アルプスソング
・在厩場所:新潟競馬場
宮田師「今朝スタッフから曳き運動の歩様があまり良くないと報告を受けました。右前の蹄を気にしていて指動脈にも張りがあるということだったので、装蹄師にチェックしてもらいすぐに手直ししてもらったものの、私が歩様をチェックした際には、どうも左前を気にしている様子でした。獣医師も呼んで診てもらったところ、左前の深管に反応があり、そこから複合的に肩の出が悪くなったり、全体的な歩様の硬さに繋がっているのではないかということでした。レースに出走できないレベルではないものの、左前は骨折経験のある馬ですし無理は出来ないという判断から、左前肢跛行のため出走取消させていただきます。今日の競馬を楽しみにされていた皆様には、本当に申し訳ありません。今後については、馬の状態を見ながらクラブ・牧場サイドとご相談させていただきます」(9/2近況)
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初芝の前走で2着と大きく巻き返し、素質の片鱗が窺えたアルプスソング。そのまま新潟競馬場へ滞在し、ラスト1戦に賭けてきましたが、レース当日になって歩様に違和感を確認。獣医師や装蹄師の尽力で出走できないレベルではなかったようですが、最悪の事態を回避するために左前肢跛行のため出走取消となりました。
残念な思いは強いですが、無理をして大怪我、最悪の場合として命を落とすようなことになってはいけないので仕方ないでしょう。引き続き入念なケアや治療を行ってもらい、硬さを軽減できるように全力を注いでもらえればと思います。
ただ、今週末の競馬で現3歳馬の未勝利戦は終了。勝利を手に出来なかった馬は一旦地方へ転籍し、JRAの再登録を狙うケースが多いですが、アルプスソングはどうなるか。このまま引退というのは可能性が低いように思うのですが…。
個人的にはローカル場所での出走機会を狙い、1勝クラスへ格上挑戦していって欲しいです。脚元の不安が少しでも軽減されば、1勝クラスでも対等に渡り合える馬でしょうから。