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日曜日(10/17)の出資馬・出走結果

f:id:yakifish:20200513045835g:plain スノーグレース

日曜東京2R 2歳未勝利(芝1600m)9着(7番人気) 丸山J

チークピーシズ着用。スタートでやや後手を踏みますが、その後押し上げて行き、道中は中団からレースを進めます。直線では他馬の間から脚を伸ばそうとしますが遅れを取り出し、後方で流れ込んでいます。

中舘師「念のために厩舎装鞍を行いましたが、変にバタバタするところはなかったですし、パドックも特に問題なく周回できていました。ただ、本場馬入場になると急にスイッチが入ってしまい、跳ねてまるで別馬のようになってしまいました。トレセンの練習時は大人しくしていたものの、ゲートの中でもソワソワして落ち着きがなかったため、上手くタイミングが合わず出遅れる格好になってしまいました。その後は上手くリカバリーして中団に付けることが出来ましたが、丸山元気騎手は『周りを気にしている感じではなかったのですが、自ら進んで行かなかったです』と話していた通り、頭が高い走り方になってしまい、ブレーキを掛けつつ追走しているように見えました。直線でも同じような感じだったので、追い出してからも脚を使うことが出来ず、徐々に前との差を広げられてしまいました。調教では前向きさが見られたため、レースでもチークピーシズを着用しましたが、ジョッキーは『レースではあまり効果が感じられなかったですし、着けない方が良いかもしれません』と話していました。前走時よりは息が上がっていて走っている感じはあったものの、それでも調教時の良さが見られませんし、おそらくまだ本気を出していないのでしょう。現時点では条件云々というよりは気持ちの面が邪魔をして力を発揮できていない印象ですし、今後も馬装を含めて色々と試しつつ良い形を探っていきたいところです。この後は優先出走権を獲れませんでしたし、一旦放牧に出させていただく予定です」(レース結果)

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・在厩場所:19日に福島県ノーザンファーム天栄へ放牧

中舘師「トレセンに戻って状態を確認しましたが、競馬で力を出し切っていないので、脚元を含めて大きなダメージは見られませんでした。良い方に出ればと思って、クロス鼻革やチークピーシズを着けましたが、それで却って反抗心が出てしまったのか、調教の良さを競馬では全く出すことが出来ず申し訳なく思っています。それでも上位からそこまで離されていないことを考えると、やはり能力はあるはずですから、何とかレースで力を発揮できるように努めていきたいと思います。この後は一旦心身ともにリセットさせてから次に向かっていった方が良いでしょうし、19日にノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただきました」(10/20近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain ボンディマンシュ(セ・中内田)父ロードカナロアビアンカシェボン

日曜東京7R 3歳上2勝クラス(ダ1600m)優勝(4番人気) 藤岡佑J

互角のスタートから中団の外目で流れに乗ります。そのまま直線へ向くと、一旦は前を塞がれるものの、空いたスペースからグイグイ伸びて先頭でゴールし、3勝目を挙げるとともに、約2年ぶりとなる勝利を飾っています。

中内田調教師「おめでとうございました。休み明けの前走は、本当なら今回ぐらいの体重で競馬に向かわないといけなかったものの、雨の影響で輸送時間が掛かってしまったことで、想定していたより体重が減ってしまいました。14キロ増でも決して太くは見せていなかったですし、成長分と考えていただいて良いでしょう。メンバーはそれなりに揃っていましたし、厳しい競馬になるなと覚悟していましたが、力の違いを見せてくれましたね。ジョッキーには、以前より体がしっかりとして動けるようになっていることから、上手く脚を溜めて末脚を活かして欲しいと指示を出していました。レース後、藤岡佑介騎手は『指示通りじっくりレースを運び、最後の直線ではワンテンポ遅らせて仕掛けていくと、反応良く伸びてくれました。以前は追い出してからモタモタしていましたが、反応・動きともに良かったですし、強い内容で勝ち上がってくれました。力を付けていますね』とこの馬の成長を感じてくれました。一度使った上積みと調教の感じから、良い競馬をしてくれると期待していましたが、最後の直線で一旦は前を塞がれて追い出しが遅れたものの、抜け出してからは良い脚で伸びてくれたように、こちらが思っていた以上に中身がしっかりとしてきましたね。この後はトレセンに戻って脚元含めて状態を確かめたうえで、今後の予定について相談させていただきます」(レース結果)

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・在厩場所:栗東トレセン/21日に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

