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未勝利勝ちの内容は非常に濃いも、大きな舞台で好走してきた馬相手に現状の完成度でどこまで通用するか。そしてまず、中京への輸送を無事クリアできるかどうかも鍵に。これから力を付けていく馬ですが、決め手と勝負根性が生きる展開になれば1発あっても…。☆セラフィナイト

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain セラフィナイト(牡・宮田)父ルーラーシップ 母ブロンシェダーム

日曜中京11R シンザン記念(G3・芝1600m)4枠6番  丸山J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:6日に南Wコースで時計

宮田師「先週は12月31日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。未勝利馬を相手に3馬身半ほど追走して、直線では内目から脚を伸ばすと、最後は同入で終えています。攻め駆けするタイプなのですが、やや動きが重たかったかなという印象ですし、運動後の息の入りももう一つでしたね。年が変わって3日には坂路コースにて、シンザン記念で騎乗予定の元気(丸山元気騎手)に感触を確かめてもらったところ、『先生から聞いていたように息遣いは若干重たいのかなと思いましたが、動きは悪くないですよ』と話していました。そして、最終追い切りは6日に南Wコースで併せて行いました。先週と同じく3歳未勝利馬を追走する形から、最後は併入で終えています。今週も元気に乗ってもらいましたが、『先週末よりも動きは良くなっていますし、息も悪くないですね。良い状態でレースへ向かえそうですよ』と笑顔で話してくれました。クラシックへの登竜門になるレースですから、メンバーは一気に強くなるものの、この馬の素質を考えればヒケを取らないと思いますし、あとは中京競馬場までの輸送を無事にこなしてくれればと思います」(1/6近況)

助 手 30美坂良 64.1- 46.3- 29.8- 14.6 馬なり余力 
助 手 31南W良 68.6- 53.6- 39.2- 12.7 G前仕掛け ノワールドゥジェ(三未勝)馬なりの内0.7秒追走同入
丸 山 3美坂良 57.7- 41.9- 27.5- 13.9 馬なり余力
助 手 5美坂良 63.9- 46.4- 30.1- 14.9 馬なり余力
丸 山 6南W良 68.6- 53.8- 39.3- 13.1 馬なり余力 ノワールドゥジェ(三未勝)馬なりの内0.4秒追走同入
助 手 8美坂良 63.3- 46.4- 29.8- 14.3 馬なり余力

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第1回中京3日目(01月10日)
11R シンザン記念(G3)
芝1600メートル 3歳OP 特指 国際 別定 発走15:45
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 マリアエレーナ 牝3 54.0 川島信二
2 2 ブルーシンフォニー 牡3 56.0 田辺裕信
2 3 ルークズネスト 牡3 56.0 幸英明
3 4 カスティーリャ 牡3 56.0 松山弘平
3 5 ダディーズビビッド 牡3 56.0 武豊
4 6 セラフィナイト 牡3 56.0 丸山元気
4 7 ファルヴォーレ 牡3 56.0 吉田隼人
5 8 トーカイキング 牡3 56.0 和田竜二
5 9 ルース 牝3 54.0 池添謙一
6 10 バスラットレオン 牡3 56.0 坂井瑠星
6 11 レゾンドゥスリール 牡3 56.0 川田将雅
7 12 ピクシーナイト 牡3 56.0 福永祐一
7 13 ロードマックス 牡3 56.0 岩田望来
8 14 ワザモノ 牡3 56.0 黛弘人
8 15 ククナ 牝3 54.0 C.ルメール

○宮田師 「前走は時計が速く、前に有利な流れの中で差し切ったように着差以上に強い競馬でした。短期放牧を挟んでここを目標に調整していますが、鞍上はいい感触を得ています。長距離輸送でのイレ込み対策もしているし、同じ左回りのマイルなら通用していいと思います」(競馬ブックより)

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デビュー戦は雨がしとしと降り続き、2歳馬にはちょっと酷な馬場で7着に敗れていたセラフィナイト。騎手&陣営は『道悪が全て』と敗因をジャッジしていましたが、個人的には距離が長かったり、気性面の幼さが出たところもあったのかなと見ていました

それ故、良馬場で行われた前走。馬体の回復がスローでデキにもやや疑問がある中、どういうパフォーマンスを見せてくれるのか期待よりも不安が先立っていましたが、まずまずのスタートからレース序盤は馬群で折り合いに専念。前に壁を作ったことで脚を溜めて追走することが出来、4角を回ってくる時は痺れるような手応え。あとは進路を見つけて抜け出してくるだけでしたが、軽く仕掛けただけで抜けてくる脚は俊敏。先に抜け出した桜花賞アユサンの仔・アップストリームに内から併せると勝負根性を発揮。1馬身ほど抜け出すと最後までその差を詰めさせませんでした。

勝ちっぷりが目立った1戦でしたが、走破時計も優秀。それでいてラスト3ハロン、12.0-11.7-11.3という流れを悠々と差し切ったあたりに決め手の非凡さが光り、1勝クラスに昇級しても即通用するパフォーマンスだったと思います。

レース後はNF天栄へリフレッシュ放牧。左前脚に少し腫れが出ていましたが、大事には至らずに順調に回復。馬体自体もダメージも少なかったことから、緩めることなく淡々と乗り込みを消化。そして3戦目に選んできたのがこのシンザン記念です。正直、ちょっとビックリのレース選択でしたが、裏を返せば、期待してくれている証です。

帰厩後は時計になるところを丹念に消化。中京競馬場への輸送が控えているので、テンションを上げないように追い切り自体は比較的サラッと行い、本数を重ねることで負荷を高めようという意図があるのかと。ただ、ここ2週の追い切りは併せたノワールドゥジェにやや見劣る感じ。相手の動きが単に素晴らしいだけといえばそうなんですが、8日にも微調整の負荷を掛けたので、追い切り後の上昇に期待したいです。

レースに関しては、まずは輸送を無事クリアして、馬体+テンションの維持が出来ているかどうか。あとはG1を走ってきた馬達との力量差が現状どこまであるのかでしょう。中京の少しタフな芝も課題になってくるかも。勝負根性はなかなか良いモノがあるので、内枠を引き当てたのは○。丸山Jには前走を再現するように乗ってきてもらえればと思います。その中で直線で脚を余すことは避けて欲しいですが、今後が楽しみになる走りを見せてくれれば、今回は合格点を上げたいなと個人的には考えています。