土曜阪神５Ｒ ３歳未勝利・牝馬（芝２０００ｍ）６枠１２番 坂井瑠Ｊ
・在厩場所：栗東トレセン
・調教内容：13日にＣＷコースで時計
安田翔師「13日の追い切りは3歳未勝利馬と併せてＣＷコースで行っています。レースに騎乗予定の坂井瑠星騎手に手伝ってもらいましたが、『道中はムキになることもなく、緩急の利いた走りは出来ていました。ただ、コーナーで自身のバランスを維持するのに苦労している感じで、その分加速も円滑ではなかったですね。現状は勝負どころから動いていくというよりは、終いに賭けるか、良いポジションをキープしてそのまま流れ込むような形がベターなのかなと思います』とのことでした。道中の感じは真面目に走りつつも、ムキになることはなかったですし、軽快なフットワークでしたね。デビュー戦まで時間が掛かってしまったものの、ここまで待ったことで心身ともにしっかりとしてきていると思いますし、良い状態で初戦を迎えることが出来そうです。ただ、新馬戦なら自信を持ってレースに向かえるのですが、既走馬相手でもありますし、いかに自分のリズムで走ることが出来るかがカギになりますね。コーナーで踏ん張りが利かないことを考えると、ワンターンの方がいいように思いますが、2000ｍならペースがそこまで速くならないでしょうから、まずはこの条件を試してみることにしました。入厩当初はテンションが高く、調教を進めていくと飼い葉食いが悪くなるのではと心配していましたが、負荷を強めても飼い葉をよく食べて以前よりふっくらと体を見せています。阪神競馬場までの輸送に加えて、レース当日は観客が入ってまた違った雰囲気ですから、馬が戸惑わないようにこちらもしっかり準備しておきたいと思います」（4/14近況）
助 手 ８ＣＷ良 84.2- 68.2- 52.8- 37.7- 11.7 強めに追う ロードブライト（三未勝）一杯の内1.1秒先行0.1秒遅れ
坂井瑠 13ＣＷ良 84.6- 67.6- 52.1- 37.4- 11.4 稍一杯追う タイセイシュネル（三未勝）強めの外同入
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第2回阪神7日目（04月16日）
5Ｒ ３歳未勝利
芝2000メートル 牝馬 馬齢 発走12:15
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 フォルツァモンド 牝3 54.0 酒井学
1 2 エピプランセス 牝3 54.0 福永祐一
2 3 バイラプリンセッサ 牝3 54.0 小牧太
2 4 チュウワシルバー 牝3 54.0 武豊
3 5 ビューティフルラブ 牝3 51.0 角田大河
3 6 ビュークレスト 牝3 54.0 池添謙一
4 7 パーシスト 牝3 54.0 城戸義政
4 8 ヒヅルジョウ 牝3 54.0 国分恭介
5 9 ブリリアントギフト 牝3 52.0 小沢大仁
5 10 トウカイエクラン 牝3 54.0 富田暁
6 11 ベッラアルバ 牝3 54.0 和田竜二
6 12 リヴィア 牝3 54.0 坂井瑠星
7 13 アドマイヤグリーゼ 牝3 54.0 川田将雅
7 14 コルレット 牝3 54.0 吉田隼人
8 15 セルフエスティーム 牝3 50.0 今村聖奈
8 16 チョッピー 牝3 54.0 幸英明
○安田翔師 「まだ推進力に物足りなさがあります気持ちは前向きですよ。実戦で良さが出れば」（競馬ブックより）
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シルクではトレーニングセール出身の馬、繁殖セールで購入された時に受胎していた持込馬など海外血統に興味を示し、毎年積極的に出資してきましたが、リプリートⅡの１９ことリヴィアもその１頭。
同馬の魅力は日本の馬場が合う合わないは別にしてやはり父Galileo。出資する機会があるのが珍しいことなので、小柄な牝馬ということを横に置いといて、出資へと踏み出すことに。そんな中、実馬は血統的な重苦しさとは別物で、動画を見ると、前脚の可動域は広く、繋ぎや膝の関節は硬さを感じない歩様。適度な前向きさでキビキビ歩けているのが目に留まりました。その一方で線も細い馬なので、牝馬らしい繊細さは持ち合わせているんだろうなあと見ていました。
北海道での育成時のリヴィアは大きな怪我はなかったも、４００キロちょっとの馬体で成長スピードがスロー。そして適度にリフレッシュを挟むことで、馬体が萎むことを回避し、心身の成長を促すことを１番に努めてきました。それだけ体質の弱さがあったと思います。また、調教動画を見ると、非力さは否めませんでしたが、走り自体は軽く、自分から走ろうという気持ちを見せていました。
そして栗東へ初めてやってきたのが９月中旬。第一関門のゲート試験は少し手こずることを覚悟していましたが、新しい環境に少し時間を掛けて慣らすと、練習を重ねて上達を図り、無事１発でクリア。ただ、一旦放牧に出して成長を促しながら鍛えてもらう方がリヴィアには良いということで、ＮＦしがらきで鍛え直すことに。
その後の調整はマイペースを貫きつつも、コツコツ乗り込みを消化。この馬なりに少ししっかりした姿となり昨年末に帰厩。年明けのデビューを目指すことになりましたが、１月早々に馬房で暴れてしまったのか、左前脚の球節外側付近に外傷が判明。幸い、骨とか筋に異常は見られないも、傷口が開き、出血が酷かった様子。折角、良い雰囲気で戻ってきていたのに再度ＮＦしがらきへ戻ることに。傷口が塞がるまで無理することが出来ず、その間に緩んでしまった部分もあり、ここまでデビューが遅れてしまいました。
追い切りを本格化させてからのリヴィアは、坂路とＣＷコースを併用して丹念な乗り込み。目立つほどの時計こそ出ていないも、動きには軽さがあり、本数は十分足りています。それ故、芝の実戦へ行けば更に良さが出るのかなと思いますが、牝馬同士とはいえ、既走馬相手の１戦。ライバルにはブエナビスタの姪にあたるエピプランセスなど力のある馬がいますし、コーナーリングに少し難を見せ、まだまだパンとしていないリヴィア。冷静に見て上位進出は難しいと思うので、まずは競馬の一連の流れを理解してもらい、レースでは序盤から出していくことはせず、自分のリズムで追走し、コーナーリングの拙さを最小限に止め、最後の直線でどこまで脚を伸ばすことが出来るのか。少しでも次走以降に繋がるキラッとしたものを見せて欲しいです。
まあ、まずはパドックに出てきた際、馬体をしっかり維持した姿で出てきてもらい、テンションが高くなり過ぎていないことを願っています。
