるようですが、大事には至らず。時間の経過と共に解消できるでしょう。そして、このまま在厩調整を続け、再度東京・ダ1600mの番組を目指す方針です。今回の経験を役立て、次走では更なら見せ場を作ってもらいたいです。

土曜日(10/16)の出資馬・出走記事

f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードセッション

10月16日(土)新潟1R・障害3歳上未勝利・混合・芝2850mに難波Jで出走します。10月13日(水)栗東・坂路コースで調教時計を記録しています。発走は9時50分です。

○高橋調教師 「10月13日(水)は障害練習の後に坂路へ。リズムを重視しながら走らせました。暑さが苦手な面を考慮すると朝一番のレースの方が良さそう。でも、メンバーを十分に見極めて決めましょう。14日(木)に新潟へ移動。15日(金)にスクーリングを行ないます」

≪調教時計≫
21.10.10 助    手 栗東坂良1回   59.7 43.0 28.0 13.6 強目に追う
21.10.13 難 波 栗東坂良1回 57.0 41.5 26.6 13.1 馬なり余力

☆★情報は(株)ロードサラブレットオーナーズのHPより☆★

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ミスビアンカ

土曜新潟9R 3歳1勝クラス(芝1400m)7枠15番 津村J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:13日に坂路コースで時計

高橋忠師「坂路主体で進めると、どうしても力んでしまって体が硬くなってしまうことから、帰厩後は角馬場中心の乗り込みで進めました。そして、背腰に疲れが溜まらないよう負荷を掛け過ぎないように仕上げてきましたが、13日の追い切りは終い重点とはいえ、ラスト1ハロン12.2秒と好時計が出ましたね。先週より坂路は走り易くなっているものの、ゴール手前の馬場が深くてノメっている馬が多かったですから、それを考えると最後まで軽快に駆け上がってくれましたよ。ソフト仕上げの割には、良い状態で競馬に向かえそうですし、精神面もリラックスしているのは何よりですね。ここ2走は1200mの距離を試させていただきましたが、何とか対応出来ていたものの、少し忙しいところも窺えましたから、この条件なら追走が楽になる分、自分のリズムで競馬が出来ることでしょう。前回騎乗したC.ルメール騎手から、『ブリンカーを試してみてはどうか』と進言がありましたが、前走だけで判断し辛いですし、1400mならすんなりと競馬が出来ると思うので、ブリンカーは着けずに臨みます。いかに自分の競馬が出来るかがカギになるものの、嵌れば好勝負が期待できるだけの状態にあるので、何とか2つ目の勝利を飾ってもらいたいところです」(10/13近況)

助 手 10栗坂良 59.9- 43.4- 28.6- 14.2 馬なり余力
助 手 13栗坂良 55.0- 39.3- 24.9- 12.2 馬なり余力

f:id:yakifish:20200513045835g:plain カラパタール

土曜新潟9R 3歳1勝クラス(芝1400m)3枠5番 木幡育J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:13日に南Wコースで時計

池上師「13日に南Wコースで追い切りを行いました。今週は新潟競馬場までの輸送もこなさないといけませんし、単走で終いサッと脚を伸ばしています。降雨の影響で力の要る馬場状態でしたが、馬なりのままでもラスト1ハロンは12秒を切るタイムでまとめることが出来ているように、脚取りは最後までしっかりしていましたし、走っている時の雰囲気も良いですね。全体的にもう一回り成長して欲しいところはあるものの、最新の計測で馬体重は450キロ台半ばですから、輸送を差し引いてもおそらく前走と同じくらいの体付きで出走させることが出来そうです。小回りで直線が平坦の新潟・芝1400mという条件は、スピードがあるカラパタールに向くはずですし期待していますが、心配なのは週末の天候がどうなるかですね。コンディション的には問題ない状態で今週の競馬に向かうことが出来そうですから、しっかりと力を発揮できるように、出来るだけ良い馬場で走らせてあげたいところです」(10/13近況)

助 手 10美坂良 57.2- 39.7- 25.5- 12.9 馬なり余力
助 手 13南W稍 69.8- 53.6- 38.5- 11.9 馬なり余力

f:id:yakifish:20200513045835g:plain セラフィナイト

土曜新潟10R 粟島特別(芝1800m)8枠12番 津村J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:13日に坂路コースで時計

宮田師「今週は新潟競馬場までの輸送を踏まえての追い切りを課しまして、13日に坂路コースで併せ馬を行いましたが、道中はセラフィナイトが今週デビューを予定しているエピファニーを1馬身ほど誘導して、最後は同入で終えています。前走と同じような調教過程を踏んできましたが、先週の時点でそれなりに動きは良かったですし、引き続き併せ馬では闘志が漲っていますので、これなら良い競馬をお見せすることが出来そうですよ。津村騎手はテン乗りになりますから、この馬の特徴を詳しく伝えておきますが、何よりも馬のリズムを大事に乗ってもらえればと思っています」(10/13近況)

