シェダル（牡・栗田）父ゴールドアリュール 母マイティースルー
土曜札幌10Ｒ 大倉山特別（ダ１７００ｍ）３着（１番人気） 横山武Ｊ
五分のスタートから押して行くも、外の馬に前を譲って４番手辺りからレースを進めます。ロス無く回って４コーナーから動いていきますが、ジリジリとしか伸びずに何とか３着を死守しています。
栗田調教師「スタートして武史（横山武史騎手）は出して行ってくれたのですが、外の馬の方がテンが速かった上に、内枠で閉じ込められてしまいましたね。ここまで揉まれる競馬は初めてですし、機動力を使って馬群を捌くタイプでは無いですから、今日は展開が厳しかったと思います。それでもジョッキーは『内で包まれる形でも何とか我慢はしてくれており、直線でも脚は使っています。このクラスでも十分通用すると思いますよ』とコメントしてくれました。外目をスムーズに走れていれば結果は違っていたはずですし、初めての古馬相手にこの内容であれば全く悲観することはないですから、次でこのクラスを突破してもらいたいですね。まずは馬の状態をよく確認してから、今後の予定を決めたいと思います」（レース結果）
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【次走へのメモ】
押して好位直後。内でロスなく流れに乗って、直線も最内からジリジリ伸びて３着に。控える競馬でも結果を出せたが、理想は自分のリズムで運べる形か。（Ｂ誌）
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・在厩場所：28日に北海道・ＮＦ空港へ放牧
栗田師「レース後は脚元を中心に馬体を確認しましたが、走ったなりの疲れはあるものの、大きな問題はありませんでした。ただ、このまま在厩で調整するよりはいつも通りリフレッシュさせる方が良いでしょうから、ＮＦ空港へ放牧させていただきました。なお、牧場でも疲れが見られないようでしたら、再度札幌開催での出走を視野に入れています」（7/29近況）
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同世代のトップクラスとの１戦となった前走のＯＰ・青龍Ｓは完敗の内容だったも、デビュー２戦の内容から自己条件に戻れば、素質上位という評価で２倍を切る単勝の支持を集めたシェダル。古馬より３キロ減の５４キロで戦える有利さもあるので、人気が被りましたが、個人的には唯一の３歳馬で古馬との初めての対戦。時計への対応力にも少々疑問があったので、信頼度は低かったのですが、終わってみれば、キャリアの浅さが出てしまった感じ。
レースをライブで見れていないので、パドックの雰囲気等は分かりませんが、プラス４キロなら問題ない程度かと。帰厩後、もう１つ動きがピリッとしませんでしたが、１週前と最終追い切りで結構な負荷を掛けたことで状態は確実に上がってきていたと思います。
レースでの注目点はまずは主導権争い。内目の枠＋小回りのダ１７００ｍを考えるとハナもしくは２番手から積極的な競馬を試みて欲しかったです。ゲートは五分に出ましたが、二の脚はスッと付かず。それに対してキャリア豊富な古馬は鞍上がさほど促すことなく、スムーズな加速力。１角過ぎまでに外目へ出せればちょっと違ったかもしれませんが、終始、馬群の中で揉まれる形での競馬に。嫌な形でしたが、前走で砂を被ることを経験していたので４角まで何とか食らい付くことは出来ました。
ただ、ワンペースの走りなので、直線で追われてからグッと来る脚はなし。前との差は一定のままで４着クリノカポネの追撃を封じるのがやっとでした。
期待が高かった人には物足りない１戦だったと思いますが、冷静な視点では現状ではこれぐらいの力量。内に閉じ込められて精神的にタフなレースになった中で自分から止めるようなところがなかったのは○。それなりに形は作っていました。ただ、まだまだ足腰に力強さが足りないので、大事に使っていって成長を遂げてもらわないといけません。力が付いてくれば前向きさもアップするでしょう。
レース後のシェダルですが、この馬なりに一生懸命走ってくれたことで相応の疲れを確認。３着と一応のメドは立ったとも言えるので、焦る必要はなし。２８日にＮＦ空港へ放牧に出ています。今後の回復次第ではもう１度札幌で使うかもしれませんが、実績のある中山からの再始動で良いのかなと思います。