中内田師「先週の競馬はこちらが期待していた以上の走りを見せてくれましたし、レース後の状態が問題なければ続戦させようと考えていました。ただ、トレセンに戻って状態を確認したところ、両トモにクモズレの症状が見られ、特に左側の傷が目立ちますね。それだけトモがしっかりとして、踏み込みに力強さが出てきた証拠だと思います。ただ、このまま続戦させて傷口が悪化してしまうと、余計に時間が掛かってしまいますから、無理せず一旦放牧に出してケアしてもらうことにしました。21日にノーザンファームしがらきへ放牧に出させていただきます」(10/20近況)

⇒⇒21日に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。(21日・最新情報より)

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日曜日(10/17)に出走した出資馬のレース回顧をまとめて。※秋華賞に出走したクールキャットは別記事にて。

仕切り直しとなった前走で予想外の気難しさを露呈したスノーグレース。NF天栄で一息入れて立て直してきた今回。改めて能力を問う場となりましたが、能力を発揮する手助けとして馬具を工夫してきました。

パドックでのスノーグレースは変にイレ込むことなく、馬具の着用が悪い方へ向いている感じはなかったです。ただ、周回の様子を見ると、自分からグイグイ引っ張っていく面はなかったです。

デビュー戦ではスタートでやや後手を踏んだので、今回はどうかな?と見ていましたが、ゲートは出るも、そこからの二の脚が一息。丸山Jは懸命に促してくれましたが、スノーグレースは嫌々走っている感じ。ただ、1頭になるとフワフワすると丸山Jは考えたようで、馬群の中に取りつくまで手綱が動いていました。

道中の走りは若干力みを感じましたが、途中で置かれるような面はなく、集団で直線を向いての末脚比べ。いざ追われたスノーグレースは不安定さを感じる走りでハミを取ったり取らなかったり。自分からブレーキを踏むところがあったんでしょう。ただ、残り300mぐらいから余裕がなくなると、ジリジリ後退するしかありませんでした。

結果は9着と今回も沈んでしまいましたが、2着馬とは1秒差。真剣に走っていない中でこの差なので、脚力自体は持ち合わせているのですが…。どうも気難しさが目立ち、これが解消できるかとなると正直簡単ではないでしょう。

レース後のスノーグレースですが、直線半ばまでひとまず食らい付くところはあったので、デビュー戦と比べるとクタッとしている様子。ただ、馬体には異常が見受けられないので、時間の経過と共に解消できるレベルでしょう。19日にNF天栄へ放牧に出ています。

まずはレースでの疲れを取り除いてもらい、回復後は改めて心身の成長を促すべく、腰を据えてじっくり取り組んでもらいたいです。

実績のあるコースで巻き返しを期してきたのがボンディマンシュ。ただ、ここはイキの良い3歳馬が強力でしたし、脚抜きの良い馬場は向かないんじゃないかなと見ていたのですが…。

パドックに登場したボンディマンシュは前走からプラス14キロ。数字を知った時はちょっと不安でしたが、姿を確認すると太目感はなかったと思いますし、むしろパワーアップした感じ。ひと叩きして雰囲気は良くなっていたので、あとはレースでどういうパフォーマンスを見せてくれるか楽しみに見ていました。

レースぶりについては、芝スタートでもスッと行き脚が付いて前へ。そのまま先行させるのかなと思ったら、藤岡佑Jは溜める形を選択。ダートへ入ってから若干行きたがる素振りはありましたが、前に壁がない状態でも宥めることは出来ました。そして直線を向くまでは下手に動かずに息を潜めていました。

ただ、直線を向いたところで8枠のグランツアーテムが早めに被せてきて、ボンディマンシュは内へ押しやられることに。一瞬、進路がなくなりましたが、そこで慌てず騒がず、外へ持ち出すタイミングを図り、残り400mぐらいから進出を開始。鞍上のGOサインに素直に反応するじわじわ脚を伸ばし、残り200mを切ってからグンと前へ。手前をコロコロ替えるのは気になりましたが、しっかり前を捉え切ると、大外から伸びてきたクリーンスレイトの追撃を何とか凌いでゴールイン。骨折明けをひと叩きし、ガラリ一変を期待しつつも、現実的にはそう行かないだろうなあと見ていたので、ちょっとビックリの勝利。最後にスパッと切れる脚を使えたのは成長なんでしょうねえ。こういう競馬が出来るのなら、まだまだキャリアの浅い馬ですし、OP入りを目指せそう。

レース後のボンディマンシュですが、両トモにクモズレの症状。左トモは少し症状が大きいようですし、傷口が広がると厄介なので、処置・治療することを優先。21日にNFしがらきへ放牧に出ています。今後についてはクモズレの回復次第ですが、今後も同様の症状を繰り返す可能性が高いので、そういうことを見据えて進めてもらえればと思います。まだまだ頑張ってもらいたい1頭ですから。