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色々と手を尽くしても、ぶり返した左前蹄底の痛みが解消し切れず。そして今後も劇的に良くなることは考えられず、このタイミングで引退が決まる。★レッドセリオン

f:id:yakifish:20200825181938g:plain レッドセリオン(牡・萩原)父エピファネイア 母ドライヴンスノー

2023.07.26
引退

本馬は6月25日の東京競馬・3歳未勝利(ダ1600m)に出走して13着での入線。レース翌日のチェックで左前の歩様が良くなかったため獣医師に診てもらったところ蹄に痛みがあり、挫跖との診断でした。治療によって症状が徐々に緩和され、治療を中止した後に一旦は痛みが再発したものの、その後は良化を辿り治療なしでも痛みはなく、獣医からの許可も出たことから、7月6日(木)にノーザンファーム天栄へ移動。ただ、牧場に移ってからの経過が思わしくなく、消炎剤の投与といった治療や鉄橋蹄鉄に打ち替えるなど手を尽くしたものの劇的な変化は見られず、乗り出すまでにはかなりの時間を要する見込みです。3歳未勝利の番組が組まれているうちに出走態勢を整えるのは難しい状況にあることや、回復しても調教で強い負荷を掛けると再発する可能性があることなどを踏まえて関係者の間で協議した結果、誠に残念ではございますが、ここで引退の結論に至りました。出資会員様には追って書面にて詳細をご報告させていただきます。長い間、レッドセリオン号にたくさんのご声援をいただき、ありがとうございました。

萩原調教師「ここまで左前の蹄を入念にケアしてきましたが、少しずつ良くなっているとはいえ、ここから乗り出すと痛みがぶり返してしまい、消炎剤の投与が必要になってきそうです。牧場サイドとも連携を取りながら進めてきましたが、やはり3歳未勝利の期間内には到底間に合いません。格上挑戦をするにしても、2歳の秋頃から蹄に不安があった馬ですし、今回完治して格上挑戦に使うにしても、乗り出して強い負荷を掛けると痛みが再発する可能性は否定できません。そのあたりも踏まえて関係者の間で協議した結果、残念ではありますが、ここで引退することになりました。蹄が弱かったもののポテンシャルの高さを感じていた馬だけに、何とか勝たせてあげたかったです。力及ばず大変申し訳ございません。今日までレッドセリオンにたくさんの応援をありがとうございました」

2023.07.21
ノーザンファーム天栄
馬体重:530キロ

今週も引き続きウォーキングマシンで動かしながら様子を見ています。消炎剤は投与していませんが、左前の出が良くないため、マシンのスピードは遅めに設定している状況です。鉄橋蹄鉄を履かせていることもあり、患部を触診してもそこまでの反応はありませんが、歩様チェックでダクを踏ませてみると左前を庇っている様子。爪が悪化している訳ではありませんが、良化といった面では何ともいえないところ。現状からは乗り出し開始までには時間が必要となってきそうです。

萩原調教師「先日、セリオンの状態を確認しに行きましたが、左前蹄底の痛みがトレセン在厩時からあまり良くなっていないようです。常歩ではそこまで反応は見せませんが、ダクになると痛みからか頭を上げていました。このような状態では騎乗運動の開始はまだ先。未勝利戦に間に合わせることは難しい状況にありますので、そのあたりも含めてオーナーサイドと相談をする必要がありそうです」

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NF天栄へ戻った後も、左前蹄底の痛みが改善されてこないレッドセリオン。その為、左前の出が良くなく、蹄鉄を鉄橋蹄鉄へと替えていますが、ダクを踏んでみると庇うような素振り。これでは時間が足りないなあと見ていたところ、次週の更新で『劇的な変化は見られず、乗り出すまでにはかなりの時間を要する見込み』ということで、3歳未勝利の期間内には到底間に合わず。また、症状がぶり返す可能性も高いことから、このタイミングで引退が決まってしまいました。うーん、残念。

柔らかい身のこなしの良さに惹かれての出資でしたが、育成厩舎へ移動した翌日に外傷を負ったり、左飛節のOCDの除去手術を受けたりととにかく順調に行かず。また、ノンビリとマイペースを保っている性格に関しても、競走馬には向いていなかった印象です。今は第2の馬生が少しでも良いものになることを願っています。お疲れ様でした。

これで東サラで出資した3歳馬は4頭中3頭が引退。故障に泣かされたところもありますが、あまり奇をてらわずに人気馬に素直に行くべきだったかなと反省です。また、唯一の生き残りがレッドマグナス。ただ、こちらも戦績的に厳しい未来が間近に迫っています。