ピクシーナイト（牡・音無）父モーリス 母ピクシーホロウ
・在厩場所：1日に香港・シャティン競馬場へ移動
・調教内容：軽めの調整
・次走予定：12月12日のシャティン・香港スプリント（Ｇ１）・福永Ｊ
音無師「検疫馬房へ移動後は、環境の変化からソワソワとして落ち着きのない様子でしたね。今週は香港までの輸送が控えていることから、先週末に坂路で14-13程度の時計を出しておきました。そして、先日にも坂路で大きめのところを1本登坂しましたが、楽な手応えのまま15-15の時計で駆け上がってくれました。こちらでは考えていた通り調整することが出来ましたが、こちらを移動する際は少しテンションが高かったので、空路での輸送にどれだけ辛抱してくれるかがカギになりますね。1日の午後16時に関西国際空港へ無事移動しており、香港には21時40分頃の到着を予定しています。環境の変化に戸惑うことも想定して、担当調教助手が臨場していますし、そして福永騎手も『コロナの影響で帰国後の隔離期間が再び延長されたことで国内での騎乗機会が失われたとしても、スプリンターズＳに続いて、香港スプリントでも勲章を獲らせたい気持ちに変わりはない』ということでしたから、人馬共に万全の態勢をもって、良い状態でレースに向かえるように努めていきたいと考えています」（12/1近況）
助 手 28栗坂重 56.7- 42.0- 26.8- 12.7 馬なり余力
助 手 30栗坂良 59.8- 43.5- 29.2- 15.1 馬なり余力
・在厩場所：香港・シャティン競馬場
・調教内容：角馬場で常歩
・次走予定：12月12日のシャティン・香港スプリント（Ｇ１）・福永Ｊ
担当助手「定刻より20分遅れで香港時間の22時頃に香港国際空港へ到着し、24時10分頃に無事シャティン競馬場に着いています。栗東トレセンの検疫馬房に移動後はかなり落ち着きのない様子でしたので、環境の変化に対応してくれるか気掛かりでした。ただ、飛行機の中では落ち着いて水をしっかり飲んでいたようですし、香港に到着後も環境の変化に戸惑うことはありませんでした。これも先輩であるインディチャンプが帯同していることで安心してくれたのかもしれません。今朝は状態を確認する意味と、環境に慣れさせるために、軽く乗り運動を行いましたが、インディチャンプの横を一緒に歩くなどして、とても落ち着いていました。これならもう心配ないと思いますし、明日からコースに入って本格的に調教を開始して、来週の追い切りに備えていきたいと思います」（12/2近況）
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【香港国際競走】日本馬8頭がシャティンに到着 （ラジオＮＩＫＫＥＩより）
12月12日（日）香港シャティン競馬場で行われる香港国際競走に出走予定の栗東所属馬8頭が、香港シャティン競馬場に無事到着した。関係者のコメントは以下の通り。
※ラヴズオンリーユー、ヴァンドギャルドはロサンゼルス空港を現地時間11月30日（火）に出発、アンカレッジ空港を経由して香港国際空港からシャティン競馬場へ到着。他の6頭は関西国際空港から香港国際空港へ入り、シャティン競馬場に到着した。
●香港カップ（G1 芝2000m）
ラヴズオンリーユー（牝5歳 栗東・矢作芳人厩舎）
岡勇策調教助手のコメント
「長距離輸送のため若干の疲れはありますが、特に問題なさそうです。様子を見ながら仕上げていきたいと思います」
レイパパレ（牝4歳 栗東・高野友和厩舎）
時岡和幸調教助手のコメント
「輸送も大人しくこなしてくれて、無事に香港に着くことができました。到着後まもなく飼葉も食べ始めており、見た目には問題ありません。レースで良い結果を残したいと思っています」
●香港マイル（G1 芝1600m）
インディチャンプ（牡6歳 栗東・音無秀孝厩舎）
内徳典行厩務員のコメント
「前回は到着後の採尿に手間取ったりしましたが、今回は万事スムーズにきています」
ヴァンドギャルド（牡5歳 栗東・藤原英昭厩舎）
藤原和男調教助手のコメント
「輸送はIRT（輸送会社）が万全にしてくれたので、良い状態で香港に来ることができました」
●香港スプリント（G1 芝1200m）
ダノンスマッシュ（牡6歳 栗東・安田隆行厩舎）
藤巻渓輔調教助手のコメント
「今回で4回目の香港遠征なので馬も慣れて落ち着いています。無事に輸送をクリアできました」
ピクシーナイト（牡3歳 栗東・音無秀孝厩舎）
蛭田乾志調教助手のコメント
「輸送後なので多少の疲れは見えるものの、特段問題もなく、すぐに元気になると思います。細くなった感じもしないですし、今のところ順調にきています」
レシステンシア（牝4歳 栗東・松下武士厩舎）
金浜裕之厩務員のコメント
「無事に到着してくれました。このまま調教をこなして、レースで結果を残せるようにしたいです」
●香港ヴァーズ（G1 芝2400m）
ステイフーリッシュ（牡6歳 栗東・矢作芳人厩舎）
岡勇策調教助手のコメント
「初めての海外遠征ですが、入れ込んだ様子もなく、問題なさそうです。無事、輸送をクリアしてくれたと思います」
（JRA発表による）
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レースが来週の日曜に迫り、２日未明に香港のシャティン競馬へ到着したピクシーナイト。初めての海外遠征で検疫厩舎時から少し神経質な面を覗かせているのは心配ですが、厩舎の大先輩・インディチャンプと一緒に行動できていることで助かっていることも多い様子。
調整に関しては、ビシッとやった後に２本時計を出しているように順調は順調。ただ、慣れないことで気苦労が多いと思うので、新しい環境にフィットしてもらい、どこまで回復を果たすことが出来るかが１つポイントでしょう。そして直前の追い切りでどういう内容・動きを見せてくれるのか。父モーリスもシャティン競馬場で勝っていますし、パワフルな走りを見せる息子のピクシーナイトも馬場適性は備えているのかなと思います。
相手関係は日本勢も手強いですが、香港馬がそれ以上に強力。日本馬がなかなか勝てなかったＧ１ですし、３歳の現状で多くを望むのはやはり酷かと思うので、ひとまず内容の濃いレースを見せてもらえれば十分かなと考えています。
