日曜小倉７Ｒ ４歳上１勝クラス（芝２６００ｍ）６枠６番 鷲頭Ｊ
・在厩場所：栗東トレセン
・調教内容：8日にＣＷコースで時計
松下師「8日にＣＷコースで併せて追い切りを行いました。道中はカルトゥーシュが先行し、直線で外側へ併せる形を採りましたが、0.1秒遅れてしまったものの、この馬にしては最後までよく動くことが出来ていましたよ。前走時と比較すると、馬体が一回り大きくなって、先週末の馬体重は４９４キロでしたから、小倉競馬場までの輸送を考慮してもプラス体重でレースに向かうことが出来そうです。適度に時計の掛かる馬場の方がこの馬の持ち味を活かせると思い、前走後はここまで時間を掛けさせていただきましたが、心身ともに成長が感じられますし、良い状態でレースに向かうことが出来そうです。１勝クラスに初挑戦した時は４着とまずまずの内容だったものの、その後はもう一つ良い走りが見られませんでした。今回は３キロ減の鷲頭虎太騎手を起用することに加えて、小倉競馬場では安定した走りを見せていましたから、この条件で改めて期待しています」（2/9近況）
助 手 ８ＣＷ良 85.6- 69.6- 53.9- 38.1- 11.7 一杯に追う ロードフォーステル（三未勝）強めの外1.6秒先行0.1秒遅れ
サンデュエル
日曜東京７Ｒ ３歳１勝クラス（ダ１６００ｍ）７枠１３番 Ｔ.バシュロＪ
・在厩場所：美浦トレセン
・調教内容：8日に南Ｂコースで時計
栗田師「股関節回りの疲れを取りつつ様子を見ていましたが、先週土曜日にショックウェーブを行ったところ改善されてきたため、日曜日からそれなりに動かすようにしています。トモの左右差はそれほど気になりませんでしたし、今週に入っても大きな問題はありませんでしたから、8日に南Ｂコースで最終追い切りを行い、単走で6ハロン84秒台の時計をマークしています。私は北海道に居たため生で調教を見ることは出来ませんでしたが、スタッフからは『動きはスムーズでしたし、特に違和感なく終えられました』と報告を受けていますので、予定通り今週のダ1600ｍ戦へ向かおうと思います。先週速いところを行っていないものの、戻ってきてからの調教量はそれなりにやってきましたし、毛艶も良好で体調面に関しては心配要りませんから、前走勝った舞台でどれくらいやれるか楽しみにしています」（2/8近況）
助 手 ８南Ｂ良 84.5- 68.5- 53.2- 38.8- 12.4 G前仕掛け
ノワールドゥジェ
日曜東京９Ｒ 初音Ｓ・牝馬（芝１８００ｍ）３枠６番 戸崎Ｊ
・在厩場所：美浦トレセン
・調教内容：8日に坂路コースで時計
宮田師「トモのバランスを整えるため、先週末に坂路コースで併せて追い切りを行い、2本登坂させた内の2本目で時計を出しています。古馬1勝クラスのライラスターを2馬身追走する形から最後は同入で終えています。そして、8日にも坂路コースで併せて追い切りを行い、道中はノワールドゥジェが2頭併せの追走する形から、最後は古馬1勝クラスのカズラポニアンと馬体を並べて終えています。ようやくここに来て冬毛が抜けてきて、馬体に張りが出始めてきましたし、内臓面の良化と共に動きもグンと良くなりましたね。今朝の調教で乗っていた助手も『見た目だけでなく、トモの緩さも解消されたことで良いところで抱えられました』と言っており、態勢は整ったと見ています。能力はこのクラスでもヒケを取らないと思いますし、この感じであれば得意舞台で巻き返しは可能でしょう」（2/9近況）
助 手 ８美坂良 52.5- 38.0- 25.0- 12.5 馬なり余力 カズラポニアン（古馬１勝）強めを0.4秒追走同入
助 手 10美坂良 63.1- 45.7- 29.4- 14.5 馬なり余力
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日曜日（2/12）に出走するシルク・出資馬の出走記事をまとめて。