助 手 12美坂良 63.7- 46.2- 29.8- 14.6 馬なり余力
助 手 13美坂稍 54.2- 39.3- 25.6- 12.6 馬なり余力 エピファニー新馬馬なりに0.2秒先行同入

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土曜日(10/16)に出走する出資馬の出走記事をまとめて。

心臓の良さからスタミナはあるも、ダートの2勝クラスで見事にスピード不足を露呈していたロードセッション。そこでダートの長丁場がなくなる夏開催での障害戦デビューを目指してきましたが、暑さに弱いところを覗かせてしまい、状態が整わず。一旦放牧に出して立て直すことになり、10月に入っての障害転向となりました。

肝心の飛越に関しては元々前向きさに欠ける馬でもあるので、慎重で少し躊躇するところがある様子。飛越そのものはそこまで下手ではないようですが…。早めに現地に入り、金曜日にスクーリングを行ったようなので、その効果にひとまず期待。ただ、初戦からというよりは経験を積んでいって上昇してくれればという雰囲気が充満しているので、まずは落馬することなく無事完走してくれればと思います。そしてその中で次走以降に新天地(障害戦)で期待が持てるところを見せてくれれば。

新潟9Rはミスビアンカとカラパタールの出資馬対決に。両馬ともポテンシャルから言えば1勝クラスでもやれるものは十分秘めていると思いますが、牝馬らしい気難しさを抱えているので、追い切りの雰囲気が良くても、実戦での結果に結び付いてくれません。

ミスビアンカは帰厩して10日で競馬へ臨むスタイルが一時嵌っているように思ったのですが、ここ2走はちょっと違った仕上げスタイルに。追い切りはやれば動く馬ですが、力んでしまうと体が硬くなってしまう欠点があるので、そこを考慮しながらの調整。追い切りでは馬なり中心のソフトな仕上げに徹し、精神面でもストレスを与えないように。今のところは陣営の思惑が嵌り、良い雰囲気を保っている様子。このままレースへ臨めることを願うばかり。津村Jとは初コンビとなりますが、騎乗技術は高い騎手と思うので、気持ちに寄り添った競馬を見せて欲しい。

カラパタールの前走は滞在競馬+若手女性騎手を配して49キロでの出走。好走できる条件は揃ったように思ったのですが、テン乗りでは良さを引き出せなかった感じ。また、馬場に脚を取られてバランスを崩すところがあり、洋芝も合っていなかったようです。

レース後はNF早来へ移動して調整を行ってきましたが、馬体の戻りが遅く、疲れから背中を中心に皮膚病が出来てしまいました。その為、夏の北海道シリーズでの復帰は叶いませんでしたが、パドック放牧を取り入れ、精神面では幾らか大人になってきた様子。ただ、馬体等の成長に関しては正直案外かも。

帰厩後の調教・追い切りはミスビアンカ同様に負荷を掛け過ぎずにサラッと。少しずつ素軽さが出て、力を出せる状態にはあると思います。個人的には1200mが合うタイプかなと見ていましたが、前走は外々を回らされたのもありますが、少し忙しかった感じも。未勝利勝ちの1400mで気分良く追走できれば。

ミスビアンカとカラパタールは共に馬場が渋っても大丈夫。新潟だとそこまでタフな馬場にならないでしょうし、下を気にすることで折り合いも付きやすい筈。他馬が気にする分、前進が見込めるでしょう。

セラフィナイトは外差し不利だった中京・シンザン記念で5着に食い込んだように脚力は非凡なものを秘めていますが、その後は段々着順を悪くすることに。相手もそれなりに強かった+展開が向かなかったということもあるでしょうが、良い状態でレースへ臨めなかったのが大きな敗因かなと。暑さにも弱いところを見せていました。

前走では目先を替える意味で1ハロン延長。真夏の1戦だったので正直苦戦を覚悟していましたが、戸崎Jがリズム良く追走し、適度に脚を溜める競馬。直線は内を突く競馬になって、内・外からプレッシャーを受ける形になりましたが、最後まで渋太く脚を繰り出しての2着を確保。良馬場や外から被せられる形じゃなければ、捉え切れていたかもしれません。ちょっと運がなかった感じですが、復調の兆しを見せ、ホッとしました。

その後はNF天栄へ放牧に出し、再度新潟の芝1800mとなるココへ。しっかり逆算した乗り込み、帰厩後の丹念な時計から仕上がりは上々。ライバルは今だ0勝ながら、1勝クラスで3戦連続2着のハリウッドヒルズ。末脚は確実ですし、決め手勝負になると分が悪いかも。また、タフな馬場になるとゴールドシップ産駒タンジェリンムーンが浮上してくるでしょうねえ。まあ、それでも前走のような競馬が出来るなら、ここでも勝ち負けに加わって当然。道中はしっかり前に壁を作り、4角手前から馬場の良いところへ持ち出していってくれればと思います。何とかここで一区切りとなる2勝目を挙げることが出来れば。勝ち切ることができれば、自信も戻ってきてくれるでしょうから。