ポレンティア（牝・田中博）父ハーツクライ 母ポーレン
日曜中山７Ｒ ４歳上１勝クラス（芝１６００ｍ）５着（２番人気） Ｃ.ルメールＪ
スタートでやや後手を踏みますが、中団まで押し上げてレースを進めます。直線ではなかなか進路が開かず、残り１５０ｍ辺りから追い出しましたが、５着で入線しています。
田中博調教師「スタートしてすぐに内の馬にぶつけられてしまったので、序盤は後手に回る形になってしまいましたが、そこからはスッと押し上げて行ってくれて、上手くリカバリー出来たのかなと思います。ただ、ペースが流れず馬群がひと塊になってしまい、動けるスペースがなかったですし、前にいた馬たちで決着したように、展開も向きませんでした。右回りだったものの、思ったよりも乗りやすくて走りのバランスは悪くなかったというのがＣ.ルメール騎手の感触だったようで、その点に関しては良かったと思います。しかし、これも競馬なので仕方がないものの、上がりですぐに息が入っていたように、不完全燃焼な形になってしまったのは悔しいですね。優先出走権を獲ってくれましたし、トレセンでの状態に問題なければ、もう一戦させることも考えています」(レース結果)
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・在厩場所：美浦トレセン
・調教内容：軽めの調整
・次走予定：第1回東京開催
田中博師「大外枠だったことに加えて、スタートでは横の馬にぶつけられて後手に回ってしまい、直線では他馬に囲まれる形からまともに追えたのは150ｍくらいと、不完全燃焼のレースになりました。トレセンに戻って馬体を確認しましたが、特に問題無さそうでしたので、このまま在厩させて続戦したいと考えています。今のところ第1回東京開催での出走を考えているものの、週末まで状態を見て最終的にジャッジいたします」（1/21近況）
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期待した前走のダート戦がサッパリな内容でガッカリしたポレンティア。放牧を挟んで、芝のマイル戦での出直し。Ｃ.ルメールＪが乗ってくれるのは心強かったですが、前進気勢が強くなってきているということだったので、前に壁を作りづらい大外枠からの出走がどういう結果に響くのかなと。また、前走で大敗を喫することになったので、リフレッシュを挟んで精神面でリセットできているのかも注目しました。
馬体に関してはマイナス２キロでの出走と仕上がりは良好。ただ、パドックを周回中の耳の動き等を見ると、少し回りを気にしている感も。枠を考えると可能性は低かったですが、揉まれる形になると嫌だなあと見ていました。
レースでは大外枠からのスタートだったので、出遅れは控えて欲しかったのですが、ゲートを出てすぐに隣の馬がヨレて接触。それによって二の脚が付かなかったのは痛かったですが、Ｃ.ルメールＪは少し内へ入れ、馬群をスルスル挽回していくことを選択。大外から強引に押し上げて行くと引っ掛かる恐れがあったので、このあたりの的確なリカバーはさすが。ポレンティア自身も馬群の中で我慢が利いていましたし、脚はしっかり溜まっている感じでした。４角を回ってくる時の手ごたえも上々だったのですが、緩やかな流れになったことで馬群が凝縮してのレースになったことは誤算。Ｃ.ルメールＪは直線を向くとスッと外へ出せるかなと見ていたと思うのですが、蓋をされる形になってしまい、進路を見い出すのに苦労してしまいました。
それでも残り２００ｍを切ったところで、進路は出来たのですが、そこを突こうとした際に外へモタれる形に。スッと反応良く、前へ出ていければ、馬券に絡むことは出来たのかなと思います。脚を余すことになったのは残念ですが、立ち遅れてからのレースぶりはソツがなかったですし、最後まで集中して走れたのは○。前走の大敗からしっかり立ち直ってくれていました。
レース後のポレンティアですが、全力を出し切っていない分、疲れ等は大丈夫そう。優先権は確保できたことで続戦が有力みたいですが、続けて使うと着順を落とすことが多いので、１週間ぐらいの短期放牧を挟んで欲しいところ。それが難しいようなら、牧場へ戻し、改めて予定を組んでいって欲しいです。