夏の小倉戦を終えたカルトゥーシュ。その後、１勝クラスへの格上挑戦を２度使いましたが、勝負どころからの反応が鈍くなり、最後の直線を向くまでに圏外という結果で連続８着。レースを使っていく中で成長が見られないのが悩ましいところ。そこで目先を替える意味で前走後は障害入りを目指しましたが、試験を受ける前に断念。そういう経緯があった為、今回は約２ヶ月半ぶりの１戦となります。
帰厩後の調整・追い切りに関しては、淡々と本数を重ねることは出来ているも、動き自体は可もなく不可もなく。ひとまず力は出せるだろうなあという仕上がりでしょう。そして今回は３キロ減となる鷲頭Ｊを起用。少しでも上位を目指せるように手は尽してきましたし、格上挑戦のレースで８頭立ては魅力的。自虐的に言うと、最下位でもここ２走と同着順になる訳ですから。また、相手関係に目を遣ると、人気を集めそうなケンハービンジャーとミアステラが低調なメンバーの中では少し抜けた存在。カルトゥーシュはその後の伏兵候補の１頭という感じでしょう。
正直なところ、勝つイメージまでは湧いてきませんが、失うものはないという気持ちで、勝負どころから積極的に仕掛けていって欲しいところ。そして少しでも構わないので、先頭に立つシーンを見せて欲しいです。あとはどこまで粘れるかを冷静に見届けたいです。
サンデュエルは喉に不安を抱えるも、ダートへ転じてからは３着→１着。鞍上の手腕が光った２戦だったと言えますが、前走ではそこそこメンバーが揃っていた中での差し切り勝ち。走破時計が地味すぎるのがどうかも、勝ちっぷりはホント良かったです。
その後はＮＦ天栄へ戻し、再度東京・ダ１６００ｍに照準を合わせてきましたが、帰厩後の追い切りはまずまず順調に来ていましたが、先月２９日の追い切り後に股関節回りに疲れが出て２日の追い切りを自重。予定していた出走に黄色信号が灯りましたが、ショックウェーブ治療を行って、トモの左右差は軽減。何とかリカバー出来たかなと思いますが、最終追いは負担を考え、Wコースではなくダートでサラッと。動きは悪くありませんが、微妙な調整の狂いがレースへどう響いてくるか。
また、今回は１勝クラスへの昇級戦。関西馬の参戦もあり、メンバーレベルはちょっと高そう。経験を積んでいけばこのクラス突破は見えてくるでしょうし、実際に勝てる力はあると思います。ただ、一頓挫あった今回でいきなり互角の走りを求めるのはちょっと酷かなと。脚抜きの良い馬場で速い時計の決着になるのも分が悪そう。どこまでやれるのか腕試しの１戦と見ています。
ノワールドゥジェは今回が３勝クラスでの３戦目。新潟の長岡Ｓで初マイル戦を３着にまとめ、前走は走り慣れた東京・芝１８００ｍ。順当に勝ち負けの勝負になることを願ったのですが、好位でスムーズな競馬が出来ていた割に追ってからが案外。ビシビシ追う鞍上（Ｔ.マーカンドＪ）と手が合わなかった感じもしますが、硬い馬場を気にしたとのこと。正直、納得し辛い敗戦となりました。
その後はＮＦ天栄へ戻して再調整。引き続き左回りの東京コースに照準を合わせ、前走と同舞台（東京・芝１８００ｍ＋牝馬限定）。鞍上にノワールドゥジェを知り尽くした戸崎Ｊに戻るのは大・大歓迎。ただ、ここを狙い撃ちしてくる牝馬はレベルが高く、４歳馬のストーリア・リアグラシアは難敵。
また、ここへ臨むにあっての調整具合ですが、この馬のパターンで熱心に時計になるところを乗っていますが、ようやく上向いてきた感じ、８日の追い切りを経て更にどこまで良くなってきてくれるかに期待も、本質的に寒い時季よりは暑い時季の方が合っている馬なので、過度の期待はどうなのかなあ？ 今回は鞍上との手腕・相性の良さとノワールドゥジェの地力に期待するのみ。ダメな場合は暖かくなってからの出直しと割り切りたいです。
