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【シルク】週末(6/11・12)の出資馬・出走記事

f:id:yakifish:20200513045835g:plain スノーグレース

土曜東京7R 3歳上1勝クラス・牝馬(ダ1600m)7枠9番 杉原J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:8日に南Wコースで時計

中舘師「8日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はスノーグレースが追走して、直線では内に進路を取って脚を伸ばすと、最後は馬体を並べてゴールしています。5ハロンから67.4秒のラスト1ハロンは11.8秒という時計を出していますが、直線では少し促す格好にはなったものの、全体的な動きはまずまずだったと思います。最新の計測で馬体重は480キロほどですが、見た目にはちょうど良い体付きに映りますし、悪くない仕上がりで競馬に向かうことが出来そうです。この中間にはゲートで縛りも行いましたが、特にバタつくことはありませんでしたし、普段から前に馬を置いて調教するようにしていることもあって、その効果からか以前よりもだいぶ人に対して意識が向くようになってきたと思います。あとは競馬場でジョッキーが跨るとガラリと雰囲気が変わってきてしまうところがありますから、どれだけ平常心でレースに挑めるかが鍵になってくるでしょう。ストレートに能力を出せればこのクラスでも通用する力は持っていると思うので、上手く力を発揮できるようにこちらとしても注意を払っていきたいと思います。鞍上は杉原騎手で投票させていただきました」(6/9近況)

助 手 8南W稍 67.4- 52.0- 37.5- 11.8 直強め追う スノーディザイア(三未勝)馬なりの内0.4秒追走同入

f:id:yakifish:20200513045835g:plain モルレー

日曜函館5R 3歳未勝利(芝1800m)1枠1番 鮫島駿J

・在厩場所:函館競馬場
・調教内容:8日に函館Wコースで時計

長谷川師「輸送で減った体重は順調に回復してくれましたが、気持ちの方がなかなか落ち着いてこないですね。ですから、この中間はなるべく馬の少ない時間帯を狙って調教を行うようにしていますが、落ち着きを取り戻しつつあるものの、気持ちに余裕がない分、力みが強くなってしまいます。体はほぼ仕上がっているので、8日の追い切りは、精神面を考慮して馬なりでサッと時計を出す程度に控えましたが、少し滑るような感じで走りづらい中でも、息づかいや動きは良かったですし、身のこなしはしっかりとしていましたよ。この中間に芝に入れてみたところ、走りの感じは良かったですし、開幕週の馬場なら力を発揮してくれそうです。レース当日は恐らくテンションが高くなってしまうでしょうから、その対策として、本日はパシュファイヤーを装着してみたところ、着けていない時よりも落ち着いていましたから、レース当日も着ける方向で考えています」(6/9近況)

調教師 8函W良 71.9- 55.7- 40.3- 12.9 馬なり余力

f:id:yakifish:20200513045835g:plain リヴィア

日曜中京5R 3歳未勝利(芝2200m)1枠1番 北村友J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:8日にCWコースで時計

安田翔師「先週いっぱいは疲労回復に専念していましたが、飼い葉をよく食べて元気いっぱいの様子でしたので、8日にCWコースで追い切りを行いました。道中はリヴィアが先行する形を採り、最後の直線で同じ3歳未勝利馬の内側へ併せて0.1秒先着しています。北村友一騎手に調教を手伝ってもらい、『道中は良いところで抱えることが出来ていましたが、手綱を緩めて行かせようとすると少し内側へモタれるところがありましたね。でも、バランスを取りつつスピードを乗せて行けば、最後までしっかり伸びてくれました』とのことでした。状態次第では、もう1週待つことも考えていましたが、馬の状態に加えて追い切りの感じも良かったですから、今週の中京・芝2200m戦に北村友一騎手で出馬投票させていただきました。前走のように、良いところで抱えていくとどうしても位置取りが悪くなってしまいますが、急がせると最後は甘くなってしまうことを考えると、現状はあの形がベターだと思います。前走のように消耗戦になれば、バテない強みを活かすことが出来るでしょう」(6/9近況)

北村友 8CW良 88.1- 71.6- 55.6- 39.3- 12.4 馬なり余力 ホウオウカントリー(三未勝)強めの内0.4秒先行0.1秒先着

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ドゥラモンド

日曜東京10R 夏至S(ダ1600m)4枠6番 C.ルメール

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:8日に南Wコースで時計

手塚師「8日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はドゥラモンドが先行して、直線では外に進路を取って脚を伸ばすと、最後は馬体を並べてゴールしています。先週は直線で少し促す格好になりましたが、その分しっかりと負荷を掛けることが出来たことから、今週は先週よりも推進力のある走りが出来ていたように思います。上がって来た時の息遣いを聞いても、中身についても順調に良化してきている印象ですし、状態面に問題はありません。あとはダート替わりがどうなるかですが、調教でのフットワークからはこなせても何ら不思議はありませんし、芝でスパッとした脚を求められるとワンパンチ足りない感じもありますから、その点もダートに替わることで上手くカバーすることが出来れば良いですね。相性の良いC.ルメール騎手に手綱を取ってもらえることも心強いですし、今後の選択肢が広がるような走りを期待しています」(6/8近況)

助 手 8南W稍 68.8- 52.6- 37.7- 11.5 馬なり余力 リンクスルーファス(古馬1勝)馬なりの外0.5秒先行同入

f:id:yakifish:20200513045835g:plain カラパタール

日曜東京12R 3歳上1勝クラス(芝1400m)4枠8番 武藤J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:8日に南Wコースで時計

池上師「8日に南Wコースで追い切りを行いました。今週も単走の形を採りましたが、相変わらず最後まで前向きに走ることが出来ており、動きには文句の付けるところはありませんでしたね。馬体重は先週よりも少し減ってしまっているものの、見た目のボリューム感は前回調整時よりも増してきており、寂しく映るような印象はありません。久々の競馬になりますが、力を出せる態勢にはあると思いますし、ここ数戦はあまり良い成績が出せていないものの、追い切りでの走りからはこのクラスで通用する力は十分持っていると感じています。不良馬場で結果を残しているように、馬場が渋っても苦にせず対応してくれるはずですし、東京・芝1400m戦は初勝利を挙げた舞台でもありますから、巻き返しに期待したいところです。なお、鞍上は武藤雅騎手で投票させていただく予定です」(6/8近況)

助 手 8南W稍 67.9- 52.7- 38.3- 12.3 馬なり余力

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週末(6/11・12)に出走するシルク・出資馬の出走記事をまとめて。

初ダートとなった前々走で見事一変し、未勝利勝ちを決めてくれたスノーグレース。勝ちっぷりは悪くなかったので、昇級戦となった前走でも密かに期待したのですが、道中で砂を被ると行きっぷりが悪くなり、4角を回ってくる時には早くも圏外。同世代の牝馬同士で最下位に沈むことになろうとは予想にもしていませんでした。まあ、レースへ行ってみないと読みない気性はこの馬ならではです。

その後はNF天栄でリフレッシュを図り、約3ヶ月ぶりの1戦となる今回。帰厩後の追い切りに関しては正直動きは地味ですが、テンションを上げないように意識した感じ。馬体はきっちり出来ていそうですが、ガラッと変わってきたとは言えません。

また、今回は古馬との1戦。経験値の差を斤量差で埋めてもらえればと思いますが、偶数枠とは言え、内目の枠に入ってしまったのはマイナス。前走で経験した砂を被ることに慣れていれば良いのですが、その可能性は低いでしょうねえ。そこで敢えて、ゲートをソロッと出すというのも1つの案ですが…。

唯一強調できるのはこの舞台(東京・ダ1600m)で勝利を挙げている点。やる気を出してくれればと思いますが、未勝利勝ちの時計が1分40秒2。冬場の時計の出にくい状況だったかもしれませんが、この時計は遅いです。やはり分の悪さを感じざるを得ません。ですので、今回に関してはクラス2戦目、軽量を生かし、クラス突破へのメドの立つ走りが出来れば、合格点かなと見ています。

2戦目の福島で取りこぼした後、すぐに夏の北海道シリーズへの参戦を決めたモルレー。まずはNF空港へ移動し、そこで再調整。そして開幕週からスタンバイする為に函館競馬場へ入り、調教&追い切りを重ねてきました。カイ食いの細さが課題の1つなので、滞在効果(輸送無し)に期待したいところですが、新しい環境にもう1つ馴染んでいない感じでピリピリした面は緩和せず。勝ち気な面は大事だと思いますが、正直良い雰囲気とは言えず。パシュファイヤーを着用するようですが、それにより落ち着きが保てるようなら嬉しいのですが…。

追い切りの動きに関しては、良くも悪くも変わっていませんが、ひと追い毎に良化。ここを目標に概ね仕上がったと思います。

相手関係に目を遣ると、開幕週なのでやや手薄なメンバーを思い描いていましたが、こちらはちょっと間違いだったようで、粒の揃ったメンバー構成。その中で連続2着に来ているイルモンドはレースぶりが安定し、未勝利突破は時間の問題。モルレーも1つ勝てる力はあると思いますが、まずは6着からの巻き返しということで掲示板確保は果たして欲しいです。あとはデビュー戦の鞍上だった鮫島駿Jの手綱捌きにも期待。

