アンティーゾ（牡・国枝）父エピファネイア 母ヒカルアマランサス
・在厩場所：北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容：週2回屋内坂路コースでハロン15～16秒のキャンター1本と周回コースで軽めのキャンター2700m、週1回周回コースで軽めのキャンター2700m、残りの日は軽めの調整
担当者「この中間も坂路コースと周回コースを併用して、順調に乗り運動を継続できています。継続した運動で筋力が付き、走る際の前後のバランスも取れるようになりました。課題としていた操作性も段々と良化してきていますよ。欲を言えば、もう少し走りにまとまりが出てくるともっと良くなると思います。調教内容が改善されたことで、馬体は競走馬らしい姿に変貌しつつありますが、馬体重が増えているように伸びしろのある体付きですから、これからさらに良くなってくれそうです。今後は適度にリフレッシュを取り入れつつ、しっかりと乗り込んでいく予定です。馬体重は５３２キロです」（5/1近況）
トラマンダーレ（牡・鹿戸）父ドゥラメンテ 母テルアケリー
・在厩場所：北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容：週3回屋内坂路コースでハロン14～16秒のキャンター1本と周回コースで軽めのキャンター2700ｍ、週2回周回コースで軽めのキャンター2700ｍ、残りの日は軽めの調整
担当者「この中間も負荷の高い運動を継続していますが、ハロン14秒ペースでも問題なく対応できています。道中も落ち着いていて、リラックスして走れていますから操作性も良く、脚捌きも素軽くて動きに関しての注文は特段ありません。馬体重はあまり増えてはいませんが、見た目は筋肉が付いてきてしっかりしてきたように感じるものの、牡馬ですから、もう少し余裕があっても良いかとは思いますね。運動後にテンションが上がるようになってきていますが、血統的に活気のあるタイプですし、騎乗に影響を及ぼすほどではありません。今後もタイミング良くリフレッシュを挟んで、精神面にも注意して進めていきます。馬体重は４４８キロです」（5/1近況）
バシマーの２０（牡・栗田）父サトノアラジン
・在厩場所：北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容：週5回屋内坂路コースでハロン16～17秒のキャンター1～2本、残りの日は周回コースで軽めのキャンター2500ｍ
担当者「この中間は坂路コース主体に周回コースも織り交ぜつつ乗り込みを進めています。引き続き、坂路ではハロン16秒ペースで進めていますが、時計的にもしっかり対応出来ていていますし、動きに関しても以前と比較してもさらに良化してきました。適性としては、走りを見ていても繋ぎの柔らかさがありますし、どちらかと言うとダートよりは芝の中距離のような印象を受けますね。今後については、依然として体力不足なところからハミにモタれがちな面や、トモにも成長の余地を大いに残しているので、焦らずに馬の成長曲線に合わせたメニューで進めていきたいと思います。馬体重は４９１キロです」（5/1近況）
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単独で記事にしたエディストーン以外の関東２歳牡馬・北海道組の近況をまとめて。
アンティーゾは坂路と周回コースを併用して乗り込んできたことでだいぶ体力は備わってきた様子。課題として挙げられていた操縦性に関しても、徐々に成果は出てきているように思います。あとは纏まりの良いフォームを身につけ、推進力に充ちた走りを習得していって欲しいです。
トラマンダーレは引き続き良い動きを見せてくれているようですが、馬体重はもっともっと増えてきて欲しいところ。５月生まれですし、伸びシロは多く残されていると思うので、６月頃の移動が少し延びても良いので、心身共にもう１段・２段と変わってきて欲しいです。
バシマーの２０は他馬よりも遅れ気味ですが、地道に下地を作っていくことが先決。繋ぎの柔らかさから芝でもという見立てですが、個人的にはダートが合っていると思います。そして繋ぎの柔らかさで時計が速くなっても対応していってくれるのかなと見ています。