リヴィアは人気以上にトラックマンの印が並び、良いモノは秘めているんだろうと見ていましたが、デビュー戦の走りを見ると、未勝利を勝つには時間が必要だなと見ていましたが、ひと叩きした前走は前向きさが出てきて、馬の雰囲気が良化。密かに激走を期待していましたが、じっくり構えてレースへ臨むと、直線では大外からグイグイ脚を伸ばして浮上。最後は1歩早めに抜け出した血統馬・ディーンズリスターの底力に屈してしまいましたが、3着馬には3馬身差をつける走り。展開が向いた分もあるでしょうが、この馬の非凡さを認識させてもらいました。

その後は在厩調整を続け、2鞍を視野に入れていましたが、前走後の回復が早かったこともあり、前走と同舞台のここを選択。追い切りは中1週なのでサラッと追われて程度でしたが、軽快な脚捌きを披露。デキは高いレベルで維持できていると思います。あとは馬体重を維持してレースへ臨めるか。小柄な牝馬なので減ってしまうと割り引く必要が出てくると思います。

相手関係に目を遣ると、リヴィアのように前走で2着に来ている2頭(シュティル・ラウルピドゥ)が強力なライバル。距離への適性があり、末脚がしっかり。大崩れは考えにくいでしょう。

それらに対して、リヴィアは序盤から急かしていくと末脚がバタバタになるので、前走同様に後方からの追走で直線勝負に徹する形。相手云々よりも、まずは自分のスタイルを貫くことが1番。その中で展開が向いてくれたり、ライバルたちの失速が出てくれば、勝つチャンスは大きく出てくると思います。雨の影響で道悪になりそうなのは、血統からはプラスに働きそうですが、リヴィアは小柄な牝馬なので実際はどうなのかな? 個人的にはやや不安が残ります。

調子は良さそうなだけに、ここで未勝利脱出といきたいですが、最低限の目標とすれば、やはり5着以内は死守してもらわなければいけません。

2勝クラスでは常に上位争いをしていたドゥラモンド。昇級しても相手なりに頑張ってくれるだろうなあと見ていましたが、昇級戦の前走では勝ち馬とコンマ3秒差の4着。悪くない成績だと思いますが、ワンパンチ欲しかったなあというのは率直な気持ち。

前走後はNF天栄へ移動し、3回東京開催へ向けてコツコツ態勢を整え、先月24日に帰厩。芝の1400m~1600mに引き続き狙いを定めてくるものと見ていたら、このタイミングでダートの走りを確かめることに。個人的にはこれは大歓迎ですし、ピッチの利いた走りで力強い動きをするので、実際に走ってみないと分かりませんが、適性は秘めていそうな感触。東京のダ1600mは芝スタートなので、ゲートのタイミングをしっかり合わせば、スッと先行はできそうなイメージ。また、芝のレースでは馬群を苦にしませんでしたが、砂を被るのはどうかな? 意外に気の弱いところがあるので、揉まれずに進めた方がベターでしょう。まあ、その辺りの手綱捌きはドゥラモンドの特徴を掴んでくれている鞍上にお任せするのみです。

また、暑い時季に調子を上げてくる馬。追い切りの動き・タイムから活気が伝わってきて、状態自体はかなり良さそうなので、結果を出してくれるものと信じています。

カラパタールは膝の骨折による休養を経て、約8ヶ月ぶりの実戦。未勝利を勝ち上がった後、二桁着順での敗戦が目にいきますが、勝ち馬とはそこまで離されておらず。気持ちと動きが噛み合えば、もう少しやれる筈です。また、今回の休養期間で馬体に関しては幾らか成長。帰厩後、じりじり馬体重を減らしている様子はやや気掛かりも、前走からプラス10キロぐらいでレースへ臨めたらと個人的には想像しています。

また、東京の芝1400mはカラパタールが唯一勝利を挙げている舞台。改めてここから再出発を選んだのは納得ですし、雨模様で馬場が渋ってくれれば激走の可能性が。ただ、冷静に見ると相手はイキの良い3歳馬、これから伸びていく血統馬など多士済々の顔ぶれ。ここに割って入るのは正直苦しいでしょう。

ですので、骨折明けの今回はまずは無事に走り終えてもらうのが1番。そして、その中でキラッと光る走りを見せ、ここから再浮上できるキッカケ・手応えを掴んで欲しいです。